ハイレゾや4K、VR動画再生など、どんどん高性能に進化していくスマホ。すると、本体ストレージの容量が不足してくる、という新たな悩みが出てきます。かつての容量ではとても足りず、32や64GBでも足りないという場合も。
そんな時は、外部ストレージの利用がおすすめ。記録容量を増やせるので、大容量素材も気にせず扱えて、スマホの容量不足を解消できます。Androidスマホ用の外部ストレージは、microSDカードが主流。
そこで今回は、microSDカードを中心に外部ストレージを使うテクニックをご紹介します。
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サムスン(SAMSUNG) EVO Plus Class10 UHS-I MB-MC32GA/ECO
容量と品質、そして価格のバランスのよさで最もおすすめのmicroSDカードです。UHS-I対応で最大読出速度95MB/s、最大書込速度20MB/sという高速ぶり。カメラでの連続撮影にもサクサク動作します。防水・耐温度・耐X線・耐磁の4つの高耐久性も見逃せません。
おすすめのポイントは、何と言ってもこの価格。世界的な外部ストレージ用フラッシュメモリ供給メーカーだからこそ、なせるわざです。温度・磁気・電磁波からデータを守りたい方にもおすすめ。
トランセンド(Transcend) microSDHCカード 16GB UHS-I
総合力の高さでおすすめのmicroSDカードです。データの転送速度は上記のサムスン同等で、十分に高速です。
専用のRecoveRx ソフトウェアをPC上で使用すると、誤って消してしまったファイルを検出して復旧できるのが特徴。転送エラーを自動的に検出・修正してくれるECC機能も見逃せません。無期限保証付きなのもうれしいポイント。
スマホデータの消失が気になる方におすすめです。
東芝(TOSHIBA) 超高速 microSDXC 64GB UHS-I
安心の国内大手メーカー製の外部ストレージ。外部ストレージは海外メーカーが多数存在します。東芝は数少ない国内メーカーです。世界的半導体メーカーとしての技術を遺憾なく発揮したおすすめ製品。
並行輸入品のため、国内では保証を受けられない点にはご注意ください。それでも、microSDカードの規格策定に関わった東芝の信頼性は格別。国内メーカー製スマホとの相性のよさもあり、おすすめです。
シリコンパワー(Silicon Power) microSDXCカード 64GB SP064GBSTXBU1V20BS
最大読出速度85MB/s、最大書込速度15MB/sの外部ストレージ。高精細デジタルカメラでの高速連写や、フルHD動画撮影にもおすすめ。防水・耐衝撃・耐低温/耐高温・耐X線に加え、抜き差し回数10,000回以上テストも行っているタフさが魅力。
スマホからの頻繁な抜き差しを行う方におすすめの外部ストレージです。永久保証もおすすめポイント。保証を受けるための登録を忘れないようにしましょう。
チームマイクロ(Team Micro) COLOR CARDシリーズ SDHCカード 128GB
台湾のブランドの大容量microSDカード。128GBの外部ストレージの中では、価格と品質のバランスのよさからおすすめ。互換性に優れるハイグレードチップを採用しており、使用できない機器の少なさがメリットです。
UHS-Iにより、読出速度80MB/s、書き込み速度20MB/sと十分に高速。そして、カラフルなカラーリングも目を惹きます。一際鮮やかなオレンジが印象的で、しかも、付属のSDカード変換アダプタも同色。
本体だけカラフルで、アダプタが真っ黒という外部ストレージが多い中、ひとつだけ異彩を放っています。カード自体の見栄えが気になる方におすすめです。
サンディスク(SanDisk) microSDXCカード 200GB Ultra Premium Edition
容量・価格・内容の全てを満足させる、スマホ向けmicroSDカードです。実売1万円以下では唯一の、200GBという大容量でおすすめ。
サンディスクはSDカード規格策定に関わった3社の一角で、フラッシュメモリ業界ではシェア世界第1位。信頼性も高く、プロの現場で多く使われている外部ストレージメーカーでもあります。
これさえあれば、ハイレゾ音源やVR動画の保存、4K動画撮影も心配いりません。最新鋭のスマホで、多様なハイスペックを自在に楽しむ高度なユーザーにおすすめです。
Yoosion Lightningメモリ MicroUSB変換アダプタ付き 32GB
Lightning端子を装備しており、iPhone用の外部ストレージとしておすすめのメモリ。また、USBメモリとしても利用可能。変換アダプタ使用により、Androidスマホでも外部ストレージ化できます。もちろん、PC用としても役目を果たしてくれます。
iPhone、Androidスマホ、そしてPC間で1つの外部ストレージを共有したい方におすすめです。
バッファロー(BUFFALO) スマホ・タブレット用USBメモリ 16GB RUF3-SMA16G-BL
USB micro-Bコネクタを搭載したおすすめUSBメモリです。この端子を搭載したAndroidスマホがあれば、外部ストレージとしても使えます。専用アプリでバックアップも簡単です。
普通のUSBコネクタも装備しており、PCとも直結できて便利。PC用にはUSB3.0の高速転送が使えます。スマホとPC間のデータのやり取りにおすすめ。
容量不足解消テク
まずはmicroSDカードの追加
スマホ本体の容量不足を解消する最も簡単な方法は、microSDカードを外部ストレージとして追加することです。microSDカードは指先ほどの大きさながら、大容量で便利。
価格面も、32GBでも2000円以内で買えるほどリーズナブル。本体以上の容量が簡単に手に入ります。なお、AndroidスマホはmicroSDカードスロットがあれば使用可能。しかし、iPhoneにはスロットがないので使えません。
microSDカードの容量
microSDカードは、容量によってSD、SDHC、SDXCの3種類の規格に分かれています。容量の大きさは、SD<SDHC<SDXCの順に増大。上位規格は下位に対して互換性があります。SDは2GBまで、SDHCは32GBまで、SDXCは最大2TBまでです。
価格は正比例ではなく、128GBを超えると割高になります。容量当たりでは32GBが最もお得。重要なのはスマホ側も各規格に対応するかどうかです。大は小を兼ねるとはならないのでご注意ください。
設定のポイント
microSDカードなどの外部ストレージを追加したら、各種データの格納場所として利用しましょう。間違えると不具合にもつながるので重要なポイントです。
写真・動画は、初期設定ではスマホの内部ストレージに保存されます。そのため、保存先をmicroSDカードに設定しましょう。データをmicroSDに移せば、空き容量を増やせます。
アプリ本体をスマホからmicroSDカードに移動させることも可能。ただ、そうすると動作速度が低下・不安定化するという弊害もあるため、あまりおすすめしません。
データ転送速度
外部ストレージは容量だけでなく、データの読み書きの速度である転送速度が重要なポイントです。
microSDカードの場合、転送速度は世界共通規格のclass、またはUHS-Iで示されます。classの場合、class 10以上が普通です。それ以下の激安品が見られますが、実用面からおすすめできません。
UHS-Iはclassでは表せないほどの転送速度として表記されます。3ランクありますが、UHS-I表示があるだけで十分に高速です。最近は、UHS-I・クラス1の中での細かい数値を表示する製品が増えています。
一般的なスマホにおいて、class 10の転送速度で、64GBのmicroSDカードならば十分な場合がほとんどです。ただ一方、2017年モデルの上級クラスでは4K動画撮影、VR動画、ハイレゾ再生対応といった超高性能機能も増えてきました。
そうすると、記録される容量もリアルタイム処理量も莫大になります。最新のスマホを使いこなしたいという方は、UHS-I以上、128GB以上のmicroSDカードも視野に入れた方がいいかもしれません。
USBメモリ、カードリーダーを使う方法
スマホはmicroUSBやUSB Type-Cポートを装備しています。そのため、普通のUSBメモリはそのまま使えません。ですが、変換アダプタを使えばUSBメモリも外部ストレージ化可能。ただし、USB OTG(USB On-The-Go)に対応している必要があります。
また、スマホのmicroUSBポートにSDカードやmicroSD、USBメモリを読み書きできるカードリーダーを使う方法もあります。iPhoneの場合はLightnihg接続メモリを使う、という方法もあります。
ハイスペックなスマホを使用する方ならば、多少高くともUHS-I・クラス3、256GBといった高性能・大容量の外部ストレージを選ぶ必要がありそうです。スマホもmicroSDカードもまだまだ進化しそうですね。快適なスマホライフには外部ストレージは必須です!