現代のファッションシーンにおいて、外すことのできない定番アイテムとして人気の「ワークパンツ」。ワークパンツとひと言でいってもデザインや形、素材の違いなど、ブランドやモデルごとにさまざまな種類が存在します。
今回は、タフさやラフさ、動きやすさなど、さまざまな魅力を持つおすすめのワークパンツをピックアップ。また、ワークパンツの特徴やルーツ、おしゃれなコーデもあわせてご紹介します。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
ワークパンツとは?
元々は「ワーク(仕事)」という名前の通り、仕事時や作業時に着用するパンツのことをワークパンツと呼んでいました。そのため、デザイン性やカラー、素材などに明確な定義があるわけではありません。
ワークパンツに必要な「動きやすい」「頑丈」「耐久性が高い」「安価」という特徴を兼ね備えたデニムやカーゴパンツ、ペインターパンツは、頻繁に仕事着や作業着として用いられてきました。
しかし、現在では「動きやすい」「頑丈」などの特徴がある、カジュアルなパンツのことをワークパンツと呼ぶ傾向があります。スケーターをはじめとするストリート系のファッションにおいて、ワークパンツはラフなスタイルを演出できる定番のアイテムです。
チノパンとの違い
元々はイギリスの軍服用の生地である「チノクロス」の余りを仕立てて作ったことが始まりといわれており、チノクロスを使用したパンツのことをチノパンと呼んでいました。耐久性が高く、作業用として使われることの多いパンツです。
仕事着や作業着として用いられるモノをワークパンツと呼ぶのであれば、チノパンもワークパンツのひとつ。しかし、現在は脇と腰に切り込み式ポケットがあり、スラックスのような形のパンツをチノパンと呼ぶ傾向があります。
最近のファッションにおいては、より実用的でタフなパンツがワークパンツ、デザインやシルエットによってはフォーマルなシーンでも使用できるスラックス寄りのパンツがチノパンと呼ばれています。
ワークパンツのおすすめブランド
ディッキーズ(Dickies)
1922年にアメリカのテキサス州で創業されたワークカジュアルブランド。世界約100ヶ国で展開されるなど、世界中のワークマンやファッション好きから愛用されています。
頑丈さと耐久性の高さを兼ね備えたクオリティ、シンプルで汎用性の高いデザインのアイテムをラインナップしているのが特徴です。
レッドキャップ(RedKap)
テネシー州出身のハーリン兄弟が1923年にオーバーオールの製造会社を創業したことがきっかけでスタートした、アメリカを代表するワークウェアブランドです。
アメリカのワークウェアブランドらしいタフでヘビーなアイテムは、アメカジ好きから特に人気。消耗を気にせず、毎日着用できる耐久性の高さが魅力です。
カーハート(Carhartt)
「カーハート」は19世紀にアメリカで誕生したワークウェアブランド。優れた機能性に加えて、日常使いしやすいデザインを評価されています。
耐久性が高く、長く穿き続けられるようなワークパンツを探している方におすすめです。
ベンデイビス(BEN DAVIS)
「ベンデイビス」はアメリカのサンフランシスコで設立されたワークウェアブランド。現在はアメリカのみならず、世界中でシェアを獲得しています。
デイリーユースしやすい、カジュアルなデザインのパンツやシャツが看板アイテム。また、素材やシルエットにこだわったワークパンツで人気です。
ワークパンツのおすすめモデル
ディッキーズ(Dickies) ワークパンツ 874
シルエットがゆったりめで、カジュアルスタイルとの相性がよいワークパンツです。ポリエステルとコットンを混紡した生地を使用。丈夫で型崩れしにくいうえにシワができにくく、機能性に優れています。
ボリュームが控えめなスニーカーと合わせるのがおすすめ。ブラック・カーキ・チャコールといった定番色を筆頭に、豊富なカラーバリエーションが用意されています。
ディッキーズ(Dickies) ストレッチナローワークパンツ WD5882
腰回りにゆとりを持たせつつ膝から裾にかけてすっきりと絞った、美しいシルエットのワークパンツ。幅広いトップスに合わせられる、使い勝手のよいアイテムです。
生地にストレッチ素材を混紡しているため、細身ながらも動きやすく穿き心地は快適。型崩れや膝抜けのしにくさが特徴で、長く穿けるボトムスを探している方におすすめです。
ディッキーズ(Dickies) Dickies×monkey time ガーメントダイ ツイル バギー パンツ
ブランドの定番モデルにアレンジを加えた、別注仕様のアイテム。すっきりとしたウエスト周りに対して、裾幅が広いバギーシルエットを採用しています。スタイリングの主役として活躍するようなワークパンツを探している方におすすめです。
製品染めが施されたコットンツイル生地を使用しており、ユーズド感のある独特の表情が魅力。カットソーとシンプルに合わせるだけでも様になるワークパンツです。
ディッキーズ(Dickies) ソフトツイルワイドカーゴパンツ
洗濯しても型崩れしにくいツイル生地を使用しており、デイリーユースに適したワークパンツ。ワイドシルエットのカーゴパンツで、両サイドのフラップポケットがデザインのアクセントとして効いています。
インパクトのあるデザインを好む方におすすめ。また、裾部分のスピンドルを使えば、シルエットを変えて着用できるワークパンツです。
レッドキャップ(RedKap) ワークパンツ PT20
ポリエステル65%とコットン35%を混紡した生地で仕立てられたワークパンツ。軽やかで柔らかい生地感が特徴で、カジュアルに穿きやすいアイテムです。
太めのシルエットを採用しているため、ジャストサイズのトップスと合わせてバランスを取るのがおすすめ。カーキやブラックなど、豊富なカラーバリエーションが取り揃えられています。
レッドキャップ(RedKap) ワークパンツ PT50
ジーンズのように仕立てられた、ブランド定番デザインのワークパンツ。細身のストレートシルエットを採用しており、さまざまなコーディネートに馴染みやすいのが魅力です。
弱めのセンタープレスが入っており、程よくきちんと感を出せるのもポイント。フロントにはアクセスのしやすいL字型ポケット、ヒップにはダブルステッチで補強されたパッチポケットがあしらわれています。
カーハート(Carhartt) キャンバス ワーク ダンガリーパンツ
軽やかさと丈夫さを併せ持った、ライトウェイトのコットンキャンバス生地で仕立てられたワークパンツ。一部にトリプルステッチをあしらうなど、耐久性を重視した設計です。
座った際の太もものフィット感まで追求しており、穿き心地のよさを重視する方におすすめ。また、デザインが無骨すぎず、さまざまなコーディネートに取り入れやすいワークパンツです。
ビームス(BEAMS) ワイド アンクル ベイカーパンツ
強めの洗い加工を施したコットンツイル素材を使用しており、ビンテージ感のある風合いが魅力のアイテム。裾を切りっぱなしにすることで軽やかさを出しつつも、ステッチによって耐久性を高めています。
ウエストにスピンドルが仕込まれたイージーパンツ仕様で、リラックス感のある穿き心地を好む方におすすめ。カジュアルなテイストのシューズを合わせて、ラフに穿きこなすのもおしゃれです。
ベンデイビス(BEN DAVIS) COTTON WIDE CARGO PANTS
インパクトのあるワイドシルエットで、着こなしの主役として活躍するカーゴパンツ。先端部分に仕込まれた紐を使えば、裾を絞って着用できます。
ウエストにはウェビングベルトが付いており、フィット感を手軽に調節可能。また、素材は肌触りのよいコットンで、オールシーズンにわたって穿きやすいワークパンツを探している方におすすめです。
ベンデイビス(BEN DAVIS) BEN’S NEW PAINTER PANTS
1950年代のペインターパンツをベースにしつつも、ディテールにこだわることで現代的なデザインに仕上げたペインターパンツ。深みのある色合いの難燃デニム生地を使用しており、着込む程に経年変化を楽しめます。
主張が強すぎず、さまざまなトップスに馴染みやすいのが魅力。また、ネルシャツと合わせてアメカジ風に着こなしてもおしゃれなワークパンツです。
ラングラー(Wrangler) Wrangler×FOLL ランチャー ストレート ワークパンツ
ヒップ周りや股上などに程よいゆとりを持たせており、好みのウエスト位置で穿きやすいワークパンツ。シルエットはストレートで、すっきりとしたデザインを好む方におすすめです。
ボタンやリベットの色をシルバーにすることで、コントラストを利かせているのがポイント。ブラックやネイビーといった、落ち着いた印象のダークカラーが取り揃えられています。
カーハートダブリューアイピー(Carhartt WIP) REGULAR CARGO PANT
特殊な染色によってビンテージ感を出した、風合い豊かなコットンツイル生地を使用している製品。膝部分がダブルニー仕様で、耐久性のあるワークパンツを探している方におすすめです。
ワイドながらも着用した際にはすっきりとして見える、絶妙なシルエットがポイント。また、サイドに大型のフラップポケットを備えたカーゴパンツで、収納力が高く実用性にも優れています。
ビューティアンドユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS) アメリカン シアサッカー ペインターパンツ
凹凸感のあるシアサッカー生地を使用した、ドライな肌触りのペインターパンツ。程よくテーパードを効かせており、ワイドシルエットながらもスマートに穿きこなせるのが魅力です。
ワーク感が強すぎず、都会的なデザインを好む方にもおすすめ。シンプルなウェアと合わせれば、落ち着きのある大人っぽいカジュアルスタイルが完成します。
ショット(Schott) TCワークパンツ
幅広いコーディネートで使いやすい、ベーシックなデザインのワークパンツ。ベルトループをウエストの上端に取り付けるなど、ビンテージアイテムのディテールを取り入れています。
シルエットがワイドすぎず、野暮ったくならずに穿きこなせるワークパンツを探している方におすすめ。シックな印象のブラックを筆頭に、豊富なカラーバリエーションが用意されています。
ネーションワイド(NATION WIDE) ワークスラックス
ポリエステルとコットンをミックスした、強度の高いツイル素材で仕立てられたワークパンツ。速乾性や防シワ性に優れており、実用性を重視する方におすすめです。
裾に向かってストレートに落ちるワイドシルエットで、デザインはシンプルながらも存在感があるのが特徴。また、ロールアップした際のポイントになるように、裾のステッチ幅を広めに設定しています。
グリップスワニー(GRIP SWANY) JOG 3D CAMP PANTS GSP-55
ウエスト部分にウェビングベルトが付いており、ベルトなしで気軽に着用できるワークパンツ。厚手のコットン生地は耐久性とストレッチ性を兼ね備えており、穿き心地は良好です。
両側にあしらわれたビッグサイズのポケットがデザインのアクセント。多くの荷物が入るため、アウトドアシーンで活躍します。Tシャツやニットとシンプルに合わせて、軽やかに穿きこなすのがおすすめです。
スポーツクラッド(SPORTCLAD) 別注 デニムペインターパンツ
程よい厚みの生地を使用しており、年間を通して穿きやすいペインターパンツ。シルエットはゆったりめで、リラックス感を演出できるようなワークパンツを探している方におすすめです。
ドローコードが仕込まれたウエストは後部のみがゴム仕様で、着脱しやすいのが特徴。また、緩やかなテーパードを効かせることで、ワークパンツならではの無骨さを軽減させています。
ファーストハンド(Firsthand) ベイカーパンツ
ステッチを多めにあしらうことで強度を高めたアイテム。耐久性を重視する方におすすめです。また、洗い加工が施されたコットン生地を使用しており、こなれ感のある風合いが目を引きます。
センタープレスが入っているため、きれいめコーデにも馴染みやすいのがポイント。絶妙な色合いのオリーブや大人っぽさのあるブラックといったカラーが用意されています。
ワークパンツのおすすめメンズコーデ
オールブラックコーデでワークパンツを大人っぽく穿きこなす
Tシャツにワークパンツを合わせたシンプルコーデ。センタープレスの入ったワークパンツを選択することで、カジュアルながらも品のよい着こなしを完成させています。
ウェアやシューズのカラーをブラックで統一しており、シックで大人っぽい雰囲気が魅力。また、シルバーアクセサリーによってスタイリングにアクセントを加えています。
ブラックのワークパンツでスタイリングを引き締める
オーバーサイズシルエットのスタンドカラーシャツジャケットを軸にしたコーディネート。明るい色合いのインナーを合わせることで、春らしさを演出しています。
足元にはカジュアルさと品のよさを兼ね備えた、ブラウンのレザーシューズをチョイス。また、ブラックのワークパンツによって、着こなしの雰囲気を引き締めています。
ゆったりとしたシルエットのワークパンツを使ったカジュアルコーデ
Tシャツとベストをレイヤードした、ワークテイストのコーディネート。ボトムスはツイル素材で仕立てられたワークパンツで、こなれ感のある風合いが魅力です。
全体的にゆったりめなシルエットで、リラックス感を演出しているのがポイント。また、ベストとスニーカーの色味を揃えるなど、細部にまでこだわっています。
元々は仕事着や作業着として親しまれていたワークパンツですが、タフさやラフさ、動きやすさなど多くの魅力を持つことから、現在のファッションにおいては欠かすことのできないアイテムです。今回ご紹介したワークパンツのブランドやモデル、コーデを参考に、お気に入りのワークパンツを見つけてみてください。