折り紙は発明の源!

日本には、さまざまな伝統文化があります。その中でも、世界に多大な影響を与えているのが折り紙です。ハサミやのりを使わずに造形を組み立てる、というのは日本人の発明と言えます。

この記事で紹介する「Oru Kayak Haven」は、折り紙の発想から生まれたレジャーカヤックです。

折り畳めるタンデムカヤック

カヤックという乗り物は、収納場所に困る乗り物です。細長いボディーを丸ごと入れられる倉庫があれば別ですが、多くの方は、その収納スペースに頭を悩ませることでしょう。

Oru Kayakは、折り紙のようにカヤックに折り目をつけることでその問題を解決しました。ボディの折り目に従って畳むことで、コンパクトに収納できるという仕組みです。

車内に入れられる!

今回開発された、2人乗りのタンデム型である「Haven」の全長は約4.9m。重量は約18kgと一般的な大きさ。

しかし先述のように、このHavenは折り畳むことが可能です。収納時はバッグ状なので、背負って持ち運べますし、車内にだって収納できます。車の屋根にベルトやアタッチメントを用いて、カヤックをくくりつけて……という作業は一切不要です。

組み立てにかかる時間はわずか10分。基本は折り紙ですから、無駄な部品もありません。

荷物を載せることも可能

なお、Havenは約227kgまでの重さに耐えることができます。これだけのキャパシティーがあれば、人はもちろんちょっとした荷物も積むことが可能。食料を積んで、海や湖をHavenで冒険するのもいいですね。

Havenはクラウドファンディング「Indiegogo」で999ドル(約11万4000円・パドル別)からの出資枠を公開しています。