一人乗りドローン登場!
CEA(全米家電協会)が主催する世界最大の家電見本市 CES 2016 は、最新テクノロジーでおおいに盛り上がりました。これから続々とワクワクするような報道がなされるでしょう。今回はその中でも、中国ドローンメーカーの発表したドローンのプロトタイプをご紹介。なんと一人乗りの全自動自立飛行ドローンです! ではさっそく見てみましょう。
乗れるドローン
ehang 184 の最大の特徴は人が乗れるドローンであること。カプセル型の”コックピット”を装備し、142馬力を発生させる8基の電動プロペラで人を輸送します。
1回のフル充電で23分間飛行できる短離輸送ドローン ehang 184 は、最高速度100km/h、高度3,499mまで到達可能とされています。
操縦しなくてもいい
また、ehang 184 のもうひとつの特徴は、全自動飛行ということ。そのため、コックピット内にはタブレット一枚があるのみ! こんなのでイイの?! と思うくらいシンプルすぎる!
乗ったら、そのタブレットのマップで目的地を設定し、テイクオフです。あとは、外の景色をながめて楽しむだけ!
安全を重視
パイロットがいない全自動飛行…やっぱり不安ですよね? そこで装備されているのが万全の安全装置。
目的地までのルートはもっとも安全で、かつ最短を選択し、万が一障害物があった場合は、自動で回避してくれます。
また、プロペラなど、機体の一部に不具合が生じ、動かなくなった場合は、直ちに安全な場所へ自動着陸。これらがすべて飛行実証されたら本当にスゴいですね!
2016年の後半には販売を開始したいとされる ehang 184。ちょっとそこまでドローンで買い物に…という時代がやがて来るのかもしれませんね!
日常的に大渋滞に見舞われている中国の都市部では ehang 184 のような搭乗型ドローンはもてはやされるのでは? 飛行のためのインフラ整備が追い付いてほしいですね!