健康管理意識が高まっている現代で、身体の状態を数値で確認できて便利な「スマートウォッチ」。健康モニタリングや運動モニタリング精度が高く、正しく情報を測れなければ意味がないため、高精度センサーを備えたモデルを探している方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、人気スマートウォッチの後継機「HUAWEI Band 10」の性能の高さや使い勝手のよさを実機レビュー。健康管理意識を高めたい方や、これからスマートウォッチの購入を考えている方は、参考にしてみてください。
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- 目次
- 研究開発費に莫大な投資をしているファーウェイ(HUAWEI)。「Bandシリーズ」は特に根強い人気を誇る
- HUAWEI Band 10は高級感あるアルミ合金製で超薄型軽量。装着していることを忘れられる
- 薄型ながらバッテリー持ちのよさも健在。最長2週間も充電いらず
- やはりファーウェイは健康管理機能がスゴい。精度の高いトラッキングが可能
- スポーツモニタリングも精確。軽い日常の動作から水泳など激しいスポーツまで対応
- 10000種類のなかから選べる豊富な文字盤。「機能性文字盤」はカスタマイズ可能
- iOSとAndroidに対応。スマホと連携することでより便利に使える
- 製品情報
研究開発費に莫大な投資をしているファーウェイ(HUAWEI)。「Bandシリーズ」は特に根強い人気を誇る

1987年に設立された、情報通信技術およびスマートデバイスで有名なグローバルメーカー・ファーウェイ。日本でも2005年に法人を設立しており、ICTやコンシューマー向け製品など、さまざまな事業を展開し、優れた製品・サービスを提供しています。
スマートウォッチをはじめとするウェアラブル端末が人気なほか、イヤホン・タブレット・ルーターなど身近な製品を多く展開。日本での知名度も高いメーカーです。
ファーウェイのスマートウォッチの強みは、健康モニタリングやワークアウトといった計測に関わる、センサーの精度の高さ。自社研究施設「HUAWEI Health Lab」を中国やフィンランドに有するなど、莫大な費用を研究開発に充てて力を入れていることもあり、その精度は年々高くなっています。
そして、「Bandシリーズ」は、おしゃれで装着感に優れ、初心者でも手に取りやすい価格帯が魅力。また、低価格ながら、高精度な健康モニタリング機能や長時間駆動バッテリーを搭載するなど、高性能の高コスパモデルで、数多くあるスマートウォッチのなかでも人気を集めています。
HUAWEI Band 10は高級感あるアルミ合金製で超薄型軽量。装着していることを忘れられる

前モデルHUAWEI Band 9まではメッキ仕様だったのが、HUAWEI Band 10では、軽量で耐食性にも優れたアルミ合金を採用しているのが大きな変更点。さらに輝きがあり、高級感が増していると感じました。
8.99mmと薄型、約15gと非常に軽量で、装着感も良好。装着していることを忘れるほど軽く感じ、防水性も備えているので、1日中つけっぱなしにしやすいアイテムです。
ほぼ腕に重さは感じられず、ランニングなど腕を振る動作でもしっかりフィット。個人的に違和感はなく、睡眠時や運動時にも邪魔に感じることはありませんでした。
Aluminum Editionのカラーは、マットブラック・ホワイト・ブルー・グリーン・パープルの5種類です。通常のモデルは前作同様、ケースにプラスチック素材を使用し、ピンク・ブラックの2種類。豊富なカラバリがあります。
薄型ながらバッテリー持ちのよさも健在。最長2週間も充電いらず

薄型軽量ボディのHUAWEI Band 10ですが、驚くべきがそのバッテリー持ち。通常使用でも約14日間、ワークアウト機能などを頻繁に使うヘビーユースでも約8日間電池が持つ、ロングバッテリーが魅力です(※1)。
充電も速く、フル充電までが約45分で、お風呂に入っている間に充電しておけます。さらに、5分間の充電でも約2日間使用可能で、朝起きて充電を忘れていたといったシーンに対応できるのもポイントです。
充電のために頻繁に外さずに済み、つけっぱなしにできることで、モニタリング精度が高められるのもメリットです。
※1:使用条件は公式サイトを参照してください。
やはりファーウェイは健康管理機能がスゴい。精度の高いトラッキングが可能
上位モデル級の便利かつ精確な睡眠モニタリング機能を搭載
スリープモードに最適化された画面表示。ホワイトノイズや瞑想などの機能も

HUAWEI Band 10は、スリープモードにすると画面が暗くなり、専用メニューの表示に切り替わるのが特徴。文字盤には、日時とアラーム情報だけが表示されます。
スリープモード中は通知で振動することもなくなり、持ち上げると文字盤が表示される画面起動も無効になるので、明るい画面や多機能文字盤で寝ているときの気が散りにくいと感じました。また、スリープモードはわざわざ手動で切り替えなくても、曜日ごとに切り替わる時間を設定すれば自動で切り替わります。
ほかにも、睡眠スコアによって色が変わる、睡眠をテーマにした文字盤もあり、睡眠状態をひと目で分かりやすくできるのも魅力。スマホの「HUAWEI Health」アプリから眠りにつく前にホワイトノイズを流せたり瞑想ができたりと、入眠準備のためのサポートをしてくれます。
特に、ホワイトノイズは鳥のさえずりや焚火の音など、「入眠効果」「目覚め」「ストレス軽減」といったカテゴリごとにさまざまな音があるのもポイントです。
睡眠モニタリング精度がさらに向上。睡眠時の呼吸の乱れを検知も

特にHUAWEI Band 10で進化している機能が「睡眠モニタリング」。従来モデルも元々力を入れていた睡眠モニタリング機能に、心拍変動(HRV)指標を導入し、グラフで表示する機能が追加されました。
ほかに、血中酸素レベル、呼吸数、異常な呼吸などを監視し、レポートとして作成。また、レム睡眠・浅い睡眠・深い睡眠といった各睡眠ステージの比率、平均心拍数・平均心拍変動・平均血中酸素レベル・平均呼吸数などから測定された睡眠スコアが、寝起きにスマホを開かずとも手元でサッとで確認できます。
1週間以上しっかり装着して寝ることで、過去の個人の基準範囲と比較でき、眠っている間という無自覚な時間のささいな変化も分かりやすいと感じました。
さらに、「HUAWEI Health」アプリでは日中の行動やストレス、睡眠状態すべてを考慮して出された、かなり詳細なアドバイスを確認可能。今日はゆっくり休む、風呂にゆっくりつかるなどの行動や、その日の睡眠時間を決めるなど、睡眠改善のための行動に役立てられます。
「情緒モニタリング」機能も新しく搭載。自分の気分に合わせて変わる文字盤がかわいい

HUAWEI Band 10で追加された新たな機能「情緒モニタリング」。自分の情緒を数値として見える化し、情緒が変化したときに通知してくれたり、呼吸エクササイズを促してくれたりする機能です。1週間以上継続して装着すると、情緒に関する評価を受けられます。
また、情緒によって表情が変わる、パンダがかわいい文字盤も魅力。平常時は笑顔のパンダが、編集部員が仕事で少し煮詰まっているときは、パンダがしょんぼりした顔になるなど表情が分かりやすく、癒されると感じました。
あくまでひとつの目安ではありますが、ストレス社会で生きるビジネスパーソンなどは情緒が変わりやすいことも多く、本製品が呼吸を促してくれることで、深呼吸エクササイズを取り入れられ、気持ちを切り替えるのに役立てられます。
心拍数や血中酸素レベルなども24時間モニタリング

HUAWEI Band 10は、その他の健康モニタリング機能も充実。心拍数・血中酸素レベル・ストレスレベル測定・生理周期など、必要な機能が搭載されています。
特に心拍数・血中酸素レベル・ストレスレベルは24時間測定。自分の身体の状態を正しく把握し、リフレッシュするための行動を取るなどの、備えができます。
また、HUAWEI Healthアプリの「ヘルスケア共有」を通じて、家族とHUAWEI IDを共有すれば、睡眠時間や歩数、生理的データなど一部の項目を共有できるのも便利。たとえば、離れて暮らす両親の見守りなどにも適しています。
スポーツモニタリングも精確。軽い日常の動作から水泳など激しいスポーツまで対応
100種類の運動データを計測。AIを取り入れ分析力が強化

HUAWEI Band 10は、100種類とさまざまなスポーツに対応しています。本製品では水泳モニタリングのアルゴリズムとして「9軸センサー」を搭載しているのがポイント。水泳中のフォームやラップ数、距離などのデータも測定できるので、スイミングするときにも役立ちます。
さらに、AIによる測定を取り入れたことで、屋内ランニングでも距離やペースの精度がさらにアップ。精確にワークアウト情報を記録できるので、振り返りや計画などにも役立ちます。
ほかにも、ホーム画面で横に2回スワイプすれば、すぐに運動機能を呼び起こすことが可能。また、運動の項目は画面の長押しで、自由にカスタマイズできます。
その日の動きや運動などで日々の活動量を計測できる「活動リング2.0」

HUAWEI Band 10には、毎日の活動量の達成度を赤・黄・青のリングで可視化した「活動リング2.0」を搭載。自分の活動量をパッと見で確認できるのが便利です。
消費カロリーを表示する「ムーブ」、速いウォーキングやジョギングなどを検知する「エクササイズ」、1時間のうちに1度でも立ち上がった時間を計測する「スタンド」の3つの指標を表示します。
毎日の目標達成時や、目標達成のためのリマインド、励ましの通知を出してくれるのがポイント。特にデスクワークでは立つことを忘れがちなので、1時間に1回リマインドを出してくれることで、体を動かそうという気を起こさせてくれました。
10000種類のなかから選べる豊富な文字盤。「機能性文字盤」はカスタマイズ可能

HUAWEI Band 10は、「HUAWEI Health」アプリ上で無料・有料含め、10000種類以上のなかから好みの文字盤を選べます。
自分で撮影した写真も選択可能。そのほか、ホーム画面から一目で情報を確認できるほか、使いたい機能をワンタッチで起動可能な文字盤に設定できる「機能性文字盤」が本モデルから追加されているのもポイントです。
さらに、ホーム画面では右にスワイプしていくことで、天気や音楽操作画面がすぐに呼び出せるのも便利でした。呼び出す情報を何にするかカスタマイズ可能。歩きながら自分に必要な情報をサッと確認したいときに役立ちます。
iOSとAndroidに対応。スマホと連携することでより便利に使える

HUAWEI Band 10は、iOSとAndroidに対応しており、大半のスマホで使用可能。音楽コントロールやメッセージの通知を受けられるほか、スケジュール管理、リモートシャッター(※2)など、あると便利な機能が充実しているのも魅力です。
ほかにも、バンドからスマホの音を鳴らす「スマートフォンを探す機能」や、バンドとスマホのアラーム機能の連動、予定などの各種リマインド機能なども搭載。さまざまな機能を手元で呼び出せるので、生活をより便利にスマートにできるアイテムだと感じました。
※2:リモートシャッター機能は、iOSのみ対応しています。
製品情報
ファーウェイ(HUAWEI) HUAWEI Band 10 Aluminum Edition

対応OS | ・Android 9.0以降 ・iOS 13.0以降 |
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ディスプレイ | 1.47インチAMOLED(常時オンディスプレイ機能有) |
ケース素材 | アルミニウム合金 |
バンド素材 | フルオロエラストマー |
駆動時間 | ・通常使用:約14日間 ・ヘビーユース:約8日間 |
質量 | 約15g |
寸法 | 約24.86(W)×43.45(H)×8.99(D)mm |
適応手首周囲 | ・ホワイト・パープル:120~190mm ・マットブラック・グリーン・ブルー:130~210mm |
センサー | ・9軸センサー(加速度センサー・ジャイロセンサー・地磁気センサー) ・光学式心拍センサー ・環境光センサー |
防水 | 5ATM |
カラー | Aluminium Edition ・マットブラック ・ホワイト ・ブルー ・グリーン ・パープル 通常版 |
ファーウェイ(HUAWEI) HUAWEI Band 10

※ケースにプラスチック素材を採用したオンライン限定モデル。その他の機能・性能はAluminum Editionと同一です。
HUAWEI Band 10は前モデルから大きく進化し、アルミ合金ボディによる高級感と軽量性を両立。特に、睡眠分析機能は上位モデル並みの精度で、日々の健康管理に役立ちます。バッテリー持ちも非常によく、頻繁な充電が不要なのも魅力です。スマートウォッチ初心者から上級者まで満足できる1台に仕上がっているので、ぜひその手に取って確かめてみてください。