卒業式でよく見られるのが、袴にブーツを合わせたスタイル。こなれ感のある見た目や歩きやすさからも最近人気があります。
袴用ブーツにはさまざまな種類があり、普段着ることのない袴にどんなブーツを合わせればよいか迷ってしまうものです。そこで今回は、1万円以下で買えるおすすめの袴用ブーツと選び方をご紹介します。
袴にブーツがおすすめな理由

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袴にブーツがおすすめな理由として、歩きやすいことがあげられます。足が痛くなりやすい草履などと比べて負担が少ないため、長時間履くのにもおすすめです。
足袋を履く下駄とは違い、厚い靴下などで寒さをしのげるのもメリットのひとつ。雨や雪の日であっても足元を冷やしにくいのはうれしいポイントです。また、ブーツを合わせることで足元が引き締まり、全身がバランスよく見えます。
さらに、こなれ感のある見た目もおすすめな理由です。流行のレトロ柄の袴に合わせることで、旬のコーデに仕上げられます。
袴用ブーツの選び方
色で選ぶ

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明るい色の袴に合わせるなら、ブラックがおすすめ。足元を引き締めることでコーデがすっきりまとまります。落ち着いた印象で卒業式などの雰囲気にもぴったり。また、袴の色を選ばず合わせやすいのも魅力です。
ブラウンは少し柔らかい印象にしたい場合におすすめ。落ち着いた色の袴の場合、ブラウンのブーツを合わせることで暗すぎず全体のバランスがよくなります。ブラックやブラウンは卒業式などのフォーマルなシーンにも適しているうえに、普段使いもしやすく便利です。
筒丈で選ぶ

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袴用ブーツを選ぶ際は、筒丈も大切なポイントです。足首がしっかり隠れる筒丈のブーツを選びましょう。歩いたときに袴の裾があがっても素足が見えないように選ぶのがポイントです。
購入の際はあらかじめ袴の丈をチェックしておきましょう。ブーツを合わせる場合、草履の場合に比べて袴が少し短い方が美しく見えるといわれています。着付けによって袴の丈が変わるので、筒丈は15cm以上のものを選ぶのがおすすめです。
シルエットをチェック

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袴用ブーツのシルエットもチェックしましょう。袴にボリュームがあるため、全体のバランスをよく見せるためにはすっきりとしたシルエットのものが適しています。足首にくびれがあるものやベルトで絞っているモノは足元が細く見えて、野暮ったくなりにくいためおすすめです。
また、袴用ブーツは卒業式などフォーマルなシーンで袴に合わせるブーツなので、あまり装飾が多いものはおすすめできません。基本的には袴のよさが引き立つシンプルなシルエットのブーツが適しています。
ヒールの高さ・形を確認

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ヒールの高さや形も、袴用ブーツを選ぶうえで大切なポイントです。ヒールが細すぎたり高すぎたりすると、上品なイメージの袴にマッチしないことも。ヒールは8cm程度まで、また、ピンヒールではなく太めのヒールのものがおすすめです。
適度の高さと太さのヒールは、上品に見えるだけでなく歩きやすいのも魅力。着慣れていない袴を長時間着る場合は特に、歩きやすさも大切なポイントです。
デザインをチェック

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袴用ブーツには、編み上げやサイドゴアなど、いろいろなデザインがあります。編み上げは、名前のとおりスネの部分が紐で編み上げてあるタイプのデザイン。レトロな印象で袴とのバランスがよく、カジュアルすぎないのも魅力です。
編み上げは着脱に少々時間がかかるイメージがありますが、サイドにジッパーがついているものが多く簡単に着脱できます。
サイドゴアは、サイドにゴムがつけられたデザインのこと。すっきりとしていて無駄がなく袴が引き立ちます。また、着脱しやすいのも魅力です。
袴用ブーツのおすすめアイテム
キョウエツ(KYOETSU) 袴用編み上げブーツ

着物屋さんが作った編み上げタイプの袴用ブーツ。袴に合わせることを考えて作られているため、無駄な飾りのないシンプルなデザインに仕上がっています。
つま先が細めに作られているうえに、足首にくびれがあるので足元をすっきり見せてくれるのが魅力。全体のバランスがよく見えます。また、細めのヒールで女性らしさも演出可能です。編み上げタイプですが、サイドにジッパーがついており着脱もスムーズにできるのでおすすめです。
京都きもの町 袴用ブーツ

袴に合う筒丈の長さにこだわって作られた袴用ブーツ。歩いたときに袴から素足が見えない丈感で、キレイに見えるのが魅力です。また、筒丈が長いことから防寒対策もできます。フェイクレザーが使われており、ツヤのないマットな質感が魅力。袴姿に品よくマッチします。
ヒールは約5.5cmと高めに設計されており、スタイルアップ効果も。サイドジッパーなので着脱も手間がかかりません。疲れにくいインソールクッションや長めの靴ひもを採用するなど、機能面も充実しています。
シューズホリック(SHOES HOLIC) サイドゴアブーツ

普段使いにもおすすめの、サイドゴアタイプの袴用ブーツ。ゴムの幅が広めに作られており、見た目がスタイリッシュなだけでなく着脱も簡単です。
見た目はシンプルで袴のデザインを邪魔しません。全体的にすっきりとしたシルエットなので、足元が引き締まって全身のバランスもよくなりおすすめ。袴コーデはもちろん、普段のカジュアルコーデやキレイめコーデにも幅広く使えるのが魅力です。
靴底が凹凸になっており、かっこよさもプラスされています。淡い色の袴を合わせる際も甘くなりすぎない、おすすめの袴用ブーツです。
フェリシアフェリーチェ(Felicia Felice) ショートブーツ

カラーバリエーションが豊富な袴用ブーツ。グレージュ・キャメル・レッド・ブラウン・ネイビー・グレー・ブラックと豊富な7色展開です。つま先にラウンドトゥデザインを採用しており、長時間履いても窮屈に感じにくいようこだわって作られています。
約3cmとヒールが低めなので疲れにくいのも魅力。また、低いヒールでもスタイルアップして見えるよう、サイドにカーブのラインが施されています。サイドにジッパーがあり着脱が簡単にできるのも魅力のおすすめアイテムです。
こだわりきもの専門店Kisste 袴用ブーツ

袴姿がキレイに見えるように作られた袴用ブーツ。ボリュームのある袴を着たときにすっきりと見えるように、足首にくびれを作ったシルエットに仕上げているのが特徴です。約5.5cmと適度な高さのヒールで、足をキレイに見せつつ安定感もあります。
つま先は少しとがったアーモンドトゥデザインを採用。カジュアルからフォーマルまで幅広く使えるので、袴用としてだけではなく普段使いもできます。サイドジッパーにより着脱が簡単なうえに、クッションが入っており疲れにくいのもポイント。また、サイズは22.5~26cmまで幅広く展開しています。
リワード(REWARD)編み上げブーツ

靴下やタイツ履く際にもおすすめの袴用ブーツブーツ。余裕をもたせた幅広デザインにこだわっており、厚い靴下などで防寒対策をしたいときにも履きやすいのが魅力です。つま先もウランドトゥデザインでゆとりがあります。
カラーバリエーションはキャメル・ダークワイン・ダークブラウン・ブラックの4色。袴にも合わせやすい落ち着いた色がそろっています。厚底やローヒールを採用するなど、疲れにくさにこだわっているのも嬉しいポイント。柔らかめの素材が使われているため足にフィットしやすく、長時間履くときにもおすすめです。
京のおしゃれ屋 フロントレースアップブーツ

シンプルなデザインで、袴の美しさが引き立つ袴用ブーツ。無駄な飾りがなくすっきりとしたフォルムに加え、カラーはブラックとブラウンの2色から選べます。
太めのチャンキーヒールを採用しているため歩きやすく、長時間履いていても疲れにくいのが魅力。高さは約5.5cmあるためスタイルアップ効果も期待できます。
また、後ろから見たときのシルエットにもこだわっているのが特徴。さまざまなスタイルに合うので、袴に合わせるだけでなく普段使いとしてもおすすめです。
スパーリング(Sperling) ショートブーツ

無駄のないすっきりとしたデザインが特徴の袴用ブーツです。一部分のみが編み上げになっており、上品な印象が魅力。少しとがったアーモンドトゥデザインも女性らしい雰囲気でおすすめです。
フロントラインが入っていることでタテのラインが強調されて、足が長く見えるのもうれしいポイント。また、足首がくびれているため足元がすっきりとして見え、ボリュームのある袴とのバランスも良好です。
華奢な雰囲気ながら、ヒールは太めで安定感があります。袴を着るときだけでなく、ビジネスシーンなどでも活躍するおすすめの袴用ブーツです。
フェリシアフェリーチェ(Felicia Felice) サイドゴアブーツ

スタイリッシュなサイドゴアタイプの袴用ブーツ。ゴム部分が広いため着脱しやすいのが魅力です。履き口部分が波型にカッティングされているためボーイッシュになりすぎず、女性らしい雰囲気。デザインのアクセントにもなっており、シンプルなコーデにもぴったりです。
つま先のアーモンドトゥデザインも華奢な雰囲気。ヒールは8.5cmと高めですが、太いヒールなので安定感があり長時間履くときにもおすすめです。また、本革のようなツヤがあり、フォーマルなシーンにマッチ。ブラック・キャメルの2色が展開されており、幅広く使えます。
京都スタイル ブーツ

クラシカルな雰囲気が印象的な袴用ブーツ。レトロな袴にもぴったり合います。ブラウンで柔らかい印象に仕上げつつ、暗めの色で上品さも感じられるのが魅力です。
また、太めのヒールで安定感があり歩きやすいのもポイント。9ホールの編み上げデザインでタテのラインが強調されて、スタイルアップ効果も期待できます。
つま先はまるみを帯びたラウンドトゥを採用しており、女性らしい雰囲気に。シンプルなデザインなので、袴に合わせるのはもちろん私服でも幅広く活躍します。また、靴底は凹凸があるため滑りにくく雨や雪の日でも安心です。
ラ・セリーズ(La cerise) 編み上げブーツ

印象的なデザインで存在感のある袴用ブーツブーツ。ダブルベルトがついており、ひと味違った袴コーデに仕上げられます。見た目がおしゃれなだけでなく、引き締まった印象になるのが魅力です。
ヒールは約8cmと高めですが、歩きやすいよう太めに作られているので安心。また、靴底に滑り止め加工がされているのもうれしいポイントです。キャメルやワインなどカラーバリエーションも豊富。S字フックタイプのサイドジッパーが採用されており、着脱の手間がかからないのも魅力です。
リワード(REWARD) アンクルブーツ

すっきりとしたシルエットにこだわった袴用ブーツ。袴が引き立つシンプルなデザインながら、斜めラインの切り替えデザインでメリハリのある雰囲気に仕上げています。外側についたジッパーがアクセントになっているのも魅力です。
約8cmのヒールは太めで、安定感にもこだわっています。また、つま先はラウンドトゥデザインが採用されており、女性らしい印象なのもうれしいポイントです。袴に合わせるのはもちろんですが、ビジネスシーンや私服の際にも活躍します。
京都瑠璃雛菊 編み上げブーツ

存在感のある和柄紐が特徴の袴用ブーツ。袴にぴったりなだけでなくひと味違った袴コーデに仕上げられます。ブラックの紐もついているため、つけ変えれば私服の際も使えます。
全体的に細めのシルエットで、足元がすっきりと見えるのが魅力。ヒールの高さは約5cmと適度な高さで、スタイルよくみせつつも安定感があり歩きやすいため、長時間履くのにもおすすめです。
つま先は細めのデザインで、普段のキレイめコーデにもぴったり。また、内側にジッパーがついており着脱も簡単です。
フォーミューズ(for MUSE) 編み上げブーツ

足首のベルトが印象的な袴用ブーツ。デザインのアクセントになるだけでなく、足首がすっきりして袴姿が美しく見えるのが魅力です。ヒールは7.5cmと高いですが、太めなので安定感があります。
つま先はラウンドトゥデザインが採用されていて女性らしく、ゆとりがあるので長時間履いても疲れにくいのがうれしいポイント。靴幅はゆとりのある3Eなので、足幅・甲高の方にもおすすめです。
サイドジッパーがついており簡単に着脱できます。スカートスタイルからパンツスタイルまで幅広く合わせやすいレースアップブーツです。
ラ・セリーズ(La cerise) 厚底ブーツ

チャンキーヒールと厚底で安定感のある袴用ブーツ。11cmと高いヒールですが、つま先側が4cmの厚底になっているため歩きやすいのが魅力です。柔らかい素材で足によくなじむので疲れにくく、長時間履くときにもおすすめです。
高いヒールに加えて、タテのラインが強調される編み上げデザインでスタイルよく見えるのも魅力。また、こなれ感のあるデザインも魅力。レトロな袴も地味になりすぎず、簡単にトレンドをおさえたコーデに仕上げられます。
サイドにジッパーがついているため着脱も簡単です。つま先はまるみのあるラウンドトゥデザインで、女性らしさをプラスできます。
ブーツスタイルは、袴コーデとして定着しつつあります。歩きやすく雨の日も濡れにくいだけでなく、厚い靴下などで防寒対策ができるメリットも。また、袴を着るときだけでなく普段のコーデにも幅広く使えるのが魅力。筒丈の長さやシルエットなどポイントをおさえて、好みの袴用ブーツをみつけましょう。