外出先でうっかり「ミートソースを白い服に飛ばしてしまった……」という経験がある方は多いことでしょう。その場でサッと水洗いしたとしても、自宅に帰ってから洗濯しただけでは汚れが落ちない、ということも残念ながらよくありますよね。

そこで今回は、外出先で衣服に思わぬ汚れをつけてしまったときに大活躍する最新アイテム、超音波ウォッシャー「UW-S2」をご紹介。実際に編集部で使用してみた際のレビューと共に、シーン別のさまざま活用法とその実力を余すところなくお伝えします!

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部分洗いの新常識「超音波ウォッシャー」とは?

約3万8000回の超音波振動で汚れを弾き飛ばす

「超音波ウォッシャー」とは、毎秒約3万8000回の超音波振動により発生する泡の力を利用して、衣類の汚れを落とすことができる部分洗いの最新家電。水に浸した繊維の隙間に真空の微細な泡を発生させ、その泡が弾ける際のエネルギーによって繊維にこびりついた汚れを弾き飛ばす仕組みです。

布傷みが少なく、大切な衣類にも安心して使える

超音波ウォッシャーの大きな特徴は、その高い洗浄力にもかかわらず、衣類に優しく布傷みが抑えられるという点。一般的な「こすり洗い」とは異なり、繊維に負担をかけずに布傷みを抑えられるのでデリケートな衣類にも安心して使用できます。

使い方は「ひたす→なぞる→すすぐ」の簡単3ステップ

超音波ウォッシャーの使い方は、「ひたす→なぞる→すすぐ」の3ステップと非常に簡単。今回は編集部にて「UW-S2」を使った実際の様子を写真と共にご紹介します。用意した衣類は、袖部分に皮脂汚れがたっぷりついてしまったワイシャツです。

ステップ1:ひたす

まずは洗面台に水を溜めて、そこにワイシャツを浸します。水の量は衣類が軽くつかる程度でOK。今回は洗濯用液体洗剤も使用します。

ステップ2:なぞる

次に超音波ウォッシャー本体の電源をONにし、袖部分の汚れに先端(ホーン)を当て、あまり力を入れずにゆっくりとなぞります。すると、みるみるうちに汚れが水に溶け出していく様子がわかりました。

ステップ3:すすぐ

最後に水でサッとすすぎます。ワイシャツの袖にたっぷりついていた皮脂汚れがこんなに真っ白に!!

新モデルは充電用USB端子が防水仕様に

2016年9月に発売された超音波ウォッシャーの初代モデル「UW-A1」に続いて、今回新たに発売されたのは「UW-A2」と「UW-S2」の2つ。いずれも充電用のUSB端子が防水仕様に変更されているほか、特にUW-S2はスリムタイプとして持ち運びのしやすさに特化した新開発のモデルです。

従来モデルは充電用のUSB端子にカバーが付いていましたが、今回の新モデルではそのカバーが取り除かれています。これにより、充電時のケーブルの抜き差しがよりスムーズになりました。

また、UW-A2・UW-S2共に従来機と同じく充電式コードレス仕様を採用しています。使用可能時間は、標準タイプのUW-A2が約30分(連続使用時間は5分)、スリムタイプのUW-S2が約15分(連続使用時間は3分)で、充電時間はどちらも5時間程度です。

バッテリーが少なくなってくると、電源ランプが青色からオレンジ色点滅に変わります。これが充電タイミングの目安。

スリムタイプ「UW-S2」のシーン別レビュー

今回は編集部にて、スリムタイプの「UW-S2」をさまざまなシーンで使ってみた様子を写真と共にご紹介します。

お出かけ前に

朝のお出かけ前に見つけてしまったネクタイのシミ。シミがついたままのネクタイは格好悪いし、かといってもうこのネクタイに合わせてワイシャツも着てしまったし……。そんなシーンを想定して、白いネクタイについた醤油のシミをUW-S2で部分洗いしてみました。シミ抜きに要した時間も計測。

結果は上の写真の通り。広範囲にわたってついていた醤油のシミがすべてキレイになりました。今回のシミ抜きに要した時間はわずか20秒ほど。これなら外に着けていっても全く問題ありません。

ランチの後に

お昼休みにランチを食べに行った際、うっかり白いシャツやブラウスにミートソースなどをこぼしてしまうということもよくあります。一刻も早く予洗いしておかないとシミになってしまって二度と落ちないことも。そこで今回は、白いブラウスについたミートソースの汚れをUW-S2で予洗いしてみました。

UW-S2に同梱のパフとパフケースを使って、洗面台のないところで予洗いを行いました。水を含ませたパフはブラウスの汚れがついた面に当て、裏側からホーンでなぞっていきます。

すると、ブラウスについていた汚れがパフに移動しました。なお、使用したパフは水洗いすることで何度でも使用可能です。

ブラウスの汚れもこの通り。汚れの目立つ白い生地にもかかわらず、ほとんど目立たない状態になりました。もちろん洗面台に水を張って行う方がよいですが、その場で行う応急処置としては十分でしょう。

打ち合わせ後に

打ち合わせなどでボールペンを使った後、胸ポケットにしまう際にペン先が出たままだとこういった跡がつくことも。このボールペンのインクも放っておくと落としづらくなるため、早めの処置が必要です。そこで、ワイシャツについたボールペンの跡をUW-S2で部分洗いしてみました。

ボールペンの跡がどこにあったのかもわからなくなるほどキレイになりました。手洗いのようにシワができにくいのも大きなメリットです。

ストラップやスニーカー、帽子など丸洗いしにくいものにも使えて便利

UW-S2は、ここまで紹介したワイシャツやブラウス、ネクタイ以外にもさまざまなものに使用できます。特に洗濯機で丸洗いしにくいアイテムにも使えるのがポイント。

首掛けストラップ

社員証などを入れて首にかけて働く方も多い、首掛けストラップ。特に女性の方は、首から外す際にファンデーションなどがついてしまうこともありますよね。汗も染み込んでいると、なかなか手洗いでは汚れが落ちないクセモノです。

こちらがUW-S2使用後。落ちにくいファンデーションもここまでしっかり落とすことができました。

スニーカーや帽子、ダウンジャケットなどにも

超音波ウォッシャーは頻繁に洗えないものにも使用可能です。今回はスニーカーの汚れをUW-S2で落としてみました。なかなか洗う機会のないスニーカーですが、履き込んでいくごとに汚れは溜まっていきます。特に靴ひもを少し緩めてみると、思った以上に汚れていました。

そしてこちらが洗浄後の写真です。靴ひもが白くキレイになったことで、黒いスニーカー自体の生地も映えますね。

スニーカーの他には、汗染みが気になる帽子なども型崩れの心配なくすっきり汚れを落とすことができます。また、1シーズンに何度もクリーニングに出すのがためらわれるようなジャケット類の洗濯にもぴったり。襟や袖口だけササっと部分洗いできるので便利です。

一部使用できない衣類がある点には注意

さまざまな衣類に使用できる超音波ウォッシャーですが、一部洗えないものもあります。たとえば、最近のアウトドアウェアでお馴染みの”ゴアテックス”など、水を通さない素材には使用できません。また、洗浄の際は水を使用しなくてはならないため、皮革製品など水洗いできないものにも使用できない点には注意しましょう。

出張や旅行にも持ち歩きたい、携帯に便利なスリムタイプ「UW-S2」

シャープ(SHARP) 超音波ウォッシャー UW-S2


重量約100g、本体サイズ26×22.5×165mmと従来モデルよりも軽量・コンパクトになった新開発モデル。化粧ポーチなどにも余裕を持って入れられるサイズ感で、外出先での使用にぴったりです。

本体先端には、スポット洗いに適した直径5mmの丸型ホーンを採用。また、洗面台のない場所でも使用できるよう、専用のパフとパフケースが同梱されています。カラーバリエーションは、バイオレット・シルバー・ピンクの3色です。

自宅用には標準タイプの「UW-A2」がおすすめ

シャープ(SHARP) 超音波ウォッシャー UW-A2

自宅のみでの使用を想定されている方は、標準タイプの「UW-A2」がおすすめ。従来モデルと同じく12mmの平型ホーンを採用しており、広範囲の予洗いにも適しています。

重量は約200g、本体サイズは40×40×168mmと従来モデルと同様。ただし、専用のパフ・パフケースは同梱されていません。カラーバリエーションは、バイオレット・シルバー・ピンクの3色です。