「バトニングナイフ」は、ブッシュクラフトでバトニング(薪割り)をするのに必要なアイテムのひとつ。斧や鉈と比べてコンパクトで、汎用性に優れているのが魅力です。しかし、さまざまなバトニングナイフが展開されているため、どれを選べばよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、バトニングナイフのおすすめ製品と選び方についてご紹介します。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
バトニングナイフとは?
バトニングナイフとは、「バトニング(薪割り)」に適したナイフのことを指します。ブッシュクラフトで火起こしをする際は、バトニングで薪を細かく分けたり、フェザースティックを用意したりして着火しやすくするのが基本です。
大きな薪を割る、もしくは日頃からバトニングをするのであれば、斧や鉈を使った方が便利。しかし、斧や鉈は重量があり、うまく扱うには筋力や技術が必要です。
軽量性に優れているバトニングナイフなら、筋力に自信のない方でも扱いやすいのが魅力。携帯性・汎用性にも優れているので、アウトドアシーンで荷物を少なく抑えたい方にもおすすめです。
バトニングナイフの選び方
強度をチェック
バトニングは、ナイフの刃の背中を叩き込んで行うため、強度の高いモデルを選びましょう。ナイフの強度が弱いと、叩き込んだときに破損してしまうほか、折れた刃によってケガをしてしまう可能性もあります。
バトニングナイフは、バトニング以外にもロープや木の枝を切ったり、モノによっては調理にも使えたりする汎用性の高さが魅力。ブッシュクラフトではハードな使い方をするシーンが多いので、安心して長く使うためにも強度のあるモデルがおすすめです。
刃の厚さをチェック
バトニングナイフを検討する際は、刃の厚みもチェックしておきましょう。刃の厚みがあるほど強度が高く、薪を割りやすくなります。バトニングは薪に刃を入れたあと、別の薪で刃の背中を叩き込んで割るのが一般的。バトニングナイフの刃に厚みがあるモノなら、薪を広げるようにして割れるため、負担軽減も期待できます。
薄い刃の場合は、薪に刃を入れると内部で食い込んでしまい、ナイフが抜けなくなることも。また、薄い刃は厚みのある刃よりも力を要するので、なるべく厚みのあるモデルを選ぶのがおすすめです。
ブレードの長さをチェック
バトニングするには、ブレードの長さも必要です。薪にバトニングナイフを食い込ませたあと、刃の背中を叩くには薪から出ているブレードの先端を使わなければなりません。そのため、ブレードが短いとブレードの背中を叩けず、薪を割るのが困難です。
ブレードの背中を広くして効率よく叩くためにも、割りたい薪よりも余裕のある長さのバトニングナイフを選びましょう。
バトニングにはフルタングナイフがおすすめ
フルタングナイフとは、ブレードを含む金属がハンドルの端部まで一体になっているモノのことを指します。
バトニングはナイフのハンドル部分に大きく負荷がかかるため、破損してしまうことも。アウトドアで使用するナイフは、バトニング以外にもハードな使い方をすることが多いので、丈夫なフルタング構造のモデルを選ぶのがおすすめです。
バトニングナイフのおすすめ
モーラナイフ(Morakniv) Companion MG
オールラウンドに使いたい方におすすめのバトニングナイフです。切れ味は良好で、刃こぼれもしにくい設計を採用。ブレードの材質は高品質なステンレス鋼を使用し、お手入れの手間を軽減できます。
ハンドルはTPEラバー素材を採用。グリップ力が高く、安定した作業を実現します。また、サイズは全長約21.9cm、ブレードの長さが約10.4cm、刃厚は約2.5mm。バランスのよいブレード長さと刃厚のため、幅広い用途で活躍します。
モーラナイフ(Morakniv) Bushcraft Survival M-11742
ファイヤースターターと、ダイヤモンドシャープナーが付属したバトニングナイフです。サイズは全長約23.2cm、ブレードの長さが約10.9cm、刃厚は約3.2mm。刃に厚みがあるので、安心してバトニングに使えます。
ブレードにカーボンスチールを採用しており、切れ味のよさと研ぎやすさが魅力。また、ハンドルは手にフィットしやすい形状のため、安定した作業を実現しています。
専用ケースにはベルトループとクリップを搭載。ベルト周りに身に着けられるため、必要なときにすぐナイフを取り出せます。使い勝手のよいバトニングナイフを求めている方におすすめです。
モーラナイフ(Morakniv) Lok Blackblade S
ハンドルに上質な風合いのアッシュウッド材を使用したバトニングナイフです。ブレードは約3.2mmと厚手のほか、フルタング構造で作られているのが特徴。バトニングや魚捌きなどの力仕事にもおすすめです。
エッジ形状は扱いやすいスカンジグラインドを採用しているのもポイント。スパインは鋭く研磨されており、ファイヤースターターにも対応できます。また、ベジタブルタンニングレザーを使用した高級感のある本革シースが付属するのも魅力です。
モーラナイフ(Morakniv) Companion Heavy Duty
コンパクトサイズで、持ち運びやすいバトニングナイフです。刃厚が約3.2mmと分厚い設計を採用。また、ブレードの長さは約10.4cm、全長約22.4cmなので、取り回しやすいのもメリットです。
刃にはステンレスを使用しているため、サビにくく、切れ味が長持ちしやすいのもおすすめポイント。さらに、ハンドルはグリップ力に優れており、濡れた状態でも扱いやすいのが魅力です。
シュレード(SCHRADE) アウトドアナイフ SCHF36
ブレードの素材にハイカーボン鋼を採用した、高級感のあるバトニングナイフです。本体はフルタング構造を採用。堅牢なナイフを必要とする方におすすめです。
ハンドルは手にフィットしやすいうえ、凹凸が施されているのが特徴。安定した作業をサポートします。頑丈で扱いやすいバトニングナイフを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
ビクトリノックス(VICTORINOX) アウトドア マスター L 4.2261
フルタング構造による堅牢な作りで、安心して薪割りができるバトニングナイフです。ブレードの形状はスカンジグラインドを採用。バトニングがしやすく、研ぎやすいのがメリットです。
ハンドルは、耐熱性・耐水性・耐摩耗性に優れたマイカルタ素材を使用。また、等高線模様を施しているため、おしゃれな見た目も魅力です。
専用のシースとファイヤースターターが付属しているのも嬉しいポイント。シースの素材はカイデックスを使用しており、軽量性と防水性に優れています。機能性に優れたバトニングナイフを欲しい方におすすめです。
ユニフレーム(UNIFLAME) UFブッシュクラフトナイフ 684177
ブッシュクラフトやキャンプ初心者にぴったりのバトニングナイフです。ブレードは、3.5mm厚に加工したステンレス鋼を採用。フルタングの頑丈な作りで、バトニングなどのハードな用途で活用できます。
全長は約23cm、ブレード長さは約11cmと取り回しやすいサイズで、フェザースティック作りにも便利。また、ブレードの背は角が立った設計のため、メタルマッチでの火おこしに対応できます。シンプルなデザインかつ、耐久性に優れたモノを求めている方におすすめです。
MOSSY OAK フルタングシースナイフ
木製ハンドルで握りやすいバトニングナイフです。ハンドルの素材はヒッコリー材を使用。手にフィットしやすいほか、使うほどツヤとあたたかみを楽しめます。
本体はフルタング仕様のため、優れた耐久性を実現しているのもおすすめポイント。また、サテン仕上げしたステンレスブレードを採用しており、サビに強いのもメリットです。
ナイフの全長は27.5cm、ブレードの長さ13.5cm、刃厚は付け根部で約3.7mm。加えて、専用のシースが付属しているので、収納や携帯にも便利です。
ヘレ(HELLE) TEMAGAMI CA
ブレード素材に独自製法でカーボン鋼を3層に重ねて作った「H3LC」を使用しているバトニングナイフです。粘りのある切れ味が特徴で、フェザースティックも作れます。
複雑な木目模様が美しいカーリーバーチを使用したハンドルも人気。さらに、握りやすく力を入れやすいように下腹部がやや膨らんでいるほか、バトニングナイフの刃から指を守るフィンガーガードも備えています。
リアルスチール(REAL STEEL) Bushcraft Plus Convex
頑丈なフルタング構造で作られているバトニングナイフ。刃厚が約4.5mmと厚手のほか、刃渡りは116mmとやや長めに設計されているのが特徴です。
ハンドル素材には、軽量かつ耐久性を備えたG-10を採用しているのもおすすめポイント。また、左利きにも対応できるナイロン製の高性能ベルトシースが付属します。
ボックリー(BOKKURY) アウトドアナイフ
刃厚約3.7mmでフルタング構造を採用しているアイテムです。素材にステンレス鋼を使用しており、バトニングを行える耐久性を備えているのが特徴。また、グリップにはグローブで握っても滑りにくく、耐熱性・耐衝撃性に優れた素材を使っています。
コンパクト設計のため、手軽に扱いやすいのも嬉しいポイント。さらに、フラットグラインドにより、初めてフェザースティック作りなどを行う方にもおすすめです。
ベアーボーンズ(Barebones) No.6 Field Knife
パワフルに薪割りできるバトニングナイフです。フルタング構造に加えて、ブレード強度を高めるフラットVグラインドを採用しているのが特徴。優れた耐久性を備えています。
刃渡り152mmとやや大きめに設計されているのもポイント。さらに、重さ約317gと重量もあるので、通常のバトニングナイフでは対応しきれない太めの薪を割る場合にもおすすめです。
高級木材の1つでもあるウォールナットを使った上質なハンドルも魅力。また、付属のシースはワックス加工済みのキャンバス生地で作られています。
ケー・バー(KA-BAR) Becker BK-2
本格的なサバイバルにも対応できるアイテムです。頑丈なフルタング構造と厚さ約6.6mmの設計で製造。加えて、ブレードにはブラックパウダーコーティングが施されており、錆びにくいのもポイントです。
ハンドル素材には、ナイロンにガラス繊維を混ぜて耐久性を高めたザイテルを使用。また、本バトニングナイフにはポリスターベルトが付いたポリエステル製シースが付属します。
バトニングナイフは薪割りの際に大きく負荷がかかるため、なるべく強度の高いモデルを選びましょう。また、薪割りで効率よくナイフを叩き込むには、ある程度の刃の長さも必要です。フルタング構造かつ、刃に厚みがあるモデルは優れた強度を有しているので、購入する際にぜひチェックしてみてください。