キャンプの人気の照明グッズ「オイルランタン」。レトロで洗練されたデザインに加えて、本物の炎ならでは優しい揺らぎが楽しめるため、キャンプ場で夜を過ごす場合にも雰囲気が盛り上がります。

そこで今回は、キャンプにも使えるモデルを中心におすすめのオイルランタンを紹介。オイルランタンの選び方についても詳しく解説するので、初めて購入するオイルランタンを選ぶ際の参考としても役立ててみてください。

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オイルランタンとは?

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オイルランタンとは、灯油やパラフィンオイルなどの油を燃料に使うランタンのことです。LEDランタンやガスランタンよりも光量は少なく、お手入れの手間もかかりますが、本物の炎ならではの優しい揺らぎと温もり溢れる明るさで周囲を灯せるのが魅力。キャンプ用の照明器具としても根強い人気があります。

レトロで洗練されたデザインを採用するモノが多いのもオイルランタンの魅力。使用中は換気が必要のため基本的にテント内では使えませんが、周囲を照らすメインライトや卓上用のテーブルライトとしておしゃれに活用できます。キャンプ場で過ごす夜をよりロマンティックに演出したい方にもおすすめです。

オイルランタン選び方

種類をチェック

非加圧式

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非加圧式のオイルランタンは点火時に圧力を必要としません。点火棒で内部にある芯に火を点けるだけで簡単に明かりを灯せるのが特徴。光量は控えめですが、落ち着いた雰囲気で穏やかに燃える炎の揺らぎと優しい明かりが楽しめます。

軽量コンパクトで持ち運びやすいのも非加圧式オイルランタンのポイントです。また、燃料の消費が緩やかのため、点灯時間が長いのがメリット。キャンプ場で使うサブランタンとして重宝するほか、ソロキャンプにもおすすめです。

加圧式

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加圧式のオイルランタンは点火時に圧力を活用します。ポンピングという作業によって圧力を加えて気化させた燃料の油に引火させるのが特徴。点火までの準備に手間はかかりますが、メインライトとしても十分に使える大光量が得られるため、テントを設置したサイト全体を明るく照らしたい場合などにおすすめです。

ただし、本体が大きく重いのが加圧式オイルランタンの難点。また、燃料の消耗が激しいので、大容量の燃料タンクを内蔵しながら、非加圧式のモノと比べて点灯時間がやや短めなのがデメリットです。

芯をチェック

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芯とは、オイルランタンに点火したときに実際に燃える部分のこと。芯の形状は多彩で、筒状になった巻き芯や棒状になった棒芯などもありますが、オイルランタンではきしめんのように平たい形状の「平芯」が主に採用されています。

オイルランタンを選ぶ際は芯の幅も重要。幅が広くなるほど光量が上がり、より強い明かりを灯せるようになります。テーブルで使うなら1m四方を照らせる光量が得られる3分芯以上のモノがおすすめ。なお、非加圧式のオイルランタンは大半のモデルで3〜4分芯の平芯を燃焼部分に採用しています。

ちなみに、オイルランタンの芯は消耗品になるので注意。長く使っていると芯が徐々に短くなるため、定期的に芯を交換する必要があります。

燃料をチェック

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オイルランタンが燃料に使用する油は灯油とパラフィンオイルの主に2種類があります。それぞれ特徴が異なるので、目的に合った燃料が使えるモデルを選びましょう。

灯油の特徴は価格が安いこと。頻繁にキャンプに出掛けるコスパ重視の方におすすめです。ただし、燃焼中に独特の臭いが発生し、煤もつきやすくなるのが灯油の難点。また、40℃程度と比較的低温でも引火しやすいので、取り扱いには注意が必要になります。

パラフィンオイルの特徴は燃焼時に不快な臭いや煤が発生しにくいこと。また、燃焼に必要な最低温度である引火点が約106℃と高く、揮発性も低いため、火事に繋がるリスクを低減できます。使用時の快適さや安全性を重視する方におすすめです。

燃焼時間に関わるタンクの容量をチェック

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燃料タンクの容量もオイルランタン選びで重要な項目です。大容量の燃料タンクを搭載したモデルほど燃焼を長く続けられるため、キャンプ場での長い夜を快適に過ごせます。

非加圧式オイルランタンの場合、約100mlの燃料で7〜10時間程度の燃焼が可能。キャンプ場で1泊するのに適しています。2〜3泊の連泊をするなら容量約300mlの燃料タンクを内蔵したモデルがおすすめ。約20時間以上も明るさを持続できるので、キャンプの途中に燃料を補充する手間を省けます。

加圧式オイルランタンの場合は大容量タンクを搭載したモノが基本。ただし、燃料の消費が激しく、燃焼はあまり長くは続きません。連泊の場合は途中で燃料補充が必要になります。

お手入れのしやすさをチェック

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お手入れのしやすさもオイルランタンを快適に使ううえで重要なポイントです。燃料の種類にもよりますが、オイルランタンを長時間にわたって灯し続けていると内部に煤が徐々に溜まってしまうのが難点。きれいな状態を保ったまま長く使うには使用後のメンテナンスは必須です。

メンテナンス面で特に重視したいのがホヤの外しやすさ。ホヤとは透明ガラスで作られた炎の明かりを透かす部分のことで、内側が煤で黒く汚れていると、光量が低減して暗くなります。ホヤを外しやすいモデルを選べば、内側に溜まった煤も簡単に拭き取り掃除が可能。オイルランタンをきれいな状態で使用できます。

オイルランタンのおすすめメーカー

Thous Winds

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Thous Windsは中国で立ち上げられたアウトドアグッズのブランドです。主力のランタン以外にも、テント・ストーブ・クッカーなども製造。スポーティーなデザインとアウトドアでの実用性を兼ね備えた製品を開発しています。

レトロなデザインを採用したモデルを扱っているのがThous Windsのオイルランタンが持つ特徴です。昔の駅などで照明として使われていたランタンをモチーフにしたモデルも発売しています。キャンプ場で他人とは違ったおしゃれなオイルランタンを使いたい方にもおすすめです。

カメヤマ

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カメヤマは大阪市の北区に本社を置く1946年設立のロウソクメーカーです。一般的にはカメヤマローソクと呼ばれているように、多彩な種類のキャンドル製品を製造していることで有名。最近はロウソクに限らず、オイルランタンやLEDランタンなどの照明器具も積極的に展開しています。

燃料にパラフィンオイルを使用できるのがカメヤマのオイルランタンが持つ特徴です。ほぼ無臭で煤も少ないので、キャンプ場でも快適な灯火が得られます。また、燃料となる高品質な国産パラフィンオイルを取り扱っているのも魅力。虫が苦手とする香りを付けたモノもあるため、夏キャンプでの使用にもおすすめです。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)

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キャプテンスタッグは新潟の三条市に本社を置く1976年創業のアウトドアグッズメーカーです。日本で初めてバーベキューコンロを開発したことでも有名。以来「大自然の中で頼りになる存在」になるというビジョンの元、オイルランタンも含めて、多彩なジャンルのキャンプ用品を提供しています。

コスパと使いやすさを兼ね備えているのがキャプテンスタッグのオイルランタンが持つ特徴です。安い価格ながらサブランタンとして使うのに十分な明るさが得られます。また、点火や火力調整はもちろん、ホヤのお手入れもしやすく作られているため、オイルランタンを初めて使うキャンプ初心者にもおすすめです。

オイルランタンのおすすめ

Thous Winds レイルロードオイルランタン


Thous Winds レイルロードオイルランタン

ノスタルジックな雰囲気を漂わせる非加圧式オイルランタンです。鉄道の駅などで使われていたランタンのデザインを再現。表面にはエイジングが施されているので、レトロな外観が楽しめるオイルランタンを探している方におすすめです。

フレーム部分にニッケルメッキ加工された鋼材を採用しているのもポイント。耐腐食性と靭性に加えて、防風性も備えており、強い風のなかでも対応可能です。ハンドルを搭載しているため、吊るした状態でも設置できます。

タンク容量は150mlで、約10時間の燃焼が可能。燃料は灯油とパラフィンオイルの両方が使えます。ホヤは耐熱ガラス製。異なる色と表面加工を持つ7種類の交換用ホヤが別売りで用意されており、点灯効果のアレンジも楽しめます。

カメヤマ オイルランタン SJ574


カメヤマ オイルランタン シルバー SJ574-0020

アウトドア向けにカメヤマが作った人気の非加圧式オイルランタンです。フレームに鉄、ホヤにガラスを採用。完成度の高い作りながら価格が安いため、手軽に入手できる高品質なオイルランタンを探している方におすすめです。

容量約200mlの燃料タンクを内蔵しながら、重さ約480g、約幅150×奥行115×高さ270mmと軽量コンパクトなのもポイント。燃焼時間は約15時間と長めなので、2泊程度のキャンプに適しています。

メーカー純正の国産パラフィンオイルを燃料に使えるのも魅力。虫除け効果のあるパラフィンオイルにも対応するため、出現する虫が増える夏場の森でキャンプをする場合にも重宝します。燃焼部分には3〜4分芯の平芯が使用可能です。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CS オイルランタン 中 UK-506


キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CS オイルランタン 中 UK-506

コスパと扱いやすさで初心者にも人気の非加圧式オイルランタンです。タンク容量120mlの小、200mlの中、300mlの大からなる3サイズから選択可能。本モデルは中サイズで、手頃な価格ながら約14時間の燃焼が行えます。

レバーを下げるだけでホヤを浮かせられるため素早い点火が可能なのもポイント。火力は前面のつまみでスムーズに調節できます。さらに、本体上部のフードを上げれば、ホヤの取り外しも簡単。ホヤのお手入れや芯の交換が手軽に行えます。初めてオイルランタンを使用する方にもおすすめです。

約幅160×奥行120×高さ250mm、重さは約370gと小型軽量で携帯しやすいのも魅力。燃焼部分には平芯を採用しており、燃料には白灯油とパラフィンオイルが使えます。

ヴァストランド(VASTLAND) オイルランタン Mサイズ VL-OLT-M


ヴァストランド(VASTLAND) オイルランタン Mサイズ VL-OLT-M

優れたコスパで初心者にも適した非加圧式オイルランタンです。白灯油とパラフィンオイルを燃料に使用でき、温かみのある炎を楽しめるのが特徴。サブランタンとして夜キャンプの雰囲気作りにもおすすめです。

お手入れがしやすい設計なのもポイント。フードやバーナーなどのパーツを取り外しやすいため、キャンプ初心者でも煤で汚れたホヤの掃除や芯の交換が手軽に行えます。芯は平芯に対応。交換用の替え芯が1本付属します。

タンク容量に応じてS・M・Lの3サイズから選べるのも魅力。本オイルランタンはMサイズで、約180mlの容量に対応しており、約10時間の燃焼が可能です。フレームには粉体塗装または銅メッキを施した鉄、ホヤにはガラスが使われています。

バンドック(BUNDOK) オイルランタン BD-277SL


バンドック(BUNDOK) オイルランタン BD-277SL

コスパ良好の非加圧式オイルランタンです。低価格ながらフレームにクロームメッキを施したスチール、ホヤに耐熱ガラスを採用。初心者でも手軽に入手しやすいので、オイルランタンを試したい方にもおすすめです。

タンク容量は約200mlで、約14時間の燃焼に対応。燃料には白灯油とパラフィンオイルが使用可能です。重さ約400g、サイズ約160×120×250mmと軽量コンパクトなのも魅力。手軽に持ち運べます。また、点火時は着火レバーを下げるだけで芯をスムーズに露出可能。火力の調節は正面右のつまみで簡単に行えます。

フュアーハンド(Feuer Hand) ハリケーンランタン ベイビースペシャル 276


フュアーハンド(Feuer Hand) ハリケーンランタン ベイビースペシャル 276

優れた実用性を備えたドイツ製の非加圧式オイルランタンです。本製品は風速80mの強風でも火が消えないことから「ハリケーンランタン」と呼ばれており、1934年の登場以来、ドイツやスウェーデンの軍用のほか、ヒマラヤ遠征にも使われてきました。歴史のあるオイルランタンを愛用したい方におすすめです。

フレームにガルバナイズドスチールを採用しており、高い耐腐食性と耐久性を備えているのもポイント。タンクは340mlと大容量で、灯油とスターパラフィンオイルを燃料に使えます。灯油使用時は約20時間の燃焼が可能。重さは約520g、サイズは約150×260mmと、大容量ながら携帯しやすく設計されています。

デイツ(DIETZ) ハリケーンランタン D78


デイツ(DIETZ) ハリケーンランタン D78

ビンテージデザインで人気の非加圧式オイルランタンです。デイツは1840年に米国ブルックリンで誕生した老舗の照明器具メーカーで、創業時からハリケーンランタンを製造。本製品もアウトドアでの高い実用性を備えながら、高品位に仕上げられているので、おしゃれで実用的なオイルランタンを探している方におすすめです。

艶消しされた黒色のフレームと金色のバーナー周りからなるバイカラーが風格を醸し出しているのもポイント。タンク容量は340mlで、灯油とパラフィンオイルの両方に対応しており、約20時間の燃焼が可能です。芯は4分芯の平芯を使用。キャンプではテーブル周りを照らすのに程よい控えめな明るさが得られます。

ジェイディーバーフォード(JD Burford) マイナーズランプ Lサイズ BF-04


ジェイディーバーフォード(JD Burford) マイナーズランプ Lサイズ BF-04

アンティーク調の外観がおしゃれなイギリス製の非加圧式オイルランタンです。名称にある「マイナーズ」とは鉱夫という意味。本製品は19世紀以前のウェールズなどで実際に鉱山での採掘に使われていたランタンを復刻して作られています。

燃焼部となる芯に幅7mmの棒芯を使用しているのもポイント。メインランタンとしても十分に使える明るさが得られるので、ブッシュクラフトのような本格的なキャンプスタイルにもおすすめです。燃料はパラフィンオイルにのみ対応。タンク容量は約30mlと少なめですが、約5時間の燃焼が可能です。

重さは約780g、サイズは約225×88mm。本製品はフレーム素材に全てニッケルを使用していますが、銅や真鍮を併用したモノや、真鍮のみを使ったモノも選べます。

ホルムガード(Holmegaard) Design with Light Oil Lantern 4343541


ホルムガード(Holmegaard) Design with Light Oil Lantern 4343541

優雅な佇まいが楽しめる北欧デザインの非加圧式オイルランタンです。ホルムガードは1825年に創業したデンマーク王室御用達のガラス製品メーカー。本製品にもガラスを始めとした高品質な素材が使われており、北欧ならではのおしゃれな外観が堪能できます。グランピングに彩りを添えるオイルランタンとしてもおすすめです。

吹きガラス・ステンレス・本革を巧みに組み合わせて設計されているのもポイント。特に、ハンドルには薬品処理や型押しを行わずに作られた高級本革「フルグレインレザー」が使われており、上質な仕上がりと経年による風合いの変化も味わえます。

本体サイズは直径約150×高さ331mm。燃焼部分は平芯に対応しており、燃料にはパラフィン系の専用油「レインボーオイル」を使います。

ペトロマックス(Petromax) 圧力式灯油ランタン HK500


ペトロマックス(Petromax) 圧力式灯油ランタン HK500

大光量が得られるドイツ製の加圧式オイルランタンです。ペトロマックスはベルリンで1910年に創業した老舗メーカーで、照明器具や調理器具などを主に製造。本製品は燃料を圧力で気化させてから点火することで、約400Wの大光量を実現しています。テントサイトの周囲全体を照らすメインライトとしておすすめです。

フレームの素材をニッケルと真鍮から選べるのもポイント。本体は200以上の細かなパーツで構成され、ドイツの工場で手作業で組み立てられているため、精巧な作り込みも楽しめます。内蔵タンクには1Lの灯油を注入可能。燃焼は約8時間まで続けられます。

別売りの専用パーツを装着することで機能を追加できるのも魅力。ラジエーターとプロテクションプレートを取り付けると暖房用ヒーターになり、フードをクッキングトップに換装すると調理用焚き火としても活用できます。

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