深みのある色合いが特徴の「スエード靴」。足元に上品な印象を加えられるため、プライベートシーンはもちろん、ビジネスシーンでも違和感なく履ける汎用性の高さが魅力です。ただし、種類が多くどれが自分の服装に合うかわかりにくく、選ぶ際に悩んでしまいがち。

そこで今回は、おすすめのスエード靴ブランドをランキング形式でご紹介。人気のあるメンズブランドアイテムをピックアップしているほか、選び方やお手入れ方法についても解説しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

スエード靴の選び方

デザインで選ぶ

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スエード靴にはさまざまなデザインのものがあります。ビジネスシーンのスーツスタイルに合わせるか、カジュアルイメージのコーデに合わせるかによって、最適なデザインは変わってきます。

最もオーソドックスなのは、靴ひもが用いられたレースアップタイプです。また、爪先のデザインによって、キャップのないシンプルなプレーントゥや、まっすぐなキャップが施されたストレートチップ、羽根状のキャップが施されたウィングチップなどがあります。

さらに、ブーツタイプやスリッポン、ローファータイプなどもの人気です。いずれのデザインも、スムースレザーのものに比べて、エレガントな印象にコーデを仕上げられるのがスエード靴の特徴です。

カラーで選ぶ

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スエード靴にはカラーもさまざまなものが展開されています。ビジネススーツに合わせるか、カジュアルスタイルに合わせるかによって、最適なカラーは変わりますが、いずれにおいてもオーソドックスなのはダークトーンカラーです。

特にスエードは独特の光沢と起毛感が魅力なので、影の見えにくいブラックよりも、ブラウン系のスエード靴がおすすめです。スーツスタイル・スラックススタイル・ジーンズスタイル全てにおいて、コーデ全体に足元からエレガントな印象を加えられます。

また、よりカジュアルで洗練された印象を与えたい場合は、ブルーやレッドなどの明るめのカラーのスエード靴を合わせるのもおすすめです。

スエード靴のおすすめメンズブランドランキング

第1位 クラークス(Clarks)

1825年、イギリス南西部のストリートという街にて創業した老舗ブランド。日本でも馴染みのあるブランドで、親しみやすく世界中から愛されています。

革靴やスエード靴をカジュアルなデザインで製造していることが大きな特徴。ワラビーやチャッカブーツなど代表作を豊富に排出しており、現在では定番となっているデザートブーツの生みの親とも言われています。

価格が安く手軽に手に入れられるため、革靴やスエード靴初心者におすすめのブランド。特に、スエード靴の品質、デザインはともに絶大な人気を得ており、「スエード靴=クラークス」と思い浮かべる靴好きも多いほどです。

クラークス(Clarks) デザートトレック

クラークス(Clarks) デザートトレック

発売開始以来、クラークスの定番のスエード靴として人気を集め続けるモデル。クラークスらしいカジュアルなデザインで、季節を問わず着用できます。アッパーのスエードは上質なカウレザーを使用しており、柔らかい起毛と水を弾く高い防水性が特徴。また、履き込むことで自分の足にどんどん馴染んでいきます。

つま先から甲へかけて真ん中に入ったがセンターシームは、他のスエード靴にはない特徴的なデザイン。センターシームによってふっくらとしたつま先を形成しており、ゆったりと履きやすい作りで快適な履き心地を実現しています。

ソールはクラークスではおなじみ、100%天然素材のラバーを使用したクレープソールを採用。足がしっかり床を掴んでくれるような感触と、クッション性のある柔らかい履き心地が大きな特徴で、足の疲れを軽減します。

程よいボリューム感があるためどんなカジュアルスタイルにもコーデ可能。特にアメカジスタイルとの愛称は抜群です。ジャケットやスーツスタイルに合わせれば、程よいポップさやカジュアル感をおしゃれにプラスすることができます。

第2位 オールデン(Alden)

1884年にアメリカ・マサチューセッツ州にて、カスタムシューメーカーとしてスタートしたブランド。アメリカントラディショナルスタイルをリードし続けてきたアメリカ屈指の老舗革靴ブランドで、現在では「革靴の王様」と呼ばれるほどの人気を誇ります。

伝統的なグッドイヤーウエルト製法を採用し、上質な素材と高度な技術で1足1足作り上げることで、常に高品質の製品を提供。特に最上級の履き心地と足へのフィット感が定評で、履けば履くほど足に馴染み足にかかる負担とストレスを軽減します。

革靴を愛する男性であれば一度は憧れるブランドであり、持っているだけで男としての価値を引き上げてくれるブランドです。価格の高さ故に簡単に手に入れることのできない革靴ですが、一度履けば品質の高さと独特の風格の虜になります。

オールデン(Alden) チャッカブーツ

オールデン(Alden) チャッカブーツ

オールデンの名作として愛されるチャッカブーツをスエード靴にしたおすすめのモデルです。オールデンならではの上質なレザーは、柔らかく滑らかな質感が大きな特徴。他のスエード靴にはない独特の光沢を持っており、足元をエレガントな雰囲気に見せることが可能です。また、レザーにオイルを染み込ませることで防水性が高く、雨や水に強い仕様に仕上がっています。

よい意味で革靴らしくない、スニーカーのような履き心地のよさも愛用者たちから評判です。チャッカブーツの形状と柔らかいはき心地で、脱ぎ履きも楽に行えます。季節問わずどんなコーディネートにもハマるスエード靴なので、1足持っていると年中活躍してくれます。デニムやチノパンとの相性は抜群で、カジュアルスタイルを上品に仕上げることが可能。

また、秋冬にはウールのスーツと合わせることで、あたたかみのあるおしゃれなコーデに仕上がります。コードバンを使用した靴が定番のオールデンにおいて、あえてスエード靴を選ぶというツウな選択がおすすめポイントです。

第3位 クロケット&ジョーンズ((Crockett&Jone)

チャールズ・ジョーンズ氏と義理の兄弟ジェームズ・クロケット氏が1879年にイギリスにて創業。他社の革靴製品を受注生産するメーカーとしてスタートし、その後100年以上に及ぶ靴作りの技術を活かしオリジナルのブランドを開始しました。

現在では、イギリスの老舗ブランドとして世界中の靴好きたちから愛されています。また、所有する木型の種類が世界最多のブランドとしても有名です。

製造はノーサンプトンの工場で行われており、約8週間かけて1足を作り上げるグッドイヤーウエルト方式を採用。熟練した職人のみが成せる伝統的な手作業の製法で、10年以上履き続けられる高品質な革靴を作り続けています。

クロケット&ジョーンズ(Crockett&Jone) シドニー

クロケット&ジョーンズ(Crockett&Jone) シドニー(SYDNEY)

クロケット&ジョーンズのローファーでは定番モデルとして人気を集めるシドニーのスエード靴です。スエード素材のローファーは、他のスエード靴では味わえない独特の品のある雰囲気を楽しめます。

アッパー素材は上質なカーフスエードを使用。見た目からも伝わるキメの細かさが、落ち着いた大人の色気を演出します。

ノーズ部分が長い特徴的なシルエットで、よりドレッシーなイメージ。英国靴独特の重たさを感じないシャープでエレガントな見た目が魅力です。

ドレス感が強いデザイン、シルエットのため、セットアップなどビジネスカジュアルのスタイルにおすすめです。細めのカジュアルスタイルに合わせれば、上品さや大人っぽさを演出できます。

第4位 サンダース(SANDERS)

サンダース兄弟によってよって1873年設立。靴の聖地ノーサンプトンで140年以上の歴史を誇る、イギリスの名門シューズブランドです。

伝統的なグットイヤーウエルト製法は引き継ぎつつ、生産機械と高度なコンピュータ制御システムを取り入れた製法で、常に高い品質を保ち続けています。その品質の高さは、「常に一定の品質を保ち製造するための品質システム」に与えられるISO 9002を取得するほど。イギリスの靴業界では僅かなメーカーにしか与えられておらず、サンダースの品質の高さが伺えます。

自社ブランド以外にも、A.P.C.、ラルフローレンなど名だたるファッションブランドの革靴も生産。さらに、イギリス国防総省や警察、ミリタリーのシューズの供給も行なうなど、伝統的な英国製の靴を製造する靴メーカーとして、全世界から絶大な信頼を置かれています。

サンダース(SANDERS) HI TOP CHUKKA BOOT

サンダース(SANDERS) HI TOP CHUKKA BOOT

通称「プレイボーイチャッカ」と呼ばれるサンダース定番のスエード靴です。アメリカの俳優スティーブ・マックイーンが履いていたことで有名なモデルを、サンダースが復刻。以来、多くのファンから人気を集める定番のチャッカブーツとして愛されています。

アッパーとソールにある隙間に、1枚の薄いゴムを貼りつけて強化した「マッドガード製法」を採用。泥の汚れや雨の水分が入りにくいという特徴があります。また、ソールは生ゴムを使用したクレープソールで、クッション性がよく長時間履いていても疲れません。

アッパーに使用されている毛足の短い上質なスエードが、かっこよく男っぽい雰囲気を演出します。シルエット自体はすっきりしているため、重厚で存在感のあるソールとの相性も抜群。

イギリスらしい流行に左右されないトラディショナルなデザインで、どんなカジュアルコーデにも合うアイテムです。

第5位 パラブーツ(Paraboots)

1927年にフランスの靴職人、レミー・リシャールポンヴェール氏により創業されたシューズブランド。「全ての製品に本物の信頼性と高い品質、そして魅力を」というコンセプトを掲げ、150以上もの工程をすべて手作業で行い製造しています。

世界三大靴ブランドとして知られるパラブーツは、使用するレザーやソールに大きなこだわりと特徴を持つブランドです。オリジナルで開発したリスレザーという、撥水性に優れ劣化しにくいレザーを使用。長年履き続けることで出てくる独特の風合いが評判です。

また、ソールはパラゴムという木から採取される天然ラテックスを使ったラバーソールを使用。程よい反発力によって生まれる抜群の履き心地と、雨の日でもスリップしにくいという特徴があります。丸みのあるフォルムとポテっとした独特のデザインは、カジュアルスタイルのコーデにおすすめです。

パラブーツ(Paraboots) ミカエル

パラブーツ(Paraboots) ミカエル

創立者のご子息の名前をモデルネームにつけたことで有名な、「靴の逸品」とも呼ばれるモデルのスエード靴。別名チロリアンシューズと呼ばれており、元々は登山・山岳シューズとして販売されていました。現在では永遠の定番として、70年以上に渡り世界中で愛され続けています。

最大の特徴は、Uチップ形状の分厚く施されたインパクトのある縁取りです。ポテッとしたフォルムで、独特なボリューム感が無骨なカッコよさを演出しています。

オイルドショートベロアを使用したスエード靴で、天然の撥水性を持ち雨に強く、頑丈で劣化が少ないのも魅力。また、ソールには衝撃吸収性が高いラバーソールを使用しており、滑りづらく耐摩耗性に優れています。

靴自体の存在感が非常に強いので、カジュアルスタイルとの愛称は抜群。特に、最近流行りのワイドパンツと合わせれば、小慣れた足元を演出できます。ウールパンツやスラックスに合わせれば。きれいめスタイルにアクセントをつけられるアイテムです。

第6位 チャーチ(Church’s)

1873年に靴造りで有名な町ノーザンプトンに小さな工房を開き紳士靴ブランドとして創業。250にもおよぶ工程を8週間かけて1つ1つ手作りで作られるグッドイヤーウエルト製法を採用した、イギリスを代表する老舗ブランドです。

セント・ジェームスにある現在の工場は、ヨーロッパでも最大規模の工場と言われています。流行に左右されることなく正統派の英国靴を作り続ける、品格と品質を保ち続けるブランドです。

高品質な素材だけで作られたシンプルで真っ直ぐなデザインの革靴が多く、カジュアルからドレスダウンスタイルまで合わせられます。

チャーチ(Church’s) RYDER

チャーチ(Church’s) RYDER

チャーチの中でも定番中の定番として人気のロングセラーモデル。日本でもおなじみのチャッカブーツとして根強い人気を得ています。チャーチのライダーは、丁寧な縫製を行っており、細部にまで高級感を感じられるのが魅力。

さらに、丁寧に起毛させて仕上げた上品なカーフレザーは、柔らかくも美しい上品な印象です。さらに、100%天然素材のラバーを使用したクレープソールは、クッション性と柔軟性に非常に優れています。

他のモデルと比べ、丸みとボリュームのあるトゥが特徴的で、カジュアルに履きこなすことが可能。スーツなどのビジネススタイルに合わせれば、フォーマルさにあたたかみと柔らかい大人の余裕をプラスできます。

スエード靴のメンズコーデ

スエードなどあたたかみのある素材で合わせたビジネスカジュアルコーデ

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コーデュロイジャケットとスエード靴の同素材を合わせた、あたたかみを感じるコーデです。同素材を合わせることで、柔らかく優しい雰囲気も演出。

さらに、チェックのウールパンツとスエード靴で足元にカジュアルさをプラスしていることで、大人っぽいおしゃれなビジネスカジュアルコーデにまとまっています。若い男性なら落ち着いた印象に、大人の男性ならカジュアルな印象を与えられておすすめです。

ニットとスエードローファーを合わせた秋の休日スタイル

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ラフでありながら全体的にしっかりと統一感を感じるおしゃれなコーデです。ブラウンのパンツと、さらに濃いダークブラウンのスエード靴の濃淡が秋っぽさを演出。ちらっと見せるえんじ色の靴下もおしゃれポイントです。

茶系の下半身に対して、トップスのニットをはっきりとしたブラックにすることで、大人っぽくシックな印象に引き締まります。必要以上に飾らないシンプルなコーデなので、休日の軽いお出かけにもおすすめです。

スエード靴×デニム×チノパンで魅せるアメカジスタイル

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アメカジアイテムとスエード靴でまとめた、男っぽさを感じるラフなカジュアルコーデ。スエード靴と黒のチノパンを合わせることで、カジュアルさの中に無骨さを感じます。

パンツの丈は、スエード靴のシルエットがギリギリ見える絶妙な長さにすることで、足元に軽い印象をプラス。トップスは紺色のシャツとデニムのカバーオールで、一気にアメカジ感を演出しています。

ネイビーなどブラック系のカラーに統一することで、シックな雰囲気のコーデにできておすすめです。

スエード靴×素足でスーツに外しをきかせる

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かっちりした黒系のセットアップスーツにスエードのローファーで外しをきかせたコーデ。足首は素足を魅せることで、軽さやカジュアル感をプラスしています。

どれだけ堅い雰囲気のスーツでも、足元のスエード靴×素足を合わせるだけで抜け感を演出することが可能です。夏場は、ブルー系のスーツやネクタイと合わせると、涼しさや爽やかな印象を与えることができておすすめ。また、20〜50代まで世代を問わず簡単にできるコーデです。

スエード靴のお手入れ方法

スエード靴はスムースレザーの革靴と比べて、独特のソフトな風合いや起毛感が損なわれやすく、傷みも早くなる傾向にあります。せっかくお気に入りのスエード靴を見つけても、すぐに傷んでしまうと、また新しい靴を探さなければなりません。

一方、忙しい日々を送る中で、スエード靴の1足1足について細かなケアを毎日するというのは、あまり現実的ではありません。そこで以下では、起毛感を長持ちさせるための簡単なお手入れ方法をご紹介します。

スエード靴を履く前のお手入れ方法

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スエード靴を履く前には、こまめに防水スプレーをするのがおすすめです。その際、防水スプレーにはさまざまな種類があるので、スエード靴に向いているものかどうかを確認しましょう。

また、防水スプレーをする前には、スエード靴専用のブラシで優しく汚れを落としておくのが重要です。起毛の流れに逆らって1回ブラッシングし、その後で毛の流れに沿ってブラッシングするのがポイント。防水スプレーの前にブラッシングをすることで、スエード靴に汚れが定着してしまう前に汚れを除去できます。

スエード靴を履いた後のお手入れ方法

1日履いた後は、ベランダや玄関先などに1日~2日ほど陰干しして休ませるのがおすすめです。その際、スエード靴に付着したホコリなどを、予めスエードブラシなどで軽く払っておくとよいでしょう。

また、靴を休ませる際は、履き口を下に、爪先を上にして壁などに立て掛けるようにすると、より効果的です。さらに、雨などによってスエード靴が濡れてしまった場合は、新聞紙を丸めて型崩れしないように詰めるのがおすすめ。ドライヤーなどで熱風を当てるのは避けましょう。

スエード靴って洗っていいの?

スエード靴が汚れてしまった場合、まずは水洗いではなく、スエード靴専用のブラシでホコリや汚れを払い落とすのがおすすめです。簡単な汚れであれば、ブラッシングするだけでかなりきれいになります。

それでも汚れが落ちない場合は、消しゴムのような仕様のスエード靴クリーナーを用いるのがおすすめ。さらに、スプレー状のクリーナーもあるので、こちらをスエード靴全体に吹きかけて、仕上げにブラッシングをするのが効果的です。それでも汚れが落ちない場合は、スエード靴専用のシャンプーを用いて、水洗いするのがよいでしょう。