あたたかくなってきた時期や、季節の変わり目でも快適に使用できる寝具が「肌掛け布団」。掛け布団や毛布では暑く、タオルケットでは寒い時期など、寝具の調節が難しい季節に便利なアイテムです。
そこで今回は、肌掛け布団の選び方や、おすすめの製品をご紹介します。本記事を参考に、ぜひ自分に合った肌掛け布団を見つけてみてください。
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肌掛け布団とは?
掛け布団よりも軽量で薄いため、夏場などの暑い時期に使用するケースが多い肌掛け布団。使用される素材によって「ダウンケット」や「キルケット」と呼ばれる場合もあります。中綿に使われる素材の充填量は変わるものの、肌掛け布団の重量は500g程度が一般的です。
使用する季節によって、1枚で肌寒いときには、合掛け布団などの寝具と組み合わせて温度調節もできます。また、自宅でも洗えるタイプもあるので、季節を問わず使用するのにも衛生的。オールシーズン使えて、気温に応じて快適な寝心地が得られる便利な寝具です。
肌掛け布団の選び方
サイズをチェック
肌掛け布団に限らず、寝具は身長や体格、使用人数によってサイズをチェックして選ぶのがポイント。肌掛け布団にはシングルやダブル、ロングタイプなどのサイズがあるため、自分に合った大きさの肌掛け布団を選びましょう。
メーカーやラインナップされている製品によっても多少前後しますが、シングルで幅140×縦190cmや幅150×縦210cmが一般的。ダブルであれば、幅180×220cm程度のゆったりと使用できるサイズの製品もラインナップされています。
中材の素材をチェック
羽毛
高い保温性が特徴の「羽毛」。中材に羽毛を使用した肌掛け布団は、ダウンケットと呼ばれます。空気を多く含み、体温の伝達がよいため内部の空気が効率よくあたためられます。
吸湿性と放湿性にも優れており、蒸れも軽減。春から夏にかけてのあたたかくなってくる時期や、夜と朝の温度差が大きな時期でも重宝します。また、フワフワとした感触で軽量なのも魅力です。
真綿
絹の一種である「真綿」。昔から、布団をはじめ座布団や防寒着の中材として使用されてきました。吸湿性と放湿性が高く、蒸れを防いで心地よい肌触りを保ちます。柔らかく弾力性にも優れているので、身体にフィットしやすいのも特徴。
また、繊維が細かく、無数の空気層により熱を蓄え高い保温性を備えるため、寒い時期でもあたたかさを保てます。
ポリエステル
化学繊維の「ポリエステル」。軽量で耐久性にも優れており、コスパが高いポリエステル繊維は、衣料品や寝具などにも幅広く使用されています。
耐久性が高いポリエステルを使用した肌掛け布団は、型崩れや縮みが起きにくく、丈夫なので長持ちするのが特徴です。また、吸水性や吸湿性が低いものの、水洗いができ速乾性に優れているため、洗濯がしやすく清潔に使用できるのが魅力です。
羊毛
縮れがあり、繊維が絡み合っている「羊毛」は保温性や伸縮性に優れているのが特徴。水を弾きやすいうえ吸湿性も備えており、汗をかいた状態でも湿気を感じにくい素材です。熱伝導率が低いため、夏場は涼しく、冬場はあたたかく使用できます。
弾力性と回復力が高いので、型崩れをしにくく、快適な寝心地が長続きするのも魅力。ただし、水を含むと縮んで硬くなってしまうので、水洗いするのには不向きで、定期的に陰干しが必要です。
通気性のよいモノを選ぼう
春から夏にかけてのあたたかい時期に使用するケースが多い肌掛け布団は、通気性のよさで選ぶのがポイント。薄くて軽い、寝心地のよい肌掛け布団を使用して寝ていたとしても、睡眠中には必ず汗をかきます。通気性のよくないタイプだと、いくら肌触りや寝心地がよくても汗で蒸れたり、汗で身体が冷えたりしてしまいます。
季節を問わず快適に使うためにも、通気性のよさもチェックして選びましょう。
肌掛け布団のおすすめ
西川 羽毛掛けふとん 肌掛け AA07100003
日本製の肌掛け布団です。1759年にイギリスで設立された陶磁器メーカー「ウェッジウッド」とのコラボモデル。同ブランドのなかでも特に人気のワイルドストロベリー柄が使われており、プレゼントとしてもおすすめです。
サイズは150×210cmのシングルロング。家庭の洗濯機で気軽に洗えるため、日々のお手入れも簡単に行えます。羽毛ながら価格が手頃なのも魅力。オールシーズン使いやすい、おしゃれな肌掛け布団です。
サカイ(SAKAI) アースダウン 羽毛肌布団
日本羽毛製品協同組合により「ニューゴールドラベル」を獲得している羽毛肌掛け布団。組成混合率・かさ高性・清浄度といった品質に優れ、厳選したホワイトダウンとスモールフェザーのみが中材に使用されています。
布団全体にしっかりと羽毛が詰められているため、内部のあたたかい空気を逃さず、外部の冷気が浸入するのを防ぐのが特徴。さらに、「立体キルト加工」によって身体と布団の隙間も埋まりやすく、均等に羽毛がいきわたる構造なので、高い保温効果を発揮します。
表面の生地には、ポリエステル85%と綿15%を使用。ホコリが出にくく、柔らかくて肌触りがよい肌掛け布団です。
ロマンス小杉(Romance Kosugi) 洗える二重ガーゼ真綿肌掛けふとん
表面には二重ガーゼの生地を使用し、抗菌加工も施された肌掛け布団。肌触りがよいうえ、衛生面にも優れています。さらに、家庭で洗えるため、オールシーズン使用しても清潔さを保てるのが特徴です。
中材には、手引き真綿を使用。保温性に優れているので、冬場には掛け布団と重ねると、湿度を調節しながらあたたかく身体を包み込みます。春から秋にかけては高い吸湿と放湿性により熱や湿気を逃がし、蒸れを軽減。さらに、ホコリが出たり静電気が起きたりするのも防ぎます。
生地には華やかなデザインも施され、カラーもブルーとピンクから選べるなど、快適な寝心地なのはもちろん、デザイン性にもこだわる方におすすめの肌掛け布団です。
エブリ寝具ファクトリー(EVERY BEDDING FACTORY) 二重ガーゼ 肌布団
表地に綿100%を使用した二重ガーゼを採用し、優れた通気性と発汗性を備えた肌掛け布団。春や夏のあたたかい時期でも汗で蒸れにくいので快適に使えます。柔らかくフワリとしており、非常に肌触りがよいのも特徴です。
中材には、ホコリが出にくいうえ、ダニなどの虫がつきにくいポリエステル100%を使用。衛生面にも優れた寝具です。また、カラーがピンクとブルーの2種類を展開しており、好みによって選べます。
価格が安いのもポイント。リーズナブルで寝心地のよい寝具を探している方におすすめの肌掛け布団です。
モフア(mofua) 雲につつまれるようなやわらかケット ダブル
表地と裏地には極細繊維のニット生地を使用し、優しい肌触りが魅力のポリエステル製肌掛け布団。しなやかで心地よく肌にフィットするのが特徴です。
大きさは、幅180×縦200cmのダブルサイズで、2人でもゆったりと使用できます。また、自宅でも手軽に洗えるため、手入れがしやすくオールシーズン清潔に使いたい方におすすめです。
浅尾繊維工業 モイスケア混肌掛けふとん
吸収した湿気を熱に変える東洋紡の素材「モイスケア」を使用した肌掛け布団。ドライで爽やかなうえ、吸湿熱によりあたたかいので、夏場のエアコンや季節の変わり目の急激な温度変化で、身体を冷えるのを防ぐ効果が期待できます。
冬の寒い時期には掛け布団と組み合わせて、毛布代わりとしての使用にも適したアイテムです。また、ウォッシャブルタイプで、家庭でも手軽に洗えるため、年間を通して清潔に使用できるのも魅力。
8ヶ所にループも設置されており、カバーがズレにくく、睡眠時のストレスも軽減します。
浅尾繊維工業 ひんやり爽やか肌掛けふとん
表面生地に東洋紡の「ドライアイス」を使用し、爽やかな寝心地が得られる肌掛け布団。効果的に身体の熱を逃がし、発汗中にも冷たさを保つとされています。夏場の暑い時期でも、ひんやりと涼しく使用できるのが魅力のアイテムです。
中材には「ダクロン FRESH 7穴 中わた」を使用。特殊な中空7穴構造で、柔らかくフワリとした肌触りと、優れた耐久性により長期間使っても硬くなりにくい特徴を備えています。
また、撥水性にも優れており、家庭の洗濯機でも洗えるため、手入れがしやすいのも魅力です。さらに抗菌技術処理も施されているのもポイント。衛生面を重視する方にもおすすめの肌掛け布団です。
ビラベック(billerbeck) ゾマースペシャル肌掛けふとん
羊毛布団を手掛ける、ドイツの老舗メーカー「ビラベック」のフランス産高品質ウールを使用した肌掛け布団。高い断熱効果を備えており、あたたかい時期には熱をがこもりにくく、寒い時期には熱を逃しにくいのが特徴です。
表面の生地には、吸湿・放湿・通気性に優れている「マコ・トリコット」を採用。蒸れを軽減し、オールシーズンでも快適に使用できます。また、耐久性も高く、クリーニングによって縮れが復元するため、長期間愛用できる高性能な肌掛け布団を探している方におすすめのアイテムです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) タオルケット シングル レーヨン 抗菌
天然由来の再生繊維であるレーヨン100%を使用した肌掛け布団です。吸湿発散力に優れているほか、接触冷感を得られるのが特徴。肌へのべと付き感を軽減するシワ加工が施されており、ほどよい涼感とサラサラとした肌触りが朝まで続くのが魅力です。
表面の生地にはなめらかなレーヨン、内側には耐久性と伸縮性に優れたポリウレタン混合生地を使用した、二層構造を採用。生地の強度を上げ耐久性を高めます。
中材には超極細繊維のマイクロわたを使用。繊維の間に空気を多く蓄え、ふわふわでなめらかな感触を得られるほか、身体へのフィット感が高く快適な掛け心地を実現しています。
家庭の洗濯機で洗えるのに加えて、抗菌加工が施されており清潔に保てるのもメリット。キルティング加工により中わたが片寄りにくいのもポイントです。カラーは優しい色合いの5色がラインナップ。ナチュラルなデザインがお好きな方におすすめです。
テイジン(TEIJIN) マイクロフラッフィー 肌掛け布団
独自に開発した「マイクロフラッフィー」素材を中材に使用した肌掛け布団です。マイクロフラッフィーは、超極細マイクロファイバーと中空糸をブレンドして作られた綿で、綿毛のようなふわふわ感が特徴。適度な空気層を蓄え保温性に優れているほか、復元力が高く寝返りをうっても身体に沿うため、ぬくもりを逃しません。
また、綿の粒が軽量で柔らかくダマになりづらいため、片寄りにくいのもポイント。吸湿性にも優れており、快適な睡眠環境をサポートします。
ホコリが出にくく、家庭の洗濯機で洗えるので清潔に使えるのも魅力。あたたかさと蒸れにくさを重視したい方におすすめの肌掛け布団です。
ブレインスリープ(BRAIN SLEEP) コンフォーター オールシーズンズ
宇宙テクノロジーを採用した肌掛け布団です。中材には宇宙服のために開発された温度調整素材である「アウトラスト」を使用。直径20〜30ミクロンのマイクロカプセルが組み込まれており、温度変化に応じて吸熱・蓄熱・放熱を繰り返し快適な温度に調温します。
起毛であたたかいピーチスキン生地と、さらっとした接触冷感生地のリバーシブル構造を採用。季節に合わせて生地の表裏を使い分けできるほか、暑い季節は一枚で、寒い季節はインナーケットとして一年中快適に使用できるのも魅力です。
また、通常の倍以上の70マスキルトを採用しているのもポイント。マスの細かいキルトのため、身体への不快なまとわりつきを解消します。
カバーが不要で家庭の洗濯機で気軽に洗えるのもメリットです。さらには、収納や持ち運びに便利な巾着が付属しているのも嬉しいポイント。オールシーズン使える肌掛け布団を探している方におすすめの製品です。
無印良品 防ダニ 羽毛薄掛ふとん/S
中材にグレーダックのダウン80%とフェザー20%を使用した肌掛け布団です。軽量で保温性が高いのが特徴。また、吸湿・放湿性にも優れており、汗をかいても蒸れにくく、夏場でも快適に使用できます。
生地は軽くて柔らかいポリエステル100%を使用。高密度に織り上げてあるため、繊維の隙間からダニを通しにくく衛生的に使えます。カバーの紐を取り付けるのに便利なループが6箇所付いているのも嬉しいポイントです。
一層式のキルトは薄手でかさばらず、コンパクトに収納できるのもメリット。立体型の持ち手付きの収納袋が付属しており、使わないときはすっきりと保管できます。普段使いはもちろん来客用としてもおすすめの肌掛け布団です。
VK Living 肌掛け布団リバーシブル SUPER ICE
ひんやりとした冷感とさらっとした肌触りが魅力のリバーシブルタイプの肌掛け布団です。3本の冷感繊維に1本の吸湿性・通気性の良い繊維を加えることで優れた冷感力と吸湿力を実現。極細繊維が毛細管現象を促す構造で、汗を素早く発散させます。
中材には帝人の防ダニ機能を持つ「マイティトップ」繊維を採用。ダニを寄せ付けにくいほか、抗菌防臭効果に優れていると謳われています。また、洗濯機で簡単に洗えるメンテナンスのしやすさも魅力です。
寝ている間に汗をかきやすい方や、暑い時期に適した肌掛け布団を探している方におすすめです。
江崎ふとん店 とろ〜りケット
とろりとした柔らかい感触が特徴の肌掛け布団です。生地には繊維が柔らかくドレープ性に優れたレーヨンを使用。吸湿性に優れ蒸れにくいほか、触れたときにひんやり感じる素材で春・夏・秋の使用にぴったりです。
中材には繊維が長いマイクロ綿100%を使用。わた切れを抑えホコリが出にくいのに加えて、動物性繊維を使用していないため特有のにおいが少ないのもポイントです。
自宅の洗濯機で丸洗いが可能で、汚れても安心。カバーを掛ける必要がなく手軽に使用できるのもメリットです。肌触りにこだわって肌掛け布団を選びたい方におすすめのアイテムです。
羽毛・羊毛・真綿・ポリエステルなど、素材によって性能や機能が異なる肌掛け布団は、各メーカーからさまざまな製品がラインナップされています。保温性や通気性はもちろん、好みの肌触りといった特徴をしっかりとチェックして選ぶのがポイントです。今回の記事を参考に、ぜひ自分に合ったアイテムを見つけてみてください。