パソコンを構成する主要パーツのひとつである「CPU」。CPUには、高負荷な作業に耐えられるモノから軽い作業に適したモノまで、さまざまなモデルが発売されています。
そこで今回は、CPUのおすすめモデルをご紹介。スペックの見方や、用途に合わせたモデルの選び方も解説していきます。自作PCの作成や、CPUの買い替えを検討している方は、参考にしてみてください。
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- 目次
- CPUとは?簡単に解説
- CPUの規格やスペックの基礎知識
- CPUの選び方
- CPUのおすすめモデル|ゲーミングPC向け
- CPUのおすすめモデル|動画編集・配信向け
- CPUのおすすめモデル|サブPC向け
- CPUの売れ筋ランキングをチェック
CPUとは?簡単に解説

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CPUとは「Central Processing Unit」の略称で、日本語では中央演算処理装置といいます。PC全体の管理や制御を行っており、パソコンの頭脳とも呼ばれる重要なパーツです。例えば、キーボードやマウスなどの周辺機器から来た信号をCPUが処理し、ほかのパーツに送るなどの作業を行っています。
ハイスペックなCPUであるほど高速な処理が可能です。ゲーミング性能の高さや快適な動画編集環境を求めるなら、CPUの性能を重視しましょう。また、CPUのメーカーは、インテルとAMDが2大シェアを占めています。PCを自作するときにも、2つのメーカーから選ぶのが主流です。
CPUの規格やスペックの基礎知識
開発世代

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CPUのスペックを判断する際には、開発世代に注目しましょう。開発世代が新しいほど、1コアあたりの処理性能が高いのがポイント。さらに、新しい世代ほど省電力なモノが多いのも特徴です。
開発世代は、インテルならハイフンのあとに続く数字で確認できます。例えば「Core i7-13700」であれば、第13世代です。一方AMDの場合は、右端にある4桁の数字の先頭で確認できます。例えば「Ryzen5 3600X」であれば、第3世代です。ただし、AMDの場合は先頭数字と世代が一致しない場合もあるので注意しましょう。
CPUを選ぶときは、基本的に最新世代を選ぶのが無難。しかし、コスパを考慮すると前世代のモデルが適している場合もあります。スペックやコスパのバランスを見て判断しましょう。
コア数

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コア数は、CPUに内蔵されているプロセッサー数のことで、1つのCPUに複数のコアが入っていることを「マルチコアプロセッサー」と呼びます。最近では10・12・14・16コアなどの搭載コア数が多く、性能の高い製品も豊富にラインナップされています。
コア数は人間に例えると、作業する人の数です。コア数が増えると同時に作業できる人数が増えるため、PCの処理速度が上がります。複数のアプリを同時に起動したときに高いパフォーマンスを発揮するためには、コア数の多いモデルがおすすめです。特に、ゲーム実況や動画配信など、同時並行での作業が多く発生しやすいシーンではコア数に着目してみるとよいでしょう。
スレッド数

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スレッド数とは、PCから認識されるコア数を表します。スレッド数が多いほど複数の処理を同時に行えるので、処理の効率化を図れます。基本的には、1つのコアにつき1スレッドですが、スレッド数を増やすことで、コアが複数あるようにPCへ認識させることが可能です。
例えば「6コア12スレッド」の場合は、実際は6コアであるところを12コアあるようにPCへ認識させます。スレッド数が増えると、作業できる数が疑似的に増えるため、CPUの処理速度向上につながるのが特徴です。
ただし、スレッド数が増えても実際のコア数が増えるわけではありません。「6コア12スレッド」と「12コア12スレッド」というCPUがあった場合、高性能なのは後者です。
クロック周波数

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クロック周波数とは、CPUが1秒間で処理できる速さのことを表します。単位は、メガヘルツ(MHz)やギガヘルツ(GHz)で表され、値が大きいほど処理速度や性能が高い傾向です。
ただし、クロック周波数が大きくなるほど消費電力と発熱量が増えるのが難点。大容量の電源や高性能なCPUクーラーが必要な場合もあるため、注意してみてください。
クロック周波数を定格以上にあげて高い性能を得ることを「オーバークロック」と呼びます。最近では、オーバークロックをしなくても負荷に合わせてクロック周波数を自動的に増加させる「ブースト機能」が搭載されているCPUもあります。
キャッシュ容量

キャッシュ容量とは、CPU内部に一時保存される記憶領域「キャッシュメモリ」の大きさのことです。画像データなどの頻繁に使用するデータをメインメモリまで読み込みに行くと、時間がかかるのが通常ですが、キャッシュメモリを活用することで、読み込み時間を短縮できます。
キャッシュメモリは、CPUから近い順にL1・L2・L3と複数設置されているのが特徴です。また、キャッシュメモリの容量は、CPUの処理速度にも影響します。動画編集や高画質なゲームをプレイする場合は、容量が大きいモノを選ぶのがおすすめです。
末尾のアルファベットの意味

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CPUの表記には「Core i7-13700K」のように、末尾のアルファベットが付く場合もあります。末尾のアルファベットは「サフィックス」と呼ばれ、CPUの性能を表しています。
例えばインテルの場合、末尾にFが付くのは内蔵GPUが搭載されていないモデルで、Kはオーバークロックが可能なモデル。KFは、オーバークロック対応かつ内蔵GPUを搭載していないモデルです。
AMDの場合は、末尾にGが付くのは内蔵GPUを搭載するモデル。Xは通常よりもベースクロックが高く設定されたモデルを表します。サフィックスによってCPUの処理性能が異なる場合もあるため、チェックしてみてください。
CPUの選び方
メーカーごとの特徴を知ろう
インテル(Intel)

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インテルは、本社をカリフォルニア州に置く世界的な半導体メーカーのひとつ。マイクロプロセッサー製品やフラッシュメモリー製品など、さまざまな製品を販売しています。
インテルの一般向けCPUには、エントリーモデルの「Celeron」や「Pentium」、主力モデルの「Core i」などのシリーズがあるのが特徴。Coreiシリーズは、エントリーモデルのCore i3、ミドルモデルのCore i5、ハイスペックモデルのCore i7、さらに上位モデルのCore i9と分かれます。
インテルは、第12世代以降「パフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャー」と呼ばれる2種類のCPUコアを搭載しているのが特徴。高性能なPコアと効率の高いEコアの組み合わせで、高いパフォーマンスを発揮します。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

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AMDは、インテルと同じくカリフォルニア州に本社を置く半導体メーカー。CPUはもちろん、RadeonシリーズなどのGPUメーカーとしても有名です。
AMDのCPUは、「Ryzen」が人気。RyzenシリーズにはRyzen3・Ryzen5・Ryzen7・Ryzen9があり、性能の高さはCore iシリーズの番号と対応しています。
AMDの特徴は、グラフィック性能が搭載されていないモデルが多いこと。また、Ryzenシリーズは標準でオーバークロックに対応しているシリーズも豊富なので、用途に合わせて性能をカスタマイズしやすいのも特徴です。
マザーボードのソケットに合うかチェック

CPUのソケットは規格によってそれぞれ形状やピンの数が異なります。最近では世代ごとに細分化されており、Intelの第14世代CoreプロセッサはLGA1700、AMDの第5世代RyzenプロセッサはAM5と呼ばれるソケットを採用しています。
CPUとマザーボードのソケットが違うと、正常に取り付けできず使用できないため、選ぶ際にはソケットの互換性もしっかりと確認しましょう。
用途に合ったモデルを選ぼう
ゲーミングPCには6コア以上でクロック周波数が高いモノがおすすめ

ゲーミングPCは、6コア以上でクロック周波数が高いモデルを選びましょう。シリーズは、Core i5・Ryzen5以上から選ぶのがおすすめです。高画質を維持してゲームをプレイしたい方は、ハイスペックなCore i7・Ryzen7などを推奨します。
ゲームタイトルによっては推奨スペックが高いモノがあります。新作のゲームでは高い性能を求められる場合もあるため、予算に合ったスペックを選んでみてください。
また、ゲームをしながらブラウザを閲覧したりチャットをしたりするなどの同時に行う作業が多い場合は、コア数の多いモノがおすすめです。
動画編集や配信にはより高性能なモデルを

動画編集やゲーム実況、配信などには、ハイスペックなモデルを推奨します。例えばゲーム配信の場合は、複数のアプリを同時に起動することがあるため、高速な処理性能が必要です。
また、時間がかかる動画のエンコードには、コア数やスレッド数が多く高いマルチスレッド性能をもったモデルがおすすめです。4K動画の編集や3Dゲームの配信などの高負荷な作業を行う場合は、Core i9・Ryzen 9のような上位モデルを選ぶのがよいでしょう。
普段使い用のサブPCにはコスパが高いモデルがおすすめ

動画視聴やSNS、WordやExcelなどの一般的な利用には、コスパのよいモデルがおすすめです。Core i5、Ryzen 5シリーズなら事務作業はもちろん、簡単な動画編集ができるスペックのモノもあります。
複数のアプリを立ちあげることが少ないなら、エントリーモデルに近いCore i3やRyzen 3でもほとんど問題はありません。また、コストを抑えたいならGPUが内蔵されたモデルがおすすめ。AMDはGPUが内蔵されていないモデルが多いため、末尾にGが付いたモデルもチェックしてみてください。
GPUのボトルネックにならないモデルを選ぼう

CPUの性能が低いことで高性能なGPUの性能を活かせない状態を「ボトルネック」といいます。ボトルネックが起こってしまうと、ゲーム・編集の操作をうまく行えないなど、PCの処理性能に影響を及ぼす可能性があるのが特徴です。
そのため、購入予定のGPUや利用しているGPUがある場合は、GPUの性能に合ったCPUを探してみるのがおすすめです。
CPUとGPUの組み合わせを調べる「ボトルネックチェッカー」というツールもあります。参考程度に使ってみるのもよいでしょう。ただし、利用環境によって相性のよさが変わる場合があるため、注意が必要です。
CPUのおすすめモデル|ゲーミングPC向け
商品 | ![]() アドバンスト・マイクロ・デバイセズ Ryzen 7 7800X3D | ![]() アドバンスト・マイクロ・デバイセズ Ryzen 7 9700X | ![]() アドバンスト・マイクロ・デバイセズ Ryzen 7 5700X3D | ![]() インテル Core i7-14700KF | ![]() インテル Core i5 14400F |
販売ページ | |||||
メーカー | AMD | AMD | AMD | Intel | Intel |
世代・シリーズ | Ryzen 7000シリーズ | Ryzen 9000シリーズ | Ryzen 5000シリーズ | 第14世代 Core プロセッサー | 第14世代 Core プロセッサー |
コア数 | 8コア | 8コア | 8コア | 20コア Pコア:8+Eコア:12 | 10コア Pコア:6+Eコア:4 |
スレッド数 | 16 | 16 | 16 | 28 | 16 |
CPUソケット | Socket AM5 | Socket AM5 | Socket AM4 | LGA1700 | LGA1700 |
クロック周波数 | 4.2GHz | 3.8GHz | 3GHz | 3.4GHz | 2.5GHz |
TDP | 120W | 65W | 105W | ー | ー |
内蔵グラフィックス | Radeon Graphics | Radeon Graphics | ー | ー | ー |
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 7 7800X3D
メーカー | AMD | 世代・シリーズ | Ryzen 7000シリーズ |
---|---|---|---|
コア数 | 8 | スレッド数 | 16 |
CPUソケット | Socket AM5 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 4.2GHz / 5GHz |
TDP | 120W | 内蔵グラフィックス | Radeon Graphics |
「AMD 3D V-Cacheテクノロジー」を採用したAMDのCPU「Ryzen 7 7800X3D」。同スペック帯のCPUであるRyzen 7 7700XのL3キャッシュが32MBなのに対して、Ryzen 7 7800X3Dは96MBと3倍なのが特徴です。L3キャッシュを増やすことで、よりゲーム性能を向上させています。
タイトルによっては、ハイスペックなRyzen 9000シリーズと同等以上のゲーム性能を発揮するのがポイント。マルチスレッド性能では通常モデルと比較するとやや低いものの、省電力性能も高く、ハイスペックなグラボとも組み合わせられるゲーム用としてぴったりなCPUです。高性能なゲーミングPCを組みたい方はチェックしてみてください。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 7 9700X
メーカー | AMD | 世代・シリーズ | Ryzen 9000シリーズ |
---|---|---|---|
コア数 | 8 | スレッド数 | 16 |
CPUソケット | Socket AM5 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 3.8GHz / 5.5GHz |
TDP | 65W | 内蔵グラフィックス | Radeon Graphics |
省電力性に優れたAMDのCPU「Ryzen 7 9700X」。前世代のRyzen 7 7700Xが公称消費電力105Wだったのに対して、Ryzen 7 9700Xは65Wと比較的ワット数が低いのが魅力です。基本的な性能はRyzen 7 7700Xと大きな差はないものの、消費電力が下がっているのでワットパフォーマンスに優れたCPUを探している方に適しています。
電気代を節約できるだけではなく、発熱も抑えられるため高性能ながら空冷クーラーで十分冷やせるのもポイント。なお、BIOS上からPBO設定を行うことで、より電力を消費させて性能を向上させることもできます。ゲーム性能、マルチスレッド性能、省電力性能などバランスのよいCPUがほしい方におすすめです。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 7 5700X3D
メーカー | AMD | 世代・シリーズ | Ryzen 5000シリーズ |
---|---|---|---|
コア数 | 8 | スレッド数 | 16 |
CPUソケット | Socket AM4 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 3GHz / 4.1GHz |
TDP | 105W | 内蔵グラフィックス | ー ー ー |
AM4ソケットのマザーボードを使用したい方におすすめのゲーミングPC向けCPU「Ryzen 7 5700X3D」。コスパがよいCPUであるRyzen 7 5700Xをベースにして、L3キャッシュを96MBに増量したモデルです。3D V-Cacheを採用したCPUはフレームレートの伸びがよく、競技性の高いFPSゲームなどに適しています。
消費電力が低いのもポイント。動作熱によるパフォーマンス低下のリスクを減らせます。AM4ソケットのマザーボードを使っている、マルチスレッド性能よりもゲーム性能を重視したいといった方におすすめのCPUです。
インテル(Intel) Core i7-14700KF
メーカー | Intel | 世代・シリーズ | 第14世代 |
---|---|---|---|
コア数 | 20 | スレッド数 | 28 |
CPUソケット | LGA1700 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 3.4GHz / 5.6GHz |
TDP | ー ー ー | 内蔵グラフィックス | ー ー ー |
インテル第14世代のゲーミングPC向けCPU「Core i7-14700KF」。内蔵グラフィックスを削除したCore i7-14700Fの高性能モデルで、シングルスレッド性能に影響するクロック周波数が向上しているのが魅力です。
CPUの物理コアを20個搭載しているのが特徴。高性能なPコアは8個、高効率なEコアは12個で、マルチスレッド性能にも優れています。第12世代のCore i9を上回るスペックがあるので、配信や動画編集を快適に行いたい方にぴったりです。
最新世代のCore i9の場合、ゲームをプレイするだけではオーバースペック気味になりがち。そのため、価格を若干抑えつつゲームを快適にプレイしたいという方におすすめです。
インテル(Intel) Core i5 14400F

メーカー | Intel | 世代・シリーズ | 第14世代 |
---|---|---|---|
コア数 | 10 | スレッド数 | 16 |
CPUソケット | LGA1700 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 2.5GHz / 4.7GHz |
TDP | ー ー ー | 内蔵グラフィックス | ー ー ー |
コスパのよいゲーミングPCを組みたいという方におすすめな「Core i5-14400F」。Core i5-14400Fはドスパラやパソコン工房などのBTOメーカーで、コスパを重視したミドルクラスのパソコンによく搭載されているCPUです。第14世代のCore i5でも安価なモデルながら、10コア16スレッドとマルチスレッド性能が高いのがポイントです。
RTX 4060 TiクラスのフルHD向けグラフィックボードと組み合わせるのが定番。タイトルによって上下しますが、144~165fpsを目指したい方におすすめです。
ただし、高性能なグラボと組み合わせる場合はボトルネックが生じる可能性もあるので注意しましょう。カジュアルにゲームをプレイするなら十分な性能があるので、コスパを重視する場合はチェックしてみてください。
CPUのおすすめモデル|動画編集・配信向け
商品 | ![]() アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 9 7950X | ![]() アドバンスト・マイクロ・デバイセズ Ryzen 9 9950X | ![]() インテル Core i9-14900 | ![]() アドバンスト・マイクロ・デバイセズ Ryzen 9 5900XT | ![]() インテル Core i9-14900KF |
販売ページ | |||||
メーカー | AMD | AMD | Intel | AMD | Intel |
世代・シリーズ | Ryzen 7000シリーズ | Ryzen 9000シリーズ | 第14世代 Core プロセッサー | Ryzen 5000シリーズ | 第14世代 Core プロセッサー |
コア数 | 16コア | 16コア | 24コア Pコア:8+Eコア:16 | 16コア | 24コア Pコア:8+Eコア:16 |
スレッド数 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 |
CPUソケット | Socket AM5 | Socket AM5 | LGA1700 | Socket AM4 | LGA1700 |
クロック周波数 | 4.5GHz | 4.3GHz | 2GHz | 3.3GHz | 3.2GHz |
TDP | 170W | 170W | ー | 105W | ー |
内蔵グラフィックス | Radeon Graphics | Radeon Graphics | Intel UHD Graphics 770 | ー | ー |
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 9 7950X
メーカー | AMD | 世代・シリーズ | Ryzen 7000シリーズ |
---|---|---|---|
コア数 | 16 | スレッド数 | 32 |
CPUソケット | Socket AM5 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 4.5GHz / 5.7GHz |
TDP | 170W | 内蔵グラフィックス | Radeon Graphics |
ゲームと動画編集を両立したい方に向いているAMDのCPU「Ryzen 7950X」。Ryzen 7000シリーズの最上位CPUで、ハイエンドモデルに類するのが特徴です。
CPUのコア数は16、スレッド数は32と非常に多く、マルチスレッド性能が高いのがポイント。動画編集などのクリエイティブな作業はもちろん、ゲームも快適にプレイできる性能があります。さまざまな用途で活躍するハイエンドPCを自作したい方にぴったりなCPUです。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 9 9950X
メーカー | AMD | 世代・シリーズ | Ryzen 9000シリーズ |
---|---|---|---|
コア数 | 16 | スレッド数 | 32 |
CPUソケット | Socket AM5 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 4.3GHz / 5.7GHz |
TDP | 170W | 内蔵グラフィックス | Radeon Graphics |
Ryzen 9000シリーズの最上位モデル「Ryzen 9 9950X」。コア数は16、スレッド数は32、TDPも前世代から変更はないもののシングルスレッド性能が向上しており、総合的な性能が伸びているのが魅力です。
基本性能が向上しているため、動作時のTDPを下げることでワットパフォーマンスをよくすることも可能。また、L1キャッシュが1280KBに増量され、対応メモリ速度がDDR5-5600に上がったのもポイントです。
Ryzenシリーズはメモリ速度の影響を受けやすい傾向にあるので、自己責任にはなりますが、EXPO対応のオーバークロックメモリと組み合わせるのがおすすめ。配信などPCの安定性を重視したほうがよい場合は、SPD準拠のネイティブメモリを使いましょう。
インテル(Intel) Core i9-14900
メーカー | Intel | 世代・シリーズ | 第14世代 |
---|---|---|---|
コア数 | 24 | スレッド数 | 32 |
CPUソケット | LGA1700 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 2GHz / 5.8GHz |
TDP | ー ー ー | 内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 770 |
インテル第14世代のハイエンドCPU「Core i9-14900」。物理コア数は24と非常に多く、ゲームなど主要なプログラム用の高性能なPコアは8個、補助的な役割のEコアは16個搭載しているのが特徴です。
多コアのCPUながら、ターボ・ブースト時の最大周波数は5.8GHzと高く、マルチスレッド性能だけではなくシングルスレッド性能も高いのがポイント。内蔵グラフィックスにIntel UHD Graphics 770を搭載しているので、DPケーブルなら7680×4320・60Hzの出力にも対応しており、万が一グラボが故障した場合もモニターに映像を映せます。インテルの高性能CPUがほしい場合はチェックしてみてください。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 9 5900XT
メーカー | AMD | 世代・シリーズ | Ryzen 5000シリーズ |
---|---|---|---|
コア数 | 16 | スレッド数 | 32 |
CPUソケット | Socket AM4 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 3.3GHz / 4.8GHz |
TDP | 105W | 内蔵グラフィックス | ー ー ー |
2024年8月に発売されたAMDのCPU「Ryzen 9 5900XT」。Ryzen 5000シリーズのCPUで、総合的な性能は二世代型落ちになるものの、16コア32スレッドとマルチスレッド性能が高く、TDPは105Wと低いのがポイント。AM4ソケットに対応したモデルを探している方にぴったりです。
ベースクロックは3.3GHzとRyzen 9 5900Xより劣るものの、コア数が4、スレッド数が8増えています。スペックはRyzen 5000シリーズの最上位モデルであるRyzen 9 5950Xに近く、現在でも動画編集や配信などに十分使える性能。高いマルチスレッド性能がほしい方におすすめのCPUです。
インテル(Intel) Core i9-14900KF
メーカー | Intel | 世代・シリーズ | 第14世代 |
---|---|---|---|
コア数 | 24 | スレッド数 | 32 |
CPUソケット | LGA1700 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 3.2GHz / 6GHz |
TDP | ー ー ー | 内蔵グラフィックス | ー ー ー |
Intelの第14世代CPUのなかでも特にハイスペックなCPU「Core i9-14900KF」。Core i9-14900Fの高性能モデルで、内蔵グラフィックスはないもののターボ・ブーストの最大値が6GHzと非常に高いのがポイントです。
コア数も24コア32スレッドと多いのでマルチスレッド性能も高く、ゲーム配信など複数のアプリを並行して動かすのに適したCPUといえます。ただし、コアを多く使う動画編集などのクリエイティブな用途では消費電力が高くなり、あわせて発熱も大きくなる点に注意。冷却のために高性能な水冷CPUクーラーは必須で、マザーボードでの電力制限やBIOSの更新などの知識も必要になるため中級者以上におすすめのCPUです。
CPUのおすすめモデル|サブPC向け
商品 | ![]() アドバンスト・マイクロ・デバイセズ Ryzen 7 5700X | ![]() アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 5 5500 | ![]() アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 7 8700F | ![]() インテル Core i5-12400 | ![]() インテル Core i3-14100 |
販売ページ | |||||
メーカー | AMD | AMD | AMD | Intel | Intel |
世代・シリーズ | Ryzen 5000シリーズ | Ryzen 5000シリーズ | Ryzen 8000シリーズ | 第12世代 Core プロセッサー | 第14世代 Core プロセッサー |
コア数 | 8コア | 6コア | 8コア | 6コア Pコア:6+Eコア:0 | 4コア Pコア:4+Eコア:0 |
スレッド数 | 16 | 12 | 16 | 12 | 8 |
CPUソケット | Socket AM4 | Socket AM4 | Socket AM5 | LGA1700 | LGA1700 |
クロック周波数 | 3.4GHz | 3.6GHz | 4.1GHz | 2.5GHz | 3.5GHz |
TDP | 65W | 65W | 65W | 65W | ー |
内蔵グラフィックス | ー | ー | ー | Intel UHD Graphics 730 | Intel UHD Graphics 730 |
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 7 5700X

メーカー | AMD | 世代・シリーズ | Ryzen 5000シリーズ |
---|---|---|---|
コア数 | 8 | スレッド数 | 16 |
CPUソケット | Socket AM4 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 3.4GHz / 4.6GHz |
TDP | 65W | 内蔵グラフィックス | ー ー ー |
サブPCでもゲームを遊べる性能が欲しい方におすすめのCPU「Ryzen 7 5700X」。BTOメーカーの高コスパモデルに搭載されることが多いCPUです。
8コア16スレッドと一般的な用途やゲームには十分なコア数を持っており、TDPは65Wと省電力なのがポイント。水冷クーラーよりも安い傾向にある空冷クーラーで十分冷やせるので、予算も削減可能です。
ボトルネックを考慮してRTX 4060 Tiクラスのグラフィックボードと組み合わせるのに適したサブPCを組みたい場合はチェックしてみてください。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 5 5500

メーカー | AMD | 世代・シリーズ | Ryzen 5000シリーズ |
---|---|---|---|
コア数 | 6 | スレッド数 | 12 |
CPUソケット | Socket AM4 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 3.6GHz / 4.2GHz |
TDP | 65W | 内蔵グラフィックス | – – – |
サブPCを安く組みたい場合におすすめなのが「Ryzen 5 5500」。グラフィックスは内蔵していないためGPUが別途必須にはなりますが、CPUのなかでも比較的低価格で手に入れられるのが魅力です。
6コア12スレッド、クロック周波数は3.6Ghzに対応。最新タイトルを高画質・高フレームレートで遊ぶのは難しいですが、ゲームによっては画質の設定を下げればプレイできる性能があります。TDPは65Wと省電力です。サブPCを安く組みたい場合はチェックしてみてください。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 7 8700F

メーカー | AMD | 世代・シリーズ | Ryzen 8000シリーズ |
---|---|---|---|
コア数 | 8 | スレッド数 | 16 |
CPUソケット | Socket AM5 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 4.1GHz / 5GHz |
TDP | 65W | 内蔵グラフィックス | – – – |
Ryzen 8000シリーズのCPU「Ryzen 7 8700F」。8コア16スレッドとコア数が多いのがポイントです。CPU内蔵グラフィックスが搭載されておらず、自作PCを組む際はCPUと同時にグラフィックボードの購入が必須となります。
ネットサーフィンや作業用としてはもちろん、GPUの性能によって左右されますが、ボトルネックが生じないスペックの構成であれば、VALORANTやApex Legendsなどのゲームもプレイすることが可能です。
小型で省電力なサブPCを組む、ミニタワーやミドルタワーケースを使うなどさまざまな選択肢を選べるおすすめのCPUです。
インテル(Intel) Core i5-12400
メーカー | Intel | 世代・シリーズ | 第12世代 |
---|---|---|---|
コア数 | 6 | スレッド数 | 12 |
CPUソケット | LGA1700 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 2.5GHz / 4.4GHz |
TDP | ー ー ー | 内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 730 |
コスパを重視する自作PCユーザーに人気があるインテル第12世代のCPU「Core i5-12400」。第12世代CoreシリーズはPコア、Eコアの導入やゲーム性能が大きく伸びたモデルですが、本モデルはPコアとEコアを組み合わせた構成が採用されていません。ただ、その分安く購入でき、PBPも65Wと低いのが魅力です。
現在でも大手BTOメーカーのコスパモデルで採用されています。PCIe 5.0とDDR5メモリに対応しているのもポイント。発熱がやや控え気味、快適にプレイできるゲーム性能があるほか、内蔵グラフィックスも備えているため、コスパよくサブPCを組みたい方におすすめのCPUです。
インテル(Intel) Core i3-14100
メーカー | Intel | 世代・シリーズ | 第14世代 |
---|---|---|---|
コア数 | 4 | スレッド数 | 8 |
CPUソケット | LGA1700 | クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 3.5GHz / 4.7GHz |
TDP | ー ー ー | 内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 730 |
ネットブラウジングや文書作成できる性能があれば十分な方に向いているCPU「Core i3-14100」。4コア8スレッドと最新のゲームや動画編集などにはやや不足気味なスペックですが、動画視聴など軽めの用途なら問題なく使用することが可能です。
また、コア数は少ないものの最大クロック周波数は4.7GHzと高く、PBPが60Wと控えめなのもポイント。HDMIで4K・60fpsを出力できる内蔵グラフィックスも備えているので、省電力なサブPCを作るのに向いています。文書作成など軽い用途に使うサブPCを組みたい方におすすめのCPUです。
CPUは、同じシリーズでも世代が違えば大幅にスペックが変わります。コア数やスレッド数、キャッシュ容量などに着目して選んでみてください。また、ゲームや動画編集、日常遣いなど、使用するシーンによって必要なスペックがose異なります。使用用途に合わせた、最適なCPUを見つけてみてください。