自宅はもちろん、外出先でも気軽に大画面でネットを使える「スティック型PC」。HDMI端子を搭載したモニターがあれば、簡単なPC作業ができます。製品によってスペックやOSなどが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのスティック型PCをご紹介。メリット・デメリットや選び方などもあわせて解説するので、ぜひ自分にぴったりの1台を見つけてみてください。
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- 目次
- スティック型PCとは?
- スティック型PCのメリット・デメリット
- スティック型PCの選び方
- スティック型PCのおすすめメーカー
- スティック型PCのおすすめ|高性能モデル
- スティック型PCのおすすめ|安い・低価格
- スティック型PCの売れ筋ランキングをチェック
スティック型PCとは?
スティック型PCとは、名前の通りスティック型の筐体にマザーボードやプロセッサー、メモリにストレージなどのパーツを搭載したコンパクトなPCのことです。ほとんどのモデルはHDMI端子を搭載しており、テレビやモニターに直接接続して使用します。
また、Bluetoothに対応しているモデルが多く、ワイヤレスでマウスやキーボードを使用可能。USBポートやmicroSDカードスロットなどを搭載し、周辺機器を接続できるモデルもあります。
スティック型PCのメリット・デメリット
コンパクトで場所を取らない
スティック型PCのメリットは、コンパクトで場所を取らないことです。手のひらにも収まるサイズのモノが多く、テレビやモニターの裏の限られたスペースにも設置可能。収納場所に困りにくいのも魅力です。
また、持ち運びに便利なのもポイント。カバンはもちろん、ポーチやポケットにも入るため、旅行や出張の際にも手軽に持ち運んで使用できます。
必要最低限のスペックで価格も安い
価格が安い点も、スティック型PCのメリットのひとつ。ほとんどのスティック型PCは必要最低限のスペックのみ搭載しています。ライトユーザーにとっては丁度よいスペックなので、無駄にお金をかけなくて済むのが嬉しいポイントです。
PCの使用頻度が低い方はもちろん、メールチェックやネットサーフィン、動画視聴などの簡単な作業しかしない方は、スティック型PCの購入を検討してみてください。
ゲームや動画編集などはできない
スティック型PCのデメリットは、通常のPCと比べてスペックが低いことです。ゲームや動画編集などの負荷のかかる作業には向きません。高負荷の作業を行いたい方は、デスクトップやノートPCの購入を検討する必要があります。
スティック型PCの場合、SNSや動画視聴、ネットサーフィンなどのタブレットに近い使い方や、簡単な資料作成などのビジネス系の作業におすすめです。
スティック型PCの選び方
使い道に合わせたスペックを選ぶ
スマホやタブレットのような使い方なら「Atom / 2GBメモリ」程度でOK
スティック型PCを選ぶ際のポイントは、スペック。スマホやタブレットのような使い方なら、2GBのメモリとAtomプロセッサーを搭載していれば十分な場合もあります。
具体的には、ネットサーフィンをしたり、メールを見たりする程度。PCへの負荷が少ないので、最低限のスペックを搭載したモデルの購入を検討してみてください。
PCのように使いたいなら「Celeron・Core m3 / 4GBメモリ」は必要
PCのようにしっかりと作業を行いたい場合、プロセッサーにCeleronまたはCore m3は必要です。処理能力が高いので、ノートPCに近いパフォーマンスを発揮できる傾向があります。
プロセッサーだけではなく、メモリも重要。最低でも4GBのモノを選びましょう。あとから増設できないため、余裕を持たせたい場合は6GBや8GBを搭載しているモデルもチェックしてみてください。
OSはWindows 10やWindows 11がおすすめ
スティック型PCを選ぶ際は、OSも事前にチェックしておきましょう。多くのスティック型PCには、あらかじめWindowsがインストールされています。使いやすさや情報の多さなどの面からも、Windows搭載モデルがおすすめです。
同じWindowsでもバージョンが異なる場合がある点には注意が必要。Windows 10を搭載したモデルが多いものの、より新しいWindows 11を搭載したモデルもあるため、使いたいソフトや用途に合わせて選んでみてください。
USBやSDカードなどインターフェースをチェック
搭載されているインターフェースの数や種類も、スティック型PCを選ぶうえで重要なポイント。特に、USBポートが搭載されているとUSBメモリやワイヤレスマウスのレシーバーなど、さまざまなアクセサリーを接続して便利に使用できます。
microSDカードスロットの有無も重要。microSDカードは、写真や音楽などのデータの受け渡しに使えるのはもちろん、接続したままにしておけばストレージとしても活用できます。
スティック型PCはストレージ容量が少ないモデルが多いため、多くのデータを保存しておきたい場合は、microSDカードスロット搭載モデルを選んでみてください。
対応するWi-Fi規格をチェック
スティック型PCを選ぶ際は、対応しているWi-Fi規格にも注目しておきましょう。多くのスティック型PCがWi-Fiに対応しており、一般的に普及している11acに対応したモデルが多くラインナップされています。
自宅のWi-Fiルーターとスティック型PCの両方が11acに対応していると、比較的スムーズな通信が可能。また、モデルによっては有線LANポートを搭載している場合もあるので、チェックしてみてください。
冷却ファンの有無をチェック
スティック型PCは、本体内部に冷却ファンを搭載しているモデルがあります。冷却ファン搭載のモデルは、放熱性が高く、ソフトの利用時に動作が安定しやすくなり、カクつきや強制終了のトラブルを防止しやすくなります。
また、長時間スティック型PCを利用したい方にも、冷却ファン付きがおすすめです。ただし、冷却ファンを搭載することで、音が気になってしまう場合や、価格が高くなりやすい点には注意しましょう。
ファンレスのスティック型PCは、冷却ファン付きのモデルに比べて動作の安定性に劣るのが懸念点です。安定性を向上したい場合は、別途で冷却パッドや後付けのファンを用意する方法もあります。
マウスやキーボードなど周辺機器がセットのモデルも
スティック型PCはモニターやテレビに接続して使用するため、タッチ操作に対応していないモニターの場合は、別途マウスやキーボードが必要になります。用意する手間をかけたくない場合は、セットで販売されているモデルがおすすめです。
特に、コンパクトかつワイヤレス接続に対応したマウスやキーボードが付属していると、臨機応変に使用できるので便利。また、数は多くないものの、スマホをマウスやキーボードの代わりとして使用できるモデルもあります。
スティック型PCのおすすめメーカー
インテル(Intel)
インテルは、1968年に設立された、アメリカに本社を構える大手半導体メーカーです。PCに搭載する、高性能CPUを中心に世界中へ提供し、半導体テクノロジーやソリューション開発の最前線で活躍しています。
インテルのスティック型PCは、WindowsのOSに加えてUSBポートを搭載しているため、周辺機器の拡張が簡単に行えます。価格も比較的に抑えられているので、予算を抑えてスティック型PCを購入したい方にもおすすめです。
エイスース(ASUS)
エイスースは、台湾に本社を構えるPCパーツメーカーです。PC・マザーボード・スマホ・モニターなどの、幅広い機器で人気の高い製品を提供しています。「ASUS」のブランド名は、空を飛ぶ白馬の「Pegasus」の単語が由来で、強さ・創造性・純粋さを実現する意味が込められています。
エイスースのスティック型PCは、WindowsやChrome OSを採用したモデルを展開。無線LAN機能とBluetooth機能を搭載し、無線環境を構築したい方に適しています。また、スタイリッシュな外観を採用しているのも特徴です。
スティック型PCのおすすめ|高性能モデル
エイスース(ASUS) Chromebit CHROMEBIT-O059C
テレビと接続することでChrome PCになるスティック型PCです。OSにGoogleのChrome OSを採用し、直感的な操作が可能。Chrome OSでは、OSとアプリが自動で最新の状態に更新されるため、PCの扱いが苦手の方にもおすすめです。
本体は、わずか数秒で起動できるのもポイント。映像表示はフルHDに対応します。また、高速なIEEE802.11ac対応の無線LANと、Bluetooth4.0を搭載しており、ケーブルレスでデスク周りを構築できます。
外観はスタイリッシュで、ほかとは異なるデザインのスティックPCを求める方にもおすすめです。
Skynew スティックPC M1K+
スティック型PCのなかでも高い評価を得ているモデルです。本製品は、ビジネスでもプライベートでも使いやすいスティック型PC。4K対応により、細部までキレイな画像で作業したい方におすすめです。
CPUはインテルのCeleronを採用。OSはWindows 11 Pro、メモリは8GBで、スムーズな作業を実現します。ストレージは128GBあるので、データをたくさん扱う方にもおすすめです。
本体の内部に冷却ファンとヒートシンクを搭載し、放熱性を向上。HDMI延長ケーブルを付属し、テレビの足元にスティック型PCを設置できます。無線LANとBluetooth4.0を搭載しているため、ケーブル類の少ない、すっきりとしたデスク環境を構築することも可能です。
Skynew スティックPC M1S+
インテルのUHDグラフィックス600の搭載で、4K出力に対応したスティック型PCです。本製品は、ホームシアターやデジタルサイネージなど、プライベートからビジネスまで幅広い用途におすすめ。メーカー側でセットアップがされており、購入後すぐに利用できるのもポイントです。
CPUは、低消費電力のインテルプロセッサ Celeron N4000を搭載。OSはWindows 11 Proを搭載しています。メモリは4GB、ストレージは128GBのスペック。本体には、MicroSD/TFポートや、USB3.0ポート2つを搭載している点も便利です。
本体内部には冷却ファンを搭載しています。また、熱伝導率の高いアルミ素材のヒートシンクも採用し、放熱性を向上。安定した動作を実現します。
HigolePC スティックPC
フル機能のUSB-Cポートの搭載により、拡張性を向上したスティック型PCです。別途でUSB-Cハブを用意すれば、さまざまなPC周辺機器と接続できます。また、USB 3.0ポート2つとMicroSDポート1つを搭載しているのも嬉しいポイントです。
OSはWindows 11 Proを、CPUはインテルのCeleron J4125を採用。メモリは8GBで、スティック型PCながらも快適な動作を実現します。ストレージは256GBと大きく、写真データやアプリなど、豊富なデータを扱う方におすすめです。
さらに、デュアルモニターに対応しているのも特徴。4K出力対応で、キレイな映像を楽しみたい方にもぴったりです。
HiMeLE スティックPC PCG02 Pro N100
静かな環境を求める方におすすめのファンレスタイプスティック型PCです。本体サイズは約14.5×6×1.9cmとコンパクトかつスリムで、持ち運び性に優れています。本体には放熱性に優れた素材を採用し、安定して動作しやすいのもポイントです。
インテルのUHDグラフィックスを搭載し、4Kの映像を2画面に表示可能。デュアルモニター環境を構築したい方におすすめです。メモリは8GBあるので、動作の快適性も良好。ストレージは128GBと大容量で、多くのデータを保存できます。
また、USB-C・USB-A・MicroSDスロット・3.5mmオーディオジャックなど、インターフェースが充実しているのも特徴。OSは、幅広いアプリに対応するWindows 11 Proを採用しています。
MINISFORUM スティックPC S100
低消費電力かつ低発熱で扱いやすいスティック型PCです。本体は、第12世代インテル Alder Lake N100プロセッサーを搭載。インテルUHDグラフィックスも搭載し、4Kの映像をデュアルディスプレイで表示できます。
本体は、洗練されたファンブレード設計で、高い冷却性能を発揮。動作の安定性と静音性を両立しています。搭載されているUSB-CポートはPD対応で、モニターに映像を出力しながら電力も供給可能。接続するケーブル類を少なく抑えたい方におすすめです。
メモリは8GBと高性能。ストレージはSSDの256GBを搭載しているので、スムーズな動作環境が得られます。
スティック型PCのおすすめ|安い・低価格
インテル(Intel) Compute Stick STK2mv64CC
信頼性が高い大手CPUメーカーのスティック型PC。メモリは4GB、ストレージは64GBを搭載。ウェブブラウジングやメールの取り扱いなど、簡単な作業をメインに扱う方におすすめです。
また、USBポートを3つ搭載しているのも嬉しいポイント。PCの周辺機器を接続するのに便利で、作業効率や利便性を向上します。Bluetooth4.2を搭載しているので、無線機器の利用も可能です。
M-WORKS スティックPC パソコン 折り畳みキーボード付 MW-MPS4
タッチパッド付きキーボードを付属したスティック型PCです。セット一式を持ち運ぶのに便利な、専用ポーチも付属しています。タッチパッド付きキーボードは、有線と無線接続のどちらにも対応。折りたたみが可能で、収納スペースを抑えられます。
CPUは、インテルのAtomを採用。OSはWindows 10 Home、またはWindows 11 Homeを採用し、幅広いアプリに対応します。メモリは4GB、ストレージは64GBのスペック。入力端子は、USB3.0ポートとUSB2.0ポートをそれぞれ1つずつ搭載しています。
本体は、20cmの長さのHDMI延長ケーブルも付属。スティック型PCをテレビやモニターの足元に設置したい場合に便利です。
スティック型PCの売れ筋ランキングをチェック
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スティック型PCは、SNSやネットサーフィン、メールなどのライトな使い方をしたい場合におすすめ。必要最小限のスペックで構成されているぶん価格は安く、使用頻度が少ない場合でも気軽に導入しやすい点がメリットです。本記事を参考に、ぜひ自分にぴったりの1台を見つけてみてください。