2022.11.08 更新

乗り物

カーバッテリーのおすすめ16選。交換の目安や人気モデルをピックアップ

セルモーターを回したりヘッドライトを点灯したりと、車を動かす上で欠かせないパーツが「カーバッテリー」。使用にともない劣化するため、2〜3年くらいが交換の目安といわれています。ある日突然エンジンがかからない、といった事態を避けるためにも定期的な交換が重要です。

そこで今回は、カーバッテリーの選び方について詳しく解説します。おすすめのモデルもご紹介するので参考にしてみてください。

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目次
カーバッテリーの選び方
カーバッテリーのおすすめ

カーバッテリーの選び方

車両に合ったサイズをチェック

カーバッテリーを購入する際には、車に合ったサイズの製品を選ぶ必要があります。サイズは車に付属している取り扱い説明書に、JIS規格や電池工業会規格(SBA)などが定めた形式で記載されているのが一般的。例えばJIS形式の「55B24R」であれば、サイズは幅129×高さ203×長さ240mmとなります。

ただし、わざわざ読み方を調べる必要はなく、基本的には搭載しているモノと同じ形式のバッテリーを選択すれば問題ありません。

多くのカーバッテリーメーカーは、車メーカー・車種・車両型式などの情報を入力することで、標準搭載されているカーバッテリーや適合モデルの品番が調べられるウェブサイトを運営しています。取り扱い説明書を失くしてしまった方や現物を確認するのが面倒、といった方は一度チェックしてみてください。

電気容量をチェック

電気容量とは、カーバッテリーからどれだけ多くの電気が取り出せるかを示した数字で、Ah（アンペア・アワー）という単位で表します。46Ahや56Ahなどと数字が大きくなるほど大容量なのが特徴。例えばJIS規格では容量の5分の1の電流を流し、電圧が10.5Vになるまでの時間と電流で算出する「5時間率容量(Ah)」が採用されています。

また、カーバッテリーの総合性能を表す「性能ランク」も大切なポイントです。JIS形式の「55B24R」であれば「55」が、電池工業会形式の「Q-85R」であれば「85」が性能ランクを表しています。数字が50未満の場合は2刻み、50以上は5刻みの表示になるのが特徴。性能ランクの数字が大きい製品ほど、容量はもちろん始動性についても高性能なカーバッテリーといえます。

端子の向きをチェック

カーバッテリーには乾電池やボタン電池といった製品と同様に「+（プラス）」極と「-（マイナス）」極が存在します。車種によって搭載するカーバッテリーの端子位置が決まっているので注意が必要。カーバッテリーのプラス側の短側面（幅の短い面）から見て、プラス端子が左側にある製品がLタイプ、逆に右側にあるモノがRタイプです。

ただし、充電制御車向けの製品でサイズの大きなモノにはL・Rの表示をしなかったり、アイドリングストップ車用のモデルではRタイプのみ表示したりと、カーバッテリーの種類によって表示の仕方に一部違いがあります。各カーバッテリーの購入を検討している方は、その点も考慮して選んでみてください。

車両の機能に合ったバッテリーをチェック

ハイブリッド車

ハイブリッド車にはシステムを起動させたり電装品を動かしたりする「補機用バッテリー」と、モーターを駆動する「走行用バッテリー」の2種類が搭載されています。通常、定期的な交換を要するのは前者です。補機用バッテリーが上がってしまうと、たとえ走行用バッテリーに電気が残っていても車を動かすことはできません。

室内やトランクルームに設置するケースが多いため、内部で発生するガスが漏れないよう安全性を考慮した特殊な構造を採用しているのが特徴。一般的なバッテリーとは互換性がなく、代用できないので注意が必要です。品番の最初に「S(Sealedの頭文字)」が付いているので、よくチェックしたうえで購入してみてください。

また、標準よりも性能ランクの高いカーバッテリーに変更する、ランクアップもおすすめの交換方法です。バッテリー上がりによるトラブルが軽減できるなど、より安心かつ快適なカーライフが楽しめます。

アイドリングストップ車

アイドリングストップ車は、車を停車させたり発進させたりするたびにセルモーターの停止と始動を繰り返します。カーバッテリーとしては非常に過酷な使い方がされるため、一般の製品に比べより高い耐久性や充電性能を求められるのが特徴です。

従来からあるカーバッテリーと区分するために、製品の品番表示には電池工業会規格で定められた形式を使用。例えばM-65Rなら、最初の「M」が外形寸法区分「65」は性能ランク、末尾の「R」が端子位置を表します。

誤って一般のカーバッテリーを使用すると、アイドリングストップ機能が正常に機能しなかったり、寿命が短くなったりするトラブルに繋がる可能性があるので注意しましょう。

充電制御車

充電制御車とはエンジンに負荷のかかる発電機（オルタネーター）の動作を、コンピュータできめ細かく制御することで燃費の向上を実現した車をさします。

カーバッテリーの充電量が一定値に達すると発電機を停止し、放電が進み充電不足になると発電機を始動させるシステムを搭載。一般の車がフル充電後も発電機を動かし続けるのに対して、充電制御車は充電と放電を頻繁に繰り返すのが特徴です。

燃費をよくするためには発電機が動作している時間をできるだけ短くする必要があるため、短時間で充電する能力の高いカーバッテリーが求められます。

標準タイプでは充電に時間がかかり、期待していた燃費性能を得られない可能性があるので要注意。そのほか、バッテリー上がりや劣化といったトラブルに発展するリスクもあるので、専用モデルの選択をおすすめします。