新モデルが続々とリリースされるノートパソコン。最近ではコンパクトかつデスクトップ並みのスペックを備える製品も多くラインナップされています。

今回は、高いスペックが要求される「動画編集」におすすめのノートパソコンをピックアップ。選び方やポイントも紹介するので、動画編集用のノートパソコンを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

動画編集におすすめのパソコンとは

“GPU”を考慮しよう!

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パソコンのスペックというと、まずはじめにチェックすべきはCPUの処理速度とメモリの容量。さらに、SSDを搭載していて読み込み・書き込みが速いほど使いやすさが向上します。

しかし、動画編集用のパソコンを選ぶ際にはCPUとメモリ容量に加えてGPU(Graphics Processing Unit)の性能も注目すべきポイント。なぜなら、Adobe社の「After Effects」や「Premire Pro」、Appleの「Final Cut」のようなプロ仕様のソフトを使う場合、GPUが動画圧縮作業における重要な役割を担うためです。

CPUにグラフィックが内蔵されているCore iシリーズを搭載したパソコンも選択肢としてはアリ。しかし、よりハイスペックな動画編集用のパソコンを求めるのであれば、RadeonやNVIDIAのGPUを搭載したモデルを選ぶのがおすすめです。

やっぱSSDでしょ! の落とし穴

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近年リリースされるノートパソコンに搭載されるSSDは、動画編集を考える場合には注意が必要。SSD搭載モデルは、そもそもの容量が少なめなので容量不足に陥ってしまう可能性があります。HDD容量といえば、最近のノートパソコンでは1TBから2TB程度が主流。デスクトップパソコンともなれば、3〜6TBといった大容量の製品までさまざまです。

これに対して、SSDの容量は256GBのものが多いというのが現状。ノートパソコンは、基本的に2.5インチドライブを1台分搭載するスペースまでしかないことが多ため、Appleの「FusionDrive」のようなSSDとHDDが一体型になったものはさておき、SSDかHDDのどちらかひとつを選ぶ必要があるということになります。

動画編集をする上では、高画質の動画素材が大量に必要です。最近は、4Kディスプレイのようなメディアの高画質化も進んでおり、10分の動画で1GBを超えるようなファイルも珍しくありません。素材をいくつか撮り、編集が完了したデータも保存しておくと考えたとき、現在主流のSSDの容量では足りないということが大いにあり得ます。

OSの起動速度や読み書きの速度は遅くなってしまいますが、動画編集を考えるのであれば、保存容量だけはしっかりと確保しておくのがおすすめ。少なくとも1TB、できれば2TB以上の容量をもったモデルを選択するとよいでしょう。

動画編集におすすめのノートパソコン

デル(Dell) ノートパソコン Inspiron 15 5567

CPUは最大3.5GHzの「Intel Core i7-7500U」、GPU「AMD Radeon R7 M445」を搭載した15インチミドルレンジノートパソコン。メモリは8GB DDR4、256GB SSDもしくは1TB/2TB HDDモデルより選択可能です。カラーはホワイト・ブラック・ネイビー・グレー・レッドの5色。動画編集やストリーミング再生におすすめです。

デル(Dell) ALIENWARE 15 18Q11

CPUは「Intel Core i5-7300HQ」プロセッサー、GPU「VIDIA GeForce GTX 1070」、そして応答性能4msの15.6インチディスプレイを採用したノートパソコン。動画編集を中心にゲームやVRなど高精細グラフィック映像をスムーズに処理できます。

排熱機構も充実しているので、長時間の使用も問題ありません。バッテリーは最大11時間持続し、外出先でもたっぷり使えるおすすめのノートパソコンです。

ヒューレットパッカード(HP) OMEN by HP 15-ax021TX

厚さ25mm、重さ2.24kgと動画編集向きのノートパソコンの中では軽量。プロセッサーにはクアッド・コアである「Intel Core i7-6700HQ」、グラフィックスカードには「NVIDIA GeForce GTX 960M」を搭載していて、動画編集やゲームでもスムーズに操作できます。

目に優しい非光沢・IPSディスプレイなので目が疲れにくく、バッテリー駆動時間は約7時間半。汎用性も高く、あらゆる用途にも対応できるおすすめのノートパソコンです。

レノボ(Lenovo) Legion Y520 80WK002SJE

グラフィックスに「NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti」を搭載した15.6インチノートパソコンです。重量2.4kg、本体サイズ380x265x25.8mmと持ち運びに便利な軽量・薄型仕様。高フレームレートで滑らかな動きの映像を楽しめます。メモリは最大16GB。ストレージは1TB HDDに加え、オプションで256GB SSDも搭載可能です。

CPUとグラフィックカードの側にファンを設けているので、高い放熱性能を備えています。動画編集だけではなくPCゲームマシンとしても活用できるおすすめのノートパソコンです。

日本電気(NEC) LAVIE Note Standard PC-NS850HAB

CPUには「Iris Plus Graphics 650」を備えた「Intel Core i7-7567U」搭載で、グラフィック性能が大幅に強化されたノートパソコンです。ハイブリッドドライブ(SSHD)で即時起動するのもポイント。Ultra HD ブルーレイディスクドライブも搭載されているので、映画やスポーツ映像を高画質4K映像で楽しめます。

8GBのDDR4メモリで操作はスムーズ。また、写真編集やフォトムービー、動画編集と機能面も充実しています。タッチパネルでも操作できるので、スマホやタブレットのように扱えるおすすめのノートパソコンです。

エイスース(ASUS) ZenBook Pro UX550VD-7700

厚さ18.9mm、重さ1.84kgで洗練されたアルミニウム合金のユニボディ。CPUは「Intel Corei7-7700HQ/i5-7300HQ」に加え、3DゲームやAI機械学習にも活用できるGPU「NVIDIA GeForce GTX 1050」を搭載したハイスペックモデルです。

メモリは16GB、SATA3 SSD 256GB/512GBを装備し、動画編集はストレスフリーにこなせます。無線LANやType-A/Cポート、HDMIと外部との拡張も容易なおすすめのノートパソコンです。

エイスース(ASUS) FX502VM

バッグに収まりやすい薄型軽量ボディに、128GB SSDとデータ保存用の1TB HDDを兼ね備えたノートパソコン。画像・映像処理など負荷がかかる際でもスムーズに動作するクアッドコアCPU「Intel Core i7-7700HQ」と、GPU「NVIDIA GeForce GTX 1060」を搭載しています。

さらに、オーディオ機能も充実。再生する音源に合わせて最適な音質に調節してくれる「AudioWizard」機能を搭載しています。動画編集はもちろん、3Dゲームや映画鑑賞などにもおすすめです。

ギガバイト(GIGABYTE) P57W v7

17.3インチと動画編集しやすい大きめサイズのノートパソコンです。外光の写り込みが少なく、長時間の使用でも目の負担が少ないノングレア液晶画面を採用しています。

CPUには「Intel Coei7-7700HQ」、GPUには「NVIDIA GeForce GTX1060」を搭載。SSD 256GBに加え、HDD 1TBと大容量なので、編集した映像を大量に保存しておけます。また、メモリも16GB搭載しているのもポイントです。

エムエスアイ(MSI) GT83VR 7RF Titan SLI GT83VR-7RF-001JP

動画編集しやすい18.4インチフルHDの大画面ディスプレイを搭載したハイスペックノートパソコン。Super RAID 4ストレージは理論値3300MB/sもの超高速通信、OSの起動はもちろんのことアプリケーションやゲームソフトの動きはとても滑らかです。CPUには「Intel Core i7-7920HQ」、GPUには「NVIDIA GeForce GTX 1080」が2枚搭載されています。

インターフェースにはThunderbolt 3が搭載されているので、4K解像度の映像出力や超高速データ通信、スマートフォンやタブレットの急速充電にも対応。ヘビーな動画編集にも対応できる高性能ノートパソコンです。

エムエスアイ(MSI) GS73VR 7RF Stealth Pro GS73VR-7RF-001JP

Max-Qデザインを採用している17インチ液晶のノートパソコン。厚さ19.6mm、重さ2.43kgの薄型・軽量ですが、VRや4K映像にも対応するハイスペック機です。CPUは「Intel Core i7-7700HQ」、GPUに「GeForce GTX 1060」を搭載しています。

最新のインターフェース「Thunderbolt 3」を使って4K解像度での映像出力が可能。動画編集やVRゲームにおすすめのノートパソコンです。

アップル(Apple) MacBook Pro Touch Bar MLH42JA

厚さ15.5mm、重さ1.83kgと薄くて軽い持ち運びに便利なノートパソコン。キーボードに組み込まれたTouch Barでツールをすぐに検索できるなど、ユーザビリティの高さが特長です。

GPUは「Radeon Pro 555/560」を搭載しており、動画編集や3Dグラフィックス、ゲームが高速にこなせます。バッテリー持続性能は最大10時間。iPhoneとの連携もよく、外出先でもスマートに使えておすすめです。

動画編集に最適なノートパソコンの選び方

CPUで選ぶ

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Intel Core i5以上のスペックをもったCPUを選ぶのがおすすめです。とはいえ、数値が低いからといってストレスを感じやすくなるという訳でもありません。CPUの製造年代も目安となるので、しっかりチェックしましょう。

メモリで選ぶ

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最低でも8GB、できれば16GBのメモリ容量があると望ましいでしょう。メモリは、例えるなら作業机のようなものなので、少なくなければ大きな問題にはなりません。大きすぎても処理速度に大きな違いはないので、なるべく余裕があるものを選ぶのがポイント。16GBもあれば、動画編集には十分な容量です。

PCモニターを使う場合は

HDMI端子やD端子、DisplayPort端子、Thunderbolt端子がノートパソコン本体についていれば、映像をPCモニターに出力して、デュアルディスプレイで使用可能。1枚のPCモニターを使用するだけであれば、ほとんどの機種が対応します。また、上記以外の端子を搭載していなくても、外部アダプタをUSBで接続することで外部出力できる場合があるので、チェックしてみてください。

ただし、PCモニターを同時に2つ接続したい場合は、映像出力端子が複数搭載されていても対応していない機種が多いので、注意が必要です。

Macintosh? Windows? どちらを選ぼう?

結論から言うならば、「どちらを選んでもよい」ということになります。ただし、これはそれぞれによさがあるという意味で、どちらを選んでも変わりがないという意味ではありません。使用するOSがMacかWindowsか、それぞれのポイントについて解説していきます。

Macintoshを選ぶポイントとは?

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Macintosh(Mac)搭載のノートパソコンを選ぶ上でのおすすめポイントは、ハードウェアとソフトウェアのメーカーが同一であるということです。そもそもOSをはじめとしたソフトウェアは、それを動作させるハードウェアに合わせて設計されている必要があります。MacはOSもハードウェアもAppleが開発していますから、ハードウェアに完璧にマッチしたOSを使用することができるのです。

一方、Windowsを搭載したノートパソコンは、OSを開発しているのはMicrosoftで、ハードウェアを開発しているのは各メーカーという構図。そのため、OSとハードウェアを繋ぐためのドライバをインストールしなくてはなりません。そしてこのドライバは、OSのアップデートによって、不具合を引き起こす可能性があるのです。

その他、メーカーがプリインストールした機能は出荷時は完全に動作しますが、日々のOSアップデートには対応できていないのが現状です。その点、MacはOSの開発元が自社のデバイスなので、ある程度不安要素は軽減されます。

また、Final Cutなど、Appleがリリースしているプロ向けのソフトウェアは、Macのみの動作を想定。Windows向けのソフトウェアは作られていません。これらAppleのソフトウェアを使いたいという方にとっては、Macが選択肢になります。

Windowsを選ぶポイント

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Windowsの魅力は、汎用性の高さ。CPUやメモリ、GPUの性能はもちろん、プリインストールソフトや、インターフェースといったパソコンとしての性能をさまざまな機種から選べます。価格にも幅があるので、一見似たようなスペックでも違いを比較してよりよい選択ができるのもポイントです。