硬水は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを豊富に含んでおり、しっかりした飲みごたえが魅力。しかし、ひと口に硬水といっても産地の違いで味わいが異なり、飲みごたえや風味もさまざまです。
今回は、数多く存在する商品のなかから、おすすめの硬水をご紹介します。豊富なサイズ展開のある商品はもちろん、炭酸入りの炭酸水もピックアップ。通販で硬水を選ぶ際は、ぜひ参考にしてみてください。
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硬水と軟水の違いとは？
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硬水と軟水は、水に含まれるカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量によって分けられます。カルシウムとマグネシウムの量が少ない水は軟水、多い水が硬水です。また、1000mlの水に含まれるカルシウムとマグネシウム量は「硬度」で示されます。
世界保健機関が定める基準では、硬度が120mg/L未満だと軟水、120mg/L以上だと硬水と定義。ほかにも硬度100mg/L以下を軟水、101〜299mg/Lを中硬水、300mg/L以上を硬水と定義する場合もあります。
硬度によってミネラルの量が変化するのが特徴です。味わいも硬度で異なり、軟水は口当たりの柔らかさ、硬水はしっかりした飲みごたえがポイント。ヨーロッパでは肉料理が多くミネラルが不足しがちなため、ミネラルが豊富な硬水で補っているといわれています。
硬水の選び方
硬度をチェック
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ひと口に硬水といっても、商品によって硬度が異なります。硬度は採水地によって異なり、多くは公式サイト・購入通販サイト・パッケージに記載されています。硬度によって味わいが異なるので、硬水を選ぶ際はチェックしてみてください。
また、使用する水の硬度によって料理の味わいも変化します。たとえば、硬度120～180mg/Lの硬水はコーヒーをまろやかに仕上げることが可能です。また、牛肉の煮込み料理は、肉が柔らかくなり、臭みを抑えてマイルドに仕上がります。
産地をチェック
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硬水を選ぶ際は産地をチェックしてみてください。水の成分は産地によって異なるので、好みの硬度がある場合は産地を参考にして選ぶのもおすすめ。海外のミネラルウォーターに硬水が多く、日本のミネラルウォーターは軟水が多いのも産地の違いによるものです。
フランス・フィジー・イタリア・スペインなどで採取された硬水が有名。また、高知県や沖縄県などから採水された日本産の硬水もあります。
ミネラルウォーターか炭酸水か
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硬水のなかでも無炭酸のミネラルウォーターと、炭酸入りの硬水炭酸水が販売されています。炭酸水はさまざまなシーンで楽しめるのが特徴。食事中はもちろん、気分を変えたいときにもおすすめです。
ミントを加えて爽やかな味わいにしたり、ベリー系のフルーツで甘味を加えたりなどアレンジできます。炭酸水も商品ごとに味わいが異なるので、お好みの炭酸水を見つけてみてください。
用途や飲む頻度に合わせて容量を選ぶ
調理用や自宅用飲料水としてなら大容量のモノがおすすめ
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ミネラルウォーターを選ぶ際は、サイズにも着目してみてください。よく見かけるボトルのサイズは500ml・1L・2Lなどですが、海外のボトルサイズでは1.5L・750ml・600mlなど、大容量～中容量サイズまで幅広く展開されています。
飲料水や調理用として硬水が欲しい方には、容量の大きい商品が適しています。容量が少ない商品よりコスパが高い傾向があり、お得に硬水を買うことが可能です。日常的に硬水を使う方は、1L以上を目安に商品を選びましょう。
また、通販で購入する際は、まとめ買いがおすすめ。通販では単品よりもケース単位の取扱いが多く、価格もまとめ買いした方がお得です。
外出先など持ち運ぶなら500mlサイズを
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外出時も硬水を楽しむなら、重量が少ない500mlのサイズがおすすめです。500mlは国内・海外ともに商品数が多いサイズで、24本入り・48本入りなど飲む頻度に合わせて量を選べるのがポイントです。
また、水は開封後にできるだけすぐに飲みきることが推奨されており、1～2Lだと2～3日中に、500mlだと開封したその日に飲みきる方がよいとされています。500mlは1日で飲みきりやすいサイズなので、いつでも新鮮な味を楽しめるのも魅力です。
硬水のおすすめ｜ミネラルウォーター
ダノン(Danone) エビアン ナチュラルミネラルウォーター
硬度304mg/Lの硬水です。100mlあたり、カルシウムを8mg、マグネシウムを2.6mg含んでいます。
本商品は、長い年月をかけながら自然を介して作られているのが特徴。地層をゆっくり通ってろ過される仕組みは「15年の天然フィルター」と呼ばれており、およそ15年の長い年月をかけて氷河や岩間を通ってつくられます。
また、ゴミを分別しやすいラベルレスボトルや、水源を守る持続的調達を謳っており、環境に配慮したい方にもおすすめです。
マオウ・サンミゲル(Mahou San Miguel) ソラン・デ・カブラス ナチュラルミネラルウォーター
紀元前2世紀から存在していたと謳われている、スペイン産の硬水です。20世紀になって初めて商品として販売され、現在は特徴的な青色のボトルで販売されています。長い年月をかけて地中から湧き出た水が特徴です。
100mlあたりカルシウムを6mg、マグネシウムを2.67mg含んでおり、中硬水に分類される硬度260mg/Lの商品です。地下層の水を劣化させないように、源泉から100mのところで瓶詰めされ、ブルーボトルによって直射日光の影響を抑えつつ運搬されます。
ネスレウォーターズ(NestleWaters) コントレックス
硬度1468mg/Lで、硬水のなかでも特に硬度の高い商品です。500mlあたりカルシウムを234mg、マグネシウムを37mg含んでおり、本商品500mlで200mlの牛乳瓶約1本分のカルシウムが摂取できると謳われています。
本商品は厳格な水質の条件を満たしており、原産国のフランスから安全に配慮して日本まで運ばれます。日本に到着後も、基準を満たした倉庫で管理している硬水です。また、環境と水源の保護にも注力しており、リサイクルしやすい無色透明のボトルを採用しています。
SourcesALMA クールマイヨール
イタリアのモンブランを水源地とする、ミネラル豊富な硬水です。100mlあたり、カルシウムを55.7mg、マグネシウムを6.8mg含んでいます。硬度は約1600mg/Lで、硬水のなかでも特に硬度が高くて、飲みごたえのある硬水です。
細身で持ちやすいボトルが特徴的。蓋もワンタッチで開けられるように、キャップの爪を上に押し上げて開封するよう工夫されています。
サンベネデット(SANBENEDETTO)サンベネデット
硬度250mg/Lで、初めて硬水にチャレンジする方に適した商品。pH7.46、100mlあたりカルシウム5.14mg、マグネシウム2.97mgで、適度にミネラルを摂取できるのが特徴です。
イタリア北部のスコルゼという衛生基準をクリアしている水源から採水しており、殺菌・除菌は施していないと謳われています。海外の硬水のなかでは取扱いが多い商品なので、購入しやすさを重視したい方にもおすすめです。
ゴッチアブルー(GOCCIABLU) ナチュラル
ヨーロッパを中心に、世界約20カ国以上で販売されている硬水です。日本のほかに、ドイツ・イタリア・オランダなどでも販売されています。硬度265.95mg/Lで、口当たりが優しく、適度なミネラルと飲みやすさが特徴。初めて硬水を飲む方に適しています。
100mlあたり、カルシウムを9.95mg、マグネシウムを0.43mg含んでいるのが特徴。地中海をイメージした青いボトルも特徴のひとつで、手に馴染みやすい形状です。
フィジーウォーター(FIJIWATER) フィジーウォーター
南太平洋に位置するフィジー産の硬水です。硬度106mg/Lの中硬水と呼ばれる商品で、100mlあたりカルシウムを1.8mg、マグネシウムを1.5mg含んでいます。硬度が控えめな分、飲みやすいのが特徴です。
熱帯雨林に降り注いだ雨水が長い年月をかけて火山岩層によってろ過された水をボトリングしています。ケイ素を93mg/L含んでいるのがポイント。サイズ展開も豊富で、330mlや1.5Lのサイズも購入可能です。
サンペレグリノ(Sanpellegrino) アクアパンナ
1927年にイタリアのトスカーナ地方、スカルぺリアで生まれた硬水です。硬度108mg/Lで、滑らかさと軽やかな口当たりが特徴。繊細な料理やワインとも相性がよいと謳われており、運動中はもちろん、食事の際にもおすすめの商品です。
採水地の近くは「パンナ自然保護区」として守られているため、豊かな自然が広がっています。500mlのほかに、330mlの小容量サイズや750mlのスポーツキャップタイプが購入可能です。
ティナント(TyNant) スティルウォーター
ボトルデザインが特徴的な硬水。ウェールズの工業デザイナー「ロス・ラブグローブ」によって生み出されたボトルは、デザインが際立つよう、ラベルが貼られていないのがポイントです。
イギリスのカンブリアン山脈が採水地。100mlあたり、カルシウム2.25mg、マグネシウム1.15mgを含む商品で、硬度は102.25mg/Lです。カルシウムとマグネシウムのバランスがとれており、すっきりとした味わいが楽しめます。
ハッシア(Hassia) ロスバッハー ナチュラル
ドイツ産のミネラルバランスがよい硬水です。本商品は100mlあたり、カルシウムを13.9mg、マグネシウムを6.35mg含んでおり、カルシウムとマグネシウムの理想的なバランスといわれる2:1を実現しています。
硬度は607.9mg/Lと硬水のなかでは少し高めですが、初心者でも飲みやすいのがポイント。約2000年前から存在していると謳われている源泉地で、理想的なミネラルバランスの水が生まれています。スポーツ後のミネラル補給にもおすすめの商品です。
福地産業 霧島の福寿鉱泉水
鹿児島県の霧島連山を源泉とする、硬度384mg/Lの硬水です。霧島連山の地下855mから採水された天然温泉水を採用しており、程よい硬度で飲みやすいのが特徴です。
成分は100mlあたり、カルシウム6.18mg、マグネシウム5.60mgが含まれています。500mlのペットボトルのほか、20Lのバッグインボックスタイプの商品も販売されています。
赤穂化成 海の深海水 天海（あまみ）の水 硬度1000
日本産の硬水としては珍しい、硬度約1000mg/Lの商品です。豊富なミネラルが含まれる高知県室戸の海洋深層水を原料にしているのが特徴です。海洋深層水とは、太陽光が届かない水深200mより深い層にある海水を指します。
本商品は500mlあたりカルシウムを35.5mg、マグネシウムを100mgと、ミネラルを豊富に含んでいます。また、カリウムとナトリウムのミネラルをバランスよく含んでいるのがポイント。ミネラル補給に適した硬水です。
久米島海洋深層水開発 球美の水硬度1000
沖縄本島から西に100kmの位置にある、久米島の海洋深層水を使用した硬水です。約2000年もかけて熟成されたと謳われている海洋深層水を、本商品は水深612mからくみ上げています。
1Lあたりの成分は、カルシウム64mg、マグネシウム216mgで、硬度は約1000mg/L。ミネラル豊富な国産の硬水を探している方におすすめの商品です。持ち運びやすい500mlと、コストパフォーマンスに優れている2Lの2種類から選べます。
長湯温泉 マグナマグナ1800
二酸化炭素の炭酸水が溶け込んだ「炭酸泉」の源泉から作られた硬水。大分県長湯温泉の炭酸泉から採水しており、マグネシウム量の多さが特徴です。
1000mlあたりカルシウムは13mgと少なめですが、マグネシウムが210mg含まれています。源泉から精製された本商品の硬度は900mg/Lで、硬度の高さもポイント。丸みがある軽い口当たりで、飲みやすい高硬度の商品を探している方におすすめです。
奥伊勢屋 命の硬水
三重県奥伊勢の鍾乳洞にある、石灰質の湧水が水源の硬水です。長い時間をかけて石灰質の地層を通り抜けるため、カルシウムを豊富に含む硬水に仕上がっています。
成分は100mlあたり、カルシウム8.9mg、マグネシウム0.75mgで、硬度は320mg/L。カルシウムが豊富な分、苦味の原因といわれるマグネシウムが少なく、なめらかなのど越しを楽しめます。少量のお試しセットを購入できるのもポイントです。
硬水のおすすめ｜炭酸水
ネスレウォーターズ(NestleWaters) ペリエ
南フランス産の硬水炭酸水です。天然の炭酸を含んでいるのが特徴。ブランドの始まりは19世紀後半からと古く、140カ国以上で愛飲されている商品です。
南フランスのヴェルジェーズが採水地で、カルシウム15.5mg、マグネシウム0.68mgを含む、硬度415mg/Lの硬水。爽快感溢れる味わいがポイントで、そのまま楽しむのはもちろん、フルーツやミントを加えて楽しむのもおすすめです。
サンペレグリノ(Sanpellegrino) サンペレグリノ
まろやかな口当たりが魅力の硬水炭酸水。100mlあたり、カルシウムは17.90mg、マグネシウムは5.25mg含まれており、硬度655mg/Lの飲みごたえが特徴です。
本商品の採水地は、イタリアに位置するベルガモのブレンバーナ渓谷。約30年間かけてろ過される水は、酸味と苦味がほどよく調和してのど越しのよさを生んでいます。きめ細やかな泡立ちも魅力で、料理やワインとの相性も良好。爽やかな飲み心地で口の中がリフレッシュします。
ゲロシュタイナー(Gerolsteiner) ゲロルシュタイナー
ドイツ北部のゲロルシュタインで採水される、天然炭酸の硬水です。硬度は1310mg/Lと、硬水炭酸水のなかでも高いのが特徴。天然炭酸のきめ細かい味わいで、硬水初心者でも飲みやすいのがポイントです。
500mlあたり、カルシウム180mg、マグネシウム50mgを含んでおり、ミネラルもたっぷり補給できます。また、本商品はくみ上げた瞬間からペットボトルに詰めるまで徹底的に管理されているのも魅力。ドイツが法的に定める条件よりも厳しい条件下で製造されています。
エンジンガー・ミネラルハイルクエレン(Ensinger Mineral-Heilquellen GmbH) エンジンガースポルトクラシック
スポーツ中のミネラル補給に適した硬水炭酸水。100mlあたりカルシウムを52.8mg、マグネシウムを12.4mg含んでいます。硬度1828mg/Lで、調和のとれたミネラルバランスもポイントです。
採水地はドイツのストロムベルグ自然公園内にあります。ドイツの国家規格や国際食品規格の審査を通過しており、品質の高さも魅力。工場に整備されたソーラーパネルによる太陽光発電だけで製造している、環境にも配慮した硬水です。
ライターからヒトコト
硬水の採水地は海外のブランドが多く、通販なら豊富な種類から商品を選んで購入できます。サイズや内容量が豊富なのも通販ならではの魅力です。また、炭酸入りの硬水を選ぶと、自分好みのアレンジを加えて自由に楽しめるのがポイント。自分の好みがわかると、硬度を目安にして選びやすくなります。