ドアや窓の隙間に貼ることで、外からのホコリや冷気の侵入を防ぐ隙間テープ。防音や防虫対策に加え、冷暖房の効率向上も期待できる便利なアイテムです。製品によって素材や厚みなどが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、隙間テープのおすすめをご紹介します。選び方のポイントも併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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隙間テープのメリット

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隙間テープには断熱効果があり、冷気や暖気の出入りを防いでエアコン・暖房の効率を向上させます。冬はあたたかさを逃さず、夏は冷気を保つ効果で電気代の削減に役立ちます。
防音効果もあり、外部騒音を遮断し、静かな室内環境を実現。さらに、防虫効果により虫の侵入経路を断ち、清潔で快適な住環境を維持することが可能です。隙間から入る砂埃やホコリも防止するため、掃除の手間も軽減します。
開閉時の衝撃吸収・ドア保護効果もあり、バタンと閉まる音や振動を抑制します。スポンジ状の柔らかい素材でドアの傷みも防止でき、冷暖房費の節約や静かな生活空間の確保に特に効果的です。
隙間テープを貼る場所はどこ?

隙間テープは窓とドアの隙間に貼るのが一般的です。窓の場合は窓枠と窓ガラスの間の隙間に貼りましょう。ドアの場合は蝶番がついている辺以外の3辺に「コ」の字型に貼ります。
玄関ドアでは蝶番側以外の3辺、戸当たり部分に貼るのが効果的。蝶番側は隙間が少ないため、貼らないか薄めの隙間テープを使用するのがおすすめです。
施工前には窓枠やガラスの汚れをしっかり落とすことが重要。ホコリや油分があると粘着力が弱まるため、清掃を忘れずに行いましょう。また、隙間のサイズを正確に測定し、適切なサイズを選択することで失敗を避けられます。
隙間テープの選び方
素材をチェック
ウレタン・ゴム

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ウレタンタイプはスポンジ状でクッション性が高く、室内ドア戸当たり部分に適しています。安価で入手しやすいのも魅力です。
ゴム製はしなやかで密度が高く、機密性に優れているのがポイントです。EPDMゴムは特に耐候性が高く、屋外での使用に向いています。価格はやや高めですが、防音・防風効果が期待でき耐久性も高いので長期間使用したい方におすすめです。
室内の軽い隙間対策ならウレタン、耐久性や防音・防風効果を重視する場合はゴムを選択しましょう。設置場所の環境条件や使用頻度に合わせて、適した材質を選んでみてください。
モヘア

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モヘアは起毛素材で弾力性があり、不均等な隙間にも柔軟にフィットするのが特徴です。毛足の長さで対応隙間が変わり、長い毛足12mmの製品は大きな隙間に対応できます。開閉の妨げになりにくく、復元力が高いのも魅力です。
耐久性が高く、毛が抜けにくく水にも強い性質があります。窓のサッシや網戸、室内ドア、玄関ドア、引き戸の召合わせ部分などさまざまな場所に使用可能。また、隙間風や虫の侵入を防止しつつ、スポンジタイプよりも動きを妨げにくいのもメリットです。
毛足が長すぎるとドアや窓の開閉が重くなる場合があるため、隙間幅に合わせた選択が重要です。
厚さ・長さをチェック

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隙間の幅に合わせて厚みを選ぶことが重要なポイントです。薄すぎると隙間が埋まらず効果が得られず、厚すぎるとドアが閉まらなくなるリスクがあります。防音効果を求める場合は厚み3mm程度が微妙な隙間にもフィットしやすくおすすめです。
長さは貼る場所の周囲の寸法を測り、余裕を持って選択しましょう。少し長めにカットし、貼り終わった後に余分な部分をカットするのがおすすめです。
防水性・防音性など機能性をチェック

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屋外や湿気の多い場所には防水仕様がおすすめです。クロロプレンフォームなどの防水性に優れた素材を選ぶことで、雨や湿気に対する耐性が高まります。EPDMゴムも防水性があり、玄関ドアや雨戸に適しています。
防音性を重視する場合は、連続発泡ポリエチレン製で厚み3mm程度の製品が効果的です。機密性の高いゴム製は防音・防風効果が期待でき、ウレタン製よりも機能面で優れています。窓や扉の音漏れ防止には、適切な隙間テープの選択が重要です。
カラーをチェック

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室内の雰囲気に馴染む色を選ぶと目立ちにくく、きれいに見えます。一般的なカラーは黒・グレー・ブラウン・白などで、設置場所の建具や壁面の色との調和を考慮することが大切です。
色選択は機能性には影響しませんが、見た目の満足度に大きく関わります。部屋全体の印象を損なわないよう、慎重に色を選んでみてください。
隙間テープのおすすめ
セメダイン(Cemedine) すきま用テープN
引き戸やドア、クーラー取付部などの隙間をしっかりと埋められる便利なテープです。風やホコリ、騒音を防ぐ効果があり、冷暖房の効率もアップします。軽い材質で、ハサミで簡単にカットできるため、作業もスムーズ。シールを剥がして貼るだけの手軽さも魅力です。
5mm・10mm・20mmの厚みから選べ、幅も15mmと30mmをラインナップ。用途や隙間の大きさに合わせて使い分けられるのがおすすめポイントです。取り外しもきれいにできるため、貼り替えも簡単に行えます。
セメダイン(Cemedine) 戸当りテープ
引き戸や玄関扉の開閉音を優しくおさえる、便利な戸当りテープです。貼るだけで隙間風も防止。特殊な発泡体を使用した素材で気密性に優れ、冷暖房効率もアップします。
4×15mmのサイズで使いやすく、さまざまな場所で活躍。ドア周りの引き戸の音や隙間風に悩んでいる方はチェックしてみてください。
・1巻
・2巻
ニトムズ(Nitto) すきまテープS
ドアやふすまの隙間風を手軽に防げる便利なテープです。ポリウレタンフォーム素材を採用しています。貼りやすく、きれいにはがせるフィルム入り基材で、隙間の大きさに合わせてハサミでカットして使用できます。
グレーとブラウンの2色展開で、インテリアに合わせて選べるのがポイント。取り付けやすさと実用性を兼ね備えた、寒さ対策におすすめのアイテムです。
エスコ(ESCO) 隙間埋めテープ EA944KD-11
貼るだけで簡単に隙間を埋められる便利なテープです。幅10×厚さ5mm・長さ2mのサイズで、窓やサッシ周りの水・音・振動対策など幅広い用途に活用できます。耐寒・耐熱性に優れており、-20℃から100℃まで対応可能と謳われているのもポイントです。
柔軟な素材で凹凸面にもフィットしやすく、カーブした場所への施工もスムーズ。住宅や設備の隙間埋め、振動緩和まで対応できるテープです。
すきまのDIY ピタッと隙間テープ
窓やドア周りの隙間風を効果的に防げるハンディテープです。耐熱性と耐水性に優れたEPDM素材を採用し、テープ幅は18mmと使いやすいサイズ設計。本体を2つに裂いて使えるため、さまざまな隙間の大きさに合わせた調整が可能です。
シンプルなデザインで、インテリアに馴染みやすいほか、剥がした際に貼り跡が残りにくいのが魅力。浴室ドアの水漏れ防止にも活用でき、5mのロングタイプなのでたっぷり使えます。高い実用性と優れた耐久性を兼ね備えた、おすすめのアイテムです。
スリーエム(3M) スコッチ 玄関ドア用戸あたり波型テープ EN-58
EPDMフォームを使用した波型の戸あたりテープです。ドアとの接触面に独自の凹凸形状を採用し、隙間風をしっかり防止。玄関ドアが閉まるときの衝撃を吸収し、バタンという音も軽減します。幅8.5×厚さ3.5mmのサイズで、さまざまなドア枠に対応可能です。
耐候性に優れた素材を採用しているのもポイント。貼り付けるだけの簡単施工で、防音対策や省エネ効果を求める方にもおすすめです。
スリーエム(3M) スコッチ すき間ふさぎ防水ソフトテープ EN-76
クロロプレンフォームを採用した高性能な防水テープです。厚み5×幅10mm・長さ2mのサイズで、戸や窓の隙間、雨戸、網戸、物置などに手軽に貼り付けられます。粘着剤付きで簡単に設置でき、雨や雪、湿気からしっかり守ります。
反復衝撃性が高いのもポイント。すり切れにくいのもメリットです。住まいの防水対策をしたい方はチェックしてみてください。
ニトムズ(Nitto) 毛付き すきまテープ
ウレタンフォームとアクリル繊維の毛がW効果を発揮する高機能テープです。隙間風を防ぎながら、目に見えにくい花粉やホコリの侵入も抑制。ポリエステルフィルム入りで伸びにくく、きれいに貼れて剥がしやすい設計になっています。
幅10×厚さ30mmのサイズで、毛足の長さは貼り方で自由に調整が可能。グレーとブラウンの2色展開で、インテリアに合わせて選べます。窓やドアの隙間対策におすすめのアイテムです。
槌屋ティスコ(Tsuchiya Tsco) すき間モヘアシール
緻密な繊維が特徴の隙間シール材です。モヘア素材を採用しており、ドアや窓のわずかな隙間にもバランスよくフィット。優れた弾力性により、建具の開閉もスムーズに行えます。
毛足の長さも複数展開されており、さまざまな隙間の大きさに対応可能。モヘア素材のアイテムを探している方におすすめです。
Leobro すきまモヘアテープ
ドアや窓の隙間をしっかり埋める便利なモヘアテープです。12mmの毛足と高密度な織り込みが特徴で、大きな隙間や不均等な部分にもフィット。水に強く復元力にも優れ、防音性を高めながら、虫の侵入も防ぎます。
長さ10mのロングサイズなのもポイント。玄関やリビングのドア、網戸など、さまざまな場所での使用がおすすめです。
隙間テープの上手な貼り方

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隙間テープを適切に貼るためには、事前の準備が重要です。まず、隙間のサイズを定規でしっかりと測定し、用途に適したテープを選びましょう。貼り付け部分の汚れやホコリを雑巾で完全に除去することで、テープの密着性が向上します。
貼り付けは段階的に進めるのがポイントです。剥離紙を少しずつ剥がしながら、空気が入らないよう指でしっかりとおさえて貼り付けましょう。一気に剥がすと失敗の原因になるため、慎重に作業を進めてください。
完成後は、ドアや窓の開閉動作に支障がないか必ずチェックします。隙間が適切に塞がれているかも併せて確認し、必要に応じて微調整を行いましょう。
隙間テープは、素材や形状によって特徴が異なります。防水性に優れたモノからデザイン性の高いモノまで種類も豊富です。設置したい場所や用途を明確にして、適切な製品を選ぶことが大切。ぜひ本記事を参考に、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。