地球の音を体感しよう。
最近のスピーカーにはさまざまな工夫が凝らされていますが、製品自体の材質に着眼しているものは少ないような気がします。
今回ご紹介する「Mapuguaquén」は、なんと陶器製のスピーカー。ひとつひとつのボディを職人が手掛けたプロダクトです。
自然由来の部品
Mapuguaquénは、Bluetoothとミニジャックに対応したスピーカーです。
「Mapuguaquén」という単語は、南米マプチェ族の言葉で「地球の音」という意味。ボディーは陶器で、ウッドコーンはウリ・アベラノ木材から職人が加工したもの。ナイフ部分を保護するのは、羊から刈った天然ウールです。
もちろん、これはライン生産できるようなものではなく、まさに職人芸の世界!
陶器の特性
Mapuguaquénは約1000℃の高熱で焼いた陶器のため、無駄な振動を抑える効果を有しています。
Android、iOS、Mac、Windowsなど、デバイスを問わないのもMapuguaquénの特徴です。
MapuguaquénのPR動画は、この製品の製造過程を取り上げています。まさに大自然の恵みをフル活用した音楽スピーカーであることが窺えます。
大自然の産物
耳を澄ませば聞こえてくる、地球の鼓動。
Hi-Fiワイヤレススピーカーと呼ばれるものは数多くありますが、土という大自然の根源的な産物から作った製品は他に見当たりません。
Mapuguaquénはクラウドファンディング「Kickstarter」で224ユーロ(約2万9000円)から。
化学素材の代表格であるプラスチックを使わず、代わりに土からこねた陶器を使うという野心的な試みのMapuguaquén。まさに自然共生社会を象徴するかのような音楽スピーカーです。