パソコンを動かすためには必要不可欠なパーツである「マザーボード」。ひとくちにマザーボードといっても、拡張性の高いタイプから1万円以下で買えるコストパフォーマンスに優れたアイテムまで、さまざまなモデルが展開されています。

そこで今回は、マザーボードのおすすめモデルをご紹介。購入を検討している方はこの記事を参考にして、自分の用途に合う製品を見つけてみてください。

マザーボードとは?

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マザーボードとはCPUやメモリなどの各種パーツを取り付ける基盤のことで、パソコンを動かすためには必要不可欠なパーツ。どのマザーボードを選ぶのかによってパソコンの性能が大きく左右されます。

ほかのパーツと異なり、取り付けると後から交換するのが非常に面倒なので、パソコンを自作する場合は拡張性の高さも考慮したうえで最適なマザーボードを選びましょう。

チップセットとは?

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パソコンの総合的性能を決定すると言っても過言ではない、重要なパーツがマザーボード上のチップセットです。チップセットは、CPUやメモリとデータの受け渡しを行うのが主な役割。したがって、チップセットによって搭載できるCPUやメモリが異なるとともに、拡張スロットPCIや入出力端子USBの種類や数も違ってきます。

現在のパソコン用CPUはIntelとAMDの製品が主流。両社ともに性能の異なる各種チップセットをリリースしていますが、使いたいCPUに応じたチップセットを選ぶ必要があります。

Intel製なら、高性能な上位モデルZ390、ミドルクラスのH370。ベーシックなH310を搭載したマザーボードもリーズナブルで人気。AMD製は、メモリ最大容量が128GBのハイエンドモデルX570、 エントリークラスからミドルクラス向けのB450を搭載したマザーボードがおすすめです。

マザーボードの選び方

CPUソケットの種類をチェック

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CPUをマザーボードに装着するパーツがCPUソケットです。Intel・AMDによって異なるのはもちろん、同じメーカーのCPUでも開発された世代によっては取り付けられないことがあります。

Intel製CPUで主流なのが、ソケット「LGA1151」。第6世代以降のCPUを取り付けできます。第5世代以前の古いCoreiシリーズのCPUソケットは「LGA1150」です。

AMDのCPUソケット形状は「AM4」「AM3+」「FM2+」などがありますが、主流は「AM4」。Ryzenなど、同社から現在リリースされているCPUは「AM4」ソケットを採用しています。

Intel製CPUならソケット「LGA1151」、AMD製CPUを使いたい場合はソケット「AM4」を搭載したマザーボードをチェックしましょう。

サイズ(フォームファクタ)で選ぶ

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マザーボードの大きさは規格で決められており、ATX・MicroATX・Mini-ITXの3種類が主流です。

最も大きいモノはATXで、サイズは305×244mm。拡張性が要求される高性能なマザーボードで採用されています。フルタワーなどスペースに余裕があるケースに取り付けるのが一般的。そのため、サイズが大きい高性能グラフィックカードを装着できるとともに、高い放熱・冷却効果が期待できます。

サイズが244×244mmなのがMicroATX。ミドルタワーケースに取り付けるのが一般的。ベーシッククラスやミドルクラスといった幅広い性能のマザーボードで採用されており、オフィスソフトやインターネット利用といった一般的な用途には充分な性能を備えています。省スペース性が優れているとともに、リーズナブルなのがメリットです。

最も小さなマザーボードがMini-ITXで、サイズは170×170mmとコンパクト。ただし、他タイプに比べて拡張性が劣るとともに、モデル数が少ないことは考慮しておきましょう。

メモリスロットをチェック

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搭載されているチップセットによって、マザーボードに取り付けられるメモリは異なります。Intel・AMDを問わず、現在主流のチップセットが対応しているのはDDR4規格のメモリ。したがって、DDR4対応のマザーボードを選ぶのがおすすめです。

使っていたパソコンの古いDDR3メモリを使い回したい時などは、DDR3対応のマザーボードを用意する必要があります。しかし、そのようなマザーボードはチップセットが旧式なことが多く、パソコンの総合的な性能が劣るため気を付けましょう。

さらに、将来CPUを換装したいときに新型CPUを装着できないこともあるので注意が必要。メモリ自体は他のパーツに比べてそれほど高価ではないため、現在主流のDDR4対応マザーボードを選んだ方が、長期的に見ればリーズナブルとなる可能性があります。

用途で選ぶ

ゲーミング・動画編集

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ゲームをしたり動画を編集したりと処理の重い作業をする場合は、従来のマザーボードよりもスペックの高い「ハイエンドマザーボード」がおすすめです。

ハイエンドマザーボードには、複数のGPUを組み合わせてグラフィック性能を上げる「マルチGPU」や、定格以上の周波数でCPUを動作させる「オーバークロック」などパソコンの処理能力を向上させる機能が付いているので、3Dゲームや高解像度の動画編集もサクサク快適に行えます。

なお、長時間作業を続けているとマザーボードの温度が上昇してパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、マザーボードの冷却性能もしっかりとチェックしておきましょう。

ネットサーフィン・動画視聴

ネットサーフィンをしたり動画を視聴したりする程度であれば、ゲームプレイ・動画編集でパソコンを使うときほどマザーボードの性能を気にする必要がありません。そのため、スタンダードな「ミドルレンジマザーボード」やコストパフォーマンスに優れた「ローエンドマザーボード」を選ぶのがおすすめです。

どちらも基本性能はあまり変わりませんが、ミドルレンジマザーボードには処理能力の高いチップセット、ローエンドマザーボードにはコストを抑えた廉価版チップセットを使用しているのがポイント。パフォーマンスを重視するならミドルレンジマザーボード、価格の安さを重視するならローエンドマザーボードを選びましょう。

インターフェースで選ぶ

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PCI Express

「PCI Express」は、グラフィック性能を向上させたり新たな機能・装備を追加したりと、パソコンを拡張するうえで重要なインターフェースのひとつです。現在は「PCI Express x16」「PCI Express x8」「PCI Express x4」「PCI Express x1」の4種類が採用されており、それぞれのタイプごとに特徴が大きく異なります。

パソコンのグラフィック性能を上げたい場合は「PCI Express x16」または「PCI Express x8」がおすすめ。この2つは高性能グラフィックボードに対応しているので、ゲームプレイ時や動画編集時に最適です。

「PCI Express x4」や「PCI Express x1」は、転送速度が遅いためグラフィックボードの拡張には向いていませんが、その分サイズが小さいのでコンパクトなパソコンを組み立てたいときに適しています。

Serial ATA(SATA)

Serial ATAは、マザーボードにハードディスク・SSD・光学ドライブを接続するためのインターフェースです。現在は主に「SATA」「SATA Express」の2種類が採用されています。

転送速度を重視するなら次世代規格の「SATA Express」がおすすめです。最大10Gb/sの高速データ転送に対応しており、大きなファイルのやり取りも快適に行えます。ただし、SATA Expressを搭載したマザーボードは価格が高いため、予算に余裕があれば選ぶようにしましょう。

一方で「SATA」は多くのマザーボードで採用されている規格です。転送速度が最大6.0Gb/sなのでSATA Expressに比べると遅いですが、その分マザーボード本体や周辺機器の価格が安いため、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。

マザーボードのおすすめメーカー

エイスース(ASUS)

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エイスースは台湾に本社を置く大手海外メーカー。主にパソコン関連の製品を扱っており、マザーボードに関しては現在世界トップクラスのシェアを誇ります。

低価格で買えるローエンドマザーボードから、オーバークロック対応のハイエンドマザーボードまでさまざまな種類のモデルを取り扱っているのが魅力。自作PC初心者にはもちろん上級者にもおすすめのメーカーです。

アスロック(ASRock)

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アスロックは2002年に誕生したメーカー。主力製品であるマザーボードをはじめ、無線LANルーターや業務用ワークステーションなどさまざまな製品を取り扱っています。個性が強いモデルを数多く展開しているため、独自性のあるパソコンを自作したい方におすすめです。

ギガバイト(GIGABYTE)

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ギガバイトは、ゲーミングデバイス・グラフィックカード・PCケースなどパソコン関連の製品を多く展開している台湾のメーカーです。

マザーボードに関しては、エイスースやアスロックと同じく世界で高い人気を集めています。パフォーマンスに優れているだけではなく、耐久性の高いモデルを揃えているのが魅力です。

エムエスアイ(MSI)

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エムエスアイは、1986年に台湾で生まれた老舗マザーボードメーカー。最近ではプロゲーマーをターゲットとしたゲーミングマザーボードの開発に力を入れており、国内はもちろん世界中のゲーミングユーザーから高い支持を集めています。ゲーム用途のパソコンを組み立てたい方におすすめです。

マザーボードのおすすめ|Intel

エイスース(ASUS) ROG STRIX Z390-F GAMING

エイスース(ASUS) ROG STRIX Z390-F GAMING

エイスースの人気が高いゲーム用ATXミドルクラスモデルです。CPUソケットは「LGA1151」、チップセットに「Z390」を採用。Intelの第9世代Core9000シリーズをはじめ、第8世代のCore・Pentium・CeleronなどさまざまなCPUを取り付けられます。

DDR4対応のメモリスロット4つを備えており、最大64GBまでのメモリを搭載可能。Gen2のUSB3.1ポートはTypeAを3系統、TypeCは1系統。そのほかに、USB2.0ポートも6系統備えています。

ストレージ用として6Gb/sのSATAのほか、M.2ソケットを2つ搭載しており、高速なSSDを取り付けられるのがメリットです。8チャンネル出力可能な「ROG SupremeFX」を搭載しているため、サウンド性能も優秀なマザーボードです。

アスロック(ASRock) H370 Pro4

アスロック(ASRock) H370 Pro4

「H370」チップセットとソケット「LGA1151」を搭載した、IntelCPU用のスタンダードなATXマザーボードです。ストレージ用にSATA3スロットを6基、M.2端子を2つ備えています。DDR4メモリを最大128GB搭載できるのもメリットです。

映像出力は4K対応のHDMIのほか、DVI-DおよびD-Sub端子を搭載。新旧さまざまなモニターに出力できます。4層基盤を用いた構造を採用しており、システムの安定性と信頼性を向上させているのもメリットです。

ギガバイト(GIGABYTE) H370M HD3 rev.1.0

ギガバイト(GIGABYTE) H370M HD3 rev.1.0

リーズナブルなIntel製CPU用ATXマザーボード。Intelスタンダードクラスの「H370」チップセットと「LGA1151」ソケットを採用しており、最新の第8・9世代Coreシリーズを搭載できます。

メモリはDDR4に対応。ストレージ用のM.2スロットを2基内蔵しているのがポイント。SSDを搭載すれば、高速でデータを読み書きできるのがメリットです。

ギガバイトの上位機種同様「Smart Fan 5」を搭載。6つの温度センサーによって細かくケース内の温度を管理、ファン端子ごとにコントロールすることにより高い放熱効果を期待できます。コスパに優れたATXサイズのマザーボードです。

エイスース(ASUS) PRIME H310M-E

エイスース(ASUS) PRIME H310M-E

チップセットにIntelの「H310」を採用した、ベーシックなマザーボードです。CPUソケットは「LGA1151」。第8・9 世代Core・Pentium Gold・Celeronを装着できます。

DDR4対応のメモリスロットは2基内蔵。ストレージ用スロットは6GB/sのSATA4基のほかに、SATAとPCIe両モードで使える10Gb/sのM.2端子を搭載しているのが大きなメリットです。

比較的安い価格も魅力。オフィスソフト・インターネット・動画視聴を中心にパソコンを使う方におすすめの高コスパなマザーボードです。

エムエスアイ(MSI) H310M PRO-VDH PLUS

エムエスアイ(MSI) H310M PRO-VDH PLUS

Intelの最新第9世代Coreシリーズをサポートする「H310」チップセットを採用したMicroATXマザーボード。DDR4-2666メモリに対応したスロットを2基搭載しており、最大32GBのメモリを装備可能。メモリ回路が独立した「DDR4 Boostテクノロジー」を採用しており、メモリの高速での安定性を向上させています。

映像出力はHDMI・DVI-D・VGA端子を各1系統。ストレージ用にSATAソケットを4つ備えています。普段使いのビジネス向けパソコンに最適なベーシックモデルです。

マザーボードのおすすめ|AMD

エイスース(ASUS) ROG STRIX X570-E GAMING

エイスース(ASUS) ROG STRIX X570-E GAMING

AMD製「X570」チップセット、および「AM4」ソケットを採用した、エイスースのゲーム用ミドルクラスモデルです。ストレージ用として、6Gb/sのSATA8基に加え、ヒートシンク付きM.2端子をダブルで備えています。DDR4対応のメモリスロットは4つ、最大128GBのメモリを搭載可能です。

「5-Way Optimization」機能を備えているのがポイント。パソコンの構成に合わせたオーバークロックと冷却設定ができ、システム全体のパフォーマンスを自動的にチューニングします。

Intel製のGigabitイーサネット、およびWi-Fiを内蔵しており、通信性能も良好。映像出力端子はHDMI2.0とDisplayPort1.2をそれぞれ1系統搭載しています。スタンダードなゲーミングマシン用としておすすめのマザーボードです。

ギガバイト(GIGABYTE) X570 AORUS ELITE Rev.1.0

ギガバイト(GIGABYTE) X570 AORUS ELITE Rev.1.0

“猛々しい爪”をコンセプトとする、シャープなデザインが印象的な、ギガバイトのAMD社CPU用ATXマザーボード。「RGB Fusion 2.0」によるデジタルLEDに対応しており、さまざまなパターンのイルミネーションを楽しめるのもポイントです。チップセットはAMDの高性能な「X570」、ソケットは「AM4」を採用しています。

ユニークな機能が、USBメモリだけでBIOSを更新できる「Q-Flash Plus」。CPUやメモリが取り付けられていない状態でもBIOSを更新可能です。更新の手順は、最新のBIOSをダウンロードしたらUSBメモリに保存して、Q-FlashPlusボタンを押すだけ。初心者でも簡単にできるのがメリットです。

エムエスアイ(MSI) MPG X570 GAMING PLUS

エムエスアイ(MSI) MPG X570 GAMING PLUS

AMDの高機能チップセット「X570」を採用しながらも、比較的リーズナブルなATXマザーボードです。CPUソケットは「AM4」、DDR4規格のメモリスロットを4基搭載。第2および第3世代のRyzenやRyzen with RadeonVega Graphicsデスクトッププロセッサをサポートしています。

USBポートは、高速なUSB3.2(Gen2)を2系統、USB3.2(Gen1)は8つ、USB2.0を6つ搭載。特許取得したファンとダブルボールベアリングを用いた「Frozrヒートシンクデザイン」を採用して、放熱・冷却効果を向上させています。 マザーボードのコストを抑えて、ゲーミングマシンを作りたい方におすすめのマザーボードです。

アスロック(ASRock) A320M-HDV

アスロック(ASRock) A320M-HDV

AMDのエントリー向けチップセット「A320」、およびソケット「AM4」を採用したMicroATXマザーボードです。ストレージはSATA3.0の4系統に加え、データ転送速度を最大32GB/sまで押し上げる、ウルトラM.2端子を1基搭載。

映像出力はHDMI・DVI・D-Subの3系統を備えており、古いタイプのモニターも活用できます。また、HDMIポートは4K再生に対応しているのもポイント。USB3.1ポートは前面に2、後面に4系統搭載しています。

電源にはパルス幅変調(PWM)を用いたデジタル電源を採用しており、従来のアナログ電源に比べ、安定性・耐久性を向上させています。安い価格も魅力的で、コスパを重視する方にもおすすめです。

アスロック(ASRock) Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ac

アスロック(ASRock) Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ac

省スペース性重視のゲーミングパソコンを自作したい方におすすめのMini-ITXマザーボード。チップセットはAMD「B450」を使用しており、CPUソケットは「AM4」です。メモリスロットはDDR4×2、SSD・HDD・光学ドライブなどを接続するSATA3スロットを4基備えています。

Intel製有線LANに加え、11ac規格対応のWi-Fi、そしてBluetooth4.2に対応するなど、通信性能も良好。コンデンサには長寿命のニチコン製12Kブラックコンデンサを使用しています。ハイエンドマザーボードの寿命は10000時間ほどのモデルが一般的ですが、本モデルは約20%長いのがポイント。耐久性・安定性も優れたコンパクトなマザーボードです。

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