ミュージカルやコンサートを観に行った際に役者や奏者がはっきりと見えないと、もどかしい思いをすることが多々あります。そんなときは、気軽に持っていけるオペラグラスを活用するのがおすすめです。

そこで今回は、便利なオペラグラスをご紹介。また、製品の選び方や双眼鏡との違いを解説するので、購入の際の参考にしてみてください。

オペラグラスとは?

By: amazon.co.jp

オペラや演劇など、やや遠く席から舞台をはっきり見るために作られたのがオペラグラスです。バッグやポケットに入れて持ち運べるように、小さく折りたたみできるコンパクトさと、長時間手で持つことを想定した軽さが魅力。

また、カラーバリエーションが豊富で、スタイリッシュなフォルムのモノや装飾が施されたモノなど、実用性と華やかさを兼ね備えたファッションアイテムとしての役割も果たしています。双眼鏡と比べると安価で手に取りやすいのも特徴です。

オペラグラスと双眼鏡の違い

By: amazon.co.jp

オペラグラスと双眼鏡の違いは、見える距離と見え方の違いにあります。どちらも遠くを見るという観点から言えば、双眼鏡という大きなくくりの中に入りますが、双眼鏡の内部機構を単純化したのがオペラグラス。一方、双眼鏡は携帯することを考慮し望遠鏡を小さくしたものという位置付けです。

2枚のレンズで成立像を見ることができる「ガリレオ式」のオペラグラスに対して、双眼鏡は光の反射を利用して遠くのものを鮮明に見ることを可能にするため、レンズの間にプリズムを入れている「ポロプリズム式」または「ダハプリズム式」を採用しています。

オペラグラスは対物レンズと接眼レンズという2枚のレンズのみで構成されているため、コンパクトかつ軽量に製造することが可能。価格も安価ですが、倍率を上げるとその分視界が狭くなるのが欠点です。

一方、双眼鏡は広い視界を得るために対物レンズと接眼レンズに凸レンズを採用しています。そのため、対象となるものが上下逆さまの倒立像に見えてしまうので、プリズムを間に入れること光の反射を利用し成立像として見えるのです。

オペラグラスの選び方

By: amazon.co.jp

倍率で選ぶ

倍率が高いほど遠くが見えますが、逆に倍率が上がれば上がるほど見える範囲は狭くなり、手ブレしやすくなります。長時間手で持って手ブレせずに見ていられる倍率の上限は10倍以下と覚えておきましょう。目安として、8倍のオペラグラスでは80m先にあるステージを10mの近さ、10倍では80m先のステージが8mの近さと同じ見え方です。

なお、一般的な観劇用オペラグラスの倍率は2~4倍程度なので、ミュージカルやコンサートではなるべく舞台に近い前方の席での使用がおすすめ。大きな舞台やフェス、アウトドアでの自然観察に適しているのは、倍率が5~10倍程度のコンパクトな双眼鏡です。

明るさで選ぶ

オペラグラスの明るさは、対物レンズ有効径と倍率によって決まります。対物有効径とは、対象物に向ける側のレンズの口径のこと。この対物有効径が大きく、倍率が低いほど明るく見えます。同じ倍率のオペラグラスなら、対物有効径が大きい方が明るいということを覚えておきましょう。

視界の広さで選ぶ

視界の広さは、「実視界」や「見かけ視界」という言葉で表現されます。実視界とは、オペラグラスを動かさずに見える範囲のことで、見かけ視界とは、見える角度のことを指します。同じ倍率のオペラグラスでも、見かけ視界が広いほど広範囲を見ることが可能です。

見かけ視界は角度で表され、60・65度は広角、70度は超広角とされます。動きの多いミュージカルであれば広角か超広角のオペラグラス、比較的動きの少ないコンサートや美術館などで使う場合は、それ以下の見かけ視界でも問題ありません。

メガネの方向けの選び方

メガネをかけている場合、アイレリーフと呼ばれるオペラグラスの接眼レンズと目の位置の距離が長いものを選ぶのがおすすめ。メガネに適しているアイレリーフの長さは、一般的に10~15mm以上です。

また、メガネを使用していなくてもアイレリーフが長い方が疲れにくいので、長時間でも快適に使用できます。

オペラグラスのおすすめ人気モデル

ビクセン(Vixen) 折りたたみ式オペラグラス 1208

日本を代表する総合光学機器メーカー・ビクセンの折りたたみ式オペラグラス。重量わずか60gという軽さで、ミュージカルやコンサートなど気軽に持ち運べます。

折りたたみ時の厚みは2cmとコンパクトで、胸ポケットやジーンズに収納可能。覗きながらダイヤル調節ができるため、ピント調節がしやすいモデルです。カラーバリエーションはイエロー・グレイ・ピンク・ブラック・ブルーの5色。倍率は3倍と平均的ですが、対物有効径は28mmと大きめなので、ミュージカルやコンサートなどにおすすめです。

ケンコー(Kenko) オペラグラス Pliant

スーツの胸ポケットにもラクラク収納できる折りたたみ式オペラグラス。倍率は3倍と平均的なので、前方の席なら十分に使用できます。65gと、長時間持っていても疲れない軽さも魅力です。また、実勢価格は1000円以下と気軽に購入できます。

カラーバリエーションはシルバー・ピンク・ブルーの3色。スタイリッシュなデザインと軽量性がおすすめポイントの、リーズナブルなオペラグラスです。

ミザールテック(MIZAR-TEC) オペラグラス ペット300

厚さ2cmのコンパクトなオペラグラス。実勢価格1000円程度とリーズナブルで、はじめてのオペラグラスとしてもおすすめです。

重量70gと軽く、取り出してすぐに使用できるスクエアアイプで使い勝手も良好。カラーバリエーションはブルーとゴールドの2色で、気軽に持ち運べるおすすめモデルです。

ミザールテック(MIZAR-TEC) オペラグラス BOL-325

レトロデザインが魅力的なオペラグラス。暗い館内で手元を照らすのに便利な赤色LEDライトを装備したミドルクラスモデルです。LEDライトは接眼レンズ側中央にあるボタンを押すことで点灯します。

ピント調節不要のフリーフォーカスタイプで、約4m先からピントが自動で合います。倍率は3倍と平均的ですが、真鍮を採用したボディは高級感があり、専用のポーチも付属するおしゃれなオペラグラスです。

エッシェンバッハ オペラグラス ドレスデン 4441

実勢価格1万円台後半とハイエンドクラスのオペラグラス。レンズには光学ガラスを採用し、本体表面には18金メッキを施した上品なデザインが魅力です。

倍率3倍、対物レンズ有効径25mmと平均的ながら、オペラグラスとしては珍しいダハプリズム式を採用。専用の収納ポーチも付属する、おしゃれなおすすめモデルです。