「まるでターミネーターになった気分だ」

上記は、今回ご紹介するプロダクトのテストパイロットが述べた印象的な言葉。それはなんと、スキーヤーやスノーボーダーが疲れにくく、より長く滑りを楽しむための専用パワードスーツです!

介護現場やリハビリ、あるいは軍用の範囲を超えてウィンタースポーツシーンに躍り出てきた未来感あふれるRoam Robotics社の「Robotic Ski Exoskeleton」を見てみましょう!

スキーヤーやスノーボーダーを強力アシスト

今回ご紹介するRobotic Ski Exoskeletonは、主にスキーヤーやスノーボーダーの疲れやすい脚部をアシストするパワードスーツ。上級者はもちろん、初心者や高齢者も安心して長く滑ることのできる頼もしいウェアラブルロボットなのです!

まるでインテリジェント・サスペンション

ゲレンデでの滑走に大切になってくるのは膝を使った動き。しかし、1日滑っていると足を伸ばすための筋肉が酷使されて痛みが生じ、快適なレジャーとはとても言えない状態になってしまいます。

ところがこのパワードスーツを着用していれば、動きをセンサーで検知して、高度に設計されたソフトウェアによりユーザーの意図を把握。アクチュエータ(駆動装置)がまるで足に装着するサスペンションのように強力にアシストしてくれて、足にかかる負担を軽減するというのです。

スマホでコントロール

電源部のバックパックと脚部に装着する外骨格パーツで構成されるRobotic Ski Exoskeletonは、スマートフォンでコントロール可能。専用アプリを起動したらアシスト力を「トルクコントロール」で調節します。

また、モード選択も可能。自動プログラムの「ファクトリーモード」やユーザーによるプログラムができる「カスタムデザイン・モード」、さらには上級者のための、より詳細な設定が可能な「マニュアルモード」などから選択できます。使い込んでRobotic Ski Exoskeletoを自分仕様に”育てて”いくことができるのですね。

2019年1月のリリースを予定しているRobotic Ski Exoskeletoの価格は2,000~2,500ドル(約21万3800円~26万7300円)になるとされています。未来のウィンタースポーツはもうそこまで来ています!