汚れた食器を自動的に洗う食洗機。食洗機を使用する際は、食洗機用洗剤を使用する必要があります。

今回は、おすすめの食洗機用洗剤を、粉末・液体・ジェル・タブレットに分けてランキング形式でご紹介。油汚れ・こびりつき汚れ・蓄積汚れなど、製品ごとに得意な汚れが異なるため、好みに合わせて選んでみてください。

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食洗機用洗剤と普通の洗剤の違い

食洗機用洗剤と通常の食器用洗剤は、手洗いと食洗機では洗い方と温度が異なるため、含まれる洗浄成分に違いがあります。手洗いの場合は水または40℃ほどのお湯で汚れを落としますが、食洗機の場合は水温60〜80℃ほどの熱湯で噴射洗浄で汚れを落とすのが特徴です。

汚れに応じて力加減を調整できる手洗いに比べて、食洗機は一定の水流で洗浄するのがポイント。食器用洗剤はしつこい汚れに対応するため主成分が界面活性剤ですが、食洗機用洗剤はあらゆる汚れに対応するために複数の洗浄成分を加えています。

また、茶渋や卵・米粒・油由来の汚れに応じて分解酵素・界面活性剤・漂白剤を配合しているのも特徴のひとつ。さらに、水流の強さを保つとともに、すすぎ残しを抑えるために泡立ちを防ぐ工夫を施しています。

食器用洗剤で代用できる?

手洗いで使用する食器用洗剤は、食洗機用洗剤としては代用できません。発泡性が高い食器用洗剤に食洗機の水流が加わると、庫内に泡が大量発生します。満杯になった泡により、水漏れセンサーが発動したり、洗浄ノズルに泡が入って回転不良を起こしたり、異常が発生。場合によっては食洗機の故障にも繋がります。

食洗機を使用する際は取扱説明書に明記されている通り、食洗機専用の洗剤を使うのがおすすめです。

食洗機用洗剤の選び方

洗剤のタイプで選ぶ

粉末タイプ

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粉末タイプの食洗機用洗剤は、コストパフォーマンスの高さが魅力です。水に溶けやすく、洗浄力が高いのが特徴。付属のスプーンや調理用のスプーンで計測して投入するため、汚れの程度に合わせて量の調整も可能です。

また、通常の洗浄成分に加えて重曹や漂白剤を使用している製品もあります。重曹入りの食洗機用洗剤は茶渋の洗浄に有効。漂白剤入りはクリアな洗い上がりや消臭効果が期待できます。食洗機の使用頻度が高い方や、安定した洗浄力を求める方にぴったりです。

液体・ジェルタイプ

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液体・ジェルタイプの食洗機用洗剤は、洗剤の溶けやすさとすすぎ残しの少なさが魅力です。冷水に溶けやすいよう工夫を施しているモノもあります。

食洗機内の汚れも一緒に洗浄する製品なら、食器洗いと一緒に食洗機のお手入れも可能です。また、ワンプッシュで1回分が計量できる、便利な製品もあります。溶け残りが気になる方はチェックしてみてください。

タブレットタイプ

タブレットタイプの食洗機用洗剤は、必要な分をつまんで入れるだけの手軽さが魅力です。水に溶ける生分解性のフィルムを採用した製品を多くラインナップ。手に洗浄成分が付着せず、使い勝手は良好です。

また、タブレット本体を層ごとに分けて、粉末洗剤と液体洗剤をそれぞれ使用している製品は、両方のメリットをバランスよく引き出せます。タブレットタイプの製品を選ぶ際は、フィルムの溶けやすさにも着目してみてください。

液性や成分による洗浄力で選ぶ

油汚れには「界面活性剤入り」の洗剤がおすすめ

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食洗機で頑固な油汚れをきれいに落としたい場合は、界面活性剤入りの食洗機用洗剤がおすすめです。界面活性剤は、水に反応する親水基と油に反応する親油基からできており、親油基が油に密着して水に浮かせ、洗い流します。

水だけでは落としにくい汚れも、界面活性剤を活用することで落としやすくなるのが特徴。力加減が調整しにくい食洗機では、あらかじめ油汚れを落としやすい洗剤を使ってみてください。なかには、界面活性剤として天然植物由来のモノを使用し、環境に配慮した製品もあります。

グラスのくもりには「クエン酸入り」

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洗っても落ちない水垢やグラスのくもりには、クエン酸入りの食洗機用洗剤がおすすめです。水垢は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムが付着したまま乾燥したモノで、液性はアルカリ性。クエン酸は弱酸性を示し、アルカリ性の水垢を中和してやさしく落とします。

研磨せずに落とせるので、グラスに傷を付けたくない場合にも有効です。クエン酸入りの食洗機用洗剤はくもりを落とすと謳っているモノが多く、使用成分にもクエン酸と表記されています。食洗機内の汚れや水垢も落とせるのがクエン酸の魅力です。

低刺激で環境に配慮するなら界面活性剤不使用製品を

洗浄力が強く汚れを落としやすい界面活性剤。しかし、肌への刺激が気になる方や環境に配慮した製品を選びたい方には、界面活性剤を使っていない食洗機用洗剤がおすすめです。界面活性剤を使わなくても、洗浄力を高める工夫がされているのがポイント。天然由来成分の界面活性剤を配合した製品もあります。

また、防腐剤・香料・着色料・酸化防止剤などの添加物不使用を謳う製品もチェックしてみてください。高い生分解性を持つ成分を配合し、排水をきれいにしたり、排水口やパイプを洗浄したりする効果が期待できる食洗機用洗剤もあります。

コスパで選ぶ

コスパのよさで選ぶなら、粉末タイプの食洗機用洗剤を選んでみてください。1回あたりの使用量が少ない一方、内容量が多い製品が多いのが特徴。粉末タイプほどではありませんが、液体・ジェルタイプもコスパは良好です。

タブレットタイプの食洗機用洗剤はコスパこそよくないものの、1個をそのまま投入するだけの使いやすさがメリット。粉末タイプを計量スプーンですくったり、液体・ジェルタイプの容器をプッシュしたりする手間をかけたくない方や、使用量を間違えたくない方におすすめです。

食洗機用洗剤のおすすめランキング|粉末タイプ

第1位 ミマスクリーンケア 緑の魔女オートキッチン 食器洗い機専用洗剤

ミマスクリーンケア 緑の魔女オートキッチン 食器洗い機専用洗剤

洗浄力を保ちつつ、環境にも配慮した食洗機用洗剤です。天然植物由来の界面活性剤を使っているのが特徴。頑固な汚れもきれいに落とします。天然植物由来なので生分解性が高く、水質汚染を起こさないと謳っているのがポイントです。

また、高い生分解性により、排水パイプに付いている汚れを落とし、水質も整えます。容器は自立するスタンディングバッグタイプで、内容量は800g。ミントの控えめな香りは、気になるニオイ残りも軽減できます。全ての食洗機に使用可能。界面活性剤の成分が気になる方におすすめの食洗機用洗剤です。

第2位 ライオンケミカル Pix 食器洗い機用洗剤

ライオンケミカル Pix 食器洗い機用洗剤

こびりついた頑固な汚れに対応する食器用洗剤です。2種類の酵素を配合しているのが特徴。デンプン分解酵素とタンパク質分解酵素を使用しており、米粒や卵の汚れも落とす高い洗浄力を発揮します。陶器やガラス製の食器や、油のぬめりが残りやすいプラスチック製の食器もきれいに洗浄可能です。

内容量は650gのほか、大容量の1000gをラインナップ。液性は弱アルカリ性です。650g入りには計量スプーンが付属し、計量スプーンに印字されている目盛りを目安に、汚れの程度に合わせて使用量を調整できます。爽やかな洗い上がりを求める方におすすめの食洗機用洗剤です。

・1個

・3個セット

第3位 レキットベンキーザー・ジャパン(Reckitt Benckiser) フィニッシュ パウダー 重曹

レキットベンキーザー・ジャパン(Reckitt Benckiser) フィニッシュ パウダー 重曹

重曹を配合した食洗機用洗剤です。重曹の力で優れた洗浄力を誇るのが特徴。茶渋汚れをきれいに落としたい場合に適しています。本製品は、日本向けに開発された独自処方の食器用洗剤です。ミューズと共同開発しており、予洗いしていない頑固な汚れも落とすと謳っています。

除菌効果が期待できるのもポイントです。内容量は660g。1回あたり約4.5gを1週間で平均6回使用した場合、5ヵ月ほど使用できます。保管に便利なチャック付きの袋に入っており、開封してそのまま使えるのも魅力。使い勝手のよい食洗機用洗剤を探している方におすすめです。

第4位 シャボン玉本舗 シャボン玉食器洗い機専用

シャボン玉本舗 シャボン玉食器洗い機専用

洗浄力が高いだけでなく、環境にも配慮した食洗機用洗剤です。排水後を考えて成分を配合。合成界面活性剤は不使用ながら、複数の洗浄成分を配合し、しつこい油汚れもきれいに落とすと謳っています。

使用成分は、グルコン酸塩・過炭酸ナトリウム・ケイ酸塩の3種類。グルコン酸塩はくもりを防止として、過炭酸ナトリウムは、水に溶けて分解される酸素系漂白剤として使用しています。刺激的なニオイがしないのも酸素系漂白剤ならではの特徴です。さらに、食器のくもりや水垢の付着防止のため、アルカリ剤としてケイ酸塩を加えています。

無香料で消臭効果も期待でき、洗浄中のニオイを抑制できるのがポイントです。内容量は500g。洗浄力や洗い上がりの爽やかさにこだわりたい方におすすめの食洗機用洗剤です。

第5位 地の塩社 クリーン 食器洗い乾燥機 専用洗浄剤

地の塩社 クリーン 食器洗い乾燥機 専用洗浄剤

界面活性剤を使用していない食洗機用洗剤です。油汚れを溶かすアルカリ特有の性質を活かし、食器に付いた汚れを落とすのが特徴。清涼感のある洗い上がりも期待できます。汚れがよく落ちるので、ニオイ残りも抑制すると謳っているのがポイントです。

原料の天然由来成分は、高い生分解性があります。パッケージにも、植物由来プラスチックを使用。成分はアルカリ剤と漂白剤で、合成界面活性剤・防腐剤・香料・着色料・パラベン・エタノール・鉱物油・酸化防止剤は使用せずに仕上げています。内容量は500g。環境に配慮した食洗機用洗剤を購入したい方におすすめです。

食洗機用洗剤のおすすめランキング|液体・ジェルタイプ

第1位 ライオン(LION) CHARMY クリスタ クリアジェル

ライオン(LION) CHARMY クリスタ クリアジェル

爽快感のある洗い上がりが期待できる食洗機用洗剤です。くもりの原因である膜を剥がし、食器と一緒に食洗機内もきれいに洗浄できるのが特徴。カルシウム汚れに油汚れが重なった、水垢をはじめとする汚れを洗い落とします。米粒や卵などのこびりついた汚れにアプローチする、2種類の酵素を配合。また、除菌効果にも期待できます。

食洗機のスピードコースを使用した場合でも効果が実感できると謳っているのがポイント。食器に残りにくい、爽やかなスイートオレンジの香りです。冷水でもすぐに溶け、すすぎ残しも少ないのはジェルタイプならではの魅力。内容量は480gです。くもりもまとめて落としたい方に適しています。

第2位 花王(Kao) 食器洗い乾燥機専用キュキュットウルトラクリーン 無香性

花王(Kao) 食器洗い乾燥機専用キュキュットウルトラクリーン 無香性

食器と一緒に食洗機の中まで洗える食洗機用洗剤です。しつこい油汚れが付着したお皿を洗浄しても、油を食洗機の中に残さないのが特徴。食洗機内の水垢も落とし、使用するだけで清潔を保てます。油汚れ・米粒・卵などの強固な汚れだけでなく、グラスのくもり・ニオイ・菌のエサも落とすと謳っているのもポイントです。

また、食器が重なっていても細部まで洗浄します。お皿やグラスだけでなく、フライパンや鍋の洗浄も可能。香りはすすぎ残しが気になりにくい無香性です。内容量は480gで、1回5.5gを使用した場合、約87回使えます。さらに、1回分をワンプッシュで計量できるボトルを採用。食洗機もまとめてきれいにできる食洗機用洗剤を探している方におすすめです。

第3位 サラヤ ハッピーエレファント 食器洗い機用ジェル

サラヤ ハッピーエレファント 食器洗い機用ジェル

食品成分を100%使用したジェルタイプの食洗機用洗剤です。原料に植物と酵母のみを使用しているのが特徴。ソホロと呼ばれる、天然酵母の発酵によって生成される天然由来の洗浄成分に、食品成分を加えて製造しています。

ソホロが汚れの再付着を防ぐと同時に、クエン酸によって食洗機内の汚れや垢もきれいに落とすのがポイント。油汚れ・タンパク質汚れ・くもりもまとめて洗い落とします。合成界面活性剤・漂白剤・香料・着色料は不使用です。内容量は420mL。原料にこだわった食洗機用洗剤を探している方におすすめです。

第4位 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) Cascade Complete Gel

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) Cascade Complete Gel

高い洗浄力で爽やかに洗い上げる、アメリカ製の液体食器用洗剤です。台所用洗剤と変わらない洗浄力で、油汚れに強いのが特徴。食器のくもりも解消し、輝くような洗い上がりが期待できます。洗剤の溶け残りやすすぎ残しが気にならないのは、ジェルタイプならではの魅力です。

水垢が付きにくいのもポイント。排水口にも爽やかな香りが残ります。液性は弱アルカリ性で、残量を気にせず使える大容量の2.12kg。くもりや水滴もきれいに洗い落としたい方におすすめの食洗機用洗剤です。

第5位 宮本製作所 食器洗い機用 液体マグちゃん

宮本製作所 食器洗い機用 液体マグちゃん

使用成分にこだわった液体タイプの食器用洗剤です。合成界面活性剤・蛍光増白剤・香料・漂白剤・着色料を使用していないのが特徴。配合成分は水・マグネシウム・グリセリンのみです。洗剤は使用してませんが洗浄力に優れており、ニオイまできれいに落とすと謳っています。

爽快感のある洗い上がりで、洗剤のすすぎ残しが気にならないのも魅力。内容量は500mLです。液体タイプで、使用時は2~3回振ってから食洗機に入れるよう推奨しています。心地よい洗い上がりにこだわりたい方におすすめの食洗機用洗剤です。

食洗機用洗剤のおすすめランキング|タブレットタイプ

第1位 レキットベンキーザー・ジャパン(Reckitt Benckiser) フィニッシュ パワーキューブ

レキットベンキーザー・ジャパン(Reckitt Benckiser) フィニッシュ パワーキューブ

しつこい油汚れもきれいに洗浄する食洗機用洗剤です。一度洗いでも、粘度の高い油汚れを落とせると謳っています。タブレットひと粒に洗浄力を凝縮しているのが特徴。タブレットの白い部分に除菌成分を、青い部分に分解酵素を配合し、水に溶けて混ざり合うことでそれぞれの効果を発揮できるよう設計されています。

米粒のデンプン汚れや油汚れ、卵や牛乳のタンパク質汚れ、茶渋の洗浄におすすめ。除菌効果も期待できるのがポイントです。タブレットには溶けるフィルムが付いており、手を汚さず食洗機に入れるだけで使えます。内容量は60個。心地よい洗い上がりにこだわりたい方におすすめの食洗機用洗剤です。

第2位 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) ジョイ ジェルタブ

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) ジョイ ジェルタブ

2層構造を採用したタブレットタイプの食洗機用洗剤です。ジェルと粉末、2種類の洗浄成分が一体になった3D構造が特徴。食洗機で落としにくい、米粒のこびりつき汚れ・しつこい油汚れ・茶渋を予洗いせずに洗えると謳っています。洗浄ブースターで汚れを細かく分解し、浮かせて落とすのがポイントです。

こびりつき汚れには粉末が作用して汚れを分解、しつこい油汚れにはジェルが浸透して洗浄。それぞれの特徴を持つ洗浄成分が混ざり合い、高い洗浄力を発揮します。食洗機に置くだけで手軽に使用可能。液体洗剤と粉末洗剤のよさをバランスよく組み合わせた食洗機用洗剤です。

第3位 レキットベンキーザー・ジャパン(Reckitt Benckiser) フィニッシュ オールインワンプレミアムパワーボールキューブ

レキットベンキーザー・ジャパン(Reckitt Benckiser) フィニッシュ オールインワンプレミアムパワーボールキューブ

洗浄成分の組み合わせにこだわった食洗機用洗剤です。レッドボールテクノロジーを採用し、酵素を2種類使用しているのが特徴。白い部分は除菌成分、青い部分にはアルカリ成分、中央には洗い上がりを補助する酵素を含む、一体型のタブレットです。

高い洗浄力とクリアな洗い上がりに加え、食洗機内の洗浄、除菌や消臭効果も期待できます。計量や予洗いせず、食洗機の中に置くだけで使用可能です。内容量は42個。高い洗浄力と仕上がりにこだわって選びたい方におすすめの食洗機用洗剤です。

第4位 ムリエレス(Mulieres) Eco dishwasher tablets All in 1

ムリエレス(Mulieres) Eco dishwasher tablets All in 1

エストニアのブランドが手がける食洗機用洗剤です。生分解性の天然素材を98%使用しているのが特徴。フィルムにも生分解性のモノを使用しており、そのまま食洗機に入れるだけと手軽に使用可能です。1粒でも十分な洗浄力を発揮します。

包装にはプラスチックを使わず、紙のみを使用。また、動物実験を行っていないのも魅力のひとつです。エコサート認証を取得した製品。合計25粒入っています。環境に配慮した食洗機用洗剤を探している方におすすめです。