卓上で簡単に板刻(はんこく)が楽しめる「Laser Cube」
Laser Cubeは、高品質なレーザー技術を備えている、オープンソースの板刻エントリー機です。手軽に板刻を行うことができるので、DIYやホビーなどの趣味用品の製作に向いているでしょう。
Laser Cubeが板刻可能な主な素材は、紙、板刻板、レザー、竹、プラスチックなど多岐に渡っています。最近は家庭で使用可能な3Dプリンターも注目を浴びていますが、板刻もその流れに乗るかもしれませんね!
Laser Cubeを使った制作例
実際、どういったものに板刻できるのでしょうか?Laser Cubeは様々なものに板刻することができます。制作例を見ていきましょう。
こちらは子供用のホビー用品。
スマートフォン用のケース。
木版やプラスチック、紙への板刻。
さまざまなギフトカードへの板刻。
紙や木版への板刻。
チョコレートへの板刻、バーコードを板刻、スターバックスのコーヒーマドラーへの板刻。食べ物への板刻は、斬新でとても良いですね。
Laser Cubeのスペック
Laser Cubeのスペックを見てみましょう。
板刻を行うワーキングエリアは、4.2センチ×4.2センチの広さ。Laser Cubeでは様々な素材を扱うことができますが、このワーキングエリアに入るサイズでなければいけません。
Laser Cubeに含まれている全てのソフトウェア、ハードウェア、グラフィックプログラムはオープンソースとなっています。カスタマイズをしたり、配布をしたりすることも自由です。
Laser Cubeは、ATMEL社がリリースしているマイコン、Arduino(アルデュイーノ)を使用。Arduinoのステッピングモーターにより、品質の良い位置決めとカッティングが可能となっています。
板刻で重要な機能は、この位置決めの精度。設計した通りにレーザーを動かし、正確に板刻をする必要があるからです。板刻、カッティングでは、Blu-rayドライブに使用されている、100mwのブルーレーザーダイオードを使用。
Laser Cubeは制作キットでもあるので、ユーザー自身で組み立てて、セットアップする必要があります。写真のように、様々な部品がキットとして送付されるようです。自分で組み立てていく楽しみ。これもLaser Cubeの魅力の一つなのでしょうね。