1年を通じて装着する場合が多い「夏タイヤ」。ただし、スタンダードタイヤやコンフォートタイヤ、スポーツタイヤなどの種類から、はじめて選ぶ際に迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、夏タイヤにフォーカスしておすすめモデルをご紹介します。あわせて種類の違いや寿命の目安も解説するので、気になる方は参考にしてみてください。
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夏タイヤの種類
スタンダードタイヤ

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スタンダードタイヤとは、タイヤのなかでも標準的な性能を備えているタイプです。特別な性能を求めず、リーズナブルな夏タイヤを探している方におすすめです。
日常の通勤や買い物など、一般的な走行シーンに幅広く対応できる汎用性の高さが特徴。コストパフォーマンスにも優れています。
燃費性能や耐久性など、多くの要素をバランスよく設計しているため、特別な性能を求めない方や、安心して使えるタイヤを選びたい方にもぴったり。価格を抑えつつも、走行の安定感や使いやすさをしっかり確保しているのが魅力です。
コンフォートタイヤ

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コンフォートタイヤは、快適な乗り心地を重視して設計されています。路面から伝わる振動や衝撃を抑え、走行中の騒音を軽減することが可能です。
快適性を重視するミニバンやセダンに適しており、特に家族での長距離ドライブや高速道路での巡航時に効果を発揮します。
一方で、グリップ力やシャープなハンドリング性能はスポーツタイヤに比べると控えめです。そのため、走行性能よりも快適性を重視したい方や、日常的な街乗りを中心とするドライバーにおすすめです。
スポーツタイヤ

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スポーツタイヤは、グリップ力を重視して設計されているタイプ。素材やトレッドパターンにこだわっており、優れた走行性能を発揮するのが特徴です。スポーツタイプの車種はもちろん、セダンやSUVで高い走行性能と安心感、雨の日でも運転できる性能を求める方にもおすすめです。
また、スタンダードタイヤと比べて価格も高め。グリップ力に優れているものの、静粛性や低燃費性、耐摩擦性がスタンダードタイヤやコンフォートタイヤよりも劣る場合がある点は留意しておきましょう。
夏タイヤのおすすめ
ダンロップ(DUNLOP) ENASAVE EC204 185/60R15 84H
「圧力を逃がす」発想を採り入れている夏タイヤです。アウト側のブロックを大きくした「非対称ブロック」により、コーナリングでかかる圧力に対応しているのが特徴。接地形状を丸くしてタイヤにかかる接地圧を均一化しているなど、耐偏摩耗性能を向上させているおすすめモデルです。
低燃費タイヤでガソリン代を節約する効果が期待でき、通勤で毎日走行する方にもぴったり。長寿命を謳っており、タイヤ買い替えの頻度を減らしてコストを抑えたい方にも適しています。セダンやミニバン、コンパクトカーなど、さまざまな車種に合わせてサイズを選択可能です。
ダンロップ(DUNLOP) DIREZZA ZIII 225/45R18 91W
LAPタイムの短縮を追求しているスポーツタイプの夏タイヤです。ハイグリップ設計で、サーキットで本格的な走行を楽しみたい方におすすめ。14~19インチまでラインナップしており、愛車のタイヤサイズに合わせて選択できます。
コーナリングスピードや立ち上がりスピードがアップしており、素早い走りを求めている場合にぴったり。ハイグリップのスポーツタイヤを探している方もチェックしてみてください。
ダンロップ(DUNLOP) GRANDTREK PT3 205/70R15
SUV向けとして設計されている夏タイヤです。タイヤと路面の接地感を高めたパターンと、サイドウォール部を均一にたわませる「真円プロファイル」を採用しているのが特徴。安定した操縦性を実現しており、大型SUVで高速道路を走行する機会が多い方におすすめです。
シリカの配合割合を増やし、ウェット性能が向上しているのも魅力。雨天時に、車体重量の重たい大型SUVの安全なドライブをサポートします。ポリマーとシリカのしっかりとした結合によって不要な熱を抑えており、転がり抵抗を減らして低燃費性能を高めているのもポイントです。
ダンロップ(DUNLOP) VEURO VE304 185/65R15 88H

静粛性を追求しているスタンダードタイプの夏タイヤです。タイヤの内側に特殊吸音スポンジを搭載した独自の技術「サイレントコア」を採用。路面のつなぎ目の凹凸によるタイヤ内部の空気振動音を低減させているのがおすすめポイントです。
すり減るにつれて溝の形が変わり、高いウェット性能が持続するのも特徴。摩耗後のウェットブレーキ性能にも優れており、雨の日の安全なドライブをサポートします。たわみ方にも工夫し、コーナリング性能を高めているのも魅力です。
ミシュラン(Michelin) ENERGY SAVER 4 155/65 R14 79H XL
ウェット性能に優れている夏タイヤ。新配合コンパウンドを採用し、ウェットな路面でのグリップ力向上を図っているのがおすすめポイントです。低燃費性能にも優れており、ガソリン代が気になる方に適しています。
縦溝幅の最適化によってパターンノイズを低減させているのも特徴。アンダートレッドラバーでロードノイズも抑えているなど、快適な静粛性を求めている方にもぴったりです。
ミシュラン(Michelin) PRIMACY 4 185/65 R15 88T
日本向けに静粛性と快適性を追求しているコンフォートタイプの夏タイヤです。周波数をコントロールしてパターンノイズを低減する従来のバリアブルピッチに、より高い静粛性を実現する「サイレント・リブテクノロジー」を採用しています。
履きはじめから履き替えまで安心が続くと謳う、優れたウェットブレーキング性能も魅力。スリップサインのデザインに、ミシュランマンとミシュランロゴを採用して見やすくしている点もおすすめポイントです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) REGNO GR-XII 185/60R15 084H
静かで快適な車内空間を追求している夏タイヤです。路面ごとの音の違いに着目し、荒れた路面と滑らかな路面のそれぞれのノイズ抑制を実現。高い静粛性を発揮し、快適にドライブを楽しみたい方におすすめです。
優雅な乗り心地と応答性の優れたハンドリングを両立しているのもポイント。路面と接地形状の最適化によって、突起を乗り越えた際の衝撃を軽減します。ふらつきを抑える独自の非対称パターン「アルティメットアイ」を採用し、高い操縦安定性や直進安定性を確保しているのも魅力です。
ブリヂストン(BRIDGESTONE) NEWNO 155/65R14
高いウェットブレーキ性能が期待できる、おすすめの夏タイヤ。接地形状の適正化とシリカ配合ゴムを採用し、濡れた路面でも安心して走行できるウェットブレーキ性能を発揮すると謳っています。セダン・軽自動車・コンパクト・ミニバンなど、車種に合わせて豊富なサイズから選べるのもおすすめポイントです。
独自技術「アルティメットアイ」の採用により、タイヤパターンと形状を最適化。タイヤと路面に接地圧を均等化する技術で、高い耐摩耗性とロングライフを実現しています。
グッドイヤー(GOODYEAR) EfficientGrip ECO EG01 145/80R13
高い燃費性能を発揮する夏タイヤです。タイヤの発熱を抑える低発熱ラバーを採用し、転がり抵抗を低減させているのが特徴。くわえて、構造やパターンデザインを見直して低燃費性能向上を図っているなど、ガソリン代を抑える効果が期待できます。
タイヤの構造とトレッドパターンにより、タイヤと路面の接地形状と圧力を最適化しているのもポイント。トレッド部のラバー素材とあいまって、ロングライフ性能も向上しています。排水性を高めるトレッドパターンデザインを採用しており、雨天時のウェット性能を高めているのも魅力です。
ヨコハマ(YOKOHAMA) BluEarth-Es ES32 205/60R16 92H
接地形状を最適化したプロファイル採用の夏タイヤです。主溝とショルダー溝のバランスを取っており、優れた耐偏摩耗性とウェットグリップ力を発揮。センター部の接地長を長くし、高い直進安定性も確保しています。
「5ピッチトレッドパターン」採用で、偏摩耗を抑えながらパターンノイズを低減させているのも特徴。各化合物の化学反応をナノレベルで抑制する「ナノブレンドゴム」により、燃費性能に優れているのも魅力です。
夏タイヤの交換時期の目安

タイヤは摩耗して溝が減ると本来の性能を発揮できず、そのまま走行すると危険です。夏タイヤの溝は4mm以下が交換の目安。とくに、4mm以下になると雨の日の排水性能が落ち、ブレーキやハンドルが効かなくなるハイドロプレーニング現象が発生しやすくなります。
また、溝が十分に残っていても交換が必要なケースも。タイヤのゴムは経年劣化によって硬くなるとひび割れが発生し、最悪の場合破裂する恐れもあり注意が必要です。夏タイヤの耐用年数はおおよそ5年程度とされているので、参考にしてみてください。
なお、摩耗して溝の深さが1.6mm以下になると「スリップサイン」と呼ばれるマークが出現します。1ヶ所でもスリップサインが出たタイヤは装着・使用が禁止されており、新しいタイヤに交換しなければいけない点は注意しましょう。
夏タイヤとひとくちにいっても、さまざまな種類があります。高速運転時の静粛性や通勤時の燃費性など、求めている性能に合わせてもっともマッチしているタイヤを選択しましょう。おすすめしたモデルを参考に、愛車にぴったりなタイヤを見つけてみてください。