パソコン周辺機器において根強いファンがいる「トラックボールマウス」。国内市場を牽引しているのはロジクールで、2010年発売の初代機種(M570)以降、“使い慣れたら、もう普通のマウスには戻れない”との声がユーザーから挙がるほど、評判のアイテムです。

そもそもトラックボールマウスは本体を固定し、付属のボールでモニターのポインターを操作するモノ。見た目は通常のマウスと同様ながら、指でカーソルをコントロールするのが特長です。

そんな知る人ぞ知るトラックボールマウスの先駆者であるロジクールが7年ぶりに新製品「MX ERGO Advanced Wireless Trackball(MXTB1s)」をリリースしました。「MX ERGO」は、従来品からデザインを一新。新たな機能も追加し、操作性をさらに向上させたハイエンドモデルです。

握手からヒントを得た20度の傾斜

「MX ERGO」の特長は、通常の水平ポジションだけでなく、約20度の傾斜をつけた仕様にも変更できること。実際に手を置いてみると、まるでマウスと握手しているかのような感覚で、手首から腕にかけての負担を軽減するのを大幅にサポートしてくれます。

また、「MX ERGO」はロジクールの最上級シリーズ「MX」の名を冠し、これまで培ってきた技術とノウハウを継承。ボディの鋳型は熟練の職人の手で掘り起こされたものを元に成形されています。

もちろん、試作品を通じて人間の手にもっともフィットする形状を研究して開発に着手。さらなる手の馴染みと快適性を追求した結果、上位機種にふさわしい渾身のプロダクトデザインに仕上がってます。

ユーザーからの要望を反映した多機能マウス

なお、ボールの動きと連動してスムーズにカーソルを動かす機能「アドバンストラッキング」はワンタッチで切り替えが可能。さらに、カーソルの動きを遅くすることで、より繊細な操作ができる「プレシジョンモード」も便利です。

これらを活用することで、画面が広いディスプレイでも的確かつスピーディにカーソルを合わせることができ、写真のレタッチのような繊細な作業も瞬時の切り替えで快適に対応できます。

また、スクロールを快適に行えるティルト機能、WindowsとMac OSのマルチOSのサポート、複数の異なるPCの間でシームレスなファイルのやり取りが可能な「Logicool Flow」など、ユーザーのPC環境に配慮した機能も搭載。「MX ERGO」は、あらゆるパソコン操作をサポートしてくれる万能デバイスとしておすすめです。

ワイヤレスタイプながら充電も高速対応。1分の充電で約8時間利用することができます。なお、フル充電の場合は約4ヶ月の連続使用が可能。充電切れの心配はほとんどありません。

デザインから細部にわたる機能まで、徹底的にユーザー目線で開発された「MX ERGO」。トラックボールマウスに興味がある方はもちろん、もっとスマートにパソコンを使いたい方にも、ぜひ試していただきたいアイテムです。