誰でも簡単に撮影できる風景写真。
一眼レフカメラを買ったはいいけれど、本格的な風景撮影にはさまざまなレンズが必要になってきます。しかし、”レンズ沼”なんていう言葉もあるように、あれこれ揃え始めるとキリがありませんよね。
数100m先にいる鳥を撮影するならばともかく、今回は「とりあえずこのレンズがあれば大抵のものは美しく撮影できる」というものをご紹介します。クラウドファンディング「Kickstarter」に登場した「35mm f/2.7」という製品です。
見た目はチープなのに……
これって本当に一眼レフカメラのレンズ?
35mm f/2.7を初めて見た人は、誰しもがそう感じてしまうでしょう。厚さはたったの7mm。ですがこれは焦点距離35mm、絞りf/2.7の立派なレンズです。あまりにチープな見た目なので、開発者も「これは玩具ではありません」と注意喚起しているほど。
ですが、その性能は決してチープではないようです。大自然の中の風景、星空、ポートレートなど、35mm f/2.7はあらゆるシーンに対応します。
汎用性の高いパンケーキ型レンズ
この35mm f/2.7はさまざまなカメラに使用でき、ソニーのEマウントに対応するとのこと。人気の高いソニーのミラーレス一眼との相性も良さそうです。
センサーサイズはフルサイズ、APS-C、MFTに対応します。センサーサイズが違えばレンズもまったく別物になってしまうことがありますが、この製品は各サイズを幅広くカバーしてくれます。もちろん、動画撮影にもこのレンズを使用することができます。
コンパクトな設計のミラーレス一眼を、よりスリムに扱うためのレンズとしても35mm f/2.7は特筆に値します。
大活躍の1本
レンズを1本だけ持っていくなら、皆さんはどれを選ぶでしょうか?
とりあえず、風景撮影もポートレートもこなせるものを選びたい。そういう時に、35mm f/2.7は必ずや大活躍するはず!
35mm f/2.7はKickstarterで1199ユーロ(約15万3700円)からの出資枠を公開しています。
数字上のスペックから考えると価格は高いものの、レンズ市場に新たな視点で切り込んだプロダクト。カメラのボディをシーンごとに細かく使い分けている方は、ぜひとも活用してみたいですね。