コンサートやスポーツ観戦、美術鑑賞などで活躍する単眼鏡。遠くの対象を拡大して見られる便利なアイテムです。しかし、製品によって倍率やサイズなどが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、単眼鏡のおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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単眼鏡とは?

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単眼鏡とは、片目で覗いて遠くのモノを拡大して見るための小型望遠鏡です。双眼鏡よりもサイズがコンパクトで、ポケットや小さなバッグに収納しやすい携帯性の高さが魅力。おでかけ時のファッションを損なうことなく持ち歩けるのもポイントです。
また、双眼鏡に比べて軽量なほか、価格が手頃な製品もラインナップされています。スポーツ観戦やコンサート、美術館賞など、さまざまなシーンで活躍するアイテムです。
単眼鏡の選び方
用途に合った倍率を選ぶ

単眼鏡を選ぶうえで、用途に合った倍率を選ぶことは重要です。倍率が高くなるほど対象を大きく見ることができますが、その反面、視野が狭くなり手ブレしやすくなります。自分の使うシーンを考えて、適した倍率の製品を選びましょう。
たとえば、美術館や博物館で作品をじっくり鑑賞するなら、手ブレしにくく近い距離でも見やすい4倍から6倍がおすすめです。狭いグラウンドやコンサートホールなどの場所では6倍から8倍が向いています。
さらに、広い会場で行われるコンサートやスポーツ観戦では、座席の位置にあわせて選んでみてください。アリーナなら8倍程度、1階席なら8〜10倍、2階席なら12倍以上のモノがぴったりです。
シーンに合わせて明るさを選ぶ

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単眼鏡の見やすさを左右する明るさは重要なチェックポイントです。スペック表の「明るさ」で確認ができ、「ひとみ径」を2乗した数値になります。数値が大きいほど明るく像をとらえられるのがポイントです。
4未満だと晴天時でも暗く見えにくいことがあります。4〜9では日中での使用も可能ですが、暗所にはあまり向きません。9〜25はやや暗い場所でも対象物を見やすくなります。
距離が近いモノを見るなら最短合焦距離をチェック

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最短合焦距離とは、単眼鏡でピントを合わせられる最も短い距離のことです。この数値が小さいほど、より近くにある対象物をはっきりと見ることができます。とくに、近距離のモノを観察したい場合には必ず確認しておきたいポイントです。
たとえば、美術館で展示物の細部を鑑賞したい方には、最短合焦距離が50cm以下のモノがおすすめです。製品のなかには20cmから30cm程度まで近づいてピントを合わせられるモノもあります。
単眼鏡は双眼鏡と比較して、最短合焦距離が短い製品が多くラインナップされているのが特徴。近距離の観察に優れている点が魅力ですが、製品によって最短合焦距離は異なるため、購入前に仕様をチェックしておくと安心です。
メガネをかけたまま使いたいならアイレリーフ15mm以上のモノがおすすめ

アイレリーフとは、接眼レンズから、視野全体がはっきりと見える瞳の位置までの距離を指します。メガネを日常的に使用している方は、顔とメガネのレンズの間に距離ができるため、アイレリーフの長さが重要です。
メガネをかけたまま快適に使いたいのであれば、アイレリーフが15mm以上あるモデルを選びましょう。十分な長さがあれば、視野の端が黒く欠けてしまう「ケラレ」という現象が起きにくくなります。
「ロングアイレリーフ」や「ハイアイポイント」と表記されている製品はアイレリーフの長さが長く設計されているのでチェックしてみてください。
重さ・サイズをチェック

単眼鏡の魅力のひとつに、携帯性に優れている点が挙げられます。双眼鏡に比べて軽量かつコンパクトな製品が多いのがポイント。携帯性をとくに重視したい方は、手のひらにすっぽりと収まるサイズ感の製品がおすすめです。
一方で、機能性が高くなるにつれて、サイズや重量も増す傾向があります。自分の用途を明確にしたうえで機能性とサイズ・重さのバランスを考慮し、自分に合った製品を探してみてください。
便利機能をチェック
雨天時でも使いたいなら防水機能付きのモノ

バードウォッチングやスポーツ観戦など、屋外で単眼鏡を使いたい方は、防水機能を備えた製品がおすすめです。防水機能があれば、急な天候の変化や水しぶきがかかるような場面でも、内部に水が侵入するのを防ぎ、故障のリスクを軽減できます。
防水性能は「IPX◯」という規格で示され、◯部分の数字が大きいほど高い防水性能を有しているのがポイント。使用するシーンによって必要な防水性能は異なります。事前にシーンを想定し適切な防水性能を有した製品を選ぶようにしましょう。
夜行性の動物の観察時に便利な暗視機能

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夜行性の動物観察など、暗闇で対象を見たいときには暗視機能付きの単眼鏡が役立ちます。赤外線を照射したり、わずかな光を増幅する増倍管を搭載したりすることで、肉眼では見えない暗い場所でも対象をはっきりととらえることが可能です。
なかには、デジタルズーム機能などを追加した製品などもあります。暗闇のなかでも遠くの対象をさらに拡大して確認できて便利です。夜間の生態観察や鳥獣害対策など、幅広い用途で活躍します。
スマホのカメラで手軽に望遠撮影できるスマホホルダー

単眼鏡のなかにはスマホホルダーが付属しており、スマホで望遠撮影できるアイテムも存在します。手持ちのスマホをスマホホルダーを使って単眼鏡に取り付けて使用可能。遠くにいる野鳥や風景を、写真や動画として記録したいときに活躍する便利なアイテムです。
スマホホルダー付きの製品を選ぶときは、スマホホルダーの接眼レンズ部分に直径や、スマホの横幅に対応しているかを確認することが大切です。
単眼鏡のおすすめ
ビクセン(Vixen) マルチモノキュラー H4x12
| 倍率 | 4 倍 | 対物レンズ有効径 | 12 mm | 
|---|---|---|---|
| 明るさ | 9 | 最短合焦点距離 | 0.2 m | 
| アイレリーフ | 15 mm | 重量 | 49g | 
美術鑑賞や講演会にぴったりな小型軽量の単眼鏡です。メガネをかけたままでも使用できるハイアイポイント設計を採用しています。約20cmという近距離から焦点を合わせられるため、美術品など細部の観察に役立ちます。
光の損失を抑えるフリーマルチコート仕様により、明るい視界を確保。重さわずか49gで長時間の鑑賞でも疲れにくく、ポケットサイズなので持ち運びも簡単です。ソフトケースやネックストラップが付属しているのもおすすめポイントです。
ビクセン(Vixen) ジョイフルモノキュラー HZ7-21×21
| 倍率 | 7~21 倍 | 対物レンズ有効径 | 21 mm | 
|---|---|---|---|
| 明るさ | 9~1 | 最短合焦点距離 | 3 m | 
| アイレリーフ | 12~9 mm | 重量 | 73g | 
リングを回して無段階変倍できる単眼鏡です。倍率を7倍から21倍まで自由に変えられるのが魅力です。約3mからの近距離にも対応し、シーンに合わせて適した倍率で使用できます。
長さ10.2cm、重さ73gの軽量コンパクト設計により、バッグの中でもかさばりにくいのもメリット。片手で簡単にホールドできます。
マルチコーティングによりレンズ面での光の反射を軽減し、クリアな視界を確保。標準搭載のビノホルダーを使えば、カメラ三脚への取り付けも可能です。高倍率での観察時にも手ブレを防ぎ、安定した視界が得られます。ソフトケースとネックストラップも付属するので、日常的な持ち歩きにおすすめです。
ビクセン(Vixen) ジョイフルモノキュラー HZ10-30×21
| 倍率 | 10~30 倍 | 対物レンズ有効径 | 21 mm | 
|---|---|---|---|
| 明るさ | 4.4~0.5 | 最短合焦点距離 | 3 m | 
| アイレリーフ | 11~8 mm | 重量 | 73g | 
10倍から30倍まで無段階でズームできる単眼鏡です。長さ約10.2cm、重さ73gと軽量コンパクトながら、幅広い倍率に対応しています。片手でラクに持てるほか、バッグにもすっきり収納して持ち歩けるのがメリットです。
レンズ面の反射を軽減するマルチコーティングを施し、クリアな視界を実現。付属のビノホルダーを使えばカメラ三脚に取り付けられ、高倍率での観察も安定して行えます。
アウトドアやスポーツ観戦、コンサート会場などでも使いやすい、コンパクトかつ高倍率に対応する製品が欲しい方におすすめです。
ビクセン(Vixen) アートスコープ H4x12
| 倍率 | 4 倍 | 対物レンズ有効径 | 12 mm | 
|---|---|---|---|
| 明るさ | 9 | 最短合焦点距離 | 0.2 m | 
| アイレリーフ | 15 mm | 重量 | 49g | 
美術作品の精緻な表現を拡大して鑑賞できる単眼鏡です。肉眼では見えない絵画や工芸品の細部の美しさを、最短約20cmの近距離からも観察できます。程よく広い視野を確保できる倍率4倍を採用しており、手ブレの影響を受けにくく、初めての方でも使いやすいのが魅力です。
全レンズ面に3層の反射防止コーティングを施し、光の損失を抑えているのも特徴。高いコントラストで鮮明な色を再現可能です。
15mmのハイアイポイント設計でメガネをかけている方にもおすすめ。アルミ合金の落ち着きと高級感のあるボディも魅力です。本体とコーディネートされたファッショナブルなケースも付属。美術館巡りが好きな方におすすめです。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ウルトラビューI 7~21×21ズーム
| 倍率 | 7~21 倍 | 対物レンズ有効径 | 21 mm | 
|---|---|---|---|
| 明るさ | 9~1 | 最短合焦点距離 | 3 m | 
| アイレリーフ | 12.5~9 mm | 重量 | 74g | 
観察したい対象に合わせて7~21倍の間で変倍できる単眼鏡です。気になる対象を大きく拡大でき、スポーツ観戦や旅行などのシーンで活躍します。74gの軽量ボディで、持ち運びにも便利です。
マルチコートを採用しており、明るくクリアな視界を確保しています。また、ツイストアップ式の見口を採用しており、メガネをかけた状態でも快適に使用可能です。サイズはφ3.5×10.2cmのコンパクト。自然観察や野外活動を楽しむ方におすすめです。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ギャラリーEYE 6×16
| 倍率 | 6 倍 | 対物レンズ有効径 | 16 mm | 
|---|---|---|---|
| 明るさ | 7.3 | 最短合焦点距離 | 0.25 m | 
| アイレリーフ | 12 mm | 重量 | 61g | 
博物館や美術館などでの美術鑑賞におすすめの単眼鏡です。最短合焦距離が25cmと近くの対象物にピントを合わせられるので、芸術作品の細かい部分の鑑賞に役立ちます。明るく鮮明な視界を実現するフルマルチコートとフェイズコートを施しているのが特徴です。
また、芸術にマッチするデザイン性の高い外観もポイント。持ち運びに便利なファッショナブルなストラップも付属しています。ロングアイレリーフと広い視界により、長時間使用しても疲れにくいと謳われているのも魅力。メガネをかけている方にもぴったりです。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) CERES-M 7×18
| 倍率 | 7 倍 | 対物レンズ有効径 | 18 mm | 
|---|---|---|---|
| 明るさ | 6.6 | 最短合焦点距離 | 3.5 m | 
| アイレリーフ | 11 mm | 重量 | 35g | 
ポケットにすっぽり収まるコンパクトな単眼鏡です。重さ35gと軽量で、サイズはφ3.1×7.8cm。手のひらに収まるサイズ感で持ち運びに便利です。倍率は7倍に対応しています。
また、専用ポーチとストラップが付属しており、持ち運びも安心です。最短合焦距離は3.5mで、比較的近い被写体も観察できます。コンサートやスポーツ観戦など、さまざまなシーンで活躍する、おすすめモデルです。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) リアルスコープ8×20 KM-820
| 倍率 | 8 倍 | 対物レンズ有効径 | 20 mm | 
|---|---|---|---|
| 明るさ | 6.2 | 最短合焦点距離 | 0.3 m | 
| アイレリーフ | 12 mm | 重量 | 820g | 
最短30cmからピント合わせができる美術鑑賞にもぴったりの単眼鏡です。ガラスケースに入った美術品にもしっかりピントを合わせやすいのが魅力。芸術作品のより繊細な表現も観察できます。
倍率8倍とギャラリー用の単眼鏡のなかでは高めの設計。重さは73gと軽量で、サイズもコンパクトです。また、すべてのレンズとプリズム透過面にマルチコーティングを施しており、明るくクリアな視界を確保しています。
ポーチやストラップ付きで持ち運びも便利。美術鑑賞だけでなく、遠くの対象物を観察したいときにもおすすめです。
ペンタックス(PENTAX) VM 6×21 WP コンプリートキット
| 倍率 | 6 倍 | 対物レンズ有効径 | 21 mm | 
|---|---|---|---|
| 明るさ | 12.3 | 最短合焦点距離 | 0.7 m | 
| アイレリーフ | 17.8 mm | 重量 | 150g | 
手のひらに収まる小型軽量設計でさまざまな場面で活躍する単眼鏡です。片手でも簡単にピント合わせができるシーソー式の焦点調整機構を採用しています。全レンズとプリズム透過面にマルチコーティングを施し、明るくシャープな視界を実現しているのが特徴です。
専用アクセサリーを使えば使い方がさらに広がります。スマホ用のアダプターを装着すれば、スマホで迫力ある映像を撮影することが可能。また、LEDライト付きマクロスタンドを使用すれば、約18倍の顕微鏡として使えます。
まるごと水洗いできる防水構造で、悪天候下での使用も可能。アウトドア活動を楽しむ方におすすめの製品です。
サイトロン(SIGHTRON) NightGaizer SP868A
| 倍率 | 2 倍 | 対物レンズ有効径 | – | 
|---|---|---|---|
| 明るさ | – | 最短合焦点距離 | – | 
| アイレリーフ | – | 重量 | 140g | 
暗闇でも対象物を鮮明に確認できるナイトスコープです。見る以外にも動画撮影に対応しており、撮影した映像はMicro SDカードに保存できます。赤外線有効距離は約100mで、離れた場所からの観察も可能です。
単4形乾電池3本で動作し、約140gと軽量なのもポイント。夜間の駐車場監視、野生動物の観察、サバイバルゲームなどにおすすめのアイテムです。
単眼鏡の使い方

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単眼鏡を使うときは、まず対物レンズ側から中を覗きます。次にピント調節を行いますが、はじめに低倍率に合わせておくと、スムーズにピントを合わせやすくなるのでおすすめです。
ピント調節部分を回し、像がクリアになるまで調節を行います。倍率を変えた際は、再度ピントを合わせるようにしましょう。手で持つときは、脇をしめて単眼鏡がぶれないようしっかり構えると、手ブレが起きにくくなります。
 
											 
       









 
					















単眼鏡は、スポーツ観戦から美術館での作品鑑賞まで、さまざまなシーンで役立ちます。モデルによって倍率や明るさが異なるため、主な利用シーンを想定して選ぶのがポイントです。手軽に持ち歩きたい方は携帯性もチェック。本記事を参考に、自分に合ったお気に入りの1台を見つけてみてください。