20年ほど前に一世を風靡した「チェキ」。2010年頃からの人気再燃を機に新モデルの発売が続いています。今回instax SQUAREシリーズに最新モデル「instax SQUARE SQ20」が登場しました。動画撮影が可能になり、動く被写体の「ここぞ!」の一瞬を逃さない”時を操るチェキ”の特徴や使い方をご紹介します。

「instax SQUARE SQ20」とは

今回発売された「instax SQUARE SQ20」は1世代前のモデルであるinstax SQUARE SQ10の特徴を継承しつつ、いくつかの新機能を搭載しています。従来に比べて、より被写体の動きを鮮明に捉えられるようになり、撮影モードも充実しています。大事な一瞬を逃さず、特別な1枚を映し出す新しいチェキをチェックしましょう。

付属品

・専用USBケーブル
・ハンドストラップ
・使用説明書

使い方

フィルムを入れる

By: amazon.co.jp

まずはフィルムをセットします。使用するのはinstax SQUARE専用フィルム。スクエアという名前の通り、画面サイズは真四角の62×62mmです。モニターのすぐ上にある「フィルムドアロック」を開けてフィルムをセットします。フィルムは光が当たって変色してしまう可能性があるので、セット後に開けないようにしましょう。

今回使用した白フレームのフィルムだと、できあがった写真の外枠にイラストを描くなど、デコレーションを楽しむことも可能。また、黒フレームのモノを使えばよりスタイリッシュな雰囲気の写真になります。

撮影方法

フィルムをセットしたらいよいよ撮影。まずはモニターの下にある電源を操作します。切り替えが左側にあるときは電源オフ、真ん中か右側に移動させれば動画と静止画の切り替えが可能です。

撮影被写体に向かってチェキを構え、構図を決めましょう。レンズ側にあるシャッターを半押しすると、自動で被写体にピントが合います。ピントが合ったら、シャッターを全押し。これで写真データのできあがりです。

注目ポイント1:新登場の撮影モード

今回のチェキには3種類のモードが新登場。被写体の”動き”を捉えることにフォーカスした機能や、さまざまな画を1枚に収める機能などが加わりました。ここで紹介する以外にも「二重露光」や「バルブ撮影」など、従来機種から継承した機能も充実。被写体に合わせて色々なモードを楽しんでみてください。

モーションモード

今回の新モデル最大の特徴である「モーションモード」。スポーツをしている人や自動車など動いている被写体を撮影するための機能です。数秒の動画を撮影し、その中から最も上手く撮れた瞬間を切り出してプリントできます。

撮影の際はモニター下部の切り替えを真ん中の「動画モード」に合わせ、被写体にピントを合わせたらシャッターを全押し。もう一度シャッターを押せば動画撮影が終了します。メモリーカードを使えば最大15秒の動画撮影が可能です。撮影後はコマ送りで動画を再生できるので、最も残したい瞬間をセレクトしてプリントできます。

時間差撮影

4つのコマを一度のシャッターで撮る「時間差撮影」。躍動感を表現したい場合におすすめです。シャッターは一度しか切れないので、被写体の動きとシャッターの時差による新しい撮影を体験することが可能。時間差は0.2〜2.0秒の間で調節できるので、被写体の動く速さに合わせて調整してみてください。

コラージュ撮影

コラージュモードを選択すると画面にいくつかのコマに分けられたコラージュ風パターンが現れます。分割方法のテンプレートは右もしくは左のカーソルを押すと複数から選択可能。1枚の写真に全く別の被写体を入れたり、ひとつの被写体を別アングルから撮影したりとバリエーションが広がります。

注目ポイント2:ズーム機能

今回のモデルに新しく搭載されたもうひとつの機能、ズーム。撮影時もしくはプリント時に被写体を4倍までズームできます。レンズの周りのズームリングかモニター側のセレクターボタンを回すだけで、撮影時も再生中もズームが可能。モノや人にグッと近づいて表情や質感を伝えたい時に便利な機能です。

注目ポイント3:写真のエフェクト

撮影中、もしくは撮影済写真のプレビュー中に画像加工ができます。チェキには3種類のエフェクトがあり、写真の色味を変える「フィルター」「明るさ調整」、写真四隅の明るさを変える「ビネット」を搭載しています。明るさの調整はもちろん、さらにおしゃれな画に仕上げたい時におすすめです。

プリント

撮影後、すぐにプリントしたい方は撮影後の確認画面から印刷できます。もしくは、複数枚からよく撮れたモノを選んで印刷したい方や加工したい方は、再生画面からもプリント可能。右下のプリンターマークを押せば、写真が本体上部から排出されます。データが残っていれば、過去の写真を呼び出してプリントできるので便利です。

PC取り込み

本体の内蔵メモリーには約50枚の画像と約30秒までの動画が保存できます。もし、パソコン上でデータの保存や管理をしたい場合は付属の専用USBケーブルで転送が可能です。チェキ本体の電源オン状態を保ったまま通信し、画像ファイルをパソコンに移します。

おしゃれに飾ってインテリアのひとつに

できあがった写真はひと工夫加えるだけで、おしゃれに飾れます。例えば、麻ひもに写真を複数ぶら下げてガーラントのように壁に掛けたり、フィルムのフレーム部分にイラストを描いたりするのもおすすめです。

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instax SQUARE専用のアルバムを使うとより綺麗に写真を整理できます。結婚式や歓送迎会などで撮影した写真を入れて、その場でプレゼントにできる点もポイント。その場の雰囲気を切り取ったステキな贈り物になります。