キャンプの必須アイテム「アウトドアナイフ」。焚き火用に小枝や薪を割るのにも使えるほか、料理にも使えるなど汎用性が高いのが特徴です。アウトドアナイフにはさまざまな種類があり、それぞれ用途も異なるもの。

そこで今回は、キャンプにおすすめのアウトドアナイフをタイプ別にご紹介。種類や選び方についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

アウトドアナイフの種類

シースナイフ

By: amazon.co.jp

シースナイフは、1枚の鋼材からつくられたナイフのことで、別名「固定刃(フィックスブレード)」とも呼ばれています。未使用時にシース(さや)に収めて持ち運べるのも特徴のひとつ。

大きめのサイズが多く、刃渡りが長くて作りも堅牢です。少々かさばってしまうものの、使い勝手のよさが魅力。なかでも「フルタング」と呼ばれるモノは、鋼材がナイフのグリップ末端にまで伸びていることから、より強固な作りになっています。

フォールディングナイフ

By: amazon.co.jp

フォールディングナイフは、折りたたみ式ナイフのことを指します。堅牢さとメンテナンス性において、シースナイフに劣るものの、折りたたんでコンパクトになるため携帯性に優れているのが特徴です。

なかにはベルトなどに引っ掛けられるよう、ハンドルの裏側にクリップが付いているモノも存在します。使用時に刃を固定するために、グリップの背中の部分にあるロック機構を押さえると解除できる「ロックバック式」、グリップ内に仕込まれたライナーを開くように押し出してロックを解除する「ライナーロック式」が代表的です。

ツールナイフ

By: amazon.co.jp

ツールナイフは、ナイフに限らずプライヤーやドライバーなどの工具が一体化された製品。アウトドアに限らず、室内においても活用できるシーンが多く、汎用性が高いのが魅力です。

ただし、いずれの工具もコンパクトにまとめられているため、専用工具よりも使い勝手は劣ります。ナイフも非常に小さいため、使える用途が限られてしまう点には注意しましょう。

アウトドアナイフの選び方

刃の構造をチェック

By: rakuten.co.jp

フラットグラインド

フラットグラインドは、刃の断面がV字のように直線的な構造を指します。鋼材の厚みを確保できるため強度が出やすいタイプ。しかし、刃を研いでいると角度が鈍角になっていくため、切れ味は徐々に落ちてしまうのがデメリットです。

フラットグラインドは刃の面が一様のため、刃に厚みがあるモノならナイフで薪を割る「バトニング」がしやすいのも特徴。刃の厚みが薄いモノなら、料理などの繊細な作業も難なくこなせます。

ホローグラインド

ホローグラインドは、刃の側面がR(曲面)加工されたタイプ。断面で見ると刃先のあたりが凹んでいる構造のモノを指します。切れ味に優れ、刃を繰り返し研いでも劣化しにくい点が魅力。しかし、ほかの構造よりも刃が薄くなりがちなので、強度の面では少し劣ります。

ホローグラインドは切れ味がよく長持ちしやすいことから、料理での使用や、火起こしに使うフェザースティック作りといった繊細な作業に最適です。

コンベックスグラインド

コンベックスグラインドはホローグラインドとは逆で、刃の側面が膨らむようにRがかった構造です。別名「蛤刃(はまぐりば)」と呼ばれることも。刃の構造のなかでも最も鋼材に厚みが出やすいので、高い強度を誇ります。

その分、重量が重くなりやすいのと、刃を研ぐのが難しい傾向にあるので注意が必要。コンベックスグラインドは刃こぼれにも強いため、荒々しい使い方をするのに適した構造です。

アウトドアナイフを選ぶときの注意点

滑りにくいグリップのモデルを選ぼう

By: amazon.co.jp

滑りにくいグリップが採用されているアウトドアナイフは安定感があり、握りやすいのでおすすめです。手の形状に合わせてグリップがデザインされているモノや、凹凸が付いているモノを選ぶと滑りにくい傾向にあるので、ナイフ選びの参考にしてみてください。

また、アウトドアナイフを選ぶ際は、きちんと使用目的を持って購入しましょう。銃砲刀剣類所持等取締法により、刃の長さが6cmを超えるモノは、業務そのほか正当な理由がない限りは携帯してはいけないと定められています。ときには6cmを超えていなくても軽犯罪法に抵触することも。

アウトドアナイフは、護身用として携帯するのも不可となります。購入する際はこれらの点にも留意して、ナイフを選びましょう。

シースナイフのおすすめモデル

バック(BUCK) スペシャル 119

バック(BUCK) スペシャル 119

本製品は100年以上の歴史を誇るアメリカのナイフメーカー、「バック」の人気モデル。刃の長さが137mmあり、料理で使ったり小枝を切ったりするのに最適の大きさ。グリップには熱や衝撃に強いフェノール樹脂を採用しており、耐久性に優れています。

刃の素材はステンレスなので強度があり、メンテナンスしやすいのも魅力。レザー製のシース付きで、高級感のある作りになっています。

モーラ・ナイフ(Morakniv) アウトドアナイフ コンパニオンMG ステンレス

モーラ・ナイフ(Morakniv) アウトドアナイフ コンパニオンMG ステンレス

コスパがよくメンテナンスしやすいため、初心者におすすめのシースナイフ。ステンレス製で耐久性に優れているためサビにくいほか、グリップはラバー素材なので水場でも使いやすいモデルです。値段も安いので、気軽に購入できる点も魅力。

ナイフのみの重量で約84gと非常に軽量のため、取り回しやすいのが特徴です。刃の長さは約104mmで、フェザースティック作りや魚をさばくなどの用途で使えます。ただしハンドルの根本まで刃が入っていないため、薪割りには不向きな点には注意しましょう。

APECTY シースナイフ

APECTY シースナイフ

安定して力を伝えられるフルタング構造のシースナイフ。材質は440Cステンレスを採用しており、耐食性に優れているほか、硬さと切れ味のバランスも良好です。グリップには握りやすく壊れにくいABS素材を採用しています。

全体的にブラックカラーで統一されており、スタイリッシュな印象に。価格も安いため、アウトドア用のナイフを初めて購入する方にもおすすめのアイテムです。

MOSSY OAK シースナイフ

MOSSY OAK シースナイフ

握りやすいグリップ形状と堅牢なフルタング構造が魅力のシースナイフ。グリップは木製なので、手に馴染みやすいのも魅力のひとつ。

ブレードの材質はステンレス製でサビに強いのが特徴。鏡面仕上げされており、高級感も備えています。専用のシースはスナップボタン2つでナイフを固定できるので安心して収納可能。また、後ろにあるクリップを使えば、ベルトに固定できるので携帯性も良好です。

刃の長さは145mmで、料理や枝を切るのに適したサイズ。重量は300gと程よく重さがあるので、使いやすさを求める方におすすめの製品です。

バークリバー(BarkRiver) ブラボー1 A2 ブラックキャンパスマイカルタ ランプレス

バークリバー(BarkRiver) ブラボー1 A2 ブラックキャンパスマイカルタ ランプレス

アメリカのナイフブランド、「バークリバー」の人気モデル。強固な作りが特徴のシースナイフです。刃の長さは107mm、刃の厚みは5.5mmと大きめで薪割りも難なくこなせます。コンベックスグラインド構造で、刃こぼれがしにくく、ブッシュクラフトのシーンでも重宝する製品。

グリップは凹凸のある形状で握りやすいのもポイントです。付属のシースはレザー仕様で、使えば使うほど味が出ます。ほかのシースナイフよりも比較的高価ではあるものの、丈夫な作りなので長期にわたって使用できる点が魅力です。

フォールディングナイフのおすすめモデル

オピネル(OPINEL) ステンレススチール #6

オピネル(OPINEL) ステンレススチール #6

オピネルは1890年にフランスで創業された刃物メーカーです。熟練の職人によって手作業で作られた、高品質なナイフを提供しています。本製品は、ステンレススチール製のフォールディングナイフでサビにくく、初心者でも扱いやすいモデル。

グリップが木製なのであたたかみがあり、握りやすいのが特徴。外観においてもアウトドアでの使用にマッチしたデザインです。本製品はロック機能付きで、刃の根本のリングを回せばしっかりと固定されます。畳んだ状態でも、ロックをかければ不用意に刃が出る心配もありません。

#6のほかにも7~12までの6種類をラインナップしているので、好みやシーンに合わせてサイズを選ぶのがおすすめです。

バック(BUCK) フォールディングハンター110FG

バック(BUCK) フォールディングハンター110FG

本製品は、ステンレス製で刃の長さが約95mmの「バック」社製人気モデル。フィンガーグルーブ付きの製品で、グリップは握りやすいように凹凸が設けられています。コンパクトながら、重厚感のある作りが特徴です。

刃の固定方法はロックバック式を採用。使用時は刃の背中を指でつまんで引き上げ、閉じる際は、グリップの端部にあるステンレスプレートを押し込むことで、ロックが解除される仕組みです。両手を使って刃を収納する必要があるため、誤って手を怪我してしまわないように注意しましょう。

本製品は革製のシース付きで、使用していくごとに味が出るのが魅力。ベルトの通し穴もあるので携帯性にも優れています。

ビクトリノックス(VICTORINOX) ハンティング Pro M Alox

ビクトリノックス(VICTORINOX) ハンティング Pro M Alox

ビクトリノックスは、マルチツールやカトラリー、時計など、生活のなかで役立つ製品を製造するスイスの企業。本製品はビクトリノックス製のなかでも大きめのナイフで、重厚感のあるブレードが特徴的なモデルです。グリップにはアルミニウムを採用しており、洗練されたデザインでおしゃれ。

刃の背中には穴が開いているため、指を入れるだけで刃を開閉できます。グリップは握りやすいよう、手の形に合わせたデザインになっているのも嬉しいポイント。本体裏には、ハンドルの形状に合わせて湾曲したクリップが設けられており、ポケットやベルトに取り付けて携帯できます。

大きめの刃を採用しているので、硬い食材でも難なく切ることが可能。ロープも切れるほど頑丈なので、堅牢なフォールディングナイフを探している方におすすめです。

Nikatto フォールディングナイフ F82

Nikatto フォールディングナイフ F82

低価格ながら高品質なフォールディングナイフです。全長約193mm、刃の長さは約80mm、重量は150gほどと小型かつ軽量で携帯するのに便利なサイズ。

刃の材質はステンレス製で強度と耐食性に優れているほか、グリップは非金属なのでフィッシングシーンで魚をさばくのにも役立ちます。

グリップの裏側にはクリップが付いており、ベルトなどに引っかけて携帯可能。本製品はライナーロック式の固定方法を採用しており、グリップ内側のライナーを手前に押すとロックが解除されて刃を収納できます。

重量と刃の長さがもう少し必要な方は、同社のF72のナイフも検討してみてください。刃の長さが約92mm、重量は約225gとひと回り大きい製品になります。

MOSSY OAK フォールディングナイフ

MOSSY OAK フォールディングナイフ

本製品は、コスパに優れた多機能のフォールディングナイフです。スペックは全長約205mm、刃の長さは85mmで重量は約170g。刃には高品質なステンレスを採用しており、サビに強くて切れ味にも優れています。グリップは天然ウッド仕様かつ、握りやすい形状なのも嬉しいポイント。

両面にサムスタッドを完備しており、片手でも容易に刃を取り出せるため、アウトドアシーンで重宝します。さらに、グリップにはガラスブレーカーとベルトカッターも搭載しているので、非常時に役立ちます。

また、本製品のロック機構はライナーロック式を採用。使用時はしっかりと刃が固定されて安心して使えるほか、収納時はグリップにあるライナーを手前に押せばロックが外れるので収納も簡単です。

ツールナイフのおすすめモデル

ビクトリノックス(VICTORINOX) クラシックSD

ビクトリノックス(VICTORINOX) クラシックSD

ビクトリノックスのおしゃれな小型マルチツール。スモールブレード・はさみ・爪やすり・マイナスドライバー・つまようじ・ピンセット機能が付いた製品です。約長さ58×高さ9mm程度と小さく、キーリングも付属しているため、キーケースなどに付けておくと便利。重量も約21gと軽量で、持ち運びの負担になりません。

ブレードとはさみはどちらも切れ味がよく、簡単な作業なら問題なくこなせます。さらに、はさみにはバネが付いているので、使い勝手も良好です。

カラーはシンプルなブラックやホワイトのほかに、レッドやブルーもラインナップしています。好みのデザインを選んでみてください。

ビクトリノックス(VICTORINOX) スイスチャンプ

ビクトリノックス(VICTORINOX) スイスチャンプ

合計33の機能が盛り込まれており、家庭やアウトドアなどシーンを選ばずに活躍するマルチツールです。ブレードは大きいサイズと小さいサイズの2種類があり、カットする対象の大きさに合わせて選択可能。

そのほかには、はさみやドライバー、ノコギリやうろこ落とし、せん抜きなど、アウトドアで活躍する機能を多数備えています。多機能ですが、長さ91×高さ33mmほどと手のひらに収まるサイズ感で、携帯性に優れているのが特徴です。

レザーマン(LEATHERMAN) スクオート PS4

レザーマン(LEATHERMAN) スクオート PS4

ナイフ以外にも使いやすい機能が盛り込まれたマルチツールです。はさみやドライバー、栓抜きやヤスリなど、合計9つのツールを搭載。ツール収納時のサイズは全長57mm、重さは56gほどと小型で、キーホルダーとして身に着けても負担になりません。

ナイフの刃の長さは40mm程度なので、ヒモや紙をカットするには充分な大きさ。プライヤーはスプリングアクション機構付きで操作性に優れ、細かい箇所の作業に便利。材質はステンレス製で耐久性があり、サビに強いのも魅力の製品です。

MOSSY OAK マルチツール

MOSSY OAK マルチツール

カモ柄のグリップに加え、ステンレス部分がすべて黒染め処理された個性的なデザインのマルチツール。マイクロナイフやノコギリ、栓抜きや缶切りをはじめとした13種の機能付きで、アウトドアシーンで活躍します。約390gと重量があり、頑丈な作りも特徴のひとつ。

ナイフは小型のため用途は限られるものの、フェザースティック作り程度なら十分に対応できます。ロープやワイヤーなども、ノコギリやワイヤーカッターを使えばカットできるので、汎用性の高い製品です。

ツールは折りたたみ式で、それぞれロック機能を有しているので使用時の安定感も良好。付属している専用のケースには、ベルトループが搭載しているので携帯性にも優れています。

VILISUN マルチツール

VILISUN マルチツール

機械的なデザインが印象的なマルチツールです。製品全てが金属製のパーツで構成されており、グリップのデザインも独特。工具は全てステンレス製で耐久性に優れています。グリップにはアルミニウムを採用しており、電気メッキ処理が施されているので、耐食性も良好。

折りたたみ時のサイズは、約幅45×奥行2×高さ105mmと持ちやすい大きさです。工具はドライバー類が充実しているほか、スクレーパーやノコギリ、プライヤーなども搭載。

工具を使用している間はロックがかかるので、安定して使えます。ロックはワンボタンで解除できるので簡単に収納できるのもポイント。ナイロン製の収納ケースも付属しており、ベルトループを駆使すれば持ち運びにも便利です。