ビリヤードのショットの質を左右するビリヤードタップ。素材や硬さで打感やスピン性能が大きく変わり、上達に役立つアイテムです。製品によって硬さや積層枚数などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ビリヤードタップのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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ビリヤードタップとは？
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ビリヤードタップとは、キューの先端に取りつける革製の部品で、手球に直接触れる唯一の部分です。ビリヤードタップは手球にスピンを効率よく与え、ミスキューを減らす重要な役割を担っています。
ビリヤードタップの硬さや弾力によって、球の反発力やグリップ力が変わるのがポイント。狙い通りのショットを打てるかどうかにかかわるので、プレースタイルに合ったビリヤードタップ選びが重要です。
また、ビリヤードタップは使用するうちに摩耗し変形や剥がれが生じるため、定期的な交換やメンテナンスが必要。ビリヤードタップの状態がよくないとミスキューの原因になるので、常に良好な状態を維持することが大切です。
ビリヤードタップを交換するメリット
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ビリヤードタップを交換すると打感が改善され、キューの性能が向上するのがメリット。使用し続けて硬くなったビリヤードタップは、球へのグリップ力が低下してミスキューの原因につながるため、打感が気になったら交換するのがおすすめです。
また、大会などの重要な試合の前にビリヤードタップを交換することで、よい状態でプレーにのぞめるのも利点。自分に合うビリヤードタップを見つけて、メンテナンスをしてみてください。
ビリヤードタップの種類
積層タップ
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積層タップは、薄い豚革などを複数枚重ねて接着剤で結合したタイプ。現在広く使用されているビリヤードタップの一種です。
積層タップの大きな魅力は、個体差が少なく安定した性能を提供しやすい点。ソフト・ミディアム・ハードなど、硬さのバリエーションも豊富で、プレイヤーの好みに合わせて選べます。
耐久性も高く、長持ちしやすいのも利点。コストパフォーマンスに優れており、初心者から中級者まで幅広い方におすすめのビリヤードタップです。
一枚革タップ
一枚革タップは、1枚の分厚い牛革や水牛の革で作られたビリヤードタップで、伝統的なタイプです。革の特性を活かした作りになっているのがポイント。ベジタブルタンニンで鞣されたモノは、濃い茶色に仕上げられています。革の取れ方によって柔らかさや硬さが異なるため、個体差が大きいのが特徴です。
定期的に適切なメンテナンスを行うことで、長期間使用できるのがメリットです。
ブルータップ
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ブルータップは、一枚革タップの一種で、特殊な鞣し加工が施されたタイプです。いろいろなタイプのキューと相性がよいのがメリット。また、ブルータップの革はクローム鞣しで作られているのが特徴です。
そのまま使うには感触が柔らかすぎる場合があるため、圧力をかけて固められたブルータップもラインナップされています。安定感のある柔らかい打感やグリップ力が利点です。
樹脂タップ
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樹脂タップは合成樹脂で作られており、革タップとは異なる硬さと耐久性を持っています。特に、ブレイクやジャンプ用の樹脂タップは硬く、パワーを効率よく伝えるのに適しています。
樹脂タップの魅力は、形状変化が少なくメンテナンスが不要な点です。革タップのように形が変わることがないため、最初に取りつけた状態を長期間維持できます。
また、長寿命で耐久性に優れているのもメリット。一部の製品は刃物で削れるので、プレイヤーの好みに合わせた調整ができます。
ビリヤードタップのおすすめ
斬(Zan) PLUS2 グリップハード
高品質な豚革を使用したビリヤード用タップ。8枚の積層構造で約直径14.2×厚さ6.2mmのコンパクトサイズながら、ハードな使用感と弾力をバランスよく両立しています。革1枚1枚に厚みを持たせることで、グリップ力を高めているのが特徴です。
手球をホールドしやすく、さまざまなテーブルコンディションに対応できるのが魅力です。
斬(Zan) PLUSプラス2 ブースト
鋭い直進性とパワフルな加速感を実現したビリヤードタップ。8枚の豚革を積層し特殊BOOST工法で製造されているのが特徴です。硬めながらも1枚1枚に弾力があり、シャフトとの優れた相性で球離れも良好。また、締まった打感と大きな弾き感もポイントです。サイズは約14.2mm。厚さは約5.8mmです。
「BOOST」と書かれたデザインを採用し、インパクトがあるのも利点です。
カムイ(KAMUI) クリアブラック M
高品質な革素材を用いたビリヤードタップ。タンニンなめしを施した豚革のなかでも特に繊維密度が高い部位を厳選しており、優れた弾力と堅牢性を兼ね備えています。透明座がついているため取りつけも容易。接着剤が革に浸透せず、取りつけ時の硬度変化を防ぎます。
革の繊維同士の結合を強固にすることで、タップの形状変化（マッシュルーム現象）を抑制。さまざまな環境下でも一貫した性能を発揮しやすいため、ビリヤードの技術向上を目指すプレイヤーにおすすめです。
カムイ(KAMUI) オリジナル M 14mm
高品質な豚革を8枚積層構造で仕上げたビリヤードタップです。特殊なタンニンなめし加工により革の繊維同士の結合を強固にし、防湿性と安定した弾力を長期間維持しやすいのが特徴。直径は約14mmで、湿度が高い場所でもタップの弾力を保持しやすいのが魅力です。
優れた反発力が手球に直進性とスピードを与え、厚めの当たりでもポケットへの精度を保ちます。さらに、マッシュルーム現象が少なく、接着面が平面なので取りつけも容易。さまざまな環境でも安定したパフォーマンスを求めるプレイヤーにおすすめです。
カムイ(KAMUI) ATHLETE S
革を積層し、弾力性を保ちつつ剛性を高めたビリヤードタップです。パワー伝達に優れたカーボンシャフトの性能を引き出すよう開発されているのが特徴。スピンをかける際のパワーロスを防ぐ高い剛性と、柔らかなタッチを可能にする弾力性を両立しているのがメリットです。
手球の中心をつくときは柔軟性を、スピンをかけるときは剛性を活かしてパワーロスを抑制可能。カーボンシャフトのポテンシャルをより引き出したいプレイヤーにおすすめです。
錦 (NISHIKI) PREMIUM TIP M
トータルバランスに優れたビリヤード用タップです。豚革6枚積層構造を採用しているのがポイント。タップ側面の膨らみを抑え、耐久性とグリップ力を高めているのが特徴です。適度な硬さや、弾力・反発力を兼ね備えているため、スピン量の向上に役立ちます。
独自開発の接着剤により、クリアな打音と高い耐久性を実現しているのも利点。プレースタイルやレベルを問わず使用できるので、硬さの好みが決まっていないビリヤードプレイヤーにもおすすめです。
錦 (NISHIKI) PREMIUM TIP ブラウン M
プレーヤー目線で作られたビリヤードタップです。プレーヤーの声を徹底分析しているのが特徴。グリップ力とマイルドな打感を両立し、繊細なコントロールを求めるプレーヤーにおすすめです。
カーボンシャフト用の茶色のタップで、インパクトの瞬間や手球までの距離をとらえやすいのがポイント。適度な弾力で過剰なスピンを抑制できるのがメリットです。
ナオリー(Naolly) タップ H
厳選された革素材を使用したビリヤード用タップ。プロの協力を得て開発された高品質な製品です。剥離しにくく壊れにくい構造で、減りも少ないため長期間にわたり安定したパフォーマンスを発揮します。
飛びが少なくオーバースピンがかかりにくいのが特徴。硬度は硬めで、革本来のパワーや質感、特性などを感じられるのがメリットです。
ナビゲーター(Navigator) BLUE IMPACT SS
高品質なビリヤードタップ。国産の豚革を薄く重ねた15層構造で仕上げており、一体感が増しているのが特徴です。
単層タップを思わせる弾力性のある打感と力強いショットを実現し、高い性能が長く続く点も魅力。さまざまなタイプのキューにマッチし、交換後すぐに優れたパフォーマンスを発揮できるのがメリットです。人気の製品を探している方におすすめです。
ナビゲーター(Navigator) アルファ SX
国産豚革を10枚積層した高品質なビリヤードタップ。厚さ45μmの特殊シートを採用しています。液状の糊を使わない均一な接着力と耐久性を有しているのが特徴です。違う硬度の加工革を組み合わせた力学的設計により、一体感のある積層構造を実現しています。
「影」をイメージしたカラーリングで、見た目の美しさも楽しめるのがポイント。ノーマルシャフトとの相性がよく、プレーの安定性を重視する方におすすめです。
ナビゲーター(Navigator) オートマティック S
無着色の天然ピッグスキンを採用した、高品質なビリヤードタップです。約1ヶ月間じっくりと寝かせたり特殊な加工を施したりした、きめ細やかで良質な革を使っているのが特徴。優れた性能を持っています。
硬度にかかわらず変形が少なく、さまざまなシャフトに短時間で馴染むのがメリット。馴染んだ後の硬度は長期間持続します。チョークのつきも良好なので、一体感あるマイルドな感触と音を実現しています。
メッズ(mezz) アンディ ジャンプ&ブレイク
強力なパワーを伝えやすい、高硬度のビリヤードタップ。リネン剤を樹脂で固めているのが特徴で、ジャンプやブレイクショット時に活躍します。約直径14×厚さ7mmの単層構造を採用しています。
価格が安いため、気軽に試しやすいのもうれしいポイント。コストパフォーマンスに優れたモノを探している方におすすめです。
タリスマン(Talisman) タリスマンプロ M
豚革を複数層に重ねた高品質なビリヤードタップ。サイズは、約直径14×厚さ7mmで、硬度は比較的柔らかめです。接着面には、GLUEという文字が記載されています。
本製品以外に加え、硬度が硬めのモノなどを含む全4種類がラインナップされています。好みの硬度に合わせて選べるのが魅力です。バリエーションに富んだモノを探している方に適しています。
ヒラノ(Hirano) タップ M
極厚ピッグスキンを使用した高品質ビリヤードタップ。4層積層構造により革本来の弾力性を活かし、優れた打感を実現しています。日本のトップタンナーが3週間かけて丁寧に鞣した素材を使っているのが特徴です。
接着層がほとんど露出していないのもメリット。キューミスを軽減しやすいのがポイントです。また、革表面がチョークをしっかりとらえられるのも魅力です。
サイボーグ(CYBORG) ハイブリッド S TIP-CYCHYB
耐久性と型崩れの少なさを兼ね備えたビリヤードタップ。精密なコントロール性能を発揮し、手玉にスピードとスピンを与えやすいのがメリットです。シリーズ内でもソフトな打感が特徴的なモデルです。
柔らかいショットには柔らかいつき心地、ハードショットにはほどよい硬さを感じられます。繊細なコントロールを求めるプレイヤーや、打感の違いにこだわりを持つ方におすすめです。
ビリヤードタップの交換のタイミングは？
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ビリヤードのタップ交換は、側面の厚みが2～3mm程度になったときが適したタイミング。タップが薄くなりすぎると、キューの先角部分にヒビや割れが生じる原因になるため、早めの交換がポイントです。プレー頻度により異なりますが、多くの方は数ヶ月～半年ごとに交換しています。
タップ交換のタイミングは、いくつかのサインで判断できます。打感が硬くなった、チョークのつきが悪くなった、タップ側面の革が広がってきたなどの変化を感じたらタップ交換のサイン。また、大切な試合前にタップを交換しておくと、安定したパフォーマンスを発揮できて安心です。
定期的なタップ交換は、ショットの精度維持だけでなく、高価なキューの先角を守るためにも重要。タップの状態がよくないと思い通りのショットができなくなるので、タップの状態を定期的にチェックしてみてください。
ライターからヒトコト
ビリヤードタップは、ショットの正確性やスピン性能を左右する重要なアイテムです。素材や硬さ、積層の数によって打感が大きく変わるため、ぜひ本記事を参考に、自分にぴったりのビリヤードタップを見つけてみてください。