湿気から大切なモノを守る「乾燥剤」。食品の保存から衣類のカビ防止、電子機器の湿気対策まで、幅広いシーンで活躍する便利アイテムです。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、乾燥剤のおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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乾燥剤とは?

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乾燥剤とは、空気中の水分を吸収して乾燥状態を維持する機能を持つ資材です。食品や衣類、精密機器など、さまざまなモノの品質保持や劣化防止に活用可能。湿気によるカビや錆び、変質を防ぐ効果があり、日常生活からビジネスまで幅広く利用されています。
乾燥剤は大きく分けて「物理吸着タイプ」と「化学反応タイプ」の2種類に分類できます。物理吸着タイプの代表格であるシリカゲルは多孔質構造で水分を効果的に吸着可能です。一方、化学反応タイプには生石灰があり、水分との化学反応を利用して吸湿するのが特徴です。
シリカゲルはA型とB型があり、A型は低湿度環境、B型は高湿度環境に適しています。シリカゲルには再利用できるモノがあるのがメリットです。
乾燥剤の選び方
用途に合うタイプを選ぼう
バッグ・靴・本などの小物用

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バッグ・靴・本などの小物用の乾燥剤には、シリカゲルタイプがおすすめです。粒状で扱いやすく、湿気をしっかり吸収しながら液漏れの心配が少ないのがメリット。バッグや靴、本などの小物は比較的小さな空間で使用するため、コンパクトなパック入りの製品が便利です。
使用環境の湿度や季節によって乾燥剤の効果の持続期間は変わります。色が変わるインジケーター付きの製品を選ぶと、交換時期が分かりやすくなるため便利。小物と一緒に密閉した状態で保管すると、より高い効果を得られるので、試してみてください。
クッキー・ペットフードなどの食品用

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食品用乾燥剤は、クッキーやペットフードの品質を湿気から守るために役立つアイテム。主にシリカゲルとシート状の2種類があり、それぞれ用途に合わせて選ぶことが大切です。
シリカゲルタイプの乾燥剤は一般的で扱いやすく、無臭で化学的に安定しているのが特徴です。食品保存に広く使われています。
シート状タイプの乾燥剤は、見た目を重視する場合に適しています。食品の下に敷くだけで湿気を効果的に吸収しやすいのがポイント。同封しても目立ちにくいため、贈答用のお菓子に入れるのにも向いています。
カメラ用

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カメラ用乾燥剤は、精密機器であるカメラを湿気から守るために重要なアイテムです。湿気はレンズの曇りやカビの発生、電子回路の故障の原因となります。特に高価なカメラやレンズを長期保管する際には、乾燥剤の使用がおすすめです。
カメラ用として適しているのは、吸湿力が高く安定したシリカゲルや酸化カルシウムを使用した乾燥剤です。特にカメラケースやドライボックスなど限られた空間では、小型でも高い吸湿効果を発揮する製品が適しています。
湿度インジケーター付きの製品を選ぶと、乾燥剤の交換時期が一目で分かるため便利です。
成分をチェック

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乾燥剤は成分によって吸湿性能や特徴が大きく異なるのがポイント。主な成分としてシリカゲル・塩化カルシウム・生石灰(酸化カルシウム)が挙げられます。
シリカゲルは食品包装によく使われ、化学的に安定しており、吸湿しても形状変化がないのが特徴。塩化カルシウムは高い吸湿性を持ち、湿気を吸収するとゼリー状になる性質があります。
生石灰は、高湿度では比較的はやく吸湿し、低湿度ではゆっくり吸湿するのが特徴。海苔やおかきなどの保存に使われる場合があります。
内容量をチェック

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乾燥剤は、さまざまな容量のモノを豊富にラインナップしています。自分が保管するモノの重量や容積に応じて選びましょう。
一般的な乾燥剤必要量の目安としては、保管するモノの重量の1/20〜1/25程度がおすすめ。たとえば、500gのクッキーを保存したいなら、20〜25gの乾燥剤が目安です。
ただし、乾燥剤の必要量は保管環境の湿度や気候によっても変わります。特に梅雨時期や湿度の高い場所では、通常より多めの量が必要になる場合もあるため、注意しましょう。自分が必要な量よりも少し多めの乾燥剤を選択するのもひとつの手です。
使用期限をチェック

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乾燥剤を効果的に使うには、使用期限を必ずチェックすることが大切です。シリカゲルや生石灰乾燥剤などの種類によって使用期限の目安が異なるため、パッケージに記載された情報を確認しましょう。適切な期間内に使用することで、湿気対策を効果的に行えます。
一般的にシリカゲルタイプの乾燥剤の使用期限は、吸湿によって粒の色が変化するまで。一方、生石灰タイプの乾燥剤は、環境状況によって変わるものの数か月程度が使用期限の目安です。使用期限が切れた乾燥剤は本来の機能を果たせないため、新しいモノと交換するのがおすすめです。
繰り返し使えると便利

繰り返し使用できる乾燥剤は、買い替える手間を軽減できるため便利。主にシリカゲルを使った乾燥剤に多いためチェックしましょう。
シリカゲルは物理的に水分を吸着するので、適切な方法で水分を放出させれば再利用できます。一方、生石灰など化学反応タイプの乾燥剤は、水分と化学反応を起こすため基本的に再利用はできません。長期的な使用を考えるなら、再生可能なシリカゲルタイプがおすすめです。
繰り返し使える乾燥剤は経済的で環境にもやさしいのが魅力。特に頻繁に使用する場所や、常時乾燥状態を保ちたい場所には、再利用可能なタイプがおすすめです。
なお、シリカゲルの再生方法には、オーブンや電子レンジで加熱させるなどのさまざまな方法があります。しかし、再生を繰り返すと徐々に吸湿力が低下する点には注意しましょう。
乾燥剤のおすすめ
新越化成工業 ドライナウ 食品用乾燥剤 シリカゲル
優れた吸湿力で食品をしっかり乾燥させる乾燥剤。シリカゲルを使用しており、湿気を効率よく吸収するため、保存食品の品質と風味を長く保ちます。5g入りが30個セットになっているので、さまざまな食品の保存に幅広く活用できます。
使用方法は、乾燥剤を容器に入れるだけ。密閉性の高い容器と併用すると効果的に湿気を防ぎます。海苔やクッキー、せんべい、パスタなどの保存に適しています。
ノンスメルドライ ポイっとシリカ
収納スペースの気になる湿気と臭いケアに役立つ乾燥剤。シリカゲルがすばやく湿気を吸収し、活性炭配合で気になるカビ臭や汗臭を脱臭する効果が期待できます。湿気を吸うと色が変化する「おとりかえサインビーズ」入りで、交換時期がひと目でわかるのも便利な特徴です。
コンパクトな20gサイズで靴箱やバッグ、引き出しなどさまざまな場所に設置可能。食品や電子製品、薬・サプリメントの収納にも安心して使えるため、大切なモノを湿気や臭いから守りたい方におすすめです。
坂本石灰工業所 シリカゲル乾燥剤 なんでも除湿シリカゲル
幅広い用途に対応する高性能シリカゲル乾燥剤です。海苔やせんべいなどの食品保存をはじめ、靴箱やタンス、押入れなど生活空間の湿気対策にも効果的。湿気によるカビや劣化を防ぎたい方におすすめの乾燥剤です。
青色のインジケーターがピンクに変わると効果が終了。使用期限を簡単に把握することが可能です。効果が終わった後でも、電子レンジで加熱すれば繰り返し使用できる点がメリットです。
Across シリカゲル 乾燥剤
優れた吸湿性能と視覚的に確認できる機能を備えた乾燥剤。A型シリカゲルを使用しており、高い湿度環境でも効果を発揮します。吸湿状態が一目で分かる、ブルーからピンクへの色変化機能付きです。
効き目がなくなっても電子レンジで加熱するだけで約5~6回の再利用が可能。食品保存や衣類収納、カメラなどの精密機器、大切な楽器類のカビ防止まで幅広く活躍するため、さまざまな湿気対策を求める方におすすめです。
コロンブス(Columbus) 靴を衛生的に保つ 活性炭入り乾燥剤
靴内部の湿気や嫌なニオイに効果的な乾燥剤。活性炭を配合しているのが特徴。雨や汗で濡れた靴をすばやく乾燥させるだけでなく、靴特有の不快な臭いを抑える効果が期待できます。
天日干しで吸水力が回復するため、繰り返し使用できるのがメリット。大切な靴を衛生的に保ちたい方や、靴の臭い対策アイテムを探している方におすすめです。
コッタ(cotta) シート乾燥剤 002231
湿気対策に便利なシート状の乾燥剤です。1枚のサイズは3×4cm。必要に応じてカットして使えるため、さまざまな形状の容器や狭い隙間にも対応します。100個入りでまとめ買いにもぴったりな製品です。
クッキーやせんべいなどのお菓子の包装に同封すれば、水分を効果的に吸収して品質を保ちます。シリカゲルよりも省スペースで使えるため、コンパクトな製品を探している方におすすめです。
キックスラップ(KicksWrap) Dryers
多孔質シリカゲルを採用したスニーカー専用の乾燥剤。表面にレーザーパンチ加工を施したクラフト紙でシリカゲルを包み、湿気・カビ・臭いに効果的に働きます。
スニーカーの箱やシューズボックス内に置くだけで簡単に使用できます。内容量は10g。10個入りなので、5足分のスニーカーに対応可能です。密閉空間で使用すると、より強い乾燥効果が期待できます。
豊田化工 ドライフラワー用 シリカゲル
ドライフラワー用の乾燥剤です。細かい粒子設計により、色鮮やかな状態を保ちながら乾燥できるのが特徴。初心者でも扱いやすいため、これからドライフラワー作りに挑戦する方にもおすすめです。
使い方は、容器に花を置いてシリカゲルをかぶせるだけ。一定期間保存すれば、美しいドライフラワーが完成します。吸湿したシリカゲルはフライパンで加熱すれば再利用できるため、経済的な点もポイントです。
豊田化工 ドライフード用乾燥剤

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ペットフードにおすすめのドライフード用乾燥剤。ドッグフードやキャットフードなどに使える乾燥剤を探している方にぴったりです。1個あたり20kgまでのドライフードに使えるのも魅力。本体には両面テープが搭載されているため、ドライフードの袋に貼り付けることも可能です。内容量は30gで、主原料にはシリカゲルを使っています。
ミナミガタ商事 石灰乾燥剤
高い吸湿力を持つ乾燥剤。酸化カルシウムを主原料としています。一般的な乾燥剤と異なり、吸湿した水分を化学反応で固定するため、湿気を再び放出しないのが特徴。食品や貴重品の保存に幅広く活躍し、おかき・海苔・干し椎茸などの乾燥食品の長期保存に役立ちます。
容量は20個入り。外装袋にはチャックが付いているので、開封後の保存に便利です。
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乾燥剤は用途によって選ぶべきタイプが異なります。シリカゲルは湿度調整に優れ、食品用には素材の安全性が重要なポイントです。また、繰り返し使える製品なら経済的でエコにもなります。目的に応じた適切な乾燥剤を選んで、大切なモノを湿気から効果的に守りましょう。