パソコンを使って声やサウンドを扱う際に、必要なのがオーディオインターフェイスという機器。主にサウンドの録音や出力を担ってくれます。

パソコンに装備されている出入力端子などを使えば、ある程度の録音や出力は可能ですが、本格的な配信や楽曲制作をしたいのであれば、オーディオインターフェイスを活用しましょう。今回は、オーディオインターフェイスの選び方とおすすめの機種をご紹介します。

オーディオインターフェイスとは?

オーディオインターフェイスとは、パソコンにUSB接続して使うサウンドの出入り口のような役割を果たす機器。例えば、マイクで歌声を録音する場合、マイクで拾った音源は、ケーブルを通ってオーディオインターフェイスに入り、それがパソコンで再生・録音・保存されます。

サウンドの出力もオーディオインターフェイスを介して行われますが、オーディオインターフェイス自体はスピーカーを搭載していません。そのため別途外部スピーカーを用意するか、ヘッドホンやイヤホンを接続して出力させましょう。

オーディオインターフェイスって必要?

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機種にもよりますが、パソコンには基本的にサウンドの入出力端子が搭載されています。つまり、オーディオインターフェイスがなくても、音の録音・出力は可能です。

ただし、オーディオインターフェイスに比べると録音・出力ともに音質が落ちる場合が多いので、本格的な楽曲制作をしたい方や生配信をしたい方は、オーディオインターフェイスの使用をおすすめします。

オーディオインターフェイスの選び方

音質をチェック

最適な機種を選ぶ際に、まず注目したいのは音質です。オーディオインターフェイスの場合、入力の音質と考えてください。楽曲制作だけではなく、ゲーム実況や生配信でも音質は重要。音質にはできるだけこだわりましょう。

音質で選ぶ場合は、スペック表のbitやkHzという単位に注目しましょう。これはbit深度とサンプリング周波数といい、この数字が高ければ高いほど音質がよいと考えてください。一般的に、楽曲制作をするなら24bit/48kHz以上といわれているので、この数字を目安にするとよいでしょう。

接続数をチェック

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オーディオインターフェイスを選ぶ際は接続数も重要。出入力端子の数が多いほどたくさんの楽器やマイクを接続できます。ただし、出入力端子の数によって価格もかなり違ってくるので、使用用途をしっかり考えて選びましょう。

例えば、ギターやベースなど複数の楽器を同時に接続したいなら、入力端子が複数しなえたモデルがおすすめ。マイクで声を録音したいだけなら、入力端子は1つだけで十分でしょう。

また、オーディオインターフェイスの中には、モバイル機器に接続できるモノもあります。iPhoneやAndroid端末を使って録音したい方は、モバイル機器への録音に対応したオーディオインターフェイスを選びましょう。

入力端子の種類をチェック

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オーディオインターフェイスの入力端子にはいくつかの種類があるので注意が必要。通常、マイクを接続する際はXLR端子に、ギターやベースなどの楽器はTSフォーン端子にそれぞれ対応している必要があります。

また、どちらにも対応できる「コンボジャック」を搭載しているモデルもあるので、接続させたい機器に応じて最適な機器を選びましょう。

ちなみに、エレキギターやエレキベースを接続したいと考えているのであれば、Hi-Z入力に対応したモデルがおすすめ。Hi-Z入力未対応のオーディオインターフェイスでは、ギターやベースの音をきちんと録音できない可能性があります。

モニタリング機能をチェック

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オーディオインターフェイスの中には、ダイレクトモニタリングという機能が搭載されているモノがあります。録音時、サウンドはオーディオインターフェイスからパソコンに入り、そこから再びオーディオインターフェイスに出力され、スピーカーなどから音を出します。

そのため、自分で発した声、もしくは弾いた楽器の音が耳に届くまで若干の遅延が発生してしまいます。しかし、ダイレクトモニタリングはこれを解消してくれるので、音を確認しながら録音したいという方には最適です。

48Vファンタム電源をチェック

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配信や曲のボーカル録りなどで、コンデンサーマイクをオーディオインターフェイスに接続する場合、マイクを駆動する為に微弱な電流が必要です。

その際に必要なのが48Vファンタム電源と呼ばれるモノ。マイクを使用しての録音を考えているのであれば、48Vファンタム電源に対応しているかどうかを見ておきましょう。

付属のソフトウェアをチェック

DTM用にオーディオインターフェイスを購入するのであれば、バンドルされているソフトウェアをチェックするとよいでしょう。なお、ソフトウェアはOSの種類によっては動かないモノもあるので注意してください。

オーディオインターフェイスのおすすめ人気モデル

ローランド(ROLAND) USB AUDIO INTERFACE Rubix22

24bit/192kHzという高音質での録音に対応しているオーディオインターフェイスです。接続は2入力2出力で、入力端子にはXLRとTSフォーンの両方が使えるコンボジャックを2チャンネル搭載。また、ダイレクトモニター機能があり、音楽制作ソフト「Ableton Live Lite」のライセンスも付属しています。

配信はもちろん、楽曲制作をしたい方にもおすすめ。加えてサイズは、23×25.6×8.6cmとコンパクトで、持ち運びがラクなのもうれしいポイントです。

スタインバーグ(Steinberg) オーディオインターフェイス UR22mkII

高いスペックで人気のオーディオインターフェイス。bit深度とサンプリング周波数は、24bit/192kHzなので、DTM用に購入したいという方におすすめです。

入力と出力はそれぞれ2チャンネルで、接続端子はコンボジャック。音楽制作ソフト「Cubase AI」がバンドルされています。またiPad用のマルチタッチDAW「Cubasis LE」も付いているので、iPadでの音楽制作をしたい方にもおすすめのモデルです。

フォーカスライト(Focusrite) USBオーディオインターフェイス Scarlett Solo G2

本製品は、24bit/192kHzに対応し、2入力2出力と出入力チャンネルも豊富。また、入力端子にはコンボジャックが1つ搭載されています。

48Vファンタム電源に対応しているので、コンデンサーマイクを接続したいという方にも最適。加えて、ゲインノブ周りのLEDが赤や緑に点灯し、適正な録音レベルを設定できるのもポイントです。

ベリンガー (BEHRINGER) USBオーディオインターフェイス UM2

リーズナブルながら、機能の揃ったオーディオインターフェイス。とにかくお手頃なので、初めてオーディオインターフェイスを購入する方におすすめです。

出入力は2入力2出力で、入力端子にはコンボジャックを搭載しています。また、48Vファンタム電源に対応しているのでコンデンサーマイクを使って録音したいという方にもおすすめです。

アイケーマルチメディア(IK Multimedia) ギター/ベース用モバイル・インターフェイス iRig 2

iPhoneやiPadなどのモバイル機器にギターなどの音を録音できるオーディオインターフェイス。入力端子は1/4インチ標準ジャックで、出力端子はヘッドホン出力用のステレオミニ端子とアンプ接続用の1/4インチ標準ジャックの端子を装備しています。

サイズは13.8×15.9×4.6cm、重量約168gなので持ち運びもラクラク。iPhone・iPadなどのモバイル機器があれば、どこでもギターやベースを録音できます。

タスカム(TASCAM) オーディオインターフェイス US-366-SC

多く機能を備え、楽曲制作から配信まで対応する多機能オーディオインターフェイス。音質は24bit/192kHzで、接続は6入力6出力を備えています。入力端子はXLRとSTRコンボジャックで、ファントム電源に対応しているのも魅力です。

また、デザインも特徴的で、ゲインノブなどが上面に付いており操作性は抜群です。配信中に音量を絞りたい場合でも、喋りながら簡単に対応できます。

Mオーディオ(M-Audio) USBオーディオインターフェイス M-Track 2X2

USB Type-C端子を搭載しているオーディオインターフェイス。MacBookなど、USB Type-Cを採用しているパソコンを使用している方におすすめです。

音質は24bit/192kHzで、入力端子はコンボジャックとハイインピーダンス専用1/4入力端子の2チェンネルが搭載されています。48Vファントム電源にも対応しているのでコンデンサーマイクでボーカルを録音したいという方にもおすすめです。

スタインバーグ(STEINBERG) UR-RT2 UR-RT2

スタインバーグ「URシリーズ」のハイグレードモデル。高品質で多機能なオーディオインターフェイスでなので、本格的な楽曲制作をしたいという方におすすめです。

接続は4入力と2出力で、入力端子にXLRとTRSのコンボジャックが2チャンネルと、TRSライン入力が2チャンネル。48Vファンタム電源に対応しており、音質は24bit/192kHzと高性能なのが魅力です。さらにCubase AIもバンドルされています。

ズーム(ZOOM) USBオーディオインターフェイス UAC-2

USB2.0の約10倍のスピードがあるとされる、USB 3.0 SuperSpeed規格を採用した高品質なオーディオインターフェイス。音質は24bit/192kHzで、接続は2入力2出力を備えています。

楽曲制作するには十分なスペックとファンタム電源にも対応しているので、コンデンサーマイクを接続したい方にもおすすめ。同梱ソフトはCubase LEです。

ズーム(ZOOM) オーディオインターフェイス TAC-2

ZOOM TAC-2は、Thunderboltを搭載したオーディオインターフェイス。Thunderboltは、高速汎用データ伝送技術で、USB 2.0と比べ約20倍もの転送速度があるといわれています。タイミングのズレを心配する必要がなく、より快適な楽曲制作が可能です。

音質は24bit/192kHzで接続は2入力2出力。入力端子にはXLRとTRSコンボジャックを2つ搭載しています。また、48Vファンタム電源にも対応しており、ギターアンプを直接つなげられるHi-Zインプットが装備されているのも魅力です。

ローランド(ROLAND) オーディオインターフェイス UA-4FX2

インターネット配信に適したオーディオインターフェイス。押すだけで入力音を停止できるON AIRボタンを搭載しているのが特徴です。音を止めたいときすぐに止められるので、配信をする際に重宝します。

48Vファントム電源に対応しており、コンデンサーマイク接続も可能。インターネット配信にチャレンジしたいという方におすすめです。接続は2入力2出力で音質は24bit/96kHz。価格がリーズナブルなので、初めてオーディオインターフェイスを購入する方にも適しています。

ネイティブインストゥルメンツ(NATIVE INSTRUMENTS) KOMPLETE AUDIO 6 21066

6入力6出力と豊富な入出力端子が搭載されているため、本格的に音楽制作をしたい方におすすめのオーディオインターフェイス。多くの機器を一度に接続でき、多彩な楽曲制作が可能です。

最大で24bit/96kHzに対応しているなど、性能も高く、XLRとTRSのコンボジャックを2チャンネル搭載しているのもうれしいポイント。また、「CUBASE LE 8」がバンドルされているのも魅力です。

ベリンガー(BEHRINGER) USB接続オーディオインターフェイス U-PHORIA UMC202HD

リーズナブルな価格にもかかわらず、機能の充実したオーディオインターフェイス。最大24bit/192kHzに対応した音質に加え、出入力は2入力2出力を搭載しており、入力端子にはXLRとTSフォーンの両方が使えるコンボジャックも備えています。

また、Hi-Z入力に対応しているのでギターやベースを直接接続できます。さらにDAWソフトウェア「Tracktion」がバンドルされているので、DTM初心者の方にもおすすめです。