便利じゃないことが魅力です。スマートフォンは仕事にもプライベートにも欠かせないものになっていますが、時に、電話やメール、SNSの対応に追われ、本来の生活を乱す存在になってしまうことも。

今回、ご紹介するRuncibleは“世界初のアンチ・スマートフォン”をコンセプトに生まれたスマートフォンです。美しい木目のウッドパーツで造られた、手の平サイズの丸型フォルムは「何年も使われていたかのような懐中時計」をイメージしてデザインされたそう。

基本的な機能は、高解像度スクリーンと高性能カメラ、通話のみ。アプリの搭載もなく、着信音やバイブレート機能もないというシンプルさ。ルート検索も可能ですが、目的地までの最短距離を表示するのではなく、最も「面白い」ルートを表示してくれるという、現代の効率重視の考え方の真逆を行ってます。

一般的なスマホのように2、3年で買い替えるのではなく、懐中時計のように何年も使うことを想定し、電話の部品やウッドパーツなどは修理とアップグレードに対応しています。開発は、カリフォルニアのベンチャーであるMohohm。この風変わりなRuncibleは、昔のように、実際の暮らしによりフォーカスして生活しようというコンセプトで作られたそう。ただ、電話やメールに頼って仕事をしているビジネスマンがこのスマホを使い始めたら、仕事が無くなってしまいそう…。