競技人口の少ないスポーツを題材にして描く「マイナースポーツ漫画」。カバディやアルティメットのような一般的な認知度自体が低い競技を扱う作品もあれば、女子野球といったスポーツ自体は有名でも、競技人口が少ないスポーツを扱った作品もあります。

そこで今回はマイナースポーツ漫画のおすすめをご紹介。スポーツに対して新しい発見がある作品も多いので、気になる作品をぜひチェックしてみてください。

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マイナースポーツ漫画おすすめ|完結

アイシールド21

集英社 原作:稲垣理一郎 作画:村田雄介 全37巻完結

アイシールド21

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アメリカンフットボールを題材にしたスポーツ漫画の名作です。2002年から「週刊少年ジャンプ」で連載され、2009年に完結。原作は『Dr.STONE』を手掛けた稲垣理一郎、作画は『ワンパンマン』で有名な村田雄介が担当しています。

泥門高校の気弱な1年生・小早川瀬那は、幼い頃からパシリとしてこき使われる青春を送ってきました。そんなパシリ生活を通して得た瀬那の俊足に目をつけたのが、悪魔のような男・ヒル魔。彼によって、瀬那は高校のアメリカンフットボール部へ引きずり込まれるのです。

日本ではマイナースポーツであったアメフトの競技人口を増やすきっかけになったとも言われる傑作。アメフトならではのゲーム性を活かしたドラマチックな展開の数々と、躍動感あふれる作画に手に汗握る、おすすめのスポーツ漫画です。

ちはやふる

講談社 著者:末次由紀 全50巻完結

ちはやふる

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「小倉百人一首」のかるた札を取り合い、札数を競い合うマイナースポーツ・競技かるたに焦点を当てた1作。第35回講談社漫画賞少女部門をはじめ、数々の漫画賞に輝いた青春漫画の金字塔的作品です。アニメ化のほか、実写映画化でも話題を集めました。

小学6年生の頃、福井県からの転校生・綿谷新との出会いを通じて、小倉百人一首競技かるたの存在を知った綾瀬千早。何かに夢中になったことがなかった千早は、競技かるたを前にした新の手さばきに衝撃を受けます。一方、新も千早が持つ才能に釘付けになり……。

高校の競技かるた部を軸に展開される本作品。知力だけでなく、反射神経や体力も必要とされる競技かるたの、厳しくも美しい闘いぶりが熱く表現されています。小倉百人一首の世界観にもわかりやすく触れられるおすすめの名作です。

灼熱カバディ

小学館 著者:武蔵野創 全31巻完結

灼熱カバディ

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鬼ごっこに似たチームスポーツで、「走る格闘技」とも称されるカバディを扱った熱血スポーツ漫画です。アニメ化や舞台化もされたマイナースポーツ漫画の話題作。2015年から「マンガワン」「裏サンデー」で配信連載され、2024年に完結しました。

主人公・宵越竜哉はかつてサッカーの有名選手だったものの、高校入学とともにスポーツから遠のいてしまいます。そんな彼を勧誘しに来たのは、なんとカバディ部。内心バカにしていた宵越でしたが、練習場ではまるで格闘技のように激しい競技が行われていたのです。

カバディの魅力を真正面から描いた、正統派のスポ根漫画。マイナースポーツの舞台で高みを目指す登場人物たちそれぞれの深い人間ドラマも、高い評価を集めています。純粋な身体能力と心理的駆け引きがぶつかり合う、熱いスポーツ漫画を読みたい方におすすめです。

火ノ丸相撲

集英社 著者:川田 全28巻完結

火ノ丸相撲

日本古来の武道・相撲に情熱を捧げる少年の壮大な道のりを描いたマイナースポーツ漫画です。2019年まで「週刊少年ジャンプ」にて連載され、2018年にはアニメ化もされました。

大太刀高校相撲部は、部員が1人しかいない弱小部。そんな無名の相撲部に入部してきた新入生・潮火ノ丸は力士としては非常に小柄で、身長が160cm程度しかありません。しかし、そんな火ノ丸には驚くべき過去があり……。

重さや大きさが圧倒的に有利な無差別級格闘技・相撲において、横綱を目指す小兵力士・火ノ丸がどのように勝ち上がっていくかが見どころ。学生相撲と大相撲、それぞれの舞台ならではの醍醐味も描かれています。相撲の奥深い魅力を楽しめる、おすすめの1作です。

あさひなぐ

小学館 著者:こざき亜衣 全34巻完結

あさひなぐ

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武道から競技化されたマイナースポーツ・薙刀に打ち込む女子高生たちの青春を描いた1作。第60回小学館漫画賞一般向け部門に輝き、舞台化や実写映画化もされた秀作です。

中学時代は美術部で、運動部は未経験という高校1年生・東島旭。まったくの未経験でも全国に名を轟かせられるという誘い文句に惹かれ、薙刀部へと入部します。「強い女」になるべく奮闘する旭は、これまでと違う自分になれるのでしょうか。

さまざまな境遇の女子高生たちが、薙刀を通して心身ともに成長していく様が熱く描かれます。薙刀を打つ際のスピード感が伝わるような迫力あふれる作画も見どころ。心理面をていねいに描いた、青春群像劇が好きな方にもおすすめのマイナースポーツ漫画です。

送球ボーイズ

小学館 原作:フウワイ 作画:サカズキ九 全25巻完結

送球ボーイズ

中学生から社会人まで実際にプレーしていた著者が描く、ハンドボールを題材にしたマイナースポーツ漫画。2022年まで「裏サンデー」にて配信形式で連載されていました。

舞台は、マイナースポーツであるハンドボールの聖地になることを目指す富山県氷見市。そんな田舎町で育ったハンドボール少年・凪は、東京から転入してきたという少年・エイトと出会います。エイトもハンドボール部へと入部しようとしますが……。

ハンドボールが盛んな氷見市で全国大会出場を目指して繰り広げられる、高校生たちの熱い闘いを描いたスポーツ漫画。走って跳んでを繰り返すハンドボールの過酷さや面白さが、経験者ならではの視点からリアルに表現されているのがおすすめポイントです。

紅緋のアルティ

小学館 著者:菅野ナオト 全3巻完結

紅緋のアルティ

フライングディスクをパスしながらエンドゾーンへ運び、得点を競い合うマイナースポーツ・アルティメットをテーマにした1作。「裏サンデー」などで配信連載され、全3巻で完結しています。

主人公・峰村蘇芳は、写真撮影や山登りが趣味の地味な女子高生。常に目立たず、観客でありたいと思って生きてきました。そんな蘇芳がある日、アルティメットのトッププレイヤーと出会い、助っ人として対抗戦に参加することになるのです。

走力や跳躍力に加えて、フライングディスクを操る技術も要求されるアルティメット。文化系女子だった蘇芳の身体的・精神的成長が熱く描かれます。ダイナミックなプレーが魅力的なマイナースポーツの世界を見てみたい方は、ぜひチェックしてみてください。

さよなら私のクラマー

講談社 著者:新川直司 全14巻完結

さよなら私のクラマー

青春漫画の名作『四月は君の嘘』を手掛けた新川直司が描く、女子サッカーを題材にしたおすすめのマイナースポーツ漫画です。「月刊少年マガジン」で連載され、メディアミックス作品も多数展開されました。

突出した才能を持ちながらも周囲に恵まれず、中学時代は輝くことなく終わってしまった周防すみれ。そんなすみれに、曽志崎緑は”一緒のチームに行こうよ、一人になんてさせないから”と誘いを持ちかけます。ライバルからの真摯な言葉に、すみれはどのように応えるのでしょうか。

男子と比べて、マイナースポーツである女子サッカーに焦点を当てた本作品。女子選手ならではのチーム戦術や連携プレーが描かれるのがポイントです。個性豊かな女子高生たちの揺れ動く心情もみずみずしく表現されており、青春群像劇としても読み応えがある1作です。

クロス・マネジ

集英社 著者:KAITO 全5巻完結

クロス・マネジ

「週刊少年ジャンプ」で連載されていた、マイナースポーツ・ラクロスを軸にした青春スポーツ漫画です。著者は青春漫画『青のフラッグ』で人気を集めたKAITO。女子ラクロス部で奮闘する男子マネージャーの活躍が描かれます。

どの部活も長続きせず、何事にものめり込めない日々に悩みを抱えていた男子高校生・櫻井。そんなある日、たった1人でラクロスの練習に励む女子高生・深空と知り合いになります。下手でもひたむきに練習に励む彼女に心を動かされ、櫻井は女子ラクロス部の門を叩きますが……。

スポーツは勝たなければ意味がないと考えていた櫻井が、女子ラクロス部のマネージャー活動を通して少しずつ変化していく様が見どころ。不器用で甘酸っぱい恋愛模様にも注目しながら読みたい、おすすめのマイナースポーツ漫画です。

モンキーターン

小学館 著者:河合克敏 全30巻完結

モンキーターン

“ボートレースマンガの金字塔”との呼び声も高い、ボートレースを題材にしたマイナースポーツ漫画。1996〜2005年まで「週刊少年サンデー」で連載され、第45回小学館漫画賞も受賞した名作です。

主人公・波多野憲二は、幼い頃から抱いていたプロ野球選手になる夢を断念し、ボートレーサーを目指す17歳。その裏には、担任教師からの声かけがありました。狭き門である研修所の試験を突破し、憲二は果たして夢のボートレーサーになれるのでしょうか。

“ボートレースを身近な存在にした”と評される本作品。ライバルたちと切磋琢磨しながら厳しい訓練を乗り越え、アスリートとして挑戦し続けるボートレーサーたちの熱い生き様が垣間見られます。ボートレースのスポーツとしての魅力がわかりやすい、おすすめの作品です。

新装版 いわかける! ーClimbing Girlsー

小学館 著者:石坂リューダイ 全4巻完結

新装版 いわかける! ーClimbing Girlsー

マイナースポーツからオリンピックの実施競技に採用され、注目度が高まっているスポーツクライミングをテーマにした作品。アニメ化や舞台化もされており、第2部まで展開された人気作です。

数多の対戦パズルゲーム大会で優勝してきた笠原好は、高校で偶然にも学内の名物・クライミングウォールを目にします。ゲームとパズルで培った頭脳を武器に、好が「岩のパズル」ことスポーツクライミングに挑戦する様を追いかける物語です。

好をはじめ、スポーツクライミングで頂点を目指す女子高生たちによる、それぞれの得意を活かした勝負が繰り広げられます。可愛い登場人物たちが美しい肉体を駆使して壁を登っていく躍動感にも注目しながら読みたい、爽やかなスポ根漫画です。

ブルーサーマル ー青凪大学体育会航空部ー

新潮社 著者:小沢かな 全5巻完結

ブルーサーマル ー青凪大学体育会航空部ー

体育会航空部を舞台に、グライダーを操縦する大学生の青春模様を描いたマイナースポーツ漫画です。グライダーはエンジンを持たず、風を読むことで飛行するスカイスポーツの一種。2022年にはアニメ映画も公開されました。

主人公・都留たまきはキラキラとしたキャンパスライフに憧れを抱き、恋愛を楽しむために青凪大学に入学した女子大生。ひょんなことから体育会航空部の雑用係を務めることになったたまきは、グライダーと空の美しさに瞬く間に魅了され……。

飛行スピードを競い合うスポーツグライダーを通して仲間との絆を深めていく大学生たちの、みずみずしくほろ苦い青春を追いかける1作。スカイスポーツや体育会航空部のリアルな舞台裏を垣間見られる、おすすめの作品です。

ALL OUT!!

講談社 著者:雨瀬シオリ 全17巻完結

ALL OUT!!

高校の部活動としてはマイナースポーツである、高校ラグビーを扱った青春スポーツ漫画です。2012〜2020年に「モーニング・ツー」で連載され、さまざまなメディアミックスも行われるヒット作になりました。

気が強くて喧嘩っ早い祇園健次は、身長が159cmと小柄なことをコンプレックスに感じています。そんな健次が神奈川高校に入学して出会ったのが、190cmの長身がありながらも気弱な石清水澄明。2人はひょんなことから一緒にラグビー部へ見学に行きますが……。

体格も性格も正反対なコンビを軸に、全国大会を目指すラグビー部の奮闘と躍進を描いた王道スポ根漫画。さまざまな体格や特技を持つ人が活躍できるラグビーの世界が未経験者にも伝わりやすいよう、専門用語などは噛み砕いて表現されているのがおすすめポイントです。

ブクロキックス

講談社 著者:松木いっか 全5巻完結

ブクロキックス

アイマスクと音の出るボールを使用する、5人制のマイナースポーツ・ブラインドサッカーに焦点を当てた1作。一般の大会では障がいの有無にかかわらずプレーできるブラインドサッカーに、年齢も特性もさまざまな寄せ集めのチームが挑む物語です。

生まれつき全盲の青年・小山田千洋は、日韓ハーフの美少女・ジヘにブラインドサッカーチームへ勧誘されます。チームの監督・葉山によると、強豪チーム・玉帝新宿に勝利すれば賞金1千万円が貰えるとのこと。玉帝新宿との対戦に向けて、急遽メンバーを集めますが……。

個性豊かなメンバーたちが、障がいや立場の垣根を越えてブラインドサッカーに没頭していく様が爽快な1作。声と音に神経を尖らせてプレーする、ブラインドサッカーの醍醐味が巧みに表現されています。”競技の観方が変わる”とも評される、おすすめのマイナースポーツ漫画です。

マイナースポーツ漫画おすすめ|連載中

ドッグスレッド

集英社 著者:野田サトル 既刊4巻

ドッグスレッド

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冬季のスポーツ・アイスホッケーをテーマにしたスポーツ漫画です。著者は『ゴールデンカムイ』で人気を博した野田サトル。同氏の過去作品『スピナマラダ!』をリメイクする形で、2023年から「週刊ヤングジャンプ」にて連載されています。

物語の始まりは2010年の北海道。白川朗はフィギュアスケートの全日本ジュニア選手権大会決勝で歴代最高得点を記録しながらも、突然暴れ出したことによって失格・永久追放になってしまいます。そんなロウが苫小牧で出会ったのは、氷上格闘球技・アイスホッケーでした。

スピード感あふれる動きで激しいぶつかり合いが繰り広げられるアイスホッケーの世界が、熱くドラマチックに描かれているのがポイント。著者ならではの個性的なキャラクターによるユーモラスな掛け合いも笑いを誘う、おすすめのマイナースポーツ漫画です。

弱虫ペダル

秋田書店 著者:渡辺航 既刊91巻

弱虫ペダル

自転車競技のロードレースを題材にした本格派のマイナースポーツ漫画。「週刊少年チャンピオン」にて2008年から長期連載されている名作です。第39回講談社漫画賞少年部門に輝き、舞台や実写映画などさまざまなメディアミックス展開も行われています。

アニメ・ゲーム・ガシャポンフィギュアを愛する高校生・小野田坂道は、急斜面の坂道を走って往復90kmの距離にある秋葉原へと通い詰める日々を送っていました。そんな坂道がひょんなことから自転車競技に出会い、自転車の楽しさに目覚めていく様が描かれます。

マイナースポーツである自転車競技の知名度向上にも大きく貢献したとされる本格スポーツ漫画。学校のエースを勝たせるために、それぞれのメンバーがどのような戦略と心情でレースに挑むのかという、チーム戦ならではの熱いドラマの数々に定評がある1作です。

リアル

集英社 著者:井上雄彦 既刊16巻

リアル

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『SLAM DUNK』の著者・井上雄彦が、車いすバスケに焦点を当てた本格スポーツ漫画。第5回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した秀作です。車いすバスケは国内大会では障がいの有無を問わず出場でき、マイナースポーツとして注目を集めています。

ナンパした女性とバイクに乗っていたところで事故に遭い、怪我を負わせてしまった野宮朋美は、高校もバスケも辞め、何もかもうまくいかない日々を過ごしていました。そんなある日、体育館で出会った車いすの男性・戸川清春にバスケで1on1を挑みますが……。

それぞれに重い現実を抱えた3人の青年の人間ドラマを軸に、格闘技のように激しくぶつかり合う車いすバスケの世界を描いた名作。障がいと向き合いながら勝利を目指す登場人物の生き様が胸を打つ、おすすめのマイナースポーツ漫画です。

ぐらんぶる

講談社 原作:井上堅二 作画:吉岡公威 既刊23巻

ぐらんぶる

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人気のマイナースポーツ・スキューバダイビングを愛する大学生たちの、破天荒な日常を追いかける青春コメディー。2014年から「good!アフタヌーン」で連載され、実写映画化でも読者に衝撃を与えました。

大学進学を機に海沿いの街で一人暮らしを始めた北原伊織。ひょんなことから大学のダイビングサークル「Peek a Boo」に目をつけられ、いつの間にかサークルの一員として過ごすようになります。果たして伊織にどのような大学生活が待ち受けているのでしょうか。

野球拳以外のジャンケンを知らないむさ苦しい男たちに囲まれながら、酒とダイビングに没頭する混沌とした青春模様が笑いを誘います。ギャグを軸にしつつもダイビングの知識や魅力もていねいに描かれており、マイナースポーツ漫画としても楽しめるおすすめの作品です。

ボールルームへようこそ

講談社 著者:竹内友 既刊12巻

ボールルームへようこそ

「月刊少年マガジン」で連載され、アニメ化もされたマイナースポーツ漫画の人気作。競技ダンスの世界に身を投じた平凡な少年が、少しずつ才能を開花させていく様を描いたダンススポーツ青春譚です。

何の目標も特技もない平凡な中学生・富士田多々良は、ある日、不良に絡まれていたところを謎の男性に助けられます。勘違いで連れて行かれたのは、社交ダンスの教室。偶然がきっかけで社交ダンスの熱に触れた多々良は、その世界に衝撃を受け……。

競技ダンスの世界の猛者たちに刺激され、何もない自分を変えるために初心者から飛び込んだ多々良の成長が、熱量あふれる筆致で表現されています。会場の緊張感が伝わるような臨場感満載のダンス描写も高い評価を得ている、おすすめの1作です。

球詠

芳文社 著者:マウンテンプクイチ 既刊16巻

球詠

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女子野球を軸にした本格スポーツ漫画です。2016年に「まんがタイムきららフォワード」にて連載開始され、アニメ化や舞台化もされました。

中学時代は1回戦敗退の弱小野球部でピッチャーを務めていた武田詠深。投げる機会に恵まれなかった「魔球」への後悔を抱えながら、新越谷高校へと進学します。高校で幼なじみの捕手・山崎珠姫と再会した詠深は、珠姫なら自分の全力投球を受け止めてくれると気が付くのです。

再び野球への情熱を取り戻した女子高生が、活動停止中だった野球部を復活させ、高校野球の高みを目指していきます。個性豊かで可愛いキャラクターたちと、熱く本格的なプレー描写のギャップが魅力。野球を知る入口としてもおすすめのマイナースポーツ漫画です。