ジントニックなどのカクテルで使われることが多い「トニックウォーター」。ほろ苦い独特な味わいが特徴で、そのままでもおいしく飲めます。また、泡を追求した製品が多数ラインナップされているのもポイントです。
そこで今回は、トニックウォーターのおすすめ銘柄をご紹介。興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
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- 目次
- トニックウォーターとは?
- トニックウォーターと炭酸水の違い
- トニックウォーターの選び方
- トニックウォーターのおすすめ|ドライな味わい
- トニックウォーターのおすすめ|フルーティな味わい
- トニックウォーターの売れ筋ランキングをチェック
- トニックウォーターを使ったおすすめのカクテル
- カクテル以外のトニックウォーターの使い方
トニックウォーターとは?

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トニックウォーターは発泡性の清涼飲料水。ほのかな甘みと爽やかな酸味のなかに、ほろ苦さの残る独特な風味が特徴です。
トニックウォーターの発祥地は、英国の植民地であった熱帯地方といわれています。元々は、マラリアの特効薬として知られる成分「キニーネ(キナの樹皮から採れるエキス)」が含まれた医療用飲料として登場。その後、キニーネ特有の苦味と爽やかな味わいで人々に親しまれ、食前の飲み物としても一般に普及したとされています。
最近では、微量のキニーネが含まれた製品や、キニーネの代わりに香料を使用した製品が一般的。カクテルのレシピに欠かせない材料として、世界中で認知されています。
日本国内で販売されているトニックウォーターは、キニーネに似た風味の香草類を配合したモノが主流。リッチで奥深い味わいが楽しめるキニーネを含んだタイプも存在しますが、価格は高い傾向にあります。
トニックウォーターと炭酸水の違い

トニックウォーターと炭酸水は、基本的には両方とも無色透明の炭酸飲料です。お酒の材料として使用されることが多く、見た目が似ていることから混同されやすいアイテムですが、味や原材料が異なります。
炭酸水は、名前の通り炭酸ガスを水に含ませたモノで、甘みや苦味は感じられないのが一般的。炭酸水にもいくつかの種類が存在し、軟水か硬水かによって用途を分ける場合があります。
日本人が普段飲み慣れている軟水は、クセがなくまろやかで、ウイスキーや焼酎、リキュールなどのお酒と好相性。一方、硬水は独特の口当たりで、お酒にはもちろん、単体でもよく飲まれています。
トニックウォーターは、炭酸水にレモンやライムといった柑橘類の果皮エキスと糖分を加え、さらに香草類でほのかな苦味を与えたモノのこと。爽やかな炭酸ジュースとして単体で飲んでも、独特の風味や豊かな香りを楽しめるのが特徴です。
トニックウォーターの選び方
炭酸の強さをチェック

トニックウォーターには、炭酸の量が普通のモノと強炭酸タイプがあります。強い炭酸が苦手な方や飲みやすさを優先したい方には普通タイプがおすすめ。辛い料理やこってりした料理と一緒にさっぱりしたドリンクを飲みたい場合は、喉ごしのよい強炭酸タイプがぴったりです。食事に合わせる場合は、料理の味付けに合わせて炭酸の強さを変えるとより一層美味しく感じられます。
トニックウォーターは割り材として使うだけでなく、飲料水としても飲めるので、いくつかを飲み比べて好みの炭酸量のモノを見つけてみてください。割り材として使う炭酸水の炭酸が強すぎると感じる場合も、炭酸量が普通のトニックウォーターを使うと飲みやすくなるのでおすすめです。
飲み方に合った味わいで選ぶ
爽やかでシャープな「ドライな味わい」

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爽やかな刺激を感じたいなら、ドライな味わいのトニックウォーターがおすすめです。トニックウォーターならではのほどよい苦味が感じられます。ジンやウォッカと相性がよく、清涼感のあるジントニックやウォッカトニックを楽しみたい方にぴったりです。
甘みが強くひと味違う風味が楽しめる「フルーティな味わい」

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ひと味違う風味を楽しみたいなら、甘みの強いフルーティな味わいのトニックウォーターがおすすめです。ピーチやグレープといった果物を使用したトニックウォーターなら、フルーティーさが感じられます。甘いカクテルが好みの方や甘いリキュールと合わせたい方にぴったりです。
そのまま飲むなら甘みが強いモノがおすすめ

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味や香りが付いており、そのまま飲んでも楽しめるトニックウォーター。ストレートで飲むなら酸味や苦味が少なく、フルーティーな味が付いているモノや甘みの強いモノがおすすめです。
氷を入れたグラスに注いで冷やして飲めば、暑い季節や運動後のクールダウンに役立ちます。炭酸が強いトニックウォーターなら、清涼感を得られるのもポイント。また、カクテルなどの割り材に使い回すのにも便利です。
合わせるお酒に合うフレーバーで選ぶ

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トニックウォーターは、さまざまなお酒との相性がよく、幅広い楽しみ方ができるのが魅力です。ジンと合わせるジントニックが定番の飲み方として親しまれていますが、ウォッカと組み合わせても楽しめます。ウィスキーと合わせるなら、アイリッシュウィスキーがおすすめです。
苦味のあるお酒が好きな方は、アペロールやカンパリなどのビタースピリッツと合わせてみてください。心地よい苦みが感じられ、食前酒にぴったり。また、ワインと合わせるのもおすすめです。
甘いカクテルが好きな方は、ベリー系のリキュールや柑橘系のジュースと合わせてみてください。ソーダの代わりにトニックウォーターを使うことで、さっぱりとした味わいに仕上がります。
容器の種類で選ぶ
炭酸が抜けにくい「瓶」

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ガラス瓶には、炭酸が抜けにくいという長所があります。そのため、未開封のまま長期間保存した瓶入りのトニックウォーターでも、開封後に炭酸の刺激を十分に楽しめるのが魅力。一方、ペットボトルの素材には、ガスをわずかに通す性質があるので、未開封でも徐々に炭酸が抜けていきます。
また、ガラス瓶にも種類があり、洗浄して再利用するモノはリターナブル瓶、使用後は粉砕してリサイクルするモノがワンウェイ瓶です。再利用性に違いがあるものの、ニオイのない透明ガラス瓶は、中に入っている液体の品質を保ちやすいという共通の特徴を持っています。
持ち運びや処分が簡単な「ペットボトル・缶」

ペットボトルは瓶よりも軽く、開栓しても蓋を閉められるリキャップ性があるため、持ち運びやすいという長所があります。また、強度があり、衝撃に強く割れにくいのもポイント。透明度が高いため、中に入っているモノを判別しやすく、使用後は再生工場でリサイクルが可能です。
缶もペットボトルと同じように、軽量で持ち運びやすいのがメリット。缶は熱を伝えやすくさびにくいので、内容物をしっかりと冷やし、品質を長期間保てるのが特徴。使用後は何度もアルミ缶として再利用できるため、省エネにもつながります。
カロリーや糖質をチェック

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トニックウォーターはスッキリとした味わいで非常に飲みやすい一方、糖分が含まれているのは懸念点。製品によって異なりますが、トニックウォーター100mlあたりの糖質は約9gで、約35~40kcalのモノが一般的です。糖質が多く含まれているので、糖質制限中の方やダイエット中の方は、飲む量に注意しましょう。
なお、最近ではカロリーや糖質を控えめにしたタイプのトニックウォーターも販売されています。健康志向の方やダイエット中の方は、ぜひチェックしてみてください。
容量は炭酸が抜ける前に飲み切れるモノを

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トニックウォーターを美味しく飲むには、1回で使いきれるモノを選ぶのがおすすめ。好みのリキュールや果汁を割って1杯分のドリンクを作るときは、200ml程度の使い切りタイプを使うと炭酸のキレを味わえます。
瓶のトニックウォーターは飲み切ることを前提としているため、200~250mlのモノが多数販売されているのが特徴。さらに容量が少ない缶入りのトニックウォーターもあるので、自分が飲む量に合わせて選びましょう。
500mlのペットボトルのトニックウォーターは、ストレートで飲む場合や、数人分のドリンクを作る際におすすめ。ペットボトルはフタで封ができるため、つい残してしまいがちですが、次に飲むときには炭酸が抜けてしまいます。美味しく飲むためには、できるだけ早いうちに飲み切るようにしましょう。
トニックウォーターのおすすめ|ドライな味わい
コカ・コーラ カナダドライ
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ほろ苦く洗練された刺激が魅力のトニックウォーターです。すっきりとした雑味の少ない味わいが特徴。ジンやラム、ウォッカに適した独特のほどよい苦味が効いています。
内容量は500ml。程よいサイズ感でデスクワークの合間に飲むのにもぴったりです。すっきりとしたジントニックやウォッカトニックが飲みたい方におすすめの一品。
コカ・コーラ シュウェップス トニックウォーター
1783年に世界初の炭酸飲料ブランドとして誕生したシュウェップスのトニックウォーターです。ほどよい酸味と甘味、そして強めの炭酸で飽きにくい大人向け炭酸飲料です。
瓶詰めで内容量は250ml。ストレートでそのまま楽しむのはもちろん、ウイスキーなどお好みのハードリカーと混ぜてもおいしく楽しめます。
サントリー トニックウォーター
ジンなどと混ぜて楽しむのにぴったりな、自然な香りと味わいのトニックウォーターです。そのままでもすっきりとした飲み口が特徴で、そのままでも楽しめます。
缶タイプの200mL入りで、賞味期限は12ヶ月です。ウイスキーやリキュールなども豊富なサントリーから発売されており、質の高い日本のトニックウォーターを探している方におすすめです。
神戸居留地 トニックウォーター
柑橘系の酸味とほろ苦さですっきりとした味わいで、炭酸の爽快な飲み心地が楽しめるトニックウォーターです。そのまま飲んでも、ジントニックやラム、ウォッカなどの割り材にとしても活躍します。
185mlのサイズで、家庭用としても使い切りやすいのが魅力。缶タイプは炭酸が抜けにくく、ストックにも最適です。人工甘味料や保存料を使用していない、本格派のトニックウォーターを探している方にぴったりです。
フィーバーツリー プレミアム トニックウォーター
フィーバーツリーは、世界中から厳選した植物由来の成分を使用して作られたトニックウォーター。コンゴ民主共和国のキナ由来の優しい苦味と、メキシコのオレンジのコクのある苦みと爽やかな香りが特徴です。
幅広い種類のカクテルに最適ですが、とくにジンとの相性が良好です。原産国はイギリスで、内容量は200ml。人工甘味料や人工香料、保存料などは使用しておらず、そのままソフトドリンクとしてもおすすめです。
アサヒ飲料 ウィルキンソン トニック
苦みと酸味の絶妙なバランスが特徴のトニックウォーターです。すっきりとした苦みとさわやかな酸味が感じられます。
本商品はプロのバーテンダーにも愛される、しっかりと炭酸を味わえる本格トニックです。内容量は500mlで、賞味期間は6ヶ月。レモンとライムを加えて、レモンライムトニックとして楽しむのもおすすめです。
木村飲料 カクテス トニックウォーター
汎用性の高いトニックウォーター。ジンやウォッカ、焼酎を割るのに適しており、日常的に自宅でお酒を楽しむ方におすすめです。
賞味期間はメーカー製造日より10ヶ月。内容量は500mlで扱いやすいペットボトル入っています。ほろ苦くスーッと感じるカクテル用のトニックウォーターなので、カクテルを楽しみたい方にぴったりです。
サンガリア トニックウォーター
「はてしなく自然飲料を追求するサンガリア」を企業スローガンに掲げているサンガリアのトニックウォーターです。
すっきりとクリアな味わいで、ちょっと一息入れたい時にそのまま飲むのもおすすめ。飲みきりサイズの190g缶は使い勝手も良くリキュールなどの割り材としても使いやすいです。賞味期限は製造日から1年〜2年未満で、自宅でのストックにもぴったりです。
CAPI トニックウォーター

オーストラリアのバーテンダーからも認められたとされるトニックウォーターです。オーストラリアの自然環境のなかで、季節・気候・ロケーションを考慮し、こだわりの製法で作られています。高品質な天然キニーネとシトラスオイルを使用した爽やかな飲み心地。リキュールで割るとワンランク上の味になります。
甘味料や着色料、保存料などの添加物を使用していないため、素材本来の味が楽しめます。内容量は250ml。かわいいボトルの形状と、オシャレでシンプルなデザインで人気のある一品です。
コダマ飲料 トニックウォーター

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しっかりとした炭酸と程よくきいた苦味で、刺激的な味わいを感じられるトニックウォーターです。ストレートでそのまま飲んでも楽しめる商品。ジン・ウォッカ・ラムなどの割り材に使うと、お酒の味をより引き立てます。
また、ウイスキーを本商品で割れば、トニックウォーターの苦みと甘さがきいた味わいがさわやかなハイボールのでき上がりです。内容量は250mlのガラス瓶で、賞味期限は製造日より12ヵ月。お酒に刺激的な味わいを加えられるトニックウォーターを使いたい方におすすめです。
フランクリン トニックウォーター
天然キナの樹皮をふんだんに使ったトニックウォーターです。人工甘味料は不使用。キナ由来の苦味や清涼感だけでなく、ほのかな甘みも感じられるプレミアムなトニックウォーターに仕上げています。
ストレートでそのまま飲んでも楽しめますが、ジンと合わせることで本領を発揮。また、シャーベットに本商品を加え、ゼラニウムを添えるなどデザートにも使えます。内容量は200ml。天然キナの樹皮を使ったトニックウォーターを選びたい方におすすめです。
Q Qトニックウォーター
キナの樹皮とアガベを使用して作られたトニックウォーターです。砂糖や人工甘味料は不使用。キナに由来するキレとアガベのほのかな甘みを感じられる、クリーンでさわやかな風味のトニックウォーターに仕上げています。20kcal/100mlと低カロリーなのもポイントです。
容器のキャップには、栓抜きがなくても開けられるツイストキャップを採用。手間がかからず便利です。内容量は198mlで、賞味期間は2年。アガベの甘みを楽しめるトニックウォーターを試してみたい方におすすめです。
トニックウォーターのおすすめ|フルーティな味わい
アサヒ飲料 ウィルキンソン オレンジ&トニック
甘酸っぱいオレンジピールとほろ苦いトニックが上品な味わいのトニックウォーター。強炭酸かつお酒の代わりとしても楽しめる、大人にぴったりの商品です。
内容量は500ml。賞味期間は6ヶ月です。「夜の自分時間を楽しむ」というコンセプトで、仕事終わりのリフレッシュタイムやお風呂上りにすっきりしたい方におすすめです。
フィーバーツリー メディタレーニアントニックウォーター
コンゴ民主共和国のキナ由来の優しい苦味に、地中海沿岸で取れたレモンタイムやローズマリーのエッセンシャルオイルが香るトニックウォーター。軽やかでフローラルな味わいが特徴で、とくにシトラスの効いたジンとの相性はぴったりです。
原産国はイギリスで、内容量は200ml。サラダやカルパッチョなどの前菜からチーズやサラミといったおつまみ、カレーにまで合うトニックウォーターです。
フィーバーツリー エルダーフラワー トニックウォーター
植物由来の成分を使用したトニックウォーターです。コンゴ民主共和国のキナと、手摘みで収穫したイギリス産のエルダーフラワーから抽出したエッセンシャルオイルをブレンド。キナ由来の苦味だけでなく、フルーティーでさわやかな味わいを感じられます。
繊細な甘みとやわらかな苦味で、華やかなジンとよく合うトニックウォーター。カクテルなどの割り材だけでなく、ソフトドリンクとしてそのまま飲んでも楽しめます。容器はワンウェイ瓶で、内容量は200ml。植物由来のフルーティーさを味わえるトニックウォーターを試してみたい方におすすめです。
友桝飲料 n.e.o. プレミアムトニックウォーター
佐賀県天山山系の天然水を磨いて作った純水と、沖縄県のシークヮーサー果汁をブレンドしたトニックウォーター。シークヮーサーらしいグリーンでジューシーな香りと柑橘・ハーブの爽やかな苦味が特徴です。
そのまま氷を入れて飲んでも十分飲みごたえを感じられます。バーテンダーが監修しているため、ジントニックやソルトリックなどさまざまなカクテルにぴったりの商品です。内容量は200mlで賞味期限は12ヶ月。風味や炭酸が抜けにくい瓶を採用しているのも魅力です。
日和 kizashiトニックウォーター 黄檗
日本のボタニカル素材を使ったトニックウォーターです。縄文時代から生薬として伝えられてきたといわれる、ミカン科の樹木キハダを使用。すがすがしい苦味を持つトニックウォーターに仕上げています。
キハダの樹木は、大木にまで成長するのに20年近くかかるとされる希少なボタニカルのひとつ。アルカロイドの一種「ベルベリン」や、リモノイドの一種「リモニン」などを内包しているのもポイントです。修験者や山伏によって日本全国に広められたといわれています。
香料・色素無添加にこだわった、自然な味わいのトニックウォーター。ジントニックなどの割り材だけでなく、そのまま飲んでもさわやかな香りと喉ごしを楽しめます。内容量は200ml。和の素材で作ったトニックウォーターを使ってみたい方におすすめです。
トニックウォーターを使ったおすすめのカクテル
トニックハイボール

By: suntory.co.jp
ハイボールはウイスキーを炭酸水で割って作りますが、トニックハイボールはトニックウォーターで割ります。ハイボールと同様「ウイスキー1に対し、トニックウォーター4」が目安。濃いハイボールにしたい方はトニックウォーターの分量を減らし、逆に薄めにしたい方は分量を増やしてみてください。
ウイスキーを注ぐ前にグラスを冷たくしておくのがポイント。まずは、グラスに氷をぎっしりと入れてよく冷やします。マドラーで静かにかき混ぜる「ステア」をすると効果的。溶けた水は氷を押さえて捨てます。
ウイスキーを注いだら、再びステアして冷やしてみてください。しっかりと冷やすことでトニックウォーターを注いだときに氷が溶けにくくなります。次に、トニックウォーターを投入。泡が立つと炭酸が抜けてしまうので、氷に当たらないよう静かに注ぎ入れてみてください。最後に、軽く1回程度ステアすればできあがりです。
ジン・トニック

ジン・トニックは、ジンとトニックを組み合わせたシンプルなカクテルです。作り方は、氷を入れたグラスにジンと冷えたトニックウォーターを注ぎ、ライムスライスを飾るだけ。シンプルがゆえに、使用する材料や作り方によって味の違いが明確に出るため、バーテンダーの力量が現れるカクテルとしても有名です。
17世紀、イギリス東インド会社のスタッフが、赴任中のインドでマラリア対策に飲んだ飲料がベースといわれています。使用するお酒を替えることで、ウォッカ・トニック、ラム・トニック、テキーラ・トニックなど、バリエーションを楽しめるのも特徴です。
使う材料が少なく、自宅でも簡単に楽しめます。トニックを使うカクテルがはじめての方におすすめです。
ソル・クバーノ

ラムをベースにしたトニックウォーターを使うカクテル。カクテルの名前には「キューバの太陽」という意味があります。神戸市にある「サヴォイ北野坂」のバーテンダー・木村義久氏によって考案された、日本発祥のカクテルです。
ラムにグレープフルーツジュースを加え、トニックウォーターで割ったカクテル。柑橘の風味が爽やかな、キレのある味わいが魅力です。
また、トニックウォーターの独特な苦味とグレープフルーツの苦味が調和することで、心地よい味わいを楽しめるのもポイント。トニックウォーターの苦味を活かしたカクテルを楽しみたい方におすすめです。
スカイボール

ウォッカとトニックウォーターを使うカクテル「スカイボール」。グラスにクラッシュドアイスを敷き詰めてウォッカを注ぎ、冷えたトニックを注いでレモンスライスを添えたカクテルです。レシピによってはレモンジュースを加えたり、ソーダを適量加えたりすることもあります。
ウォッカ・トニックに似たカクテルですが、ライムではなくレモンを用いるのが特徴。また、容器は銅製のマグカップを使用することにこだわる場合もあるのがポイントです。
スカイボールは知る人ぞ知るカクテル。材料はシンプルなので、通好みのカクテルとして知っておくのもおすすめです。
カクテル以外のトニックウォーターの使い方

トニックウォーターはお酒の割り材として使う以外にも、さまざまな活用方法があります。味や香りが付いているトニックウォーターは、そのまま飲んでも美味しいドリンク。あらかじめよく冷やしておくと、清涼感の強さもあいまって暑い季節や運動後などのリフレッシュに役立ちます。
また、トニックウォーターは料理に活用するのにも便利です。ソースやシロップなどにトニックウォーターを加えることで清涼感をプラスできます。特にフルーツやサラダなどと相性がよく、さわやかな風味がおすすめです。
お酒以外のノンアルコールドリンクを割るのにも使えます。野菜ジュースやフルーツジュースだけでなく、お茶やコーヒーなどの飲料に加えてもさわやかな飲み心地。さまざまな飲料とトニックウォーターの相性を、ぜひ試してみてください。
長い歴史のあるトニックウォーター。炭酸飲料としてそのまま楽しめるモノから、アルコールと合わせることで最大限に魅力を発揮するモノまで、さまざまな種類がラインナップされています。自分好みのトニックウォーターを選んで、奥深い魅力をぜひ堪能してみてください。