キャンプの必須アイテムとも言える「アウトドアナイフ」。とはいえ、同ジャンルの製品はハードに使える「シースナイフ」や折り畳み可能な「フォールディングナイフ」、栓抜きや缶切りなどの機能を有した「十徳ナイフ」など用途によって種類はさまざまです。

そこで、今回はキャンプにおすすめのアウトドアナイフをタイプ別にご紹介。アウトドア初心者の方もぜひチェックしてみてください。

アウトドアナイフの種類

シースナイフ

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シースナイフとは、シース(さや)に収納して持ち運ぶタイプのナイフ。ブレードとグリップ部分が固定されているのが特徴です。構造はシンプルですが頑丈で長持ちするほか、バランスがよく扱いやすいのもポイントといえます。

調理はもちろん、大型のモノならば薪を割るようなハードな使い方も可能です。さまざまなシーンを1本で対応できる汎用性の高さが魅力。初めてアウトドアナイフを購入する方におすすめです。

フォールディングナイフ

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フォールディングナイフとは、折りたたんで収納できるナイフのこと。コンパクトで携帯しやすく、登山や長時間のトレッキングにも最適です。オートキャンプ場を利用するなら、フォールディングナイフでも十分役目を果たしてくれます。

ただし、折りたたみの可動部分などに汚れがたまりやすいので注意が必要。錆の原因にもなるので、使い終わったら汚れを落としてしっかりと乾かすようにしましょう。

十徳ナイフ

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十徳ナイフとは、ナイフとしての役目以外にも、栓抜き・ノコギリ・ハサミ・ドライバーなどさまざまな機能を備えているナイフのこと。アーミーナイフやマルチツールとも呼ばれています。1本でさまざまな用途に対応できることから、アウトドアシーンで持っていると重宝するナイフです。

なかには30種類以上の機能を有しているナイフもありますが、大型だったり重かったり構造が複雑だったりとかえって使いづらい恐れがあります。自分に必要な機能は何かをよく考えて、使い勝手のよいものを選んでください。

アウトドアナイフの選び方

用途から選ぶ

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アウトドアナイフは、シーンによって向き不向きがあります。例えば、本格的なサバイバルがしたい場合はシースナイフやフォールディングナイフが便利です。包丁としてはもちろん、ロープを切ったり、大型のモノなら鉈のように薪を割ったりすることも可能。構造がしっかりとしているので、ハードな使い方もできます。

一方、キャンプ場など比較的施設が整ったところならば十徳ナイフがおすすめです。ハサミ・缶切り・コルクの栓抜きなど機能が豊富なので、さまざまなシーンで活躍してくれます。また、携帯性に優れているのもポイント。ポケットに入れておけばいざという時も安心です。ただし、十徳ナイフは構造が複雑で、ハードな使い方をすると壊れてしまうことがあるので注意しましょう。

ブレードの構造で選ぶ

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ナイフのブレード構造は、刃が右面と左面に付いている「両刃」と刃が片方にしか付いていない「片刃」に分けられます。このうち、両刃は主にフラットグラインド・ホローグラインド・コンベックスグラインドの3種類に分けることが可能です。

フラットグラインド

フラットグラインドとは、刃の断面図がV字型になっているもので、最も一般的なブレードです。耐久性が高く研ぎやすいのが特徴で、初めて購入する1本としておすすめ。ただし、研ぐうちに切れ味が落ちていく傾向があります。

ホローグラインド

ホローグラインドとは、刃が内側にえぐれているタイプのもの。フラットグラインドと比べて刃が細くなっているので耐久性はやや劣りますが、切れ味がよいのが特徴です。また、研ぐのを繰り返しても切れ味が落ちにくいというメリットがあります。

コンベックスグラインド

コンベックスグラインドは、刃の両端が膨らんでいる構造のことで、その形状からハマグリ刃とも呼ばれます。鉈や斧にも採用され、耐久性が高いのが特徴。木を切ったり割ったりとハードな使い方をしたい方におすすめです。

グリップで選ぶ

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使い勝手に影響するのがグリップ部分。材質は「天然素材」と「人工素材」の2種類に分けられます。天然素材には、エボニー(黒檀)などの自然木や、サンバースタッグ(鹿の角)などの角、ブラックパール(黒蝶貝)などの貝と、実にさまざまな素材があります。自然由来のため、同じ素材でも模様や形状などが異なるのが魅力です。

人工素材のモノには、プラスチック・人工大理石・カーボンファイバーなどが挙げられます。一般的に耐水性や強度に優れているため、過酷な環境でも利用したい方におすすめです。

アウトドアナイフのおすすめメーカー

モーラナイフ(Morakniv)

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「モーラナイフ」は創業120年以上の歴史を持つ、スウェーデンを代表するナイフブランドです。モーラナイフが製造するアウトドアナイフの品質は、スウェーデン国王からも高く評価されており、王室御用達の認定を受けています。

モーラナイフのアウトドアナイフはラインナップも豊富。リーズナブルなモデルも多数販売されているため、アウトドアナイフのエントリーモデルとしてもおすすめです。調理からブッシュクラフトまで、それぞれのシーンに適したモデルが製造されているので自分に合った1本を選べます。

また、デザイン性の高さも人気の理由。アウトドアファンの心をくすぐるスタイリッシュなフォルムとカラーリングは、キャンプをより盛り上げてくれます。コストパフォーマンスに優れた人気の高いブランドです。

オピネル(OPINEL)

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「オピネル」はフランス発の老舗ナイフブランドです。フォールディングナイフの先駆けであり、世界中で高い支持を得ています。

デザイン性の高さも魅力のひとつ。ヴィクトリア&アルバート博物館での「世界で最も美しいデザイン100のプロダクト」に選出され、ポルシェ911やロレックスと共に展示された経歴からも、その優れたデザイン性がうかがえます。

オピネルのアウトドアナイフは扱いやすさにも定評があり、アウトドアビギナーへのエントリーモデルとしてもおすすめ。サイズが幅広く展開されており、比較的リーズナブルなので気軽に入手できるのもポイントです。

また、フォールディング式のナイフが意図せず閉じることのないよう、ロック機能が搭載されている点も魅力。フォールディングナイフを探している方にぜひチェックしてもらいたいブランドです。

バック(BUCK)

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「バック」は1902年から続くアメリカの老舗ナイフメーカーです。そのアウトドアナイフは世界中で愛用されており、日本でも知名度が高く人気があります。中でも同社のフォールディングナイフ「110」はベストセラーの人気アイテム。長年に渡り多くのアウトドアファンから支持されてきたモデルです。

バックのアウトドアナイフは、切れ味以外に高級感あるおしゃれなデザインもポイント。付属の革製ケースも上品なデザインのため、プレゼントにもおすすめです。

ビクトリノックス(VICTORINOX)

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スイス発のマルチツールメーカー「ビクトリノックス」。同社の製品はその品質と機能性が高く評価されており、世界中で多くの方に愛用されています。

ビクトリノックスのアウトドアナイフは、優れた十徳ナイフとしてアウトドアファンから人気の高いアイテム。1本の中に、ナイフやはさみ、スクリュードライバーなどのさまざまな機能が含まれており、キャンプなどで活躍するためおすすめです。

同社のアウトドアナイフはラインナップが豊富な上、多彩なカラーバリエーションを誇ります。十徳ナイフはひとつあると便利なため、ぜひチェックしてみてください。

アウトドアナイフのおすすめ|シースナイフ

モーラナイフ(Morakniv) アウトドアナイフ コンパニオンシリーズ

焚火や料理などさまざまなシーンで活躍するモーラナイフのコンパニオンシリーズ。ステンレスブレードのため錆に強く、川や海、調理場など、水気の多い場所でも汚れを気にせず利用できます。

刃厚が約2.5mmなため、薪を薄く削いだり、肉や魚を切ったりと細かい作業にも十分活用できます。アウトドアシーンのあらゆる場面で利用でき、価格もリーズナブルなので、はじめてのアウトドアナイフとしておすすめです。カラーはグリーンやオレンジ、ピンク、ブルーなどをラインナップしています。

コロンビア(Columbia) シースナイフ フルタング SA39

頑丈なナイフ作りで定評のあるコロンビア。グリップでブレードを挟み込んだ構造のため、折れやぐらつきに強いのが特徴です。ブレードには切れ味のよい「ステンレス鋼」を使用し、グリップはデザイン性の高い天然ウッド材を使用しています。

草で覆われた道を切り開きながらのハードな山歩きや、薪割りなどに最適。さらにアウトドアシーンだけでなくDIYにも活用できる万能ナイフです。

コールマン(Coleman) Fixed Blade Knife WD006

アウトドアファンには馴染みの深いアウトドアメーカー、コールマンのシースナイフ。アウトドアメーカーの老舗らしい便利な機能を装備しています。特にグリップ内部にファイヤースターターを内蔵しているので、火を起こす時にも便利です。

グリップ部分には、使うほど美しい光沢が出る天然木を使用しています。経年変化が楽しめるので長く使いたい方におすすめのナイフです。グリップ部分にあるワンポイントのロゴもかわいらしいデザイン。アウトドア場面のあらゆるシーンで活躍するバランスのとれたモデルです。

ジー・サカイ(G・SAKAI) サビナイフ 9 SHARK-RAY

「ジー・サカイ」は、刃物の町で有名な岐阜県関市にある有名なナイフメーカー。熟練した職人によってひとつひとつ丁寧に作られています。同社は従来、加工が難しいと言われていた「H-1鋼製」の錆に強いナイフの開発に成功しました。

本モデルもブレードにH-1鋼を使用しており、その名のとおり錆に強いのが特徴です。アウトドアシーンでも、特にフィッシングにおいて絶大な人気を誇るアイテムです。

鎌形の強硬な刃も大きな特徴のひとつ。フィッシングだけでなく、食材やロープを切るなど、アウトドアシーンにおいてマルチに活躍するナイフです。

シュレード(SCHRADE) アウトドアナイフ SCHF36

1904年にアメリカニューヨーク州で設立されたナイフメーカー「シュレード」のシースナイフ。本製品はブレード部分をグリップの両側から挟んで固定する「フルタング構造」を採用しており、頑強な作りが特徴です。ブレードの刃は「1095ハイカーボン銅」を使用し、刃の硬度を高くしています。また、グリップは指にフィットするよう波型のデザインを採用しており、力が必要な作業でも手ブレが起こらず使い勝手のよいナイフです。

高い強度のナイフのため、薪を割ったり木を削ったりするハードな用途に最適。長く使いたい方におすすめのナイフです。

ボーカー(BOKER) マグナム エルクハンター シースナイフ BOM683

「ボーカー」は、ドイツで200年以上の古い歴史を持つナイフメーカー。高い技術力からドイツでは軍や警察でも採用されており、世界中で人気を集めています。

本モデルは全長約225mmと小ぶりなため女性でも扱いやすく、料理や細かい作業で活躍します。また、サイズはコンパクトですが、「フルタング構造」により強度が高く、刃厚も約4mmと厚いので薪割りにも利用できます。グリップはパールウッドの天然木を使用し、緩やかなカーブが描かれているため手にしっかりフィットするのもポイント。

料理などの細かい作業から薪割りなどのハードな作業まで、幅広く活躍できる実用的なナイフです。一本持っておけば、さまざまな用途に対応できます。

アウトドアナイフのおすすめ|フォールディングナイフ

ディージョ(deejo) wood 37g rosewood DJ-1003

ディージョはフランスに拠点を置くナイフランド。本製品は軽量かつシンプルに設計され、可能なかぎり無駄をなくした美しいデザインが特徴です。

重量は15・27・37gの3つのサイズをラインナップ。また、ブレードに繊細なデザインが施されているシリーズもあるのでチェックしてみてください。ポケットやリュックに取り付け可能なフックもついているので便利です。

ハーバーツ(HERBERTZ) 折りたたみナイフ クラシック

ハーバーツはドイツ・ゾーリンゲンに拠点を置く老舗ナイフメーカーです。1868年の会社設立以来、約150年にも及び伝統的な技術でナイフの製造を続けています。

本モデルのブレードはステンレスを使用しているので錆に強いほか、グリップ部分の木目が美しいナイフです。開いた状態で170mm、折りたたんだ状態で約100mmとコンパクトなのも魅力。ポケットに入れられるので、使いたいタイミングでさっと取り出せます。また、ロックバック式システムを採用しているため安全性も安心です。

コンパクトなので気軽に持ち運びでき、細かい作業や料理などアウトドアシーンのあらゆる場面で活躍します。しっかりしたつくりながら価格はリーズナブルなので、セカンドナイフとしてもおすすめです。

モキ(MOKI) フォールディングナイフ きたきつね MK-610J

岐阜県関市で100年以上の歴史を持つ老舗ナイフメーカー「モキ」。創業1907年以来「良いところは残し、改善すべきところは変えていく」という確固たるスタンスのうえで、常に技術力を磨いているメーカーです。

ブレードには厳選した日本の鋼材を使用し、鋭い切れ味を実現。職人により丁寧に作られているため、グリップの握り心地にもこだわっています。また、長さが約150mmと手のひらに乗せられるサイズなので、キャンプだけでなく普段使いにも対応。実用的で飽きのないシンプルなデザインなので、長く使えるフォールディングナイフを探している方におすすめです。

オピネル(OPINEL) フォールディングナイフ #7 皮紐付

オピネルは1890年にフランスで創業された老舗ナイフブランド。高いデザイン性と使いやすさに定評があり、アウトドアファンに人気の高いアイテムです。

ブレードは錆や汚れに強いステンレス製を採用。グリップは暖かみのある天然木を使用しています。グリップには革紐がついているので、リュックやベルトにつけて持ち歩くことが可能。革紐の存在もアクセントになっているので、利便性だけでなくデザイン面でも優秀です。さらに安全ロックもあるので、誤ってナイフが開閉してしまうこともありません。

同シリーズは、オレンジやスカイブルー、アップルグリーンなどのビビットカラーを豊富に展開しており、デザイン面でも楽しめるのも魅力です。

スパイダルコ(Spyderco) パシフィックソルト 大海人 C91PBK

スパイダルコはアメリカに本拠地を置く老舗のナイフメーカー。コンパクト設計と使い勝手のよさから、世界中で高い人気がありますす。

本モデルはブレード上部に空いている1cmほどの穴「サムホール」が特徴。このサムホールのおかげで、片手で簡単にナイフを開けることができます。なにかと片手がふさがりがちなアウトドアシーンで重宝するナイフです。

ブレードには錆に強い「H-1」という鋼材を採用しているので、海でのフィッシングなどで活躍します。重さも約86gと軽量なため、持ち運びに便利なおすすめのナイフです。

バック(BUCK) フォールディングハンター110 BK-5

アメリカの老舗ナイフメーカー「バック」のロングセラーモデル。フォールディングナイフの代名詞ともいえるナイフです。

ブレードには錆に強い「420HCステンレス鋼」を使用。グリップ部分には耐久性に優れた「マッカサルエボニー」と呼ばれる木材を使用しています。独特の黒いシマ模様と艶のあるボディが魅力。高級感と重厚感を醸し出しています。

使用時にブレードを固定できるロックバック式を採用しているので、安全性も良好。レザー素材の付属ケースもデザイン性が高く、多くのナイフファンを魅了し続けるおすすめのアウトドアナイフです。

アウトドアナイフのおすすめ|十徳ナイフ

ビクトリノックス(VICTORINOX) クラシック・リミテッドエディション 2018 Great Pyramids

一般ユーザーの投票により選ばれた世界の風景がデザインされたモデル。ツールは、スモールブレード・はさみ・つめやすり・マイナスドライバー・キーリング・つまようじ・ピンセットの7つを備えています。デザイン性だけでなく機能面でも優れており、普段使いにも最適なおすすめのマルチツールです。

ガーバー(GERBER) サスペンション マルチプライヤー マルチツール 1471

ガーバーは1939年にアメリカで設立されたナイフメーカーです。同メーカーの十徳ナイフは、リーズナブルな価格ながら高性能なツールを備えています。

本モデルはプライヤーをはじめ、ナイフ・プラスドライバー・マイナスドライバー・栓抜き・ハサミなど、計13種類のツールを装備。特にスプリング機能を搭載したプライヤーは使いやすく、操作性に優れたマルチツールナイフです。

折りたたんだ際の長さは約10cm、重さも約188gとコンパクトなので持ち運びに便利。キャンプ道具としてはもちろん、旅行の際にも持っておくと安心なおすすめの十徳ナイフです。

レザーマン(LEATHERMAN) マルチツール シグナル SIG-N

レザーマンのシグナルシリーズは、19種類もの機能を装備したハイスペックマルチツール。ナイフ・ドライバー・栓抜き・缶切りなどの標準的な機能の他に、テントを設置する際のペグ打ちに使えるハンマーがあるのも便利。のこぎりも装備しているのでハードな作業もできます。

また、救難ホイッスルやファイヤースターター、ダイヤモンドコーティングシャープナーなど、アウトドアシーンに特化した機能を装備しているのも大きな特徴。刃の切れ味が落ちた時は、付属のダイヤモンドコーティングシャープナーで研ぐことにより簡単に切れ味を回復できます。

アウトドアシーンだけでなくサバイバルの状況下でも活躍。キャンプはもちろん、災害時にもいざという時に頼りになるマルチツールです。

銃刀法違反に注意

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法律により、刃渡りが6cmを超える刃物は正当な理由なく持ち歩くことができません。6cmに満たない十徳ナイフなども、気軽な感覚で持ち歩いていると取り締まりの対象となるケースがあるので注意が必要です。

自分の認識不足により警察の取り締まりにあってしまったら、せっかくの楽しいキャンプも台無し。そのようなことを防ぐために、キャンプに出掛ける際は、アウトドアナイフをケースにしまい、梱包したうえでクーラーボックスの中などに入れて搬送しましょう。