ゲームプレイをより快適にする「オーディオインターフェイス」。クリアな音質でゲーム内の細かな音まで聞き取れるため、FPSや対戦ゲームでは特に重要なアイテムです。しかし、さまざまなモデルが販売されているため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ゲーム向けオーディオインターフェイスのおすすめ製品をご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
- 目次
- オーディオインターフェイスとは?
- ゲーム向けオーディオインターフェイスのメリット・デメリット
- ゲーム向けオーディオインターフェイスは必要?
- ゲーム向けオーディオインターフェイスの選び方
- ゲーム向けオーディオインターフェイスのおすすめメーカー
- ゲーム向けオーディオインターフェイスのおすすめ
オーディオインターフェイスとは?

By: amazon.co.jp
オーディオインターフェースとは、マイクや楽器などのアナログ音声信号をデジタル信号に変換し、パソコンに取り込むための装置のこと。音声データをパソコン上で編集・加工できるようになるのが特徴です。
また、パソコンから出力されるデジタル音声信号をアナログ信号に変換し、スピーカーやヘッドフォンで再生する役割も果たします。音楽制作やライブ配信など、音質のよさや遅延の少なさが重要な場面で活用されています。
ゲーム向けオーディオインターフェイスのメリット・デメリット

By: amazon.co.jp
ゲーム向けオーディオインターフェースを使用するメリットは、低遅延での音声処理が可能になること。ゲーム実況やストリーミング時に音声と映像の同期が取りやすくなり、視聴者に快適な体験を提供できます。また、ミキシング機能を活用して、ゲーム音やボイスチャットの音量バランスをリアルタイムで調整できるため、足音や銃声などの重要な音を聞き取りやすくなります。
デメリットは、システムへの負荷が増加する点。高解像度での録音や多くのエフェクトを使用すると、CPUやメモリに負荷がかかり、パフォーマンスの低下につながる可能性があります。ドライバのインストールやオーディオ設定、音声のルーティングなど、初期設定が複雑な場合が多く、初心者には敷居が高く感じられることもあります。
初期投資や設定の手間、システム負荷などを考慮し、自分の用途や環境に合わせて導入を検討することが重要です。
ゲーム向けオーディオインターフェイスは必要?

ゲーム向けオーディオインターフェイスは、音質や音声処理にこだわりたい方に向いています。高品質なAD/DAコンバーターを採用しているモノが多く、ゲーム音や音声をクリアに出力できるのが特徴。また、イコライザー機能を使って特定の音域を強調することで、FPSゲームなどで重要な足音や銃声をより聞き取りやすくできるのもメリットです。
ゲーム配信をする方にも便利な機能が備わっています。ゲーム音やBGM、自分の声などの音量を個別に調整できる音声ミキシング機能により、理想的な配信環境を整えられます。
しかし、単純な雑談配信やゲーム配信では必ずしも必要ではなく、USBマイクで十分な可能性も。高度な音声処理を行いたい方は、オーディオインターフェイスの導入を検討してみてください。
ゲーム向けオーディオインターフェイスの選び方
ファンタム電源の有無をチェック

By: amazon.co.jp
ファンタム電源とは、コンデンサーマイクを使うときに必要な機能のことです。コンデンサーマイクは音質が優れており、歌枠配信や楽器演奏の配信に向いています。一般的なオーディオインターフェイスでは48Vのファンタム電源を搭載しているモノが多く見られます。
ただし、配信で使用するUSBマイクやダイナミックマイクではファンタム電源は不要です。将来的にコンデンサーマイクの使用を検討している場合は、ファンタム電源搭載モデルを選んでおくと便利です。
端子の種類をチェック

By: amazon.co.jp
オーディオインターフェイスには、さまざまな種類の入出力端子が備わっています。マイク入力用のXLR端子、楽器を直接つなげるTS端子、ヘッドフォン出力用のTRS端子などがあり、用途によって必要な端子は変わってきます。
また、パソコンとの接続方式もチェックしたいポイントです。一般的なUSB接続に加え、高速なデータ転送が可能なThunderbolt接続に対応したモデルもあります。遅延の少ない環境を求める場合は、Thunderbolt接続が可能なモデルもチェックしてみてください。
音質をチェック

By: amazon.co.jp
オーディオインターフェイスの音質は、ゲームプレイの質を大きく左右する要素です。高品質なAD/DAコンバーターを採用したモデルなら、低ノイズで原音に忠実な音声処理が可能です。24bit/192kHzなどの高解像度オーディオに対応したモデルであれば、より細かな音の表現力も期待できます。
また、低レイテンシー設計のモデルを選ぶことで、音声とゲーム画面のズレを抑制可能です。バーチャル7.1chサラウンドサウンドに対応したモデルなら、足音や銃声の方向性をより正確に把握できるため、FPSゲームなどを有利に進められます。
機能性をチェック

オーディオインターフェイスの機能性は、用途に応じて確認が必要です。XLR端子やコンボジャックを備えたモデルなら、高品質なマイク入力が可能です。ファンタム電源供給機能があれば、コンデンサーマイクも使用できます。
ゲーム配信を行うなら、ループバック機能の有無もポイントです。ゲーム音とマイク音を同時に配信できるため、配信の幅が広がります。また、DSPを搭載したモデルなら、PCの負荷を軽減しながらエフェクトやイコライザーの処理が可能です。
価格をチェック

By: amazon.co.jp
ゲーム向けオーディオインターフェイスの価格は、製品の機能や性能によって異なります。1万円以下の手頃なモデルから、5万円を超える高機能なモデルまでさまざまです。
コストを抑えたい場合は1万円以下の製品も選択肢に入りますが、価格と機能性は比例する傾向があるため、注意が必要です。特に、配信や録音の品質を重視する場合、1〜2万円程度の予算を確保すると、実用性の高いモデルを選びやすくなります。
ゲーム向けオーディオインターフェイスのおすすめメーカー
ヤマハ(YAMAHA)

By: amazon.co.jp
ヤマハは1897年に創業した老舗の楽器・音楽機器メーカーです。125年以上にわたり培ってきた音響技術を活かし、プロ仕様の音楽機器から一般向けの音響機器まで幅広い製品を展開しています。
ゲーム向けオーディオインターフェイスでは、直感的な操作性と高い機能性を備えた製品をラインナップ。高音質と安定性に優れた性能を持ち、ライブストリーミングに便利なループバック機能も搭載しています。用途や予算に応じて豊富な製品から選択できるのが魅力です。
スタインバーグ(Steinberg)

By: amazon.co.jp
スタインバーグは、1984年にドイツ・ハンブルクで設立された音楽制作ソフトウェアおよびハードウェアのメーカーです。デジタルオーディオワークステーションやオーディオインターフェースなど、音楽制作に欠かせない製品を多数展開しています。
スタインバーグのオーディオインターフェースは、高音質と高性能で知られています。また、用途や規模に応じて多彩なモデルをラインナップ。初心者からプロフェッショナルまで、幅広いユーザーに支持されており、音楽制作の現場で高い評価を得ています。
ローランド(Roland)

By: amazon.co.jp
ローランドは、長年の音響機器開発で培った技術力を持つ日本の音響機器メーカーです。自社開発ドライバによる安定した動作と充実したサポート体制を備え、高品質な製品を提供し続けています。
ゲーム配信向けの製品のなかには、32bitの内蔵DSPによる高品質なサウンド処理や独立した2系統のミックス機能などを搭載したモデルも。人気ゲームに合わせた音声設定や配信者と視聴者の音声分離機能など、実用的な機能を備えたインターフェイスも展開しています。
ゲーム向けオーディオインターフェイスのおすすめ
ヤマハ(YAMAHA) ウェブキャスティングミキサー AG03
ウェブキャスティングや音楽配信に便利なミキサー。ループバック機能を備えており、PCやスマートフォンの音声を取り込んで配信に活用できます。コンパクトながら高機能で、ストリーミングやオンラインコンテンツ制作に適したモデルです。
ヘッドセットマイク端子を搭載しているため、ヘッドセットマイクとヘッドフォンの接続が簡単。また、コンパクトかつ堅牢なデザインで、持ち運びや設置もしやすく、さまざまな環境で活躍します。自宅での配信はもちろん、ライブ演奏やオンライン会議など幅広いシーンに対応できるおすすめのオーディオインターフェイスです。
ヤマハ(YAMAHA) Game Streaming Audio Mixer ZG01
ゲーム配信やボイスチャットに特化したオーディオミキサー。ゲーム音声やボイスチャットの声、チャット相手の音声を適切にミックスし、クリアでバランスの取れたサウンドを提供します。シンプルな操作で音量調整やミュートが可能。バイノーラル音声処理やボイスチェンジャーなど、多彩なDSPエフェクトを搭載し、個性的なサウンド演出を楽しめます。
また、+48Vファンタム電源対応のマイク入力を搭載し、プロ仕様のコンデンサーマイクも使用可能。さらに、ヘッドセットやデスクトップスピーカーなど、多様なオーディオ環境に適応できる入出力端子を備えています。
コンパクトながらも多機能な設計が魅力。専用ソフトウェア「ZG Controller」によって、音量やエフェクトの詳細設定ができ、自分好みのサウンドを細かく調整できます。ゲーム配信やボイスチャットのクオリティを向上させたい方におすすめのモデルです。
スタインバーグ(Steinberg) USB 3 Audio Interface UR22C
高音質な録音環境を実現する、おすすめのUSBオーディオインターフェース。最大32bit/192kHzの高解像度録音・再生に対応し、プロ仕様のサウンドクオリティを提供します。
ヤマハのClass Aマイクプリアンプ「D-PRE」を2基搭載しており、ボーカルや楽器の録音時にもピュアでナチュラルな音を再現。USB 3.1 Gen 1準拠のUSB-C端子を備え、高速データ転送とバスパワー駆動に対応しているのもポイントです。
機能面も充実しており、インターネット配信に適したループバック機能を搭載。MIDI入出力端子も備えており、外部MIDI機器との接続が可能です。
付属ソフトウェアも充実しており、音楽制作ソフト「Cubase AI」や、iOS向けの「Cubasis LE」が同梱。macOS・Windows・iOSデバイスに対応しており、さまざまな制作環境で活用できます。
ローランド(Roland) Dual Bus Gaming Mixer BRIDGE CAST
オンライン・ゲーム配信に特化したオーディオ・ミキサー。独立した2系統のミックス・バスを搭載し、BGMやサウンドエフェクトを自在にコントロール可能です。ボイスチェンジャー機能も備え、配信の演出を強化できます。高性能なマイク用プリアンプを内蔵しており、プロフェッショナルなクリアな音質での配信ができます。
セットアップの手軽さも魅力。USB-Cケーブルをコンピューターに接続し、XLRマイク入力とヘッドフォンを接続するだけで、すぐに使用できます。専用アプリ「BRIDGE CAST」を活用すれば、オーディオ設定やパネルのカスタマイズが可能。「BGM CAST」や「Roland Cloud」を利用すれば、著作権フリーのBGMや効果音を追加できるのも便利です。
直感的に操作しやすいデザインもポイント。ゲーム中でも快適にミキシングを調整できます。機能性とデザイン性を兼ね備えたおすすめのオーディオミキサーです。
MOTU オーディオインターフェイス M2
低レイテンシーと高音質を兼ね備えた、USB-Cオーディオインターフェース。ESS Technologyの「Sabre32 Ultra DAC」を搭載し、メイン出力で120dBのダイナミックレンジを実現しています。
高速・低レイテンシー性能も魅力のひとつ。96kHz/32サンプルバッファー使用時には、2.5msのラウンドトリップ・レイテンシーを実現し、リアルタイムに近いモニタリングが可能です。
接続性も豊富で、2つのマイク・ライン・Hi-Zギターコンボ入力、2つのバランス1/4インチTRS出力、MIDI入出力端子を搭載。また、音楽制作ソフト「Performer Lite」や「Ableton Live Lite」も付属し、100種類以上のバーチャルインストゥルメントや6GBのループ・サンプルパックも利用できます。高性能かつ多機能なオーディオインターフェースです。
オーディオテクニカ(audio-technica) USBオーディオミキサー AT-UMX3
ライブ配信に特化したUSBオーディオミキサー。配信初心者でも扱いやすいシンプルな操作性を備えつつ、プロのストリーマーにも満足できる設計が施されています。
ノイズ耐性に優れているのも特徴。特殊なフィルタ回路と金属シールド設計を採用し、周囲の電子機器や外部接続機器からのノイズを軽減します。最大192kHz/24bit対応の高性能A/Dコンバーターを搭載し、クリアで解像度の高い音声を届けられるのもポイント。さらに、48Vのファントム電源を安定して供給し、コンデンサーマイクの使用にも適しています。
また、さまざまな接続に対応しているのも魅力。ノイトリックのXLR端子とφ6.3mmコンボジャックを採用し、幅広いマイクと互換性を持っています。コンパクト設計で持ち運びにも便利なため、デスクトップから外出先まで多様なシーンで活躍するミキサーです。
ファイファイン(FIFINE) ゲーミングオーディオミキサー SC3
機能が充実したUSBオーディオインターフェース。RGBライティングを搭載し、セットアップを華やかに演出しながら、オーディオ性能を強化する多彩な機能を備えています。48Vのファンタム電源供給に対応し、コンデンサーマイクを最大限に活用できるのが特徴です。
モニタリング機能を搭載し、リアルタイムで音声を確認できるのもポイント。XLR接続・6.35mm接続・3.5mm接続に対応。多くのマイクと互換性を持ち、用途に応じた柔軟な接続が可能です。
直感的な操作性も魅力。大きなボタンと4つのフェーダーを搭載し、音量調整やミュート、ボイスチェンジなどをスムーズに操作できます。使いやすさと高機能を両立したおすすめのUSBオーディオインターフェースです。
ベリンガー(BEHRINGER) UMC22 U-PHORIA
手軽に高音質の録音ができるUSBオーディオインターフェース。コンパクトな2入力・2出力の設計で、限られたスペースでも使いやすいのが特徴です。MIDAS設計のマイクプリアンプを搭載し、クリアな音質を実現。XLRなどのジャックを備え、幅広い機器との接続が可能です。
48kHzのサンプリングレートに対応し、高解像度のオーディオ録音・再生を実現。楽器を直接接続できるHI-Z入力も搭載しており、ギターやベースを追加のDIボックスなしで録音できます。シンプルな構成ながら、多彩な音楽制作のニーズに応える仕様です。
小型で持ち運びしやすいのもメリット。コストパフォーマンスに優れたUSBオーディオインターフェースを探している方におすすめのモデルです。
フォーカスライト(Focusrite) オーディオインターフェイス Scarlett 2i2 4th Gen
高品質な録音を実現するUSBオーディオインターフェース。第4世代のリモートコントロール対応プリアンプを搭載し、69dBの広いゲイン範囲を持つのが特徴です。マイクのポテンシャルを引き出し、クリアで豊かな音質を提供します。
Airモードを搭載。高周波数帯域を強調することで、明瞭で開放感のあるサウンドを生み出します。さらに、音楽制作に必要なソフトウェアが付属。購入後すぐに本格的なレコーディング環境を構築できます。プロのレコーディングから宅録まで、幅広いシーンで活躍するモデルです。
ズーム(ZOOM) オーディオ・インターフェース UAC-232
32bitフロート録音に対応した高性能USBオーディオインターフェース。ゲイン調整不要で、どんな音量でもクリップを気にせず録音できるのが特徴です。独自の「デュアルADコンバータ回路」を搭載し、繊細な音から大音量まで幅広いダイナミックレンジをカバー。高品位なプリアンプにより、クリーンで低ノイズなサウンドを実現します。
最大192kHzのサンプルレートに対応しており、ハイレゾクオリティの録音が可能。「UAC-232 Mix Control」アプリを使用すれば、I/Oルーティングの変更やループバックのオン・オフ、入力レベルやモニターレベルの調整も簡単に行えます。WindowsやMacはもちろん、iPhoneやiPadにも対応し、幅広いデバイスで使用可能です。
プロフェッショナルな環境でも安心して使用できるオーディオインターフェースです。
ゲーム向けオーディオインターフェイスは、低遅延でクリアな音質を提供するモデルや、ボイスチャット用の音声処理機能が充実した製品など、用途に応じたさまざまな種類があります。PCやコンソール機器との接続性や、ヘッドセット・マイクとの相性も考慮しながら、自分のプレイスタイルに適した製品を選ぶことが大切です。