ヒゲを剃る際に活躍するアイテム「電気シェーバー」。さまざまな種類の製品が販売されており、とくに初めて電気シェーバーを購入する場合は、どれを選べばよいのか悩むことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、電気シェーバーを使ったことがない編集部のライターが、一人ひとりに最適なシェービングを実現した「パーソナルフィットシェービング」が行えるシェーバー「フィリップス S7000シリーズ」をレビュー。実際に使用して感じた特徴などをご紹介します。
輪郭やヒゲの濃さにあわせて効率よくシェービング
「360-Dフレックスヘッド」が顔に密着して心地よい
今回ご紹介する「フィリップス S7000シリーズ(S7782/57)」は、回転式と呼ばれる駆動方式を採用。電気シェーバーといえば本体を上下に動かして剃るイメージがありましたが、本製品はグルグルと円を描くように動かす剃り方が印象に残りました。また、刃が肌に当たる面積が広いため、効率よく剃れたのも魅力です。
「360-Dフレックスヘッド」を搭載しているのも特徴。3つの独立したヘッドが顔の輪郭にあわせて柔軟に動くので、凹凸部分の顎下や頬骨付近なども剃り残しなくすっきり剃れます。また、凹凸部分を切ってしまう心配も少なく、快適にシェービングできました。
ヒゲの濃さを感知して自動でパワーを調節する「ヒゲ密度感知システム」
1秒間に125回ヒゲの密度を感知して、パワーを調節する「ヒゲ密度感知システム」も搭載。ヒゲが濃い部分もキレイに剃ることができ、剃り具合にほとんど差が出ませんでした。
電気シェーバーはカミソリよりも肌の負担が少ないとされている分、剃り残しも多くなるのでは? と感じていましたが、先ほどの「360-Dフレックスヘッド」と相まって剃り残しを抑えられたのが嬉しい点。また、ただ闇雲にパワーを上げるのではなく、ユーザーのヒゲにあわせてパワーが変わるのも魅力に感じました。
スマホアプリを使えばシェービング動作の記録ができる
専用のスマートフォンアプリ「フィリップスメンズグルーミングアプリ」も便利。手持ちの「フィリップス S7000シリーズ」と接続すれば、シェービングをリアルタイムでサポートしてくれます。
自分から見て時計回りに上手く動かせれば「この調子で続けてください」と表示が出ますが、動かし方によっては「より小さい円を描きましょう」などのアドバイスが表示されるのが特徴。真ん中の針は、動かし方が正しければ右側に、動かし方に注意が必要なら左側に振れます。
回転式の電気シェーバーを使うのは初めてなので、「どう動かせばよいのか?」「動かし方があっているかどうかどのように判断すればよいのか?」と不安がありましたが、アプリのサポートでスムーズにシェービングできました。
ちなみに、今回は初めてで慎重になり過ぎてシェービングに4分22秒かかってしまい、3分以内に抑えましょうとアドバイスが出ました。
シェービング中のアドバイスはもちろん、終わった後も今回のシェービングがどうだったか情報が表示されるので、振り返りやすいのが魅力。一度剃り方に慣れてしまえば、その後は効率的に剃れるようになりました。
深剃りできる「スーパーリフト&カット」が凄い
刃が肌に直接当たらないよう優しく深剃りできる
1枚目のリフト刃がヒゲを引き上げたあと、2枚目のカット刃が深剃りカットする「スーパーリフト&カット」を採用しているのも特徴です。刃が肌に直接当たりづらい優しい仕組みながら、しっかりと深剃りができ、剃った後の仕上がりがツルツルしていました。肌に配慮できる深剃りシェーバーを探している方におすすめです。
「自動研磨システム」搭載で切れ味が長持ち
フィリップスのすべての電気シェーバーは、自動研磨システムを搭載。刃が回転するたびに内刃が外刃で研磨されるため、オイル差しなしでシェービング時の切れ味が長持ちします。電気シェーバーは切れ味が悪くなると、専用のオイルなどを使わなければいけない印象があったので、自動で研磨されるのは嬉しい点でした。
使用後のお手入れや充電もスムーズ
わずか1分で洗浄・潤滑できる「クイッククリーンポッド」
シェーバー本体を洗浄する際に使う付属品「クイッククリーンポッド」も便利です。同梱されているクリーニングカートリッジをポッドにセットした後、シェーバー本体を逆さまに置くだけで準備が完了。そのままシェーバー本体の電源をオンにすれば、洗浄が始まります。
洗浄に必要な時間はわずか1分で、除菌率は99.7%(※)。アルコールフリーの洗浄液を採用しており、肌に優しいのもポイントです。
また、ポッドのサイズがコンパクトで、省スペースに設置できたのも魅力に感じた点。シェーバー本体の電源で動作することから、ケーブルをポッドに繋げる必要がなく、すっきりした状態で置けます。
さらに、残りどのくらい洗浄できるかを「フィリップスメンズグルーミングアプリ」で確認できるのも便利です。洗浄できる残り回数が0になったら、新しいクリーニングカートリッジに取り替えることで、再び使い始められます。
(※)試験機関:一般財団法人日本食品分析センター
試験方法:シェーバーの外刃に試験菌液を滴下し、刃部分を試料とした。試料3個を取り付けたシェーバーを検体に設置し、検体を作動させた後、試料を取り外し、生菌数を測定。
約5分の充電で1回分のシェービングを行える
クイック充電に対応しており、スピーディーに充電ができるのもポイント。約5分充電すれば、1回分のシェービングができます。充電を忘れていても、少しの充電で使えるため便利です。なお、フル充電にかかる時間は約1時間。一度のフル充電で約1時間のシェービングが行えます。
製品情報
フィリップス(Philips) S7000シリーズ S7782/57
電気シェーバー世界シェアNo.1(※)を誇るフィリップス。同メーカーの「S7782/57」は、ヒゲを引き上げてからカットする「スーパーリフト&カット」を採用しており、しっかり深剃りできるのが特徴です。また、「ヒゲ密度感知システム」を搭載しているので、ユーザーのヒゲの濃さにあわせたパワーでシェービングができます。
顔の輪郭に密着する「360-Dフレックスヘッド」で、剃り残しを防げるのも魅力。さらに、専用アプリ「フィリップスメンズグルーミングアプリ」を使えば、シェービング動作をリアルタイムでアドバイスしてくれるため、電気シェーバーを初めて購入する方でも安心して使用可能です。さらに、クイッククリーンポッドが付属しており、お手入れもラクに行えます。
(※)ユーロモニターインターナショナル調べ:2020年小売り数量ベース:同社のボディシェーバー製品カテゴリー定義に拠る
フィリップス(Philips) S5000シリーズ S5586/50
フィリップスS7000シリーズよりも手頃な価格のフィリップスシェーバーが欲しい場合は、S5000シリーズがおすすめです。同シリーズの「S5586/50」は2021年に登場したモデル。「360-Dフレックスヘッド」や「ヒゲ密度感知システム」など、S7000シリーズでも用いられているテクノロジーを採用しており、快適なシェービングを実現します。
アプリと連動はしていないものの、価格を抑えながらも、ヒゲを剃りやすいテクノロジーが詰まった1台です。
なお、クイッククリーンポッドが付いておらず、より価格を抑えたモデル「S5588/30」も用意されているので、ぜひチェックしてみてください。
優しい剃り心地と深剃り性能を両立している「フィリップス S7000シリーズ」。顔の輪郭にあわせて柔軟にヘッドが動くため、あまり意識しなくてもキレイにシェービングできました。ヒゲの濃さに応じて自動でパワーが調節されるので、場所によって剃った後の仕上がりの差が出にくかったのも魅力に感じたポイント。お手入れも簡単で非常に扱いやすく、電動シェーバー初心者でも安心して使える1台です。