長いことはいいことだ!?
今や現代人の暮らしに欠かせなくなった「自撮り棒」。要はセルフィー撮影をするための道具ですが、最近では自撮り棒に代わるセルフィー専用ドローンが出てきました。ですが、ドローンは大きな電力を必要とします。フライトを終える度に充電が必要で、そのための手間も発生してしまいます。ここは原点回帰して、自撮り棒を見直してみましょう。
バスケットゴール並の長さ
セルフィー撮影の際、あると便利な自撮り棒。全周囲カメラ「Insta360」で知られるShenzhen Arashi Vision社が、こんな製品を発表しました。何と、最大3mにまで伸ばせる自撮り棒です。
プロレスラーのジャイアント馬場さんの身長が2m9cm、走り高跳びの世界記録はハビエル・ソトマヨル氏の2m45cmです。バスケットゴールのリングと床までの間は3m5cmですから、この記事で紹介する自撮り棒はそれくらいの長さということになります。
これだけ長いと、威圧感もなかなか。船の甲板上で使うと、まるで釣り竿のようです。
炭素繊維を採用
問題は、長ければ長いほど強度に問題が出てくるという点。しかし、このあたりは、炭素繊維とアルミニウム合金を組み合わせた素材で解決しているようです。
重量は225g。使わない時は56cmに縮めることができます。これならば、持ち運びに難儀することはなさそうです。
ドローンよりも手軽に
いずれにせよ、自撮り棒はドローンよりも手軽で携帯性にも優れています。使う際は周囲に配慮し、安全な撮影を心がけましょう。使いようによっては、ドローンよりも迫力ある画像を撮影できるかもしれません。
この自撮り棒、Insta360の公式サイトで69ドル(約7700円)の価格にて販売されています。
自撮り用小型ドローンは、ほんの数分しかバッテリーが持続しないのが欠点です。もちろん、フライトを終えたら充電させる必要があります。そうした手間とは無縁の自撮り棒は、今後も広く活用されるでしょう。