近年、人気が再燃している富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」。時代に合わせた付加機能を搭載した新モデルが続々とリリースされており、ますます目が離せません。
そこで今回は、「音まで“撮”れる」と話題のインスタントカメラ「instax mini Liplay」をレビューします。
本体をチェック
本体サイズは、幅8.25×高さ12.29×奥行3.67cmと非常にコンパクト。重さはわずか255gで持ち運びに便利です。カラーは、今回レビューする「エレガントブラック」のほか、高級感が漂う光沢仕上げの「ブラッシュゴールド」、石のようなザラッとした肌触りが特徴の「ストーンホワイト」の3種類から選べます。
レンズの横には、自撮りの際に活躍する小さなミラーを搭載。シャッターボタンと音声録音用のマイクボタンは本体正面に配置されています。
撮影した写真は液晶モニターで確認でき、何度でも撮り直せます。内蔵ストレージに45枚分の静止画を保存できるため、好きな写真だけを厳選してプリントできるのも魅力。
操作ボタンは液晶モニターの下にまとめて配置されており、使い勝手がよいのもポイントです。画像データの送信から排出まではおよそ12秒。フル充電で写真を約100枚プリントできます。
サイドには、電源ボタンとショートカットボタンを配置。iOSとAndroidに対応したスマホ専用アプリ「instax mini LiPlay」を使用すれば、写真をおしゃれに加工できるフレームをショートカットボタンに設定できます。
実際に使用してみた
今回使用したフィルムは、「instax mini film」の白フレーム。そのほかにも、絵柄フレームやモノクロにプリントされるモノなどさまざまな種類があり、撮影シーンやイメージに合わせて選べます。
カメラ内部とフィルムパックには黄色の位置合わせマークが付いており、誰でも迷わず簡単にセットできます。
撮影時に使用できるフィルターとフレームがカメラ本体に搭載されているのが特徴。「セピア」や「ビビッド」など6種類のフィルターを使って、雰囲気のある写真を手軽に撮影できます。なお、フィルターは撮影時しか変更できません。
本体に搭載されているフレームは10種類。さらに、スマホアプリを使用して全30種類から好みのフレームを選び、カメラ本体のショートカットボタンに設定できます。フレームは撮影後でも変更可能です。
アプリを使用すれば、スマホでカメラを遠隔操作できるのも魅力。集合写真を撮る際などに活躍しそうです。
スマホ内の写真を選んで、Bluetooth経由でプリントも可能。お気に入りの写真をその場で印刷して、家族や友人と共有できます。
カメラで録音した音をQRコードにして、写真と一緒にプリントできるのもポイント。スマホの標準カメラモードでQRコードを読み取ると、画像とともに音が再生されます。
サウンド機能の使用方法は非常に簡単。マイクボタンを長押しした後にシャッターボタンを押すと、前後10秒間の音が録音されます。また、撮影した写真に後から音を付けることも可能。誕生日や記念日などの特別な日に、写真に声のメッセージを添えてプレゼントしたら喜ばれそうです!
▼サウンド機能の動画レビューを見る
アナログとデジタルのメリットを併せ持ったハイブリットなインスタントカメラ「instax mini LiPlay」。スマホやデジカメで撮影した写真とはひと味違う、雰囲気のある写真を楽しみたいという方におすすめのアイテムです。