今度こそ減塩を成功させよう!

日本人は、世界的に見ると塩分を多く摂取する民族です。戦国時代、上杉謙信は酒の肴に塩を舐めていました。織田信長が料理人に作らせたメニューが残っていますが、これを再現すると信長は1日に40gもの塩分を摂っていたという計算になるようです。

そこで今回紹介するのが「TasteStick」という製品です。これはオーストリアの企業が開発したソルトディスペンサー。1回のプッシュで0.03gの塩を均等に放出します。

1回わずか0.03g

謙信の急死は、過剰な塩分によるものではないかという説もあります。その後、上杉家は当主不在が原因の内紛に突入し、その勢力を大きく削ぐ結果になりました。

謙信の病状は現代日本人にとって無縁どころか、むしろ深刻な問題です。塩分豊富な料理は確かに食べ応えがありますが、それが原因である日突然倒れてしまったら……。

塩を料理にかける時に使う容器、あるいは指ではどうしても過剰に振りかけてしまいます。しかし、TasteStickの場合はきっかり0.03g。これならば塩分の摂り過ぎは避けられそうです。

多く出すには労力が必要

厚生労働省は、理想的な塩分摂取量を男性8g、女性7g未満に設定しています。ですが国際的な視野で見れば、これでもまだ多い方。

TasteStickを使えば、3gの塩を出すのに100回のプッシュが必要です。これはかなりの労力。自ずと食事に振りかける塩の量も減っていく、という仕組みです。

製品のデザインも洒落ていて、どのキッチンにも映える感じです。

メンテナンスフリーの手軽さ

TasteStickはメンテナンスフリーの製品で、作動のための電力も必要としません。

1回0.03gの塩を振りまくソルトディスペンサーが、我々の健康をいつまでも維持してくれます。

TasteStickはクラウドファンディング「Kickstarter」で、34ユーロ(約4400円)からの出資を募っています。