スキーやスノーボードの滑走性を高めるスキー・スノボワックス。滑りをよくするだけでなく、大切な板のソールを保護する役割も担います。製品によって形状や対応する雪質などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スキー・スノボワックスのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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スキー・スノボワックスの効果

スキーやスノボにワックスを塗ると、滑走面と雪との間に生まれる摩擦抵抗を減らす効果があります。スピードが出やすくなるだけでなく、ターンなどの操作もスムーズになるのが魅力。長時間の滑走でも疲れにくく、快適なライディングを楽しめます。
また、ワックスは滑走面を保護する大切な役割も担っています。板がカサカサになったり毛羽立ったりするのを防ぐほか、傷や汚れからも守るのがポイント。定期的なメンテナンスで、大切なスキー板やスノーボードの寿命を延ばすことにつながります。
スキー・スノボワックスの選び方
種類をチェック
簡易ワックス

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簡易ワックスは、手軽に使えるのが最大の魅力です。スプレー・固形・リキッド・ペーストの4タイプがあり、専用のアイロンなどの器具は必要ありません。ゲレンデに持っていき、滑る直前にサッと塗れます。
ホットワックスと比べると効果の持続性は劣りますが、短時間で簡単にメンテナンスできるのがポイント。スプレータイプは初心者の方でも扱いやすく、ペーストタイプは簡易ワックスのなかでは比較的効果が長持ちしやすい傾向にあります。
手軽にメンテナンスを済ませたい方や、ホットワックスをかける時間がないときの補助として使うのにおすすめ。また、旅行先での応急処置用としてもひとつ持っておくと安心です。
ホットワックス

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ホットワックスは、固形のワックスを専用アイロンで溶かして滑走面に浸透させる方法です。簡易ワックスと比べて手間はかかるものの、滑走性・保護性・持続性などさまざまな面で高い効果を発揮するのが特徴。簡易ワックスに比べて効果が長持ちするため、本格的なメンテナンスをしたい方におすすめです。
作業をするときは、ワクシングペーパーを使うのがポイント。アイロンが直接滑走面に当たるのを防ぎ、板を傷める心配を減らせます。
配合成分をチェック

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多くのスキーワックスの主成分はパラフィンです。滑走面との相性がよく、塗りやすく剥がれにくい特性を持っています。さらに、滑走面に撥水性と適度な柔軟性を与えるのもポイントです。
ほかにも、滑りをよくするための成分が配合されています。フッ素は撥水性を高め、高速で滑るのを助けるのが特徴。また、グラファイトを配合したワックスは静電気の発生を抑えるため、湿った雪や春先のシャーベット状の雪で効果を発揮します。
雪質に合うモノを選ぼう

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ワックスを選ぶときは、滑る日の雪質や温度に合わせることが重要です。ワックスの製品説明には適した温度帯が書かれていることが多いので、それを参考に選びましょう。気温によって雪の状態は大きく変わるため、適切なワックスを選ぶことで滑走性能が向上します。
どのワックスを選べばよいか迷う方や、さまざまなゲレンデに行く方には、幅広い雪質や温度に対応できるオールラウンドタイプがおすすめです。ひとつ持っておけば、多くのコンディションで活躍します。
初心者ならセット商品がおすすめ

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ワックスがけに初めて挑戦する方は、必要な道具が一式揃ったセットを選ぶのがおすすめです。何から揃えればよいか迷うことなく、効率的にメンテナンスを始められます。
ホットワックスに挑戦したい場合は、ワックスアイロン・ワックス本体・スクレーパー・ブラシなどが入ったセットを選びましょう。製品によってはコンパクトなケースに収納できるモノもあります。
また、手軽さを重視するなら、スプレータイプの簡易ワックスを中心としたセットも便利です。旅行先での応急メンテナンス用としても活躍します。
スキー・スノボワックスのおすすめ
ガリウム(GALLIUM) BASE WAX SW2132
1つで3役をこなすスキー・スノーボードワックス。 板のベース作りから滑走面のクリーニング、日々の滑走用ワックスとしても使用できます。全雪質に対応するタイプのため、ゲレンデのコンディションを選ばずに使えるのが特徴です。
プロ選手が使用していると謳うほどの品質が魅力。こまめなメンテナンスを効率的に行いたい方におすすめのモデルです。
ガリウム(GALLIUM) EXTRA BASE BLUE SW2074
トップワックスの性能を引き出すためのベースワックス。シーズン前のベース作りはもちろん、同ブランドのHYBRID HFシリーズや滑走シリーズのベースとしても活躍します。-12~-3℃に対応するモデルです。
フッ素を含んだトップワックスを滑走面にしっかり定着させることが可能。板のポテンシャルを余すことなく引き出したい方におすすめです。
ガリウム(GALLIUM) HYBRID HF BLUE
日本の雪を考慮して開発されたフッ素配合の滑走ワックス。雪温-12~-3℃のさまざまな雪質で性能を発揮します。ベースワックスを塗布した滑走面に使うトップワックスです。
主原料のパラフィンワックスにフッ素を配合。雪面との間に発生する水分を弾き、優れた撥水性を実現します。スムーズに滑走したい方におすすめのアイテムです。
ガリウム(GALLIUM) Strong PASTE Hot
手軽に使えるハイグレードなペーストワックス。アイロンを使わずに簡単に塗布でき、約-3℃以下の低温時に滑走性能を発揮します。優れた持続性と滑りを追求したアイテムです。
内容量は30mlで、ポケットに入れてゲレンデへ持ち運べるのが魅力。滑走前に素早く塗るだけで手軽にパフォーマンスを向上させられるため、滑りを重視する方におすすめです。
ガリウム(GALLIUM) GENERAL・G Set
場所を問わず手軽にワクシングができるトラベルセット。クリーナーからワックス、ブラシまで必要なアイテムがすべて同梱。専用ケース付きで持ち運びやすく、ゲレンデや遠征先でのメンテナンスにもぴったりです。
ガリウム配合のワックスは効果が長持ちするのが魅力。フッ素不使用のスプレータイプで、簡単に仕上げられる手軽さもポイントです。ワクシングを手軽に始めたい方や、出先でのメンテナンス用具を探している方におすすめです。
トコ(TOKO) ベースパフォーマンス ワックス レッド
さまざまな用途に対応する滑走性能を持つホットワックス。シーズン前のベース作りをはじめ、フリー滑走やトレーニング、レース用の下地としても使用できます。適応雪温は-4~-12℃のモデルです。
本モデルはフッ素を含まないハイドロカーボンタイプ。フリーランからトレーニングまで、さまざまなシーンで高い滑走性を維持したい場合におすすめです。
トコ(TOKO) エキスプレス グリップ&グライド
手軽に使えるウロコ付きクロスカントリースキー専用の液体ワックス。雪温0~-30℃と幅広いコンディションで性能を発揮します。
本体にスポンジアプリケーターが付属しており、スムーズに塗布できるのが魅力。滑走性を向上させながら滑走面のケアもできるため、手軽にメンテナンスを済ませたい方におすすめです。
トコ(TOKO) エクスプレス ミニ
ポケットサイズで手軽に使える簡易液体ワックス。雪質を問わず、雪温0~-30℃の幅広いコンディションに対応します。ベンジンやフッ素を使用していないのも特徴です。
アイロンを使わず滑走面に直接塗るだけで効果を発揮。さらに、エッジのさび止めとしても使用できます。ゲレンデで手軽にメンテナンスをしたい方におすすめのアイテムです。
マツモトワックス LIQUID-E
優れた持続性を備えた高フッ素配合のリキッドワックス。トップシーズンの湿雪に適した同ブランドのワックス「EXTRA HIGH VIOLET」を、手軽に塗布できるリキッドタイプにしたモデルです。シーズン始めから3月前半までのきれいな雪で性能を発揮します。
ホットワックスでベースを作ったあとに使用すれば、さらに滑走性と持続性を引き出せるのもポイント。効果が長続きし、メンテナンスの回数を減らせるモノを求める方におすすめです。
マツモトワックス OVER THE BB
春雪やウェットコンディションに対応するベースワックス。-2℃~7℃の気温で滑走性を発揮します。特に関東以西エリアでのシーズン始めや、3月以降の雪におすすめのアイテムです。
ホットワックスとしてはもちろん、生塗りでも手軽に使えるのが魅力。さらに、滑走面のクリーニング用としても使用できます。汎用性が高いモノを探している方にぴったりです。
スウィックス(SWIX) プロパフォーマンス スピード PS
なめらかな滑走性を生み出せるホットワックス。レーシングワックスの土台として機能するモデルです。雪温-4℃~4℃の環境に対応します。
アイロンで熱を加えることで、滑走面にしっかりと浸透。フッ素が配合されていないモデルで、容量は180gです。
ハヤシワックス NF-02 LQD
アイロン不要で手軽に使えるパラフィン系リキッドワックス。同ブランドのワックスであるNFシリーズを液体化したモデルで、雪温-8℃~-2℃の中雪質で性能を発揮します。ソールに直接塗るだけで定着し、優れた滑走性と持続性を両立するのが魅力です。
また、トップワックスの下地としても使用できます。あらかじめベースを作ったソールに塗布することで、さらに性能を引き出すことが可能。手軽に高い滑走性を手に入れたい方におすすめのアイテムです。
ハヤシワックス NF-01 ベースミッションソフト
あたたかい日かつやわらかい雪質で性能を発揮するベースワックス。やわらかい雪質で起こりやすい乾燥摩擦を軽減します。滑走ワックスや競技用ワックスの下地として使用するモデルです。
また、滑走面のクリーニングワックスとしても活用できます。春先のゲレンデを快適に楽しみたい方におすすめです。
ハヤシワックス Blends TOP LQD フッ素フリー
ウェットスノーに対応するパラフィン系リキッドワックス。雪温-6℃以上のコンディションで滑走性と持続性を発揮する、フッ素フリーのモデルです。
本モデルは、トップワックスとしてベースワックスの上から使用します。あらかじめホットワックスで念入りにベースを作ったソールに使用することで、より高い性能を発揮します。ウェットスノーでのパフォーマンスを上げたい方におすすめです。
ホルメンコール(HOLMENKOL) ベータミックスレッド
幅広い雪質に対応するベースワックス。雪温-14℃~-4℃の低温域をカバーし、湿雪から乾雪までさまざまなコンディションで優れた性能を発揮します。
耐摩耗性が高いのもポイント。輸送用のワックスとしてなど、多目的に使えるワックスを探している方におすすめです。
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スキー・スノボワックスの塗り方

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ホットワックスをかける前には、リムーバーを使って滑走面の汚れや古いワックスを落とすクリーニングが大切。きれいな状態で作業を始めることが、ワックスの効果を十分に引き出すポイントです。
ホットワックスの作業では、ワックスをアイロンで溶かして滑走面に垂らし、均一に伸ばします。板を傷めないよう、アイロンは同じ場所に止めず、常に動かし続けるようにしましょう。塗り終えたら、ワックスがしっかり定着するように2〜3時間かけて常温でゆっくりと冷ますことが大切です。
ワックスが完全に冷えたら、スクレーパーで余分なワックスを削り取り、ブラシで磨き上げて仕上げます。一方、ペーストや液体タイプの簡易ワックスは、塗ってコルクなどで伸ばすだけで完了するので初心者の方にもおすすめです。
スキー・スノボワックスには、さまざまな種類があります。また、滑る日の雪質に合わせて選ぶことも重要。自分のレベルやメンテナンスにかけられる時間なども考慮して選ぶのがポイントです。ぜひ本記事を参考に、自分に適したアイテムを探してみてください。