複数台接続可能のBluetoothスピーカー。
多人数で音楽を聴く場合、それぞれのお気に入りの曲を順番に流すとしたらどのような方法が考えられるでしょうか。カラオケのように、予約さえすればみんなの思い思いの曲が出てくるという方法です。ですが、そうした状況に対応したBluetoothスピーカーはあまりないようにも思えます。
基本はスピーカー1台につき、接続できるのはスマホ1台のみ。他の端末と接続するには、面倒な切り替え作業を経なければなりません。
それを不要にするのが、「Kyzen」という新型スピーカーです。
最大5台接続
まずはジュークボックスを思い浮かべてみてください。
コインさえ入れれば、次に流す曲を予約できるという仕組みのジュークボックス。Kyzenはそれを取り入れています。
スマホやタブレットを最大5台同時接続し、それぞれが設定した曲を順次流すという仕組みです。その際の端末切り替えは一切不要。Kyzenは多人数で楽しむために設計されています。
複数の音楽ストリーミングに対応
また、Kyzenは各種音楽ストリーミングサービスにも対応しています。
たとえば、AさんはApple Musicを、BさんはSpotifyを、CさんはTidalを利用していたとします。それぞれのストリーミング配信からの曲を流す際、別途アプリを用意することなくそのままKyzenから聴くことができます。
各サービスの互換性を気にすることなく使用できるという点は、特筆すべき事項です。
大人数で楽しむスピーカー
開発者はアメリカ・マサチューセッツ州ボストンの企業。「音楽スピーカーは大人数で楽しむもの」という、いかにもアメリカ人らしい発想です。
Kyzenはクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で140ドル(約1万5600円)の出資枠を設けています。
アウトドアで音楽スピーカーを持ち込んだ時、自分だけではなく仲間のスマホにも同時接続できるKyzen。確かにこれはすごい! 音楽体験の幅がより広がる製品です。