大人の男の部屋を造り上げるのに欠かせない大切なアイテムがデザイナーズ家具。他では見られない個性的なデザインをインテリアに取り入れることで、部屋は一気にランクアップ。ゴージャスな雰囲気をもたらしてくれる優れものです。お気に入りのデザイナーを選ぶのは自分の個性にもつながり、あなただけの感性を表してくれるに違いありません。
でもデザイナーズ家具ってどんなものがあるの? ここではインテリアのセンスアップに一役買う、おしゃれなデザイナーズ家具をご紹介します。
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デザイナーズ家具ってどんなもの?
巷にあふれるすべての家具には、それぞれをデザインしたデザイナーが存在します。それは世界的に有名なプロダクトはもちろん、大型店で大量生産されている製品も、誰かがデザインしているのです。しかしその中で、いったいどの製品がデザイナーズ家具と呼ばれているのでしょうか?
多くはデザイナーの名前を前面に打ち出し、その個性が生かされた家具として販売されているものが、デザイナーズ家具と銘打って世に出ています。その範疇はインテリアに興味がない人でさえ名前を知っている巨匠の作品もあれば、新進デザイナーが手掛けた作品として世に出てきたプロダクトと、さまざま。
近年では、有名デザイナーの作品の意匠権が切れ、正規販売店でない店舗が復刻品としてお求めやすい価格で提供していることも多くあります。また、流通と情報の発展により、今まではあまり知られていなかった若手や海外のデザイナーの作品も、手に入れやすくなりました。
他では見ることのできない、デザイナーの特徴をふんだんに生かした個性的な家具。部屋に置けば、きっとデキる男の部屋を造り上げてくれるに違いありません。
デザイナーズ家具はどこで買う?
デザイン性に優れ、個性的なフォルムやカラーを持つデザイナー家具たち。自分の好みにぴったり合ったデザイナーズ家具は、いったいどこで手に入れればいいのでしょうか。ここでは、正規販売店ではない店が意匠権の切れたデザイナーの作品を復刻版として売り出している製品と、正規販売店で売り出されているデザイナーズ家具と分けてご紹介します。
ジェネリック家具、あるいはリプロダクト製品は、さまざまな会社が復刻版として製品を売りに出しており、お手頃価格で販売しているところが魅力です。こちらで家具を求めるときは、その会社がきちんとジェネリック家具と打ち出して販売していること、対応に受け答えしてくれる会社であることを明確にし、レビューや値段があまりにも他社に比べて安すぎないかなどを確認してから購入に至りたいものです。
正規販売店で購入する場合には、こちらはお値段はそれなりにかかりますが、そのデザイナーが信頼し販売を任せているということで、安心して購入できるとことが魅力です。しかし家具はやはり、一度実際に手に取ってから購入したいもの。どちらの場合も、できれば店頭で確認するのをおすすめします。
50,000円以下のおすすめデザイナーズ家具
マイケル・マリオット XL1-2 チェア
現代の英国を代表するプロダクト・デザイナーであるマイケル・マリオット氏が、自身の出身校であるRCA(英国王立芸術大学院)の卒業制作で作った椅子がこちら。徹底的に無駄を削ぎ落とし、軽量であり強度もあるこちらの椅子は、氏のデザインの出発点とも言える作品。
木のぬくもりを感じさせるナラ材とフィンランドバーチを使ったシンプルなフォルムは、決して飽きることのなく、次世代へ続く家具となるに違いありません。
アルネ・ヤコブセン アントチェア wcl-ac-07
1902年デンマーク生まれの建築家でありデザイナーのアルネ・ヤコブセン。数々の建築を後世に残し、またその特徴的なデザインでも多くのファンを未だ世界中に持っているヤコブセンのアントチェアのリプロダクト製品がこちら。身体にしっくりと馴染んでくれるフォルム、すっきりと美しいシンプルなデザインはどんなインテリアにもマッチしてくれるはず。
スタッキング機能のある椅子なので、収納にも優れています。素材は天然木が優しい、バーチとウォルナットの2種類から展開。お部屋の雰囲気に合わせて選べるのが嬉しいですね。
ピエール・ポラン オレンジスライスチェア
1927年、フランスに生まれ、60~70年代のフランスを代表するデザイナー、ピエール・ポラン。こちらの椅子は、イームズ、サーリネンなどミッドセンチュリーのデザインに影響されたピエール・ポランが手掛けた椅子のリプロダクト製品です。人目を引くそのデザインは、その名のとおり、オレンジを切ったかたちをモチーフにしたもの。
ポップで丸みのあるエレガントなフォルムとシャープなエッジを効かせたフレームが特徴で、おしゃれなラウンジチェアとしてダイニングを鮮やかに彩ってくれるでしょう。
天童木工 柳宗理 バタフライスツール
1957年第11回ミラノ・トリエンナーレのおいて金賞を受賞し、柳宗理の名を世界に広め、彼の代表作品ともなったバタフライスツール。1958年にはニューヨーク近代美術館にてパーマネント・コレクションに選定されています。柳宗理の感性がふんだんに生かされたこの椅子は、2枚の成型合板と1本のビスから作られたモダンで、美しいフォルムを存分に味わえる逸品です。
モダンなインテリアにはぴったり。丁寧に扱って、永く使い続けたい家具のひとつになるでしょう。
100,000円以下のおすすめデザイナーズ家具
ル・コルビジェ LC2 シングルソファー
近代建築の三大巨匠の一人と呼ばれるスイス出身の建築家、ル・コルビジェ。モダニズム建築の提唱者としても知られ、その名を世界に残したル・コルビジェですが、彼のデザインしたLC2は「大いなる快適」と呼ばれ、のちのデザイナーたちへ多大な影響を与えました。そのシングルソファーのリプロダクト製品がこちら。
シンプルモダンを極めたこちらのソファは置くだけで部屋のグレードがアップすること間違いなしの逸品です。
ポール・M・ボルザー コロナチェア
1923年デンマーク生まれのポール・M・ボルザーは建築家としてもその名を広く知られていますが、優れたプロダクト・デザイナーとしても有名です。その彼の代表作とも言えるコロナチェアの復刻版がこちら。月をイメージしたという流れるような優美な曲線が思わず目を奪われるデザイン性もさることながら、人間工学に基づいて研究し、人間の骨格に合わせて設計されたという座り心地も優れたソファです。
対となるオットマン付きで、置けば部屋をエレガントに演出してくれるでしょう。
アンドリュー・タイ マトリックステーブル
アンドリュー・タイは1968年イギリスに生まれ、パートナーであるジェーン・タイとともにロンドンを拠点とするデザイナーです。脚部となるブライウッドを組み合わせ、不思議で、かつ美しい優美な曲線に生まれ変わらせた彼の代表作品であるこちらのマトリックステーブル。
あっと目を惹く大胆なデザインですが、天然木を使用しているため柔らかい雰囲気で、部屋から浮き上がることなく、その美しさを存分に味わえる作品です。脚部のカラーは4色から選べるので、ソファやリビングの雰囲気に合わせて置きたいですね。
イサム ノグチ ノグチ テーブル rws-ct3001_wn
日本人を父に持ち、アメリカ人の母を持つイサム・ノグチは1904年、ロスアンゼルス出身のデザイナー、彫刻家、画家など多くの面で活躍した芸術家です。数多くの作品を残したイサム・ノグチは多くのファンを世界中に持ち、そのモダンで斬新なデザインは今もなお色褪せることはありません。
こちらはイサム・ノグチの不朽の名作とも言われるノグチテーブルのリプロダクト製品。現代の日本の住居にあったサイズとして生まれ変わりました。天然の無垢材を贅沢に使用し、部屋の主役になること間違いなしのテーブルです。
ジョージ・ネルソン ネルソンベンチ kg-0012
1908年、アメリカ・コネチカット州ハートフォードに生まれたジョージ・ネルソンはデザイナー、建築家、編集者として知られています。1946年からハーマン・ミラー社にてデザイン部長を20年間勤め、チャールズ&レイ・イームズ夫妻の才能を発掘、自らも数多くのデザインを後世に残しています。1946年にデザインされたこネルソンベンチの復刻版がこちら。
シンプルさを追求したそのフォルムは圧倒的な存在感を放ち、ベンチだけでなく、さまざまな活用ができる優れもの。素材やサイズもお好みに合わせ、3カラー、3サイズから展開しています。
ジャン・プルーヴェ ダイニングテーブルゲリドン
ジャン・プルーヴェは1901年生まれのフランス人デザイナー、建築家です。シンプルで無駄を省いた美しい曲線を描いたデザインが特徴的。世界中のセレブリティに多くのコレクターを持ち、オリジナル家具は数千万もの値段が付けられています。こちらはジャン・プルーヴェのダイニングテーブルのリプロダクト製品で、独創的な脚部が魅力的。
柔らかい木の素材を生かしたデザインは、高級感とあたたかな雰囲気で部屋をワンランクアップしてくれるでしょう。
100,000円以上のおすすめデザイナーズ家具
リチャード・ハッテン バーレージ チェア
1967年、オランダ生まれの人気デザイナー、リチャード・ハッテンがデザインした椅子がこちらです。オランダにあるGEMEENTE MUSEUMのためにデザインされたこちらの椅子。シンプルなフォルムが特徴の椅子に、ベルトを巻き付けたという独創的なアイデアにきっと目を奪われるはず。軽く持ち運びがしやすいところも魅力的です。
ベルトのカラーは豊富な7種類から展開。いろいろなカラーを集めてみれば、ポップでモダンなダッチデザインを楽しめそう!
柳宗理 紋次郎ティーテーブル
こちらのテーブルは、20世紀の日本を代表するインダストリアル・デザイナーである柳宗理が手掛けた「紋次郎ティーテーブル」を1世紀近い歴史を持つ老舗家具メーカー、飛騨産業が復刻しています。木枯らし紋次郎が使用していた三度笠に似ていることからその名が付いたというこのテーブルは、1974年に発売されたもの。
美しく優雅なカーブを描いた天板にはナラ材を使い、スタイリッシュなフレームと見事にマッチ。現代の住居にあってもその姿の美しさは変わることがありません。
アレックス・マクドナルド ペガサスダイニングテーブル
1965年イギリス生まれのアレックス・マクドナルドは、1996年と2000年の2度に渡ってイギリスの100% デザイン・アワードを受賞した実力派プロダクト・デザイナーです。彼がデザインしたこちらのペガサスダイニングテーブルは、その名のとおり翼を広げて飛び立つような躍動的なフォルムが特徴的。大胆なデザインですが、どんなインテリアにも馴染んでくれる優れもの。
シャープでエレガントを感じさせるデザインは、ダイニングに置けばシックな雰囲気になること間違いなし。カラーは4色から展開しています。
BKFチェア
1938年に誕生し、バタフライチェアの愛称で親しまれたBKFチェアは、アルゼンチン生まれの3人のデザイナー、アントニオ・ボネット、フアン・クルチャン、ホルヘ・フェラーリ=ハードイによってデザインされました。彼らの頭文字を採ってBKFチェアと呼ばれるこちらの椅子は1941年、ニューヨーク近代美術館に収められており、長い年月を経てもそのクールなデザインは今もなお多くのファンから支持を得ています。
レザーはブラック、ブラウン、ナチュラルの3種類から選べ、どれも大人の男のインテリアにはぴったりの逸品です。
天童木工 ブルーノ・マットソン 左アームレストチェア
1907年、スウェーデン生まれのデザイナー、ブルーノ・マットソンは、日本を代表する家具メーカー、天童木工とコラボレーションした初めての外国人デザイナーです。北欧の洗練されたデザインと、日本の職人の技が見事に融合したチェアがこちら。
日本住居を研究したブルーノ・マットソンが当時は多く使われていた畳を傷つけないようソリ状に脚部をデザイン。細身のフレームは、天童木工の優れた技術で軽量でありながら強度を保つ、機能面でも優れた製品となりました。こちらはアームレストの位置を左右選べ、またアームレスのチェアも展開しています。
アルテック (Artek) アルヴァ・アアルト アームチェア41 パイミオ (Paimio)
1898年生まれのアルヴァ・アアルトはフィンランドを代表するデザイナーであり、世界でも20世紀を代表する建築家、デザイナーとして、その名は広く知られています。こちらの椅子は、アルヴァ・アアルトがフィンランドはパイミオにあるサナトリウムのためにデザインしたものです。腰かけたときに呼吸が楽にできるよう、また柔らかく体を包み込むように設計されています。
モダンな中にあたたかみを感じさせるデザインで、きっと部屋を優しい雰囲気にしてくれるに違いありません。
宮崎椅子製作所 イノダ+スバイエ (Inoda+Sveje) アイエスラウンジ チェアー
ミラノを拠点にするデザイナー、猪田恭子とニルス・スバイエのデザインチーム、イノダ+スバイエ (Inoda+Sveje)が手掛けたチェアがこちら。特徴的なアームレストは木のぬくもりを感じさせる柔らかなフォルム。ゆっくりと腰を落ち着かせ、くつろぐことができる座面も魅力的です。樹種、ファブリックとともに幅広いチョイスから選べるのは大きなポイント。
モダンでありながらナチュラル感満載のチェアがあれば、ダイニングを優しい雰囲気に演出してくれるでしょう。
世界的に有名なデザイナーの復刻版から、新しいデザインで世界に進出するデザイナーたちの作品を手に取ることができるデザイナーズ家具。独創的なフォルムが多いデザイナーズ家具を取り入れるのは、インテリア上級者の腕の見せどころです。オリジナリティーにあふれるデザイナーズ家具は、いつだってあこがれの逸品。どんなものがあるのか迷ったときは、是非今回の記事を参考に、素敵なデザイナーズ家具を手に入れてくださいね。