フランスのコニャック地方で作られ、高級ブランデーとして愛されているコニャック。産地やブランドによってその種類は豊富で、銘柄ごとに個性を感じられるのが魅力です。

中でも5大コニャックと称される有名銘柄はぜひ飲んでおきたいところ。そこで今回は、コニャックのおすすめ銘柄をご紹介します。種類や選び方に関しても解説するので、コニャックを初めて飲むという方もぜひ参考にしてください。

コニャックとは?

コニャックとブランデーの違い

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ブランデーとコニャックの違いは原料と製法、生産地にあります。ブランデーは果実酒からつくられた蒸留酒全般を指し、コニャックはブランデーの一種で、原料はぶどう。定められた製法で作られ、フランスのコニャック地方でつくられたものです。

単にブランデーと言った場合は、通常ブドウが原料のワインを蒸留して作られたものを指しますが、リンゴから作られたものやサクランボから作られたものもブランデーに含まれます。

コニャックは、フランスのコニャック地方でぶどうを原料に特殊製法で作られたもののみを指します。コニャック地方で作られていないものはコニャックとは呼ばれず、特殊製法で作られていないものも同様にコニャックとは呼ばれません。

コニャックの選び方

ランクで選ぶ

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コニャックにおけるランクとは、BNICというフランスの事務局が定めた熟成年数の違いを表したものです。そのため、ランクを見ることでコニャックの熟成年数が分かるようになっています。

ランクは高い順に「オール・ダージュ」「X.O.」「ナポレオン」「V.S.O.P.」「V.S.」「スリースター」の6つに分けられます。ランクが高いほど熟成年数が長く、熟成年数が長いほど口当たりがよく飲みやすいのが特徴です。初めてコニャックを飲むという方は、ぜひ飲みやすい高ランクのコニャックを手に取ってみてください。

産地で選ぶ

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コニャック地方は土壌の質で「グランド・シャンパーニュ」「プティット・シャンパーニュ」「ボルドリー」「ファン・ボア」「ボン・ボア」「ボア・ゾルディネール」という6つの産地に分類され、産地でコニャックの味わいや口当たりが変化します。

コニャック初心者の方であれば、軽くて飲みやすいグランド・シャンパーニュや、まろやかな口当たりのボルドリーがおすすめです。味に慣れたら、個性的でやや風味の粗いボア・ゾルディネールにも挑戦してみてください。

ブランドで選ぶ

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コニャックの銘柄は、2018年現在約800銘柄にものぼります。これだけの銘柄があるとどれを選べばいいか分からなくなってしまいますが、5大コニャックと称される「ヘネシー」「マーテル」「カミュ」「レミーマルタン」「クルボアジェ」はぜひ飲んでおきたいところです。

もし5大コニャックを十分に堪能したら、5大コニャックと同等の評価を受けている「ポールジロー」や「デュピュイ」「バロン・オタール」を試してみるのもおすすめ。銘柄ごとに変わる味わいを楽しみましょう。

コニャックのおすすめ銘柄

ヘネシー(Hennessy) X.O

1870年に世界で初めてX.Oの名が与えられたコニャック。100種類の原酒がブレンドされており、上品かつパワフルな味わいが特徴です。価格は決して安くはありませんが、極上の味わいを楽しめます。ご自身で楽しむのはもちろん、父の日の贈り物や昇進祝いなど、ギフトとしても喜ばれる1本です。

ヘネシー(Hennessy) V.S.O.P フィーヌ シャンパーニュ

厳しい条件を満たした、約60種類の原酒のみをブレンドして作られたコニャック。熟成年数が25年の原酒が含まれており、コクの深さを味わえます。風味が豊かで濃厚な味わいが特徴。比較的飲みやすいのが魅力のひとつで、初心者の方にもおすすめです。

ヘネシー(Hennessy) V.S

へネシーV.Sは、40種類もの厳選された原酒のみをブレンドして作られます。40度のアルコール度数とフルーティーな香り、バニラの風味が飲む人に心地よさを感じさせるコニャックです。

5大コニャックのひとつとして高い知名度と人気を誇るヘネシーのコニャックをリーズナブルに楽しめるので、初心者の方にもおすすめ。箱付きなので、贈り物としても喜ばれる1本です。

マーテル(Martell) X.O.

独特なアーチ型のボトルが目を引くコニャック。その形は最上級のモノだけをブレンドするという創設者ジャン・マーテルの意志を表しており、口当たりのよいボルドリーのぶどうと力強い味わいを特徴とするグランド・シャンパーニュのぶどうをブレンドしています。

スパイスをすり潰したような香りとフルーティーな香りは飲む人に心地よさを感じさせ、まろやかで爽やかな味わいがいつまでも口の中に残り続ける優れた1本。値は少し張りますが、格調高い本格的なコニャックを飲みたい方におすすめです。

マーテル(Martell) V.S.O.P

ラベルにルイ14世の横顔が描かれ、”メダイヨン”の愛称で親しまれているコニャック。アルコール感のトゲはなく、シャープな味わいとドライフルーツのようなほのかな甘みが特徴です。

5大コニャックブランドの中で最も古い歴史を持ち、貴族に好んで飲まれるマーテルのコニャックを比較的安い価格で楽しめます。深い歴史が感じられる、おすすめの1本です。

マーテル(Martell) コルドンブルー

深みのあるキレイな銅色の見た目が印象的なコニャック。プラムやリンゴを思わせるフルーティーな香りとコーヒー、ナッツの芳ばしい香りが楽しめます。産地はボルドリーで、まろやかな口当たりは初心者にもおすすめです。

少々価格が高めですが、気品のある味わいを存分に楽しめる逸品として一度は飲んでおきたいコニャックのひとつ。愛飲家も多いエレガントな1本です。

カミュ(CAMUS) XOエレガンス

美しく煌びやかな見た目のボトルが特徴のコニャック。より軽やかで上品な味わいを目指した「エレガンスシリーズ」のXOです。香りと深みのある味わいを楽しめると人気があります。

バニラや砂糖に漬けたフルーツ・シトラス・リコリスの爽やかな味わいを楽しめるのが特徴です。スパイスを感じさせる余韻が口の中で長く続くのも魅力のひとつ。リーズナブルな価格とは言えませんが、贅沢な味わいを楽しみたい方におすすめの1本です。

カミュ(CAMUS) VSOPエレガンス

エレガンスシリーズのVSOP。ソフトでフルーティーな香りとオークの香りがほんのりと漂うのが特徴です。価格も比較的リーズナブルなので、家庭でも気軽に楽しめます。

ほのかな甘みの中に、ピリッとしたスパイスの感覚が広がるのが魅力のひとつです。ストレートで飲む分にはもちろん、アルコール度数が40度と高めなので、水割りやロックでも楽しめます。

カミュ(CAMUS) ボルドリー VSOP

ボルドリーが産のコニャック。希少で香り高く、シャープな味わいを楽しめるのが特徴です。XOに匹敵する高い香りを感じられます。コストパフォーマンスがよくリーズナブルなので、初心者におすすめです。

レミーマルタン(RÉMY MARTIN) XO

グランド・シャンパーニュ産のぶどうを85%、プティット・シャンパーニュ産のぶどうを15%使用し、コニャックの神髄として広く親しまれている1本です。

フルーティーな香りが溢れ出し、口の中に甘みとスパイシーな刺激が広がります。香りや味わいがいつまでも心地よく残り続けるのが特徴のコニャックです。

レミーマルタン(RÉMY MARTIN) VSOP

コクのある味わいが特徴の1本。レミーマルタンをリーズナブルに楽しんでみたいという方におすすめです。バニラやヘーゼルナッツ、オークなど複雑な香りが楽しめるため人気が高く、世界的に愛飲されているコニャックのひとつ。口当たりが優しく飲みやすいので、初心者の方でも楽しく飲めます。

レミーマルタン(RÉMY MARTIN) ルイ13世

高級ブランドとして高い人気と知名度を誇るコニャック。かつてのフランス皇帝の名を冠しており、1,200種類にも上る厳選した原酒を100年熟成させ、ブレンドさせた究極の銘柄です。

普通のコニャックでは味わえない口当たりのよさと香りを楽しめます。価格は高価ですが、至高の逸品として名高く、コニャック好きなら一度は飲んでおきたい1本です。

クルボアジェ(COURVOISIER) X.O.

なめらかな口当たりとコクが特徴の1本です。1986年、国際ワインスピリッツコンテストで世界一に選出されたこのコニャックで、飲む人に優美な飲み心地を与えてくれます。

チーズやシガーとの相性もよく、初心者から飲み慣れている人まで味わい深く飲めるおすすめの逸品。風味をしっかりと味わいたい方はストレートで、好みで飲みたい方は水割りで楽しんでみてください。

クルボアジェ(COURVOISIER) エクストラバガンス

ボトルの中心にナポレオンのロゴが配置されているクルボアジェシリーズの新しいコニャック。ランクはXOとVSOPの間に位置し、オレンジやローズの香りが特徴です。

ソーダ割りやカクテルなどさまざまな飲み方が可能で、繊細でフルーティーな味わいが魅力のひとつ。飲みやすいので、初心者におすすめのコニャックです。

クルボアジェ(COURVOISIER) VSOP

フランスの皇帝ナポレオン3世に愛飲され、”ル・コニャック・ド・ナポレオン(ナポレオンのコニャック)”とも呼ばれるクルボアジェのVSOP。香りと熟成感に優れているのが特徴です。

グランド・シャンパーニュ、プティット・シャンパーニュ、ボルドリー、ファン・ボアのぶどうをブレンドして作られており、複雑な味わいが楽しめます。

ポールジロー(Paul Giraud) 25年

300年以上に渡りコニャックの生産を続けているポールジロー。熟成期間が長いながらもリーズナブルな価格で飲めるコニャックです。華やかで上品な香り、複雑に絡み合う味わいを楽しめます。

ぶどうそのものの味と、フルーティーな香りが特徴です。風味を味わいたい方はストレートで飲むのがおすすめ。自分なりに飲みたい方は水割りやソーダ割りで楽しんでみて下さい。さまざまな飲み方を試せるのが魅力的です。

ポールジロー(Paul Giraud) トラディション

手軽に楽しめるため人気が高く、初めてコニャックを飲むという方におすすめの1本です。爽やかなぶどうの香りが口いっぱいに広がり、キレのある味わいが楽しめます。アルコール度数は40度と高めながらも、それを感じさせない飲みやすさが魅力のひとつ。初心者から飲み慣れた人までおすすめです。

ポールジロー(Paul Giraud) エリテージ(ヘリテージ)

濃い琥珀色の見た目が目を引くコニャック。濃厚ではっきりとしたぶどうの味わいと香りが口に入れた瞬間から広がるのが魅力の1本です。熟成年数50年と長い間熟成された原酒がブレンドされており、コクが深く飲みやすいのが特徴。価格はリーズナブルと言えませんが、初心者におすすめの銘柄です。

デュピュイ(DUPUY) XO テンテーション

高級感漂う外観が目を引くコニャック。形状やパッケージデザインが他のコニャックとは違って珍しく、父の日の贈り物などのプレゼントにおすすめの1本です。キャラメルのような深い甘みの後に、ビターな苦みが口の中に広がります。口当たりとしては軽く、ライトボディで飲みやすいので初心者におすすめです。

デュピュイ(DUPUY) VSOP テンテーション

角の無い柔らかな口当たりとぶどうの風味が心地よく残る上品で優雅なスタイルが特徴のコニャック。XOよりも若く、シャープな飲み口ですっきりとしています。価格が安く、初心者でも手に取りやすいリーズナブルさが魅力のひとつ。普段飲みにもおすすめの1本です。

バロン・オタール(BARON OTRARD) エクストラ

ブランドの中でも古い歴史を持つバロン・オタールのコニャック。最高級・贅沢・濃厚と称されることが多く、長い間熟成させたグランド・シャンパーニュの原酒のみをブレンドした最高級の1本です。ルビーのような見た目が長期熟成を表しています。飲み終わった後に長時間余韻が残り続けるのが魅力のひとつで、食後にゆったりとストレートで飲むのがおすすめです。

バロン・オタール(BARON OTRARD) XO

長期熟成された、軽くて飲みやすいグランド・シャンパーニュに、香りが高く口当たりまろやかなボルドリーを少量ブレンドしたコニャック。やや赤味がかった琥珀色が上質なモノであることを示しています。

プラムやヘーゼルナッツの香りの中に蜂蜜の柔らかさとスミレの香りを感じられます。飲みやすく、X.O.の中では安価なので、初心者におすすめの1本です。

バロン・オタール(BARON OTRARD) V.S.O.P

グランド・シャンパーニュを中心にさまざまな原酒がブレンドされているコニャック。フルボディでエレガントなフレーバーが楽しめます。フローラルやバニラ、シガーの香りが特徴です。初心者の方や味の違いを感じられるか不安な方におすすめの1本。コニャックの中では比較的安く手に取りやすい価格も魅力のひとつです。

番外編:コニャックのおすすめの飲み方

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コニャックは、口当たりや香りを引き立たせるために常温で飲むのが定番です。30分以内に飲める量をグラスに注ぎ、余韻を楽しむように少しずつ口に運ぶとおいしく飲めます。

おつまみには塩気のあるナッツやプレッツェル、サラミがおすすめです。またクセの強いチーズとも相性がよいのでブルーチーズやゴルゴンゾーラなども試してみてください。