スポーツの魅力を漫画から学べる「スポーツ漫画」。青春漫画の要素がある作品から、実際の競技に即したリアルな描写に定評のある作品まで、幅広い作品が存在します。
そこで今回は、スポーツ漫画のおすすめをランキング形式でご紹介。扱っている競技自体にも影響を与えた歴代の名作から、現在連載中の作品までピックアップしました。なかには認知度の低いマイナー競技を扱った作品も。ぜひ気になる作品を手に取ってみてください。
スポーツ漫画のおすすめランキング|歴代の名作
第1位 タッチ
小学館 原作:あだち充 全14巻完結
スポーツ漫画史に残る不動の名作と謳われる野球漫画です。テレビアニメ化もされました。衝撃的な展開にも驚かされる作品です。
双子の兄弟・達也と和也、隣の家の南は幼いころからの知り合い。しかし、なんでもできる弟・和也に対し、達也はダラダラとした日々を過ごしています。そんなある日、和也は交通事故にあって死んでしまい…。
達也は和也の代わりに、南を甲子園へ連れていくべく奮起していきます。王道のスポーツ漫画を読みたい方は、ぜひチェックしてみてください。
第2位 キャプテン翼
集英社 原作:高橋陽一 全21巻完結
国内外問わず、多くのサッカー選手やファンにも影響を与えたといわれるスポーツ漫画です。本商品はページ数を多くしたビックボリューム版で『キャプテン翼』の世界を楽しめます。
サッカーボールが友達の少年・大空翼。小学6年生で南葛小に転校することになった翼は、修哲小の天才GK・若林源三と出会います。両校の対抗戦で、2人は勝負することになって…。
続編として、翼のヨーロッパでの活躍を描く『キャプテン翼ライジングサン』も執筆されています。世界中で親しまれているスポーツ漫画を読みたい方におすすめです。
第3位 SLAM DUNK
集英社 著者:井上雄彦 全31巻完結
「週刊少年ジャンプ」で連載されていた、バスケを題材とするスポーツ漫画。累計発行部数は1億2000万部を超えており、本作品をきっかけにバスケを始めた少年少女が増加したといわれています。
桜木花道は中学生時代に50人の女子に告白してフラれた経験のある男。高校に入学した花道は、ある日たまたま出会った同級生・赤木晴子を好きになってしまいます。花道は、晴子にバスケに興味があるか尋ねられて…。
2022年に、改めてアニメ映画化されて話題になった作品でもあります。根強い人気を有するバスケ漫画を楽しみたい方はぜひチェックしてみてください。
第4位 1ポンドの福音
小学館 著者:高橋留美子 全4巻完結

『うる星やつら』『犬夜叉』などで知られる漫画家・高橋留美子が描いたスポーツ漫画です。ボクシングが題材。亀梨和也主演で実写ドラマ化もされています。
センスはあるのに、減量やトレーニングをサボりがちなボクサー・畑中耕作。恋する相手・シスター・アンジェラのもとを訪れては懺悔をし、励まされていました。ある日、耕作は試合中にリング上で吐いてしまったことで、試合ができない状態になってしまって…。
ボクサーとシスターという、異なる世界に生きる2人の恋愛模様にも注目の作品。恋愛漫画も得意とする著者らしいスポーツ漫画が気になる方におすすめです。
第5位 SUBARU昴
小学館 著者:曽田正人 全6巻完結
バレエを題材に描いたスポーツ漫画です。累計200万部を超える人気作。全6巻で構成された文庫版です。リー・チーガイ監督によって実写映画化されています。
すばると和馬は双子の小学3年生。和馬は脳腫瘍が原因で記憶が混濁しており、言葉もほとんど発せない状態です。すばるは、和馬が意識を取り戻すことを祈って、日々の出来事を踊りで表現し続けて…。
バレエの魅力が巧妙に表現されている名作。バレエに興味がある方はもちろん、知識が乏しい方にもおすすめです。
第6位 テニスの王子様
集英社 著者:許斐剛 全42巻完結
「週刊少年ジャンプ」に連載されていた、テニスを題材とするスポーツ漫画です。ミュージカル作品も人気を有しており、20年以上続いています。現在は「ジャンプSQ」で続編にあたる『新テニスの王子様』が連載中です。
テニスの名門校・青春学園中等部に入学してきた越前リョーマは、アメリカの大会で4回連続優勝経験がある天才少年。しかし、青学テニス部の1年生は、夏まで大会に出ることが許されないルールがあって…。
第7位 MAJOR(メジャー)
小学館 著者:満田拓也 全78巻完結
「週刊少年サンデー」で、長期にわたり連載されたスポーツ漫画です。野球少年・吾郎が、野球を通じて少しずつ成長していく様子を描いています。
プロ野球選手の父親を持つ吾郎は、自らもプロ野球選手になるために日夜練習に励む野球少年です。やがて、友人の寿也君とリトルリーグに挑戦することになって…。
物語は五郎が大人になって、世界を舞台に戦うまで続いていくのがポイントです。さらに、息子の活躍を描いた『MAJOR 2nd』が同誌内で連載中。壮大なストーリーを楽しめるスポーツ漫画を読みたい方におすすめです。
第8位 ROOKIES
集英社 著者:森田まさのり 全14巻完結
『ろくでなしBLUES』などで知られる漫画家・森田まさのりが描く、野球を題材としたスポーツ漫画。テレビドラマ・実写映画化もされた人気作品です。
川藤幸一は二子玉川学園高校の新任教師。熱血漢で、担任となったクラスでも生徒から受け入れられていきます。そんななか、不良のたまり場と化す野球部の再建に着手。しかし、部員から猛反発され、川藤の過去が暴露されてしまいます。
はたして、川藤は無事に不良たちを更生させられるのでしょうか。物語の展開が気になる方はぜひチェックしてみてください。
第9位 ハイキュー!!
集英社 著者:古舘春一 全45巻完結
バレーボールを題材にしたスポーツ漫画です。本作品のヒットを機に、バレーボール部に入部する学生が増加したともいわれています。バレーボールに挑戦してみたくなるような、屋内球技の魅力が伝わる作品です。
バレーボールが大好きな日向翔陽は、中学時代に最初で最後の公式戦に挑戦します。しかし、敵は「コート上の王様」と呼ばれる天才選手・影山。惨敗した翔陽はリベンジのため、烏野高校バレー部へ入部しますが…。
キャラクターの魅力だけでなく、バレーボールの戦術面にもアプローチした濃密な内容が特徴。子供から大人まで楽しめる、読みごたえのあるスポーツ漫画を探している方におすすめです。
第10位 ピンポン
小学館 著者:松本大洋 全5巻完結

卓球をテーマにしたスポーツ漫画です。ボールのスピードが時速140kmにも達するといわれる卓球と、真剣に向き合う少年たちの姿を描いています。著者の特徴的な絵柄がポイント。実写映画化もされた作品です。
スマイルこと月本と、ペコこと星野は、駅前の卓球場「タムラ」で出会って以来の幼馴染み。卓球が上手な星野は、練習には不真面目で部活をサボってばかりいます。月本は星野を連れ来るように先輩から命じられますが…。
全5巻で完結するので、気軽に名作のスポーツ漫画を読みたい方におすすめです。卓球の臨場感あふれる描写を堪能してみてください。
スポーツ漫画のおすすめランキング|完結
第1位 DAYS
講談社 著者:安田剛士 全42巻完結

サッカーを題材にした、感動的なスポーツ漫画です。著者は『Over Drive』『振り向くな君は』などで知られる漫画家・安田剛士。平成28年度の「第40回講談社漫画賞」の少年部門で受賞した作品です。
なんの取柄もない少年・柄本つくしは、高校入学直前の春休みに風間陣と出会い、フットサルに誘われます。風間とサッカーに触れることで、名門高校のサッカー部に入部することに…。
過酷な環境に身を置いたつくしが、少しずつ自分の才能を開花させていく姿に心打たれる作品。主人公の成長に注目しながら読むのがおすすめです。
第2位 ライジングインパクト
集英社 著者:鈴木央 全10巻完結
『七つの大罪』などで知られる漫画家・鈴木央が描くゴルフ漫画です。主人公のガウェインは祖父と2人暮らしをする少年。夢は、世界一の飛ばし屋になることです。
女子プロゴルファー・西野霧亜からゴルフの楽しさを学んだガウェインは、プロゴルファーを目指して上京します。霧亜の家に居候することになって…。
実直な性格のガウェインは、まさに少年漫画の主人公として王道の存在。ゴルフをテーマにしたスポーツ漫画を読んでみたい方におすすめです。
第3位 ダイヤのA
講談社 著者:寺嶋裕二 全47巻完結
王道で斬新と謳われる野球漫画です。感動と興奮を体験できる作品。中学全国大会を目指していた沢村栄純は、自分の暴投によって敗退してしまいます。
仲間たちと高校野球でのリベンジを決意するなか、名門・青道高校野球部からスカウトが。エリート校の練習を見学していた沢村は、洗礼を受けることになります。キャッチャー・御幸との出会いもあって、沢村の高校野球への情熱が高まっていき…。
チームのエースを目指して、ひたむきに練習を積み重ねる主人公の姿が印象に残る作品。リアリティのあるスポーツ漫画を読みたい方におすすめです。
第4位 黒子のバスケ
集英社 著者:藤巻忠俊 全30巻完結
累計3000万部を突破しているスポーツ漫画です。バスケットボールが題材。アニメ作品は3期まで作られており、原作の最終話まで丁寧に描かれています。
アメリカ帰りの火神大我は誠凛高校のバスケ部へ入部。そこで、地味な少年・黒子テツヤと出会います。存在感のない黒子を見限る火神でしたが、黒子は「キセキの世代」と呼ばれたチームのメンバーのひとりで…。
地味な黒子が「キセキの世代」でどのように活躍していたのかがポイント。ほかにも、魅力的なキャラクターが多数登場する人気のスポーツ漫画です。
第5位 あひるの空
講談社 著者:日向武史 全50巻完結

アニメ化もされた人気バスケ漫画です。身長149cmと小柄な身長の主人公・車谷空が、天性の才能で活躍する様子を描いています。
バスケが大好きな空は、入学したばかりの高校でもバスケ部に入部しようとします。しかし、学校で有名な不良の双子とその仲間たちが牛耳っていました。最初は練習に打ち込める環境ではなかったバスケ部でしたが、空の熱意によって少しずつ状況は変わっていき…。
続編に『あひるの空 THE DAY』があります。ひたむきに努力する主人公の姿が魅力のスポーツ漫画です。
第6位 アイシールド21
集英社 漫画:村田雄介 原作:稲垣理一郎 全37巻完結
「週刊少年ジャンプ」で連載されていた、アメフトをテーマにしたスポーツ漫画です。連載以降、高校や大学でアメフトに挑戦する方が増えたともいわれています。
泥門高校1年・小早川瀬那は意気地がない性格で、小さいころから損な役回りばかりさせられてきた少年です。パシりのおかげですばしっこさを身に着けた瀬那は、恐ろしい男・ヒル魔の手によりアメフト部へ入部させられて…。
気弱な瀬那が、どのようにアメフトと向き合っていくのかに注目してみてください。スポーツ漫画を通してアメフトについて知りたい方にもおすすめです。
第7位 一瞬の風になれ
講談社 著:安田剛士 原作:佐藤多佳子 全6巻完結

累計100万部を突破した、佐藤多佳子の青春小説をコミカライズしたスポーツ漫画です。主人公・神谷新二は、サッカーの才能に秀でた兄に憧れて自身もサッカーに打ち込む少年です。しかし、自分にはサッカーの才能がないと感じて、高校入学を機にサッカーをやめてしまいます。
目標を失った新二は、幼なじみの天才スプリンター・一ノ瀬連の走る姿に感化され、陸上部へ入部。走ることへのめり込んでいく新二の姿がポイントです。陸上をテーマにしためずらしいスポーツ漫画を読みたい方は、チェックしてみてください。
第8位 capeta
講談社 著者:曽田正人 全32巻完結

モータースポーツを題材にしたスポーツ漫画です。著者は『SUBARU昴』『め組の大吾』などでも知られる曽田正人。本作品はアニメ化もされた作品です。
幼いころに母親を亡くした平勝平太、通称「カペタ」は、父親と2人で暮らし。父親の前では元気に振る舞っているカペタでしたが、本心ではどこかつまらない日々を過ごしていました。そんなある日、父が手作りしたカートを受け取ったカペタは…。
躍動感のある絵柄と表現で、物語の世界に引き込まれていく作品です。はじめは小さかったカペタの成長を実感しながら読み進めてみてください。
第9位 あさひなぐ
小学館 著者:こざき亜衣 全34巻完結
マイナースポーツである薙刀をテーマにしたスポーツ漫画です。絵・キャラクター・ストーリーのいずれも高いレベルで描かれています。
二ツ坂高校1年・東島旭は中学時代に所属していた美術部ではなく、薙刀部に入部。スポーツに縁のない人間でも活躍できるという言葉に感化されます。憧れの先輩・宮路真春、同級生で剣道経験者・八十村将子、高身長で悩む・紺野さくらといった仲間と共に、薙刀たに打ち込む日々が始まって…。
スポーツのなかでもめずらしい薙刀の魅力に触れられるのがポイント。青春漫画としてはもちろん、新しい知見を得られる作品としてもおすすめです。
第10位 ベイビーステップ
講談社 著者:勝木光 全47巻完結

累計1000万部を超える人気スポーツ漫画です。テニスを題材にした作品で、リアルな青春ドラマを楽しめるのが魅力。アニメ化や実写ドラマ化もされています。
小学生のころから成績優秀のエーちゃんは、高校進学を機に運動不足の解消を兼ねてテニススクールに入会。そこで、学校でも人気のある美少女・ナツと出会い、テニスの魅力に取りつかれていきます。
几帳面なエーちゃんが、どのようにテニスを上達させていくのかが見どころ。全47巻と読みごたえも十分あるスポーツ漫画を探している方におすすめです。
スポーツ漫画のおすすめランキング|連載中
第1位 ブルーロック
講談社 原作:金城宗幸 漫画:ノ村優介 既刊23巻
「史上最もイカれたエゴイストFWサッカー漫画」と謳われるスポーツ漫画です。ワールドカップでなかなか成績を残せない日本代表。組織力ばかりに頼り、圧倒的な個の力を持たない日本の弱点を克服すべく、日本フットボール連合は若い選手を300人招集します。
コーチを任された絵心甚八は、エゴイズムにあふれるストライカーを養成することを決意。無名のFW・潔世一たちは己をエゴイストに変えるため、育成寮「ブルーロック」で蹴落としあいの選別に挑戦します。
従来のスポーツ漫画がチームワークを是として描いてきたのに対し、本作品は圧倒的な1人の選手を重要視しているのが特徴。新しい雰囲気のサッカー漫画を読みたい方におすすめです。
第2位 弱虫ペダル
秋田書店 著者:渡辺航 既刊82巻
「週刊チャンピオン」で連載されている、自転車のロードレースを題材にしたスポーツ漫画。アニメ化や舞台化もされた人気作品です。
ママチャリで「激坂」と呼ばれる坂を登り、趣味の秋葉原まで通う高校生・小野田坂道。アニメ・ゲーム・ガシャポンフィギュアに目がない坂道でしたが、じつは自転車の才能を秘めていました。ある日、同級生・今泉との自転車勝負を機に、少しずつ自転車に目覚めていって…。
魅力のあるキャラクターが多く登場するため、ロードレースに興味のない方にもおすすめです。既刊の数も多く、メディアミックス作品も含め、腰を据えてひとつの作品を楽しみたい方はチェックしてみてください。
第3位 アオアシ
小学館 著者:小林有吾 既刊31巻
累計1000万部を突破した人気サッカー漫画です。「第65回小学館漫画賞」の一般向け部門で受賞した注目の作品でもあります。
愛媛に暮らす中学3年生・青井葦人は、嘘をつけない真っ直ぐな性格の持ち主。ある日、Jリーグのユースチーム監督・福田達也は、葦人の持つ才能に惹かれ、自チームのセレクションに誘います。やがて、葦人は日本のサッカーを大きく変えていくことになって…。
スポーツジャーナリスト・上野直彦が原案協力しているのがポイントです。リアリティのある描写に注目しながら読んでみてください。
第4位 GIANT KILLING
講談社 著者:ツジモト 既刊61巻
個性的な絵柄と表現が特徴の漫画家・ツジモトが描くスポーツ漫画です。また、原案として『U-31』の原作者としても知られる綱本将也が関わっています。
サッカー監督・達海猛は、今季から弱小プロサッカークラブ「ETU イースト・トーキョー・ユナイテッド」の監督に就任。現役時代から番狂わせを好んできた、猛の挑戦が始まります。
選手やチームではなく、監督が主役のめずらしい設定が印象に残るスポーツ漫画。巻数も多く、時間をかけながら読みたい方におすすめです。
第5位 絢爛たるグランドセーヌ
秋田書店 著者:Cuvie 既刊22巻
多様なジャンルに挑戦してきた漫画家・cuvieが描くスポーツ漫画。著者自身も取り組んでいたバレエを題材にしているのが特徴です。
すぐれた観察眼と実行力を持つ少女・奏は、絢爛たるバレエの世界に惹かれます。踊ることの楽しさを知った奏は、しだいに世界のグランドセーヌへと近づいていって…。
バレエという厳しい世界のなかで、力強く活躍するヒロインを描いているのが特徴です。実力派の作家が描くバレエロマンを楽しみたい方はチェックしてみてください。
第6位 灼熱カバディ
小学館 著者:武蔵野創 既刊23巻
マイナー競技「カバディ」をテーマにしたスポーツ漫画です。カバディとは、仲間と協力して陣地に入ってくる敵を捕らえ、引きずり倒して勝利を得るスポーツ。南アジアでは国技とされる国もあるほど、伝統的な競技です。
宵越竜哉は「不倒の宵越」と呼ばれるほどのサッカー選手でしたが、高校入学と同時にサッカーを辞めてしまいます。そんなある日、「走る格闘技」と称されるカバディに誘われて…。
随所でギャグテイストが活きており、競技の知識がなくても読みやすいのが特徴。テレビアニメや舞台化もされています。めずらしいスポーツを扱っている漫画を読みたい方におすすめです。
第7位 少女ファイト
講談社 著者:日本橋ヨヲコ 既刊18巻

バレーボールを通して描かれる群像劇が特徴のスポーツ漫画です。2008年にはブロスコミックアワードを受賞しています。
バレーボール選手の姉・真理を亡くし、狂犬と呼ばれるほどバレーボールに打ち込んでいた練。小学校時代には全国大会で準優勝したチームのキャプテンでしたが、自分の身勝手さが原因で仲間を失ったと感じ、人との関わりを避けるようになります。やがて、新しい仲間と出会った練はチームでプレーする楽しさを見出すようになって…。
練以外のキャラクターもそれぞれに悩みを持っており、多感な時期を生きる少女たちが葛藤する姿にも注目してみてください。ドラマ性の高いスポーツ漫画を読みたい方におすすめです。
第8位 フットボールネーション
小学館 著者:大武ユキ 既刊17巻
「ビックコミックスペリオール」で連載中のスポーツ漫画です。著者はサッカー漫画を得意とする大武ユキ。サッカーへの造詣の深さが作品内にも現れているのがポイントです。
社会人3部のアマチーム・東京クルセイドは、風変わりな監督・高橋を筆頭に天皇杯での優勝を目指しています。センスのある選手・沖千尋たちと一緒に、身体の使い方から学び直す東京クルセイドは、念願を果たせるのでしょうか。
弱小チームが大会を勝ち上がっていくストーリー展開に加え、本格的なサッカー理論を盛り込んだ作風が特徴。リアリティのあるサッカー漫画を探している方や、サッカー自体が好きな方におすすめの作品です。
第9位 忘却バッテリー
集英社 著者:みかわ絵子 既刊15巻
記憶を失ったキャッチャーをはじめとした、クセの強いメンバーが甲子園を目指して奮起する野球漫画です。中学野球で有名だった選手たちが、野球無名高校に集います。
剛腕投手・清峰葉流火と名捕手・要圭のバッテリーや、過去にふたりに敗れた選手も。しかし、智将とも呼ばれた要圭は記憶喪失になっており、野球に関して素人と同じ状態で…。
不思議な縁で巡り合い、彼らの野球人生は再び動き出します。はたして野球無名校に集った天才たちは、憧れの舞台・甲子園へと駆け上がれるのでしょうか。
第10位 バトルスタディーズ
講談社 著者:なきぼくろ 既刊35巻
18人で天下を獲るべく頑張る高校球児たちを描いた野球漫画です。著者は野球の名門校であるPL学園OBでもあります。めずらしい経歴を活かし、リアリティのあるスポーツ漫画に仕上がっているのが魅力です。
15歳の狩野笑太郎は、野球名門校・DL学園に入学します。リアルな高校野球は汗と涙と友情だけの綺麗なモノではなく、甲子園出場をかけて死に物狂いで努力する場所で…。
リアルとフィクションの境目が分からなくなるように描かれているのもポイント。著者の野球経験をもとにして描かれたスポーツ漫画です。
スポーツ漫画にはさまざまな競技を取り上げた作品が存在します。メジャーなスポーツであれば、作品の種類も多く好みに合わせて選べます。マイナースポーツを取り上げた作品は、競技の認知度を高めた実績のある作品も少なくありません。作風や取り上げているスポーツを確認して、気になる作品を手に取ってみてください。