世界的メジャースポーツ・サッカーに焦点を当てた「サッカー漫画」。漫画ならではの魅力的なスーパープレーや胸が熱くなるような人間ドラマなど、国内外のサッカー選手にも影響を与える名シーンを数多く生み出してきた人気ジャンルです。

そこで今回は、サッカー漫画のなかからおすすめ作品をご紹介。アニメ化された人気作から、歴代サッカー漫画の名作までピックアップしました。ぜひお気に入りの作品を探してみてください。

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サッカー漫画のおすすめ|最近

ブルーロック

講談社 原作:金城宗幸 漫画:ノ村優介 既刊29巻

ブルーロック

“史上最もイカれたエゴイストフォワードサッカー漫画”と謳われる話題作です。2018年から「週刊少年マガジン」にて連載中。第45回講談社漫画賞に輝き、数多くのメディアミックス作品が展開されています。2024年4月にはスピンオフ作品の映画化もされました。

日本サッカー界において、絶対的なエースストライカーがいないことを課題に感じた日本フットボール連合は、育成寮「青い監獄(ブルーロック)」を設立。革新的な1人のエースストライカーを生み出すため、300人の有望な高校生を全国から招集します。

主人公・潔世一は、まだ無名でありながらプロジェクトに呼ばれた高校2年生。世界一のストライカーになるべく、蹴落とし合いの過酷な選抜に挑むことになるのです。

エゴを持ったフォワード300人が、バトルロイヤル形式の選考をこなしていく異色の世界観が特徴。チームワークを重視するサッカーに異を唱える、個人技重視のサッカー漫画を読んでみたい方におすすめです。

アオアシ

小学館 著者:小林有吾 既刊35巻

アオアシ

高校生年代が活躍するJリーグの下部組織・Jユースに焦点を当てたサッカー漫画です。2020年に第65回小学館漫画賞を受賞し、2022年にアニメ化。累計部数は2000万部を超えるヒット作になりました。「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて連載されています。

愛媛で暮らす主人公・青井葦人は、中学生活最後のサッカー部の試合で大きな失態を犯してしまいます。そんな葦人に可能性を感じたのが、東京に本拠地を置く強豪Jクラブのユースチーム監督・福田達也。福田は、チームの入団セレクションを受けるよう葦人に提案してくるのです。

チームメイトでありながら互いにプロを目指すライバルでもあるユースチームならではの、高校生たちの葛藤や成長が巧みに描かれます。リアリティのあるわかりやすい試合描写にも定評があり、サッカー未経験の方にもおすすめのサッカー漫画です。

DAYS

講談社 著者:安田剛士 全42巻完結

DAYS

サッカー初心者を主人公に、部活での熱い青春模様を描いたサッカー漫画の感動作です。第40回講談社漫画賞を受賞し、2016年にアニメ化。2013〜2021年まで「週刊少年マガジン」にて連載されていました。

目立った特技はないものの、心のやさしい主人公・柄本つくしは、高校入学直前の春休みに出会ったサッカーの天才・風間陣にフットサルに誘われます。この出会いをきっかけに名門・聖蹟高校のサッカー部に入部したつくし。彼が陣とともに、高校サッカーに旋風を巻き起こす物語です。

サッカーの技術はなかったつくしが、持ち前の忍耐力と向上心で実力を伸ばしていく様を丁寧に追いかけられるのが魅力。他者への思いやりにあふれるエピソードや名言が多く、心あたたまるサッカー漫画を読みたい方にもおすすめの1作です。

カテナチオ

集英社 著者:森本大輔 既刊5巻

カテナチオ

世界最高峰の舞台・欧州サッカーの頂点を夢見る凡人が、天性のセンターバックとして開花していく様を描いたサッカー漫画です。2022年から「週刊ヤングジャンプ」にて連載され、注目を集めています。

欧州サッカーの頂点を目指すにあたって、3年後にプロ入りすることを高校入学早々に宣言した主人公・嵐木八咫郎。生活のすべてをサッカーに捧げ、死に物狂いの努力を積み重ねてきました。プロのスカウトの目に留まるため、嵐木は高校3年の最後の試合に挑みますが……。

天才ではないと理解しながらも、夢のために狂気的なまでの執念を見せる嵐木の泥臭い奮闘が見どころ。努力とは、本気とは何かを突きつけるような、熱い名セリフが数多く散りばめられているおすすめのサッカー漫画です。

GIANT KILLING

講談社 原作:綱本将也 作画:ツジトモ 既刊63巻

GIANT KILLING

監督を主人公に、弱小プロサッカークラブの組織改革と快進撃を描いたサッカー漫画の人気作です。2007年から「モーニング」にて連載され、第34回講談社漫画賞を受賞。2010年にはアニメも放送されました。

主人公は35歳のサッカー監督・達海猛。イングランドで監督経験を積み、かつて現役時代を選手として過ごしたクラブ・ETU(イースト・トウキョウ・ユナイテッド)の新監督に就任します。大番狂わせを信条とする達海は、低迷するチームをどのように改革するのでしょうか。

一見型破りな采配や戦術でチームを成長させ、試合を勝利に導いていく達海の思考や言葉が注目ポイント。監督やクラブの運営サイドの視点からJリーグのリアルな裏側も垣間見られる、おすすめのサッカー漫画です。

フットボールネーション

小学館 著者:大武ユキ 既刊18巻

フットボールネーション

「ビッグコミックスペリオール」で連載されている、天皇杯優勝を目指すアマチュアサッカーチームの奮闘を描いた1作。運動科学と現実的なサッカー理論をベースに、サッカー選手の身体の使い方に着目した新機軸のサッカー漫画です。

社会人リーグ3部のチーム「東京クルセイド」の監督・高橋は、河川敷で草サッカーチームの助っ人をしていた「ジョーカー」こと、沖千尋に目をつけます。驚くような才能を持ちながら、どのチームにも所属していないという千尋。高橋は彼をチームに迎え入れようとしますが……。

“脚のきれいな選手求む!”という、風変わりな募集要項を掲げる東京クルセイド。サッカーに適した筋肉の使い方や体づくりの方法を知ることで、実力を伸ばしていく異色のチームの活躍が描かれます。努力について新たな視点を投げかける、おすすめのサッカー漫画です。

さよなら私のクラマー

講談社 著者:新川直司 全14巻完結

さよなら私のクラマー

高校の女子サッカー部を題材にした、おすすめの青春サッカー漫画です。著者は『四月は君の嘘』を手がけたことで有名な新川直司。「月刊少年マガジン」にて2020年まで連載され、前日譚を含めてアニメ化・アニメ映画化もされました。

中学時代は環境に恵まれず、思うように実力を発揮できなかった周防すみれ。強豪校へ進学するのではなく、すみれとサッカーをすることを選んだライバル・曽志崎緑。そんな個性のある女子高生たちが蕨青南高校の弱小女子サッカー部に集い、頂点を目指していく物語です。

サッカーに青春をかける女子高生たちの揺れ動く内面が、繊細に表現されています。女子サッカーならではの個性豊かなチーム戦術や、直面している問題点に触れられているのもポイント。群像劇のようなサッカー漫画が気になる方はぜひチェックしてみてください。

潔癖男子!青山くん

集英社 著者:坂本拓 全13巻完結

潔癖男子!青山くん

極度に潔癖な天才少年・青山くんの活躍と日常をコミカルに描いた、”無菌系攻撃型サッカー部コメディー”。「ミラクルジャンプ」や「週刊ヤングジャンプ」で連載され、アニメ化もされたサッカー漫画です。

富士美高校サッカー部に入部してきた青山くんは、U-16サッカー日本代表に選ばれるほどの実力の持ち主。しかし、日常生活からプレースタイルに至るまで、極度の潔癖という一面がありました。それでも公式戦無敗という彼の実力とは、一体どのようなモノなのでしょうか。

素手でボールを触ることも、相手との接触プレーも避けるという、異色のプレースタイルを貫く青山くん。そんな彼ならではの卓越した技術や、ユーモラスな高校生活ぶりが見どころになっています。コメディー要素だけでなくスポ根要素も楽しめる、おすすめのサッカー漫画です。

エリアの騎士

講談社 原作:伊賀大晃 漫画:月山可也 全57巻完結

エリアの騎士

夢を諦めかけていた少年がサッカー選手として大成するようになるまでを、中学時代から追いかけるサッカー漫画の長編作。2006〜2017年まで「週刊少年マガジン」で連載され、累計1300万部を突破した人気作です。

U-15サッカー日本代表であり、中学のサッカー部主将も務める逢沢傑を兄に持つ主人公・駆。名選手である兄に憧れながらも、駆は昔の事故がきっかけで左足が使えず、サッカー部のマネージャーとして過ごしていました。そんなある日、兄に紅白戦出場を命じられてしまいます。

数々の困難に見舞われながらも、駆が兄弟の強い絆でサッカー選手として再生し、成長していく様が見どころ。現実味のある華やかなプレーの数々も見応えがあります。挫折から始まる、ドラマチックなサッカー漫画が読みたい方におすすめの1作です。

BE BLUES! 〜青になれ〜

小学館 著者:田中モトユキ 全49巻完結

BE BLUES! 〜青になれ〜

サッカー日本代表になるため、数多くの逆境を乗り越えていく少年のたくましい生き様を描いた作品。第60回小学館漫画賞を受賞したサッカー漫画の秀作です。2011年から「週刊少年サンデー」で連載され、全49巻で完結しました。

物語は、サッカー少年・一条龍が小学生の頃からスタート。本気でサッカー日本代表を目指す龍は、幼なじみの双子・優人と優希とともに全国少年サッカー大会での優勝を目指しています。しかし、思いがけない不運が龍を襲うのです。

挫折を経験しながらも、ひたすら夢に向かって邁進する龍の姿を爽やかに描いた名作。プレーの躍動感と選手の緊張を感じられるような試合描写にも定評があります。気持ちが前向きになれるような、熱いサッカー漫画を読みたい方におすすめです。

TIEMPO ーティエンポー

集英社 著者:飯野大祐 全17巻完結

TIEMPO ーティエンポー

泣き虫な初心者のサッカー少年が、突出した分析力を武器に選手として実力を伸ばしていく姿を追った、ロジカルな高校サッカー漫画です。2018年から「ヤングジャンプ」「となりのヤングジャンプ」などで連載され、2023年に完結しました。

中学生になってからサッカーを始めたものの、真面目な性格もあり、着実に実力を伸ばしてきた主人公・瀬戸柚樹。しかし、実力者でありながら気が強い超狂犬フォワード・朝美圭右がサッカー部に中途入部したことで、柚樹の穏やかな日常は一変してしまうのです。

圭右とのプレーによって精神崩壊状態にまで追い込まれた柚樹が、高校のサッカー部を舞台に大きく変化し、成長していく姿が描かれます。サッカーのパス回しや、連携プレーに焦点を当てたサッカー漫画が気になる方にもおすすめの作品です。

Mr.CB

秋田書店 原作:綱本将也 漫画:谷嶋イサオ 既刊14巻

Mr.CB

守備の中核を担うポジション・センターバックを物語の軸にしたサッカー漫画です。原作者は、『GIANT KILLING』も手がけている綱本将也。2018年より「ヤングチャンピオン」にて連載されています。

国内のプロリーグ3部で奮闘する弱小サッカークラブ・東京ワンダーズは、2部昇格を果たせなければ消滅の危機に瀕していました。元日本代表センターバック・吉永衛はこの窮地を脱するため、センターバックの素質を見出した無名の高校生・千明明を自ら選手として育てはじめます。

ベテラン選手と新人がコンビを組んで、センターバックとしてチームを勝利へと導いていく戦いぶりが見どころ。ディフェンダーの視点から見たサッカーの醍醐味や、下位リーグならではの人間ドラマも丁寧に表現されている、おすすめのサッカー漫画です。

ブクロキックス

講談社 著者:松木いっか 全5巻完結

ブクロキックス

アイマスクを着用してプレーする5人制の競技・ブラインドサッカーをテーマにした、青春サッカー漫画。話題作『日本三國』の著者・松木いっかの連載デビュー作です。

池袋の整体院に勤める盲目の青年・小山田千洋は、日韓ハーフの美少女・ジヘに誘われて、ブラインドサッカーのチーム・ブクロホチキスに加入することになります。なんと、強豪チーム・玉帝新宿に勝てば、賞金1千万円が貰えるという噂が流れており……。

音が出るボールを使うブラインドサッカーに、年齢も立場も異なる個性豊かな5人が挑む、ユニークなサッカー漫画。ブラインドサッカーの魅力が巧みに表現されており、サッカーに詳しくない方も楽しみやすいおすすめの作品です。

マネーフットボール

芳文社 著者:能田達規 全7巻完結

マネーフットボール

年俸やクラブ運営など、プロサッカーにおけるお金をテーマにした新感覚のサッカー漫画。関東の強豪クラブから地方クラブへとレンタルで移籍してきた、20歳のプロサッカー選手・梶本が主人公です。

レンタル選手として、リーグ2部・愛媛イーカッスルで奮闘していた梶本。元の所属チームに戻りたいと希望するものの、レンタル期間が延長されることになり、なかなか弱小チームから脱することができません。果たして梶本は、願い通り元チームに復帰できるのでしょうか。

稼げるプレイヤーになるべく奮闘する梶本を軸に、プロサッカー界のリアルな金銭事情を描いていくのが特徴。戦術論やチーム強化のために考慮すべきポイントなどにも丁寧に触れられています。サッカーチームの経営の裏側を見てみたい方におすすめのサッカー漫画です。

蒼く染めろ

講談社 著者:桜井ミヤト 既刊12巻

蒼く染めろ

落ちこぼれだった弟が、天才の兄とともに日本のサッカー界での下剋上を狙う、おすすめのサッカー漫画。講談社の漫画アプリ「マガジンポケット」にて、2021年から配信中の作品です。

15歳にして「日本サッカー界の至宝」と呼ばれ、スペインのプロチームの下部組織に所属していた飛高紅也。そんな天才を兄に持つ蒼士は、兄と離れたことをきっかけにサッカー選手の夢を諦めてしまった落ちこぼれでした。

各国の強豪チームが紅也をスカウトするなか、紅也はそんな弟・蒼士とともにプレーするため、なんと蒼士が進学した高校に入学してくるのです。

2人は強い兄弟の絆とそれぞれの個性を武器に、日本でさまざまな強敵相手に番狂せを起こしていきます。漫画ならではの壮大なスケールの戦いにワクワクできる、新世代のサッカー漫画です。

サッカー漫画のおすすめ|昔

シュート!

講談社 著者:大島司 全33巻完結

シュート!

累計部数は5000万部を超える、サッカー漫画の金字塔的名作。2003年まで約13年間「週刊少年マガジン」で連載され、第18回講談社漫画賞を受賞しました。実写化のほか、2022年にも新作アニメが放送されるなど、完結後も世界各国で親しまれる人気作です。

憧れの天才選手・久保嘉晴と一緒にプレーするため、田仲俊彦は掛川高校サッカー部に入部します。しかし、部に久保の姿はなく、不真面目な先輩たちからは雑用を押し付けられてばかりに。そんな日々に不満を募らせていたところ、2年生とレギュラーをかけた試合をすることになるのです。

憧れの天才に近づくため努力する、田仲の苦悩や成長が多くの読者の支持を集めた本作品。”サッカー、好きか?”などの名言や「伝説の11人抜き」をはじめとする名シーンが数多くあります。正統派な青春漫画が好きな方にもおすすめのサッカー漫画です。

ホイッスル! 文庫版

集英社 著者:樋口大輔 全15巻完結

ホイッスル! 文庫版

Jリーガーを夢見る少年が、ひたむきな努力で成長していく姿をストレートに描いたサッカー漫画。1998〜2002年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた名作です。2023年には連載25周年を記念した展覧会なども開催されました。

背が低いというハンデがあり、サッカーの名門・武蔵森学園サッカー部では常に3軍の補欠選手だった主人公・風祭将。サッカーを諦めたくないという思いから、桜上水中へと転入してきます。ところが、周囲の人々から武蔵森でレギュラーだったと勘違いされてしまうのです。

あまりサッカーが上手くなかった風祭が、新天地でサッカーの楽しさを思い出し、自分で未来を切り拓いていく姿が魅力的に描かれます。好きなことを諦めない尊さや、サッカーのチームプレーの醍醐味を感じられる、おすすめの青春サッカー漫画です。

ファンタジスタ

講談社 著者:草場道輝 全25巻完結

ファンタジスタ

1999〜2004年にかけて「週刊少年サンデー」で連載されていた、正統派なサッカー漫画。高校生の主人公が、ずば抜けた技術と創造性のあるプレーで魅せる天才的な選手「ファンタジスタ」へと成長していくまでを追いかける一代記です。

九州の小さな島から、姉がサッカー部の監督を務める東京の水元高校へとやってきた1年生・坂本轍平。轍平は早速、スター選手が揃う強豪・帝東高校相手の試合に秘密兵器として投入されます。しかし、轍平にチームプレーの経験はなく……。

並外れたテクニックとスピードを持つ轍平。個人技に優れた彼が、組織プレーに葛藤しながら、より大きな舞台へとステップアップしていきます。現実的な試合描写に定評があるおすすめのサッカー漫画です。

・小学館 文庫版 全13巻完結

キャプテン翼

集英社 著者:高橋陽一 全37巻完結

キャプテン翼

“ボールは友達”をモットーにするサッカー少年・大空翼の躍進を描いた、サッカー漫画の不朽の名作です。1980年代に「週刊少年ジャンプ」で連載され、爆発的な人気を集めました。複数の続編が刊行されており、シリーズとして世界累計発行部数は9000万部を突破しています。

大空翼は、日本をW杯で優勝させることを夢見る小学6年生。南葛小に転校してきた翼は、サッカー場の使用について争っていた修哲小の天才ゴールキーパー・若林源三と出会います。若林に勝負を挑むものの、両校の対抗戦で勝敗を決めることになり……。

純粋にサッカーを楽しむ翼の成長とともに、サッカーの多彩な魅力を巧みに描き出している傑作。ワクワクするような、ダイナミックな必殺技の数々にも注目してみてください。世代を超えて世界のサッカー文化に影響を与え続けている、おすすめのサッカー漫画です。

・集英社 文庫版 全21巻完結

イレブン

電書バト 原作:七三太朗 漫画:高橋広 全43巻完結

イレブン

『風光る』『Dreams』などの、人気野球漫画を手がけた七三太朗が原作を務めたサッカー漫画です。1985年から「月刊少年ジャンプ」で連載されていました。

陸上で中学記録を持つ主人公・青葉茂は、武蔵台高校に入学して早々、陸上部に勧誘されます。しかし、茂の夢は元日本代表サッカー選手だった父に負けないサッカー選手になること。亡き父が遺したノートに書かれている教えに従い、茂はサッカー部へと入部します。

サッカーはまったくの素人だった茂が、陸上で鍛えた脚と根性を武器に一流選手として実力を伸ばしていく、スポ根サッカー漫画。昔懐かしいサッカー漫画を読んでみたい方におすすめです。

ORANGE

秋田書店 著者:能田達規 全13巻完結

ORANGE

架空のサッカーリーグ「Fリーグ」を舞台に、弱小チームが1部リーグ昇格を目指して奮闘するおすすめのサッカー漫画です。2001年に「週刊少年チャンピオン」で連載開始され、2004年に完結しました。

物語の中心は、リーグ2部でくすぶる愛媛のプロサッカーチーム・南予オレンジFC。スペイン帰りの天才ストライカー・若松ムサシが加入したことをきっかけに、どん底だった弱小チームが奇跡の復活を果たしていく様を追いかけます。

地方の弱小チームを軸に、それぞれの選手の活躍だけでなく弱小チームならではの問題点まで丁寧に描かれているのがポイント。昇格に夢を賭けた選手たちのプロサッカー物語を描いた、おすすめの作品です。

ANGEL VOICE

秋田書店 著者:古谷野孝雄 全40巻完結

ANGEL VOICE

「週刊少年チャンピオン」で連載され、人気を集めた本格高校サッカー漫画。荒廃したサッカー部の立て直しを図る監督の奮闘と、不良たちの成長を描いた感動作です。

ケンカの腕に自信がある不良ばかりが集まり、「県内最強軍団」と皮肉られていた市立蘭山高校サッカー部に、新監督・黒木鉄雄がやって来ます。廃部を免れるには県大会ベスト4入りという条件を前に、黒木は部を再生し、部員たちの熱い心を取り戻せるのでしょうか。

ケンカに明け暮れていたサッカー部員たちが精神的にも成長し、チームとして団結していく過程をじっくりと追いかけられるのが魅力。熱く、切ないドラマの数々に涙したという読者も多い、おすすめのスポ根サッカー漫画です。

1/11 じゅういちぶんのいち

集英社 著者:中村尚儁 全9巻完結

1/11 じゅういちぶんのいち

1人のサッカー少年と縁があった人々の人間ドラマを、各話で主人公を入れ替える連作短編形式で描いた青春サッカー漫画。2014年に実写映画化もされた人気作です。

才能が及ばない現実を前に、中学卒業時にサッカーを辞めてしまった安藤ソラ。そんな彼の元に突然、中学生にして女子日本代表に選ばれた天才・若宮四季が現れます。彼女との対話を通して、ソラの心の奥底にあったサッカーへの情熱が再びよみがえり……。

サッカー選手・ソラの存在が、周囲の人々の人生に少しずつ影響を与えていきます。誰もが経験しうる悩みや葛藤、変化が瑞々しく描かれているのがおすすめポイント。”泣ける漫画”と高い評価を集めたサッカー漫画が気になる方はチェックしてみてください。

オフサイド

講談社 著者:堀内夏子 全15巻完結

オフサイド

高校のサッカー部を舞台に、優れたサッカーセンスを持つ主人公が弱小サッカー部で全国大会優勝を目指していく物語。80年代後半から90年代にかけて「週刊少年マガジン」で連載されていた、爽やかなスポ根サッカー漫画です。

主人公・熊谷五郎は恵まれた体格と才能を持つゴールキーパーでしたが、サッカー名門校の受験日に事故に遭ってしまいます。結果、近所の私立川崎高校へと進学。弱小で知られるサッカー部へと入部した五郎は、サッカーへの情熱でチームを大きく改革していくのです。

人数が少ないながらも夢を諦めず、国立競技場を目指して奮闘するチームの成長ぶりがリアルな競技描写とともに表現されています。サッカーを通じて深めるチームメイトとの友情や、淡い恋模様など、高校生ならではの繊細な青春ドラマも楽しめるおすすめのサッカー漫画です。

俺たちのフィールド

小学館 著者:村枝賢一 全34巻完結

俺たちのフィールド

一度サッカーから離れていた少年が、再びサッカーへの愛に目覚め、高校から世界の舞台まで羽ばたいていく姿を描いた作品。90年代の「週刊少年サンデー」を代表するサッカー漫画です。

サッカーを愛する少年・高杉和也が目標にする人は、プロのサッカー選手である父・貫一。いつか父とともにプレーすることを夢見て、日々練習に明け暮れていました。そんなある日、サッカーの上手い転校生・騎場拓馬に父に関することでプライドを傷つけられ……。

Jリーグの誕生直前に連載開始された本作品は、物語と現実のサッカー史がリンクしているのが特徴。当時の日本のサッカー界の空気感をサッカー漫画として味わえる、おすすめの熱血スポーツ漫画です。