映画館の迫力を自宅で!
ホームシアターは、かつては「金持ちの道楽」というイメージがありました。なぜなら、大掛かりな機材と広い部屋を用意する必要があったからです。しかし今では、プロジェクターの小型化が進んでテレビよりも手軽なものになっています。
考えてみれば、プロジェクターは白い壁さえあればどこでも使用できるもの。今回ご紹介する「Nebula Mars」も、より手軽なホームシアターを実現させる製品です。
厳格な規格認定の製品
Nebula Marsの第一印象は、心配になりそうなほど小さいという点。
重量は約2kg。製品画像は大きく見せているようですが、人の手と比べるとその小ささが分かります。しかしその性能は折り紙つきで、最大150インチの画像を300ANSI(アンシ)ルーメンの光度で投影します。
ANSIとは、アメリカ国家規格協会のこと。あらゆる分野の規格を管理している非営利団体です。アメリカは日本以上に権力の分立が進んでいて、製品の規格制定に関してはホワイトハウスですらも干渉できません。ANSIは政府機関でないからこそ、厳格な規格審査ができるというわけです。
300ANSIルーメンの明るさは一目瞭然で、またNebula Marsは4Kにも対応しています。
上位版はさらに高性能!
Nebula Marsの内蔵バッテリーは、連続3時間の視聴を可能にします。また、10Wデュアルスピーカーも装備されていて、迫力ある音も楽しむことができます。
スマホとは有線接続で、BluetoothやWi-Fiなどの無線接続には対応していません。
ですが以上の説明は、あくまでもNebula Marsの廉価版である「Lite」の話。上位版Nebula Marsは最大光度が500ANSIルーメンまで拡大し、Bluetooth、Wi-Fiの無線接続に対応するようになりました。また、Nebula Mars自体にもAndroid OSが組み込まれています。
アウトドアに最適
もはやホームシアターは「万人の必需品」になりつつあります。
アウトドアでもテントに映像を投影することができ、みんなで楽しむには最高の一品です。
Nebula Mars Liteは379.99ドル(約4万2300円)、上位版Nebula Marsは599.99ドル(約6万6900円)で販売されています。
アメリカの消費者保護対策、そしてそれに基づく規格管理はとにかく厳格で、基準を満たさない製品がその性能を水増し表記すると検挙の対象になります。細かい部分の表記には、品質の裏付けがあります。