シンプルな成分で環境にやさしい「固形石鹸」。液体タイプに比べてゴミも少なく経済的なほか、香りや泡立ちのよさも魅力です。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、固形石鹸のおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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固形石鹸を使うメリット

使う際に溶かすひと手間が必要な固形石鹸。ワンプッシュで手軽に使えるボディソープやハンドソープなどの液体石鹸に比べて扱いやすさには劣るものの、液体石鹸にはないメリットがあることから根強い人気があります。

メリットの1つが、洗浄力の高さ。固形石鹸には、洗浄成分の割合が液体石鹸よりも高い傾向があります。そのため、少しの量でもしっかり洗い上げられるのが魅力です。

肌への負担が少ないのもポイント。基本原料が天然油脂とアルカリで構成されているため、界面活性剤や防腐剤などの添加物を含まないモノも豊富に展開されています。また、すすぎ残しも少なく、洗いすぎを防ぎやすいのも特徴です。

エコフレンドリーな設計にも注目。プラスチック容器などを使用しないため、ゴミの排出量を減らせます。また、水分含有量が少なく原料が凝縮されているため、液体石鹸より長持ちしやすくコスパも良好。機能性と環境へのやさしさを兼ね備えています。

固形石鹸の選び方

種類で選ぶ

化粧石鹸

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化粧石鹸は、薬機法で「化粧品」に分類される固形石鹸の1種。身体用の固形石鹸の総称として知られていますが、場合によっては洗顔石鹸と浴用石鹸をひとまとめにしたモノを指す場合もあります。

純粋な石鹸素地に加え、香料や保湿成分が配合されているモノも豊富に展開。香りを楽しみたい方や、肌のうるおいを守りながら洗浄できるモノがほしい方におすすめです。

薬用石鹸

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薬用石鹸は、薬機法で「医薬部外品」に分類されるアイテムです。一定の効能を謳うことができるのが特徴。ニキビや肌荒れ、汗臭などが気になる方には薬用石鹸が効果的です。

薬用石鹸には、おもに殺菌成分タイプと消炎成分タイプがあります。殺菌成分タイプの有効成分には、イソプロピルメチルフェノールやトリクロサンなどがあり、体臭やニキビの予防効果が期待できます。消炎成分タイプの有効成分にはグリチルリチン酸ジカリウムなどが挙げられ、ニキビや肌荒れを防ぐ効果があるのが特徴です。

薬用石鹸を選ぶときは、自分の肌質や悩みに合わせて選ぶことが大切。体臭が気になる方は殺菌成分が強いモノ、肌荒れに悩む方は抗炎症成分を含むモノがおすすめです。

肌タイプに合わせて選ぶ

乾燥肌の方には保湿成分が配合されているモノがおすすめ

肌の水分や油分が不足しがちな乾燥肌の方には、洗顔後の突っ張り感や肌荒れを防ぐためにも保湿力の高い固形石鹸がぴったり。はちみつ・セラミド・ヒアルロン酸・グリセリンなどの保湿成分を含む製品がおすすめです。

洗浄力が穏やかなアイテムを選ぶことも大切。洗浄力が強すぎると必要な皮脂まで奪ってしまい、肌荒れの原因にもなりかねないため注意しましょう。

脂性肌の方には洗浄力の高いモノがぴったり

脂性肌の方には、余分な皮脂をしっかり落とせる洗浄力の高い固形石鹸がおすすめ。また、余分な皮脂や汚れを吸着してくれる効果が期待できる炭やクレイなどの成分が含まれた製品も適しています。

皮脂の過剰分泌によるニキビが気になる場合には、殺菌成分や消炎成分を含む薬用石鹸を選ぶのも選択肢の1つ。成分などをチェックのうえぜひ検討してみてください。

敏感肌の方は洗浄力がおだやかなモノを選ぼう

敏感肌の方は、泡立ちがよく肌への刺激が少ない固形石鹸を選ぶことが大切。合成香料や合成着色料、防腐剤などの添加物は肌への刺激となる可能性があるため、なるべくシンプルな成分で構成されたモノがおすすめです。

乾燥が気になる場合には、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれているかもあわせてチェックしておくと安心です。

使用する部位に合わせて選ぶ

固形石鹸は使用する部位ごとに特性が異なるため、目的に合ったものを選んでみましょう。それぞれの部位に適した石鹸を選ぶことで、効果的な洗浄と肌への負担軽減が期待できます。

1つで頭・体・顔を洗える全身用は、家事・育児などで忙しくお風呂時間を時短したいという方や、洗浄を楽に行いたい方におすすめ。シャンプーやボディソープなど複数のアイテムを揃える必要もないため、コスパに優れています。

顔用の固形石鹸は、デリケートな顔の皮膚に配慮して処方されているモノが豊富。マイルドな成分で作られており、洗浄力が強すぎないのが特徴です。保湿成分が豊富に含まれていて、洗顔後の乾燥を防ぐ工夫がされています。

体用の固形石鹸は、顔用と比べて洗浄力がやや強め。全身の皮脂汚れをしっかり落とせるよう、泡立ちのよいモノが豊富に展開されています。

固形石鹸のおすすめ|化粧石鹸

牛乳石鹸共進社 カウブランド 赤箱 6コ入

牛乳石鹸共進社 カウブランド 赤箱 6コ入

1928年の発売以来、世代を超えて愛され続けている人気の全身用固形石鹸です。肌の保護成分である乳脂と、うるおい成分のスクラワンを配合。肌のうるおいを守りながら洗い上げられるため、毎日の洗顔にもおすすめです。

豊かでクリーミーな泡立ちが特徴。やさしいローズ調の香りで癒されながら使用できます。ブランドのシンボルでもある牛のイラストが描かれたレトロなパッケージも魅力です。

ねば塾 白雪の詩 180g×2個

ねば塾 白雪の詩 180g×2個

洗浄成分のパームと、パームの核油だけを原料に作られたピュアな固形石鹸です。色素・香料は一切使用していないと謳われています。石鹸成分が多く含まれる機械練りで製造されているため、洗浄力を重視する方にもおすすめです。

大容量180gの2個セットでたっぷり使えるのもポイント。顔や体の洗浄にはもちろん、キッチン用にも重宝します。

アレッポの石鹸 ノーマル

アレッポの石鹸 ノーマル

1000年以上の歴史を持つロングセラーの固形石鹸です。保湿成分のスクワレンを豊富に含むオリーブオイルと、清々しい香りのローレルオイルを9:1の割合でバランスよく配合。苛性ソーダと水を加えたシンプル設計なのも特徴です。

シャンプーとして使用することでフケ・かゆみを抑える効果が期待できるのもメリット。頭から爪先まで全身に使えるのでコスパも良好です。

シャボン玉本舗 シャボン玉浴用 100g

シャボン玉本舗 シャボン玉浴用 100g

純粋な石鹸成分のみで作られた固形石鹸です。香料・着色料・酸化防止剤・合成界面活性剤を含まない無添加処方。赤ちゃんから大人まで幅広い年齢層で使用できると謳われています。顔や髪にも使える万能タイプなので、家族みんなでシンプルケアを実践したい場合におすすめです。

昔ながらの釜炊き製法「ケン化法」で作られているのも特徴。手間暇のかかる製法ではありますが、その分天然の保湿成分が残りやすく、しっとりと洗い上がります。きめ細かく弾力のある泡を作れるのも魅力です。

環境に配慮した設計にも注目。生分解性が高く、水に流しても短時間で水と二酸化炭素に分解されます。パッケージにはリサイクル素材を採用。人と環境の両方にやさしいアイテムです。

ペリカン石鹸 恋するおしり ヒップケアソープ

ペリカン石鹸 恋するおしり ヒップケアソープ

デリケートなヒップのお手入れにおすすめの固形石鹸です。角質柔軟成分が肌をやわらかく整え、スクラブが古い角質を除去することで、肌のザラつきやゴワつきを軽減。さらに6種類の美容保湿エッセンスにより必要なうるおいをしっかり保護することで、なめらかな肌へと導きます。

石鹸のくぼみ部分を使ったマッサージケアで心地よく洗えるのも魅力。直接なでるように洗うことも、泡立てて使うことも可能です。ピーチをかたどったかわいいデザインとさわやかな香りで、お風呂時間を楽しく演出できます。

固形石鹸のおすすめ|薬用石鹸

レキットベンキーザー・ジャパン(Reckitt Benckiser) ミューズ 薬用せっけん バスサイズ

レキットベンキーザー・ジャパン(Reckitt Benckiser) ミューズ 薬用せっけん バスサイズ

体臭や汗臭が気になる方におすすめの固形石鹸。殺菌成分「イソプロピルメチルフェノール」を配合しており、デオドラント効果を発揮します。しっかりとした泡立ちですっきり洗い上がるのも魅力です。

ボディソープとしてバスタイムに使用したり、トイレや洗面所での手洗い用にしたりと用途の幅が広いのも特徴。本製品は約135gのバスサイズでたっぷり使用できます。植物由来の洗浄成分を配合しており、環境にやさしいのもおすすめポイントです。

興和(KOWA) 透明レスタミン石鹸

興和(KOWA) 透明レスタミン石鹸

肌の洗浄効果に加え、殺菌・消毒効果を備えた透明な薬用固形石鹸です。汚れや細菌から肌を保護できるほか、体臭やニキビの予防効果も期待できます。汗をかきやすい夏場にもぴったりです。

泡立ちがよく、肌をやさしく洗い上げられるのも魅力。約80gのたっぷりサイズで、家族みんなで使えます。比較的安い価格で購入でき、コスパを重視する方にもおすすめです。

常盤薬品工業 ノブ A アクネソープ

常盤薬品工業 ノブ A アクネソープ

思春期ニキビに悩んでいる方におすすめの薬用固形石鹸です。肌に必要なうるおいを守りながら、ニキビの原因にもなる余分な皮脂や汚れをすっきり落とせます。

有効成分に、肌荒れを抑える効果のあるグリチルリチン酸2Kを配合。整肌成分のオウバクエキスも含まれています。低刺激処方で、毎日の洗顔をやさしくサポートしてくれるアイテムです。

グラフィコ(GRAPHICO) フットメジ 薬用足石けん 爽快ミントの香り

グラフィコ(GRAPHICO) フットメジ 薬用足石けん 爽快ミントの香り

毎日の足のケアに適した固形石鹸です。Wの有効成分で、足の皮ふを洗浄・殺菌・消毒。気になる体臭を低減する効果が期待できます。炭と24種類のヒールクリンハーブを肌コンディショニング成分として配合。爽快なミントの香りで足裏の汚れをすっきりと洗い上げられます。

また、大きさと硬さの異なる3つのスクラブを配合しており、古い角質を除去してくれるのもポイント。足裏の汚れを軽減する効果が期待できます。

専用の角質ケアネットが付属。石鹸を入れてこするだけで、ニオイの原因になる古い角質をかき集めるように洗浄できます。気になる足のニオイにしっかりアプローチしたい方におすすめです。

マックス(MAX) 薬用柿渋石けん

マックス(MAX) 薬用柿渋石けん

気になる体臭ケアに着目した薬用固形石鹸です。保湿成分として伝統的な柿渋エキスを配合しているのが特徴。加えて殺菌成分「イソプロピルメチルフェノール」配合で、ニキビを抑制する効果が期待できます。

さわやかなペパーミントの香りですっきりと洗い上がるのも魅力。スポーツ後や入浴時など、さまざまなシーンで活躍するおすすめの固形石鹸です。

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固形石鹸でシャンプーするとはげるって本当?

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固形石鹸でシャンプーをするとはげるという説には科学的な根拠がなく、直接的な脱毛の原因とはならないようです。しかし、固形石鹸の使用方法や頭皮の状態によっては、髪の健康に影響を与える可能性があります。石鹸の特性を理解して適切に使用することが大切です。

固形石鹸は一般的にアルカリ性が強いため、頭皮の皮脂を過剰に落としてしまうことがあります。そのため、頭皮の乾燥や炎症を引き起こす可能性があり、結果として髪の健康状態に影響を与えることも。また、アルカリ成分が髪の繊維を傷めることで、切れ毛や抜け毛の原因になる可能性も指摘されています。

固形石鹸でシャンプーする際は、しっかり泡立て、十分にすすぐことが重要。また、シャンプー後に頭皮用の保湿ケアを行うと、洗いすぎによる乾燥リスクを軽減できます。肌質や髪質によって合う合わないがあるため、頭皮に異変を感じたら使用を見直しましょう。