優れた洗浄効果とコストパフォーマンスが魅力の「洗濯用粉末洗剤」。酵素や漂白剤配合のモノや界面活性剤不使用のモノなど、さまざまな種類があるため、どれを選べばよいか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、洗濯用粉末洗剤のおすすめをご紹介。環境にやさしい製品から洗浄力の高い製品まで、さまざまな洗濯用粉末洗剤をピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。
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粉末洗剤を使うメリット
粉末洗剤のメリットは、高い洗浄力で汚れを落としやすいことです。基本的に粉末洗剤は弱アルカリ性であり、皮脂汚れ・泥汚れのような強い汚れも落としやすい洗剤。汗をかきやすい夏場、泥汚れの多い子どもの服、作業服などをきれいに洗いあげます。洗浄力の高い酵素や漂白剤入りのモノは、汚れた洗濯物が多い家庭におすすめです。
粉末洗剤は、液体洗剤に比べてコストパフォーマンスがよいのもポイント。洗濯回数の多い家庭や汚れた衣類を毎日洗濯する家庭では、液体洗剤よりも粉末洗剤の方が節約につながりやすいといえます。
粉末洗剤と液体洗剤の違い
粉末洗剤と液体洗剤の大きな違いは、洗浄力です。粉末洗剤にはアルカリ剤や水を軟化させる薬剤が含まれており、皮脂やアカ、食べこぼしなど、酸性の汚れに効果を発揮するのが特徴。汗をかきやすい夏場や、子どもの衣類の洗濯に適しています。
一方、液体洗剤は中性のモノが多く、衣服へのダメージを抑えて洗浄できるのがメリット。シルクやウールなど、デリケートな素材の洗濯におすすめです。また、水に溶けやすいため、すすぎが少なくて済むのもポイント。使い勝手のよい洗剤を求めている方に向いています。
液体洗剤について詳しく知りたい方はこちら
洗濯用粉末洗剤の選び方
粒子が細かく溶け残りしにくいモノを選ぼう
洗濯用粉末洗剤は、水に溶けやすいモノを選ぶのがポイント。溶け残りがあると、洗剤の効果が均等に行き渡らず洗浄効果が落ちてしまうだけでなく、洗剤臭が発⽣したり洗剤カスによって肌荒れの原因になったりするため注意が必要です。
洗濯用粉末洗剤のなかには、水に溶けやすいよう、マイクロ粒子を採用していたり、粒子の中央が空洞になっていたりするモノもあります。粒子の細かさにも注目して選んでみてください。
落としたい汚れに合わせた成分で選ぶ
皮脂汚れに効果的な「酵素」
皮脂汚れによる黄ばみや黒ずみには、酵素入りの洗濯用粉末洗剤をチェックしてみてください。酵素は、血液や食べこぼし、泥汚れを落とすときにも効果を発揮します。
また、酵素入りの粉末洗剤はつけ置きにもぴったり。頑固な汚れには、洗剤に含まれる酵素がよく働く30~40℃のぬるま湯に洗剤を溶かしてつけ置きするのがおすすめです。
衣類の黄ばみやシミには「漂白剤入り」
汗じみでできた衣類の黄ばみや、食べこぼしでできたシミには、漂白剤入りの洗濯用粉末洗剤がおすすめです。除菌や殺菌効果も期待できるため、ニオイ対策としても活躍が期待できます。
また、酸素系漂白剤なら繊維を傷めずに汚れを落とせるのが魅力。ただし、酸素系漂白剤配合の粉末洗剤は、ウールやシルクなどのおしゃれ着には使用できない点に注意しましょう。
白さをキープしたいなら「蛍光剤入り」
白物衣類の真っ白な状態をキープしたいときは、蛍光増白剤(蛍光剤)入りの洗濯用粉末洗剤に注目してみてください。蛍光増白剤は紫外線を吸収して青白い光に変えるため、白さを際立たせる効果が期待できます。
ただし、生成りや淡い色に使用すると、色合いが変わってしまう場合がある点に注意が必要。綿・麻・レーヨンなどの素材に使用するのは避けた方が無難です。
ふわっと柔らかく仕上げたいなら「柔軟剤入り」を
ふんわりとした洗いあがりにしたい方は、柔軟剤入りの洗濯用粉末洗剤がおすすめ。柔らかく仕上がるため、柔軟剤を購入する必要がなく経済的です。柔軟剤特有のやさしい香りも楽しめます。
また、洗濯用粉末洗剤は柔軟剤が配合されていなくても、ふわっと仕上がるモノが多いのも特徴。界面活性剤を減らして製造された製品は、繊維本来の立ち上がりを保ちふんわりと洗いあげてくれます。
「除菌・抗菌」効果のあるモノはニオイ対策におすすめ
部屋干しをする機会が多い方は、除菌・抗菌効果のある洗濯用粉末洗剤を選んでみてください。生乾きのイヤなニオイは、雑菌の繁殖が原因。菌を取り除く「除菌」効果や、菌の繁殖を抑える「抗菌」効果が謳われている製品を使ってニオイ対策をするのがおすすめです。
汗のニオイや繊維の奥に蓄積された汚れが原因のニオイ戻りにも、除菌・抗菌効果のある洗濯用粉末洗剤が活躍します。
肌が弱い赤ちゃんの衣類には無添加がおすすめ
赤ちゃんの肌はデリケートなので、大人向けの洗濯洗剤では刺激が強すぎる場合があり得ます。このため、赤ちゃん専用の洗剤を使うのが無難ですが、大人用と一緒にする場合は、肌への刺激が少ないモノを選ぶようにしてみてください。
具体的には、石油や天然油脂などを合成した合成洗剤は避けて、植物由来の天然油脂を使用した石けん洗剤を使用するのがおすすめ。香料・蛍光増白剤・酸化防止剤・合成界面活性剤などを使用していない無添加の洗剤を選ぶのがポイントです。
ただし、赤ちゃんによってはアレルギーなどに注意することも必要。洗った衣類で問題ないか確認するようにしてみてください。
香りの有無や種類をチェック
香りに癒されながら洗濯をしたい方は、香り付きの洗濯用粉末洗剤をチェックしてみてください。洗濯用粉末洗剤は爽やかでフレッシュな香りのモノが揃っています。
柔軟剤と併用したい方は、微香タイプや無香料タイプを選んだり、同系統の香りで統一したりするのがおすすめです。香りの好みや強さとともに、用途に合わせて選んでみてください。
洗濯用粉末洗剤のおすすめブランド
アタック
花王が手がけるアタックでは、独自開発のマイクロ粒子を活用した粉末洗剤を展開しています。マイクロ粒子は、粒が小さいだけでなく、一粒ずつが空気を抱き込んだ構造です。水に触れると中の空気が弾けて一気に溶け出し、衣類に洗浄成分を行きわたらせると謳われているのがポイント。固まりにくく、スプーンですくいやすいのも魅力です。
アタックは、2つの製品シリーズを展開しています。バイオ酵素を利用して繊維の奥の汚れを落とすと謳うモノと、ワイドハイターEXパワーと共同開発の除菌・消臭・漂白成分を含むモノの2種類です。
アタックは、箱とスプーンが再利用できるエコパックを展開しています。エコパックは、箱に袋ごと入れて使用できるため詰め替えが簡単なのもうれしいポイントです。
トップ
ライオンが手がけるトップは、1956年に発売されたロングセラーの粉末洗剤です。スカートのような洋服が流行り、ファッションが多用化し始めた1950年代への対応を目指した合成洗剤として登場。初代トップは、毛・絹・化学繊維・木綿などが洗えるオールマイティーな中性洗剤として誕生し、電気洗濯機の普及に合わせて一般家庭に広がった洗剤です。
2000年代には、植物を原料としたトップを販売し、従来の石油原料に比べてCO2の排出量を削減。高い洗浄力はそのままに、環境に配慮した洗剤として2007年には第16回地球環境対象を受賞しています。
現在のトップには、粉が舞いにくい粉舞い抑制性能を追加。洗濯機の周りを汚さずスプーンですくったときのムセも軽減すると謳われています。環境に配慮した詰め替え用パックを詰め替える際も、粉舞いの心配がないとされるのもうれしいポイントです。
ファーファ
可愛らしいクマのキャラクターで親しまれているファーファは、世界約80ヵ国で愛されているブランド。ファーファは柔軟剤から生まれたブランドであり、ブランド名は仕上がりのよさをあらわす「ふわふわ」が由来です。
ファーファ独自処方のさらさらパウダーで、水に溶けやすいと謳う粉末洗剤。トップノートにレモンやアップル、ミドルノートにローズやリリー、ラストノートにムスクやアンバーを使用したベビーフローラルの香りは30年以上愛され続けています。
洗濯用粉末洗剤のおすすめ
ライオン(LION) 部屋干しトップ 除菌EX
部屋干し時に感じる生乾きのニオイを防ぐと謳われている、洗濯用粉末洗剤です。ダブル除菌成分・酵素・除臭成分が働き、衣類に付着した汚れや菌を除去。ウイルスを除菌する効果も期待できます。
内容量は900g。水30L、洗濯物量約1.5kgに使用すると仮定すると、約30回使用できる計算です。粉舞い抑制性能アップで粉が舞いにくくなっているのもポイント。洗濯機周りを汚したくない方や、粉っぽさが苦手な方におすすめです。
・1箱〜
・8箱
花王(Kao) アタック高浸透リセットパワー
ワイドハイターEXパワーと共同開発した洗濯用粉末洗剤です。落としきれずに衣類に残った汚れやニオイ、黄ばみを除去すると謳われています。マイクロ粒子が水に溶けやすいため、つけおき洗いにもぴったり。酸素系漂白剤・柔軟剤入りで、色柄物に使えるのも魅力です。
水30Lに対して21gの使用が推奨されています。本製品の内容量は800g入りで、詰め替え用の720g入りもラインナップ。袋ごと入れて使うタイプなので、簡単に詰め替えできるのもメリットです。エコな製品を使用したい方や、ストックできる洗濯用粉末洗剤を探している方に適しています。
・1箱
・7箱
花王(Kao) アタック 高活性バイオパワー 大
繊維の奥から汚れを落とすと謳われている洗濯用粉末洗剤です。マイクロ粒子の中央は空洞なので、水に触れた瞬間すぐに溶けるのが特徴。衣類のすみずみに洗浄成分が行き渡るため、つめこみ洗いでも粉が残りにくいのがメリットです。
本製品の内容量は900gで、水30Lに対し18gの使用が目安。バイオ酵素を配合しているのが特徴です。こだわりの洗浄力で、頑固な汚れやニオイをすっきりさせたい方は、ぜひチェックしてみてください。
・1箱
・8箱
花王(Kao) ニュービーズ 大
「花の一生でもっともキレイな香りで洗う」をコンセプトにした、ニュービーズシリーズの洗濯用粉末洗剤です。みずみずしくフレッシュなすずらんの香りを凝縮しており、清潔感のある爽やかな香りを楽しめます。
色柄物にも使える酸素系漂白剤入りなのもポイント。蛍光増白剤は配合されていないため、生成りやパステルカラーの衣類を洗う際にもおすすめです。内容量は800g。水30Lに対し21gの使用が目安です。黄ばみやくすみを落としつつ、爽やかな香りも堪能したい方に向いています。
ユーリエ(Heulie) リネンナRinenna #2 つけおきメイン 洗濯用洗剤
黄ばみや黒ずみ、加齢臭などの気になるニオイを落とすと謳われている洗濯用粉末洗剤です。体から出るしつこい汚れやニオイは、タンパク質の汚れが原因。本製品はタンパク質の汚れに着目し、タンパク質分解酵素をこだわりの配合量でブレンドしています。
つけ置きだけで衣類の汚れにアプローチしてくれるため、面倒なもみ洗いの時間を削減できるのもメリット。つけおき後は水ごと洗濯機に入れ、洗濯用洗剤を入れて洗濯機にかけるだけなので手間がかからないのも魅力です。
洗濯のたびにふわっと広がる、爽やかなホワイトムスクの香りにも癒されます。白物衣類をより白くしたい方におすすめの洗濯用粉末洗剤です。
アルク 泥汚れ用洗剤 レギュラー
元プロ野球選手が開発した洗濯用粉末洗剤です。泥汚れがこすらず落ちると謳われており、屋外スポーツで汚れた衣類の洗濯にぴったり。イオンの働きを活用したり、酵素や界面活性剤などの洗浄成分を配合したりして、あらゆる汚れにアプローチします。
天然ハーブ系消臭成分が入っており、除菌、防臭効果が期待できるのもメリット。酵素系漂白成分を使用しているため、色柄物の洗濯にもおすすめです。本製品は1.5kg入りと3kg入りの2サイズを展開しています。泥汚れを洗濯する機会が多い方におすすめです。
・1.5kg
・3kg
NSファーファ・ジャパン ファーファ 3倍濃縮超コンパクト粉末洗剤 ベビーフローラルの香り
洗濯1回の使用量を約1/3に減らせる、コンパクトサイズの洗濯用粉末洗剤です。使用量は水30Lに対しわずか10gで、1パックでおよそ50回の洗濯が可能。コストパフォーマンスを重視したい方におすすめです。
また、菌の増殖を99.5%抑制すると謳われているのも特徴。しつこい皮脂汚れにアプローチする漂白成分や天然柔軟成分などを配合しています。やさしく香るベビーフローラルの香りに癒されたい方は、ぜひチェックしてみてください。
・1箱
・12箱
ミヨシ石鹸(MIYOSHI) そよ風粉せっけん
洗浄成分に100%石けんを使用して製造された洗濯用粉末洗剤です。洗浄力を補助する助剤が配合されているため、衣類の汚れをしっかり落としつつ、ふんわりと仕上がるのがメリットです。
内容量は2.16kgで、水30Lに対し36gの使用が推奨されています。フローラルの微香タイプなので、洗濯洗剤特融の強い香りが苦手な方にもおすすめです。
・1箱
・3箱
シャボン玉本舗 純植物性スノール
蛍光増白剤・酸化防止剤・合成界面活性剤・香料を使用していない洗濯用粉末洗剤です。原料は植物性油脂を100%を使用しており、純石けん分は99%。洗浄力が高いだけでなく、柔軟剤なしでもふんわりと洗いあがります。
木綿や化学繊維はもちろん、麻やウール、シルクなどのおしゃれ着洗いにもおすすめ。昔ながらの釜炊き製法「ケン化法」で作られているため、天然の保湿成分を含んでいるのも魅力です。
内容量は1kg。水30Lに対して、35gの使用が目安です。洗濯だけでなく、掃除にも使用できるのもポイント。使い勝手のよい洗濯用粉末洗剤を探している方は、チェックしてみてください。
エコプラッツ 善玉バイオ 浄
乳酸菌・納豆菌・酵母菌から取り出した特殊酵素「善玉バイオ」を使用した洗濯用粉末洗剤です。善玉バイオが、汚れを包んではがすのが特徴。さらに衣類の表面を覆うため、汚れの再付着も防ぐ効果も期待できます。
リン・蛍光増白剤・香料・石油系合成界面活性剤は不使用です。植物由来界面活性剤の使用量を減らして製造しているのがポイント。繊維本来の柔らかさを保ち、ふんわりと洗いあがります。
内容量は1.3kg。水45Lに対し、20gの使用量が目安です。すすぎが1回でよいのも魅力。コストパフォーマンスに優れた洗濯用粉末洗剤を探している方はチェックしてみてください。
・1箱
・6箱
クルード(CLUEiD) ピュアホワイトO2
酸素と酵素の力で汚れを落とすと謳われる、つけ置き用の洗濯用粉末洗剤。クリーニング店でシミ抜き剤として開発された業務用の製品を、家庭用に改良した製品です。
1品で漂白・洗浄・除菌・脱臭・脱脂の5役を担っており、さまざまな使い方ができるのが魅力。キッチンの油汚れや洗濯槽のカビなどの汚れを落とす用途にも使用できます。
フローラ・ハウス バイス
重曹を電気分解するという新しい発想から生まれた、洗濯用粉末洗剤です。界面活性剤を使用せず、マイナスイオンの力で汚れを落とすのが特徴。ドイツ政府公認調査機関の洗浄力テストで、総合評価1位を獲得したと謳われています。
漂白剤・蛍光増白剤・香料・着色料・防腐剤・アルコールを使用していないのもポイント。すすぎは1回でよいため、水道代や洗濯時間の節約にもなり経済的です。内容量は3kgで、水約30Lに対し約30gが使用量の目安。検査機関のテストを受けた実績のある洗濯用粉末洗剤を探している方におすすめです。
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洗濯用粉末洗剤とひとくちにいっても、成分や効果はさまざま。ニオイ対策には除菌や抗菌成分配合のモノ、衣類の白さをキープしたいときは蛍光増白剤入りのモノがおすすめです。一方、環境にやさしいモノを選びたい方は、蛍光増白剤や界面活性剤を使用していないモノがぴったり。求める効果に応じて選んでみてください。