CPUは、PCパーツのなかでも特に発熱量が多いパーツです。性能をフルで発揮させるためには、効率的な冷却が必要。冷却システムの代表格であるCPUクーラーの交換が有効です。

静音性の高いモノやデザイン性に優れたモノなど多くの製品があり、どれを選べばよいのか迷ってしまうことも。そこで今回は、おすすめのCPUクーラーをトップフロー・サイドフロー・水冷の3タイプに分けてご紹介します。

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CPUクーラーの種類

トップフロー型

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トップフロー型は、CPUに対して風を上から下に吹き付けるタイプ。CPUに向かって上から風を当てるので、周辺のメモリやグラフィックボード、チップセットなども同時に冷却できるのがメリットです。

また、全体的に高さの低い製品が多く、サイドフロー型と比べて場所を取らないため、小さいPCケースに取り付けられます。一方、マザーボード全体を覆ってしまうので、メンテナンス性が低いのがデメリットです。

サイドフロー型

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サイドフロー型は、CPUに対して前から後ろに風を吹き付けるタイプ。PCケース内のフロントファンからリアファンまでのエアフローが乱れないので、効率よく冷却を行えるのが特徴です。

サイドフロー型は、トップフロー型よりもメンテナンスをしやすいのがメリット。一方で製品の高さがあるため、ミドルタワーやミニタワーPCケースに収められないこともある点に注意が必要です。

水冷型

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水冷型は、冷却水が熱を吸収して冷却するタイプのCPUクーラーです。パーツは大まかに分けると、冷水ヘッド・チューブ・ラジエーターの3つ。ラジエーターにはファンが搭載されていますが、空冷型ほど強力である必要がないため、より高い静音性を実現します。

水冷ヘッド内の冷却水がCPUの熱を吸収し、チューブを通ってラジエーターまで移動。ラジエーターのファンが放熱を行い、冷えた冷却水が再び水冷ヘッドに戻る仕組みです。冷却水の量やラジエーターのサイズ、ファンの数などにより性能が変わります。

取り付け可能なPCケースの種類が比較的少なく、価格も高めではありますが、空冷型よりも冷却性能の高いモデルが多いのも特徴。負荷の多い作業をする方や高性能なプロセッサを使用している方におすすめです。

CPUクーラーのおすすめメーカー

サイズ(SCYTHE)

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CPUクーラーのメーカーとして知名度が高い「サイズ」。ロングセラーモデルである「虎徹」を製造していることで有名です。サイズのCPUクーラーは耐久性や静音性に優れ、ファン回転数が低くても充分な冷却性能を発揮します。

空冷型のCPUクーラーに関してはラインナップが豊富。コスパを重視したリーズナブルなモデルから、高性能プロセッサ用のモデルまで選べるのが魅力です。

クーラーマスター(Cooler Master)

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空冷型から水冷型まで幅広いラインナップを揃える「クーラーマスター」。トップフロー型・サイドフロー型・水冷型と、種類を問わず選べます。

空冷型の「MasterAir」シリーズや水冷型の「MasterLiquid Lite」シリーズなど、LEDライティング機能を搭載したモデルも人気。デザイン重視の方にもおすすめのメーカーです。

NZXT

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「NZXT」は、水冷型のCPUクーラーをメインに製造しています。冷却性能と静音性ともに高い評価を得ているメーカーです。

CPUに装着する「CPUヘッド」は丸型デザインが特徴で、シンプルなNZXTのロゴをあしらったスタイリッシュなデザインが人気。性能だけでなく、PCパーツの見た目にこだわる方にもおすすめです。

コルセア(Corsair)

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「コルセア」は、ポンプとCPUヘッドを一体化させた「簡易水冷型CPUクーラー」を豊富にラインナップ。コスパに優れたCPUクーラーが人気です。

搭載しているラジエーターはシングル・デュアル・トリプルとモデルによって異なり、PCケースのサイズやCPUのスペックに合わせて選択可能。水冷型CPUクーラーを初めて導入する方にもおすすめです。

CPUクーラーのおすすめモデル|トップフロー型

サイズ(SCYTHE) 超天 SCCT-1000

サイズ(SCYTHE) 超天 SCCT-1000 2018
AMDプロセッサーのソケットにも対応し、幅広いCPUに使用できる

サイズを代表するCPUクーラー「虎徹」のトップフロー版というコンセプトのもとに設計された製品。6mm径のヒートパイプを4本搭載しているのが特徴。冷却性能だけでなく、コスパにも優れたCPUクーラーです。ヒートパイプはニッケルメッキ処理が施されており、酸化を予防できます。

また、インテルだけでなくAMDプロセッサーのソケットに対応しているのもポイント。幅広いCPUに使用できます。

冷却ファンには「KAZE FLEX」を採用。静粛性が高いだけでなく、25℃の環境下でMTTFが12万時間と長寿命な点もおすすめです。

クーラーマスター(Cooler Master) STANDARD COOLER I50 RH-I50-20FK-R1

クーラーマスター(Cooler Master) STANDARD COOLER I50 RH-I50-20FK-R1 2019
コスパを重視する方におすすめのモデル

アルミ製のフィンによる優れた放熱効果が期待できるCPUクーラーです。ソケットの形状はインテルのLGA115XシリーズやLGA1200に対応。60mmのスリムなデザインが採用されており、コンパクトなPCケースにも収まりやすいのが魅力です。

92mmの冷却ファンは耐久性が高く長寿命。低ノイズながら、しっかりと冷却できる性能を備えています。また、比較的リーズナブルな価格で購入できるのも本製品のポイント。コスパを重視する場合にもおすすめのモデルです。

サーマルテイク(Thermaltake) TOUGHAIR 110 CPU Cooler CL-P073-AL12BL-A

サーマルテイク(Thermaltake) TOUGHAIR 110 CPU Cooler CL-P073-AL12BL-A 2021

冷却性能と静音性に優れたファンを搭載しているCPUクーラーです。最大2000rpmのパワフルな回転と多くの空気を取り込む非対称構造のフィンによってCPUを冷やし、安定した動作をサポートできます。

また、6mm径の銅製ヒートパイプを4本搭載しているのもポイント。冷却効率の高いダイレクトヒートパイプ方式が採用されています。

全高は114mmに抑えたトップフロー型の製品。小型のPCケースを使ったシステムに対応しやすいデザインもおすすめです。

サーマルテイク(Thermaltake) Gravity i3 CL-P094-AL09WT-A

サーマルテイク(Thermaltake) Gravity i3 CL-P094-AL09WT-A 2022

全高65.4mmの薄型設計が特徴的なCPUクーラーです。ソケットの形状はインテルのLGA1700に対応しています。

92mm径のファンは、7枚のブレードを搭載。CPUからアルミヒートシンクに伝わった熱を効率よく冷却できる設計です。マザーボードへの取り付けにはバックプレートとバネねじを使用。しっかりと固定できるので、ファンの回転による振動などが心配な場合にもおすすめです。

ID-COOLING CPUクーラー IS-55

ID-COOLING IS-55 2022

120mm角 PWM 4ピンファンを搭載しているおすすめのCPUクーラーです。直径6mmの純銅製ヒートパイプを5本備えており、冷却性能に優れているのが魅力。CPUと接する部分は全銅製で、効率のよい熱伝導を実現しています。

マザーボードとの固定にはバックプレートを使用。安定性が高く、しっかりと固定できます。また、インテルとAMDのソケット両方に対応しているのもポイント。幅広いCPUに対応しているので、PCパーツのアップグレードやカスタマイズを想定している場合にも便利です。

高さは55mmにデザインされており、スリムなPCケースにもマッチ。CPU周辺のパーツにも効率よく風を送れるトップフロー型の製品です。

PCCOOLER CPUクーラー GI-46U V2

PCCOOLER GI-46U V2 2022

120mm 青色LEDファンを搭載しているトップフロー型のおすすめCPUクーラーです。大型のファンを備えているにもかかわらず、高さは75mmと薄型の設計。ソケット形状もインテルとAMDの両方に対応しており、幅広いPCケースおよびCPUに使用できます。

また、焼結金属粉構造とニッケル加工を採用した直径6mm銅製ヒートパイプ×4本を搭載しているのもポイント。CPUに接する部分は銅が露出しており、熱伝導率にも優れています。

取り付けにはバックプレートを使用。マザーボードにしっかりと固定でき、安定して使用できる点も魅力です。

アイネックス(AINEX) CPUクーラー CC-06B

アイネックス(AINEX) CPUクーラー CC-06B 2018

青色LEDを搭載しているトップフロー型のCPUクーラーです。PCケースの側面から見た際に美しいライティングを楽しめるのが魅力。高さは62mmにデザインされており、比較的小型のPCケースに収まりやすいのもメリットです。

また、取り付け済みのスプリングネジとバックプレートで、マザーボードにしっかりと固定できるのもポイント。スムーズに設置できる点もおすすめです。

CPUが発する熱が放射状のアルミニウムヒートシンクに伝わり、PWMファンで適切な冷却を行える設計。最大ノイズレベルは20dBと低く、冷却ファンの騒音が気になる場合にも適しています。

シルバーストーン(SilverStone) Hydrogon H90 ARGB SST-HYH90-ARGB

シルバーストーン(SilverStone) Hydrogon H90 ARGB SST-HYH90-ARGB 2022

全高が約48mmと薄型で、Mini-ITXマザーボードや小型のケースなどに搭載できるトップフロー型のCPUクーラーです。92mmファンと4本の銅製ヒートパイプが用いられており、高い冷却性と放熱性を同時に実現しています。

ARGBライティング機能が備わっており、稼働している様子が視覚的に楽しめるのも魅力。マザーボード経由で、さまざまなカラーが表示できます。加えて、ARGBコントローラーからも制御が可能です。

IntelとAMD両方のプラットフォームに対応。取り付けも簡単に行えます。また、防振ゴムパッドが配されており、ノイズが発生しにくいのもポイント。静音性にも優れたおすすめモデルです。

サーマルライト(Thermalright) AXP90-X47 WHITE

サーマルライト(Thermalright) AXP90-X47 WHITE

高さ47mmのロープロファイル設計が特徴のトップフロー型CPUクーラーです。本製品は高さが抑えられており、小さなケースにもフィットしやすいモデル。最大風量は42.58CFMで、パーツを冷やすのに十分な風量を発生させられます。

ノイズは22.4dBAに抑えられており、静音性を求める方にもおすすめ。プラットフォームは、インテル LGA115x・1200や、AMD AM4などと幅広く対応します。

本体のカラーはホワイトを採用。ファンだけでなく、ヒートシンクもホワイトカラーで、白を基調としたPC環境を構築したい方に適しています。

CPUクーラーのおすすめモデル|サイドフロー型

サイズ(SCYTHE) KOTETSU MARK3 SCKTT-3000

サイズ(SCYTHE) KOTETSU MARK3 SCKTT-3000 2023

6mm径のヒートパイプ×4本と120mmのファンを搭載しているCPUクーラーです。形状の異なる2枚のフィンを組み合わせた構造が特徴。ファンの風を効率よく取り込み、PCケース内に高い効果が期待できるエアフローを生み出せます。

また、フィンの厚みが54mmと比較的スリムにデザインされているのもポイント。大型ヒートスプレッダを備えたメモリとの干渉を回避する設計です。

120mm PWMファンには、防振ラバーを搭載。ファン駆動時の振動をしっかりと吸収できる点もおすすめです。

サイズ(SCYTHE) MUGEN6 サイドフロー型CPUクーラー SCMG-6000

サイズ(SCYTHE) MUGEN6 サイドフロー型CPUクーラー SCMG-6000 2024

酸化防止のニッケルメッキが、表面に施されたヒートパイプが6本採用されているサイドフロー型のCPUクーラーです。表面積が大きく、ヒートパイプの熱が効率よく伝わるフィンも備わっています。

低回転から高回転まで、幅広い回転数で優れた冷却性を発揮するヒートシンク設計を採用。静音モードからオーバークロックまで、さまざまな状況に対応できます。

防振性に優れた120mmのシングルファンが採用されており、稼働音が気になりにくいのもポイント。また、メモリとの物理的干渉を回避するため、放熱フィンとファンマウントを後方に配置したデザインが採用されています。

全高が154.5mmと、低めに設計されているのも特徴。取り扱いやすく、幅広いケースと互換性があるおすすめモデルです。

クーラーマスター(Cooler Master) HYPER H412R RR-H412-20PK-R2

クーラーマスター(Cooler Master) HYPER H412R RR-H412-20PK-R2 2018

サイドフロー型ながら、高さ136.5mmと比較的コンパクトなサイズを実現しているCPUクーラーです。CPUに直で接する「ダイレクト コンタクト ヒートパイプ」を4本搭載しているのが特徴。CPUの熱を効率よく伝達できる点がおすすめです。

92mm PWMファンは、CPUの温度に合わせて回転数の調節が可能。高負荷時は高速回転し、負荷が軽い作業を行う場合は低速で静かに回転します。

取り付けには付属のバックプレートを使用。ソケットはインテルとAMDの両方に対応しています。

クーラーマスター(Cooler Master) MASTERAIR MA612 STEALTH CPU AIR COOLER MAP-T6PS-218PK-R1

クーラーマスター(Cooler Master) MASTERAIR MA612 STEALTH CPU AIR COOLER MAP-T6PS-218PK-R1 2021

6本のヒートパイプと、精密に設計されたヒートシンクが搭載されているサイドフロー型のCPUクーラーです。表面にニッケルメッキ加工が施された銅製の台座も備わっており、優れた放熱効率性と冷却性が備わっています。

風量と風圧のバランスがよいSickleFlow 120ファンを2基搭載。静音性も高く、動作音が気になるのを軽減します。また、全体がブラックで統一されたスタイリッシュな見た目で、上品さや高級感が演出できるのも魅力です。

機能性とデザイン性の両方に優れたおすすめモデルです。

サーマルテイク(Thermaltake) サイドフロー型CPUファン Contac 9 CL-P049-AL09BL-A

サーマルテイク(Thermaltake) サイドフロー型CPUファン Contac 9 CL-P049-AL09BL-A 2018

CPUと直接接触する「ダイレクトヒートパイプ方式」を採用しているCPUクーラーです。ヒートパイプが直接熱を吸収するため、スピーディーに冷却できるのがメリット。メモリやほかのパーツとの干渉を防ぐスリムなデザインなのもポイントです。

最大2500rpmのファン回転数を活かして、CPUの最大放熱量を表すTDPとしては高い140Wに対応する冷却性能を実現。一方で、静音性を向上させるハイドロリックベアリングにより、動作音が最大で30dBと静かなのも魅力です。

インテル「LGA1151」やAMD「AM4」など、多くのCPUソケットに適合する汎用性の高さも備えています。価格が安いので、コスパ重視でCPUクーラーを探している方におすすめのモデルです。

オウルテック(Owltech) PCCOOLER製 ヒートパイプダイレクトタッチ方式採用 ARGBコントローラー付属 TDP230W対応 高冷却CPUクーラー GI-D66A

オウルテック(Owltech) PCCOOLER製 ヒートパイプダイレクトタッチ方式採用 ARGBコントローラー付属 TDP230W対応 高冷却CPUクーラー GI-D66A 2020

トップパネルのロゴマークや冷却ファンが美しく光るCPUクーラーです。マザーボードのRGB Sync機能に対応しているのが特徴。自作PCのライティングを楽しみたい場合にもおすすめの製品です。

また、CPUクーラー単体でのライティングコントロールに対応しているのもメリット。付属のARGBコントローラーを使ったライティングの操作も可能です。

さらに、空気の流れを最適化するエアダクト構造を採用しているのもポイント。CPUの熱は、6本のヒートパイプを介してヒートシンクにスムーズに伝わります。

ID-COOLING CPUクーラー SE-914-XT-BASIC-V2

ID-COOLING CPUクーラー SE-914-XT-BASIC-V2 2022

高さが126mmにデザインされており、小さめのPCケースでも使いやすいCPUクーラーです。ソケットはインテルとAMDの両方に対応。幅広いCPUで使用できます。

また、CPUと直に接する6mm径ヒートパイプを4本搭載している点もおすすめ。効率よくCPUを冷却できる設計です。フィンはベース部分から後方にオフセットされており、メモリと干渉してしまうトラブルも予防できます。

92mm角 PWM 4ピンファンには、防振パッドが付属。ファンが回転する際の振動を抑え、静音性能の向上が見込める点もおすすめです。

サーマルライト(Thermalright) Assassin X 120R SE CPUエアクーラー

サーマルライト(Thermalright) Assassin X 120R SE CPUエアクーラー

多くのATX規格に対応する、薄型デザインのサイドフロー型CPUクーラーです。本体は、120mmサイズの冷却ファンと、高さを抑えたヒートシンクで構成。CPU周辺のパーツと干渉しにくく、配置しやすい設計です。

ファンの回転数は最大1550rpm。最大騒音は25.6dBAで、静音性に優れています。ヒートシンクは、直径6mmのヒートパイプを4つ配置。ヒートパイプとCPUがダイレクトに接触し、高い冷却効果が期待できます。

本体は、インテル LGA1700・1200・115X、AMD AM4・AM5の幅広いプラットフォームに対応しているのも魅力です。

PCCOOLER サイドフロー CPUクーラー K4-BK

PCCOOLER サイドフロー CPUクーラー K4-BK 2023

130mmの大口径ファンを採用したサイドフロー型のCPUクーラーです。「リバースタービンフィン」で、風量と静圧のパフォーマンスを向上しています。

また、本体の設置方向による影響を受けにくい「アンチグラビティヒートパイプ」を採用しているのも特徴です。

ソケットは、インテルのLGA1700・1200・115X、AMDのAM4・AM5に対応。本体のノイズは18~29dBAです。

PCCOOLER CPS RZ400 V2 CPU Air Cooler RZ400V2

PCCOOLER CPS RZ400 V2 CPU Air Cooler RZ400V2 2024

コストパフォーマンスに優れたCPUクーラーです。本製品は、コストを抑えてサイドフロー型のCPUクーラーを購入したい方におすすめのモデル。ブラックを基調としたシンプルなカラーで、幅広いパーツとマッチします。

本体は「アンチグラビティヒートパイプ」を採用。平置きや縦置きなど、PCの設置方向による影響を受けにくい設計で、安定した冷却パフォーマンスを発揮します。また、振動減衰パッドにより、風量と音のバランスに優れているのも特徴。騒音が少なく、快適性に優れています。

ソケットは、インテル LGA1700、AM5「RYZEN」などの新しい規格に対応しているのもポイントです。

CPUクーラーのおすすめモデル|水冷型

クーラーマスター(Cooler Master) MasterLiquid ML240L CORE ARGB

クーラーマスター(Cooler Master) MasterLiquid ML240L CORE ARGB 2023

「デュアルチャンバーポンプ」を採用した水冷式のCPUクーラーです。的確に熱を吸収する銅製ベースもポイント。放熱性をアップできるラジエーターのフィン設計も特徴です。

CPUソケットはインテルとAMDの両方に対応し、取り付けも簡単。水冷式のなかでは安価な製品なので、自作PC初心者や初めて水冷式を使う方におすすめです。

シンプルでミニマルなデザインを採用しているのも魅力。落ち着いた外見のCPUクーラーを探している方はチェックしてみてください。

クーラーマスター(Cooler Master) MASTERLIQUID 120L MLW-D12M-A17PK-R1

クーラーマスター(Cooler Master) MASTERLIQUID 120L MLW-D12M-A17PK-R1 2023

LED非搭載の水冷型を採用したい方におすすめのCPUクーラーです。全体がブラックベースのシンプルなデザインを採用。落ち着きのあるカラーで、幅広いパーツ構成に合わせやすい設計です。

ファンのサイズは120mmを採用。ポンプは、ヒートスポットから効率よく熱を吸収する銅製ベースと水流のブーストにより、優れた冷却性能が期待できます。ラジエーターのフィンは、表面積を広くすることで、高い放熱性を発揮します。

また、本体には優れた熱伝導率を有する高性能サーマルグリス「CryoFuze」を付属しているのもおすすめポイントです。

NZXT Kraken 240 RL-KN240-B1

NZXT Kraken 240 RL-KN240-B1 2023

1.54インチの液晶ディスプレイを搭載した丸型のポンプヘッドが採用されているCPUクーラーです。「NZXT CAM」と呼ばれるソフトを介して、システムの情報や画像を表示できるのが特徴。ポンプヘッドの設置位置に合わせて、画面の向きも調節できます。

ラジエーターには、「Kraken 240」を2基搭載。流体動圧軸受が採用されており、冷却性能と静音性を両立できるのも魅力です。また、強化ナイロン編組スリーブのチューブを備えているのもポイント。耐久性が高く、安心して使用できる点もおすすめです。

NZXT KRAKEN Elite RGB 240 RL-KR24E-B1

NZXT KRAKEN Elite RGB 240 RL-KR24E-B1 2023

彩りのあるゲーミング空間を演出したい方におすすめのCPUクーラーです。RGBファンを2基搭載しているほか、240mmラジエーター搭載の水冷クーラーで、高い冷却効果が期待できます。

また、2.36インチの広視野角液晶ディスプレイを搭載しているのも特徴。専用アプリ「NZXT CAM」を使って、システム情報やアニメーションGIFなどを表示できます。オーディオビジュアライザーの表示といった、ゲーム環境に合わせたカスタマイズも可能です。

チューブには強化ナイロン編組スリーブを採用しており、耐久性を向上。取り付けは、1本のブレイクアウトケーブルで簡単に行えます。ソケットは、付属のブラケットにより、インテル LGA1700やAMD AM5など、幅広く対応可能です。

コルセア(Corsair) iCUE H115i RGB ELITE Liquid CPU Cooler CW-9060059-WW

コルセア(Corsair) iCUE H115i RGB ELITE Liquid CPU Cooler CW-9060059-WW 2022

16個のRGB LEDを搭載しているCPUクーラーです。「CORSAIR iCUE ソフトウェア」を利用したライティングエフェクトのカスタマイズが可能。ファンやポンプのスピード調節に加え、CPUや冷却水の温度チェックなどもソフトを通じて行えます。

280mmのラジエーターには、140mmの「CORSAIR AF ELITE Series ファン」を2基搭載。強力なエアフローを生み出す「AirGuide テクノロジー」が採用されている点もおすすめです。

エイスース(ASUS) ROG RYUO III 360 ARGB

エイスース(ASUS) ROG RYUO III 360 ARGB 2023

ポンプヘッド部に「AniMe Matrixディスプレイ」を搭載しているCPUクーラーです。10種類のアニメーションを画面に表示できるのが特徴。Pixel Editorを使って、オリジナルのアニメーションを作成することも可能です。

ラジエーターに3基搭載されている「ROG AF 12S ARGB FAN」は、美しいARGBイルミネーションを楽しめる設計。冷却性能や静音性に優れている点もおすすめです。

エムエスアイ(MSI) MAG CORELIQUID 240R V2

エムエスアイ(MSI) MAG CORELIQUID 240R V2 2022

ラジエーター内の流路を分割し、効率のよい冷却を実現しているCPUクーラーです。240mmのラジエーターには、騒音レベルの低い「MAG CORELIQUID 240R V2」を2基搭載。冷却ファンの音が気になる場合にもおすすめです。

ラジエーターに内蔵されているポンプ部分には、耐久性に優れた三部構造のモーターを採用。長期間使用できる点もメリットです。

水冷ブロック部分は、270°まで回転が可能。表示されるドラゴンのエンブレムを正しい向きで取り付けできる設計です。

オウルテック(Owltech) 水冷CPUクーラー OWL-LCS360ARGBL

オウルテック(Owltech) 水冷CPUクーラー OWL-LCS360ARGBL 2024

直径52mmのIPSディスプレイが搭載されている水冷型のCPUクーラーです。温度やファンの回転数といった情報はもちろん、好みの画像や動画も表示できます。加えて、専用のソフトから情報の確認や操作が行えるのも特徴です。

銅製のベースプレートやアルミニウム製のラジエーターなどが搭載されており、放熱性や冷却性の高さも良好。また、付属のコントローラーからライティングが行えるRGB機能も備わっています。見た目が鮮やかで、使い勝手のよいおすすめモデルです。

ProArtist CPUクーラー GRATIFY AIO5

ProArtist GRATIFY AIO5 2023

マルチソケットに対応している水冷型のCPUクーラーです。インテルだけでなくAMDのソケット形状に対応できるのが特徴。幅広いCPUを冷却できるクーラーです。

また、ProArtistが自社開発したヘッドユニットを搭載しているのもポイント。パワフルな冷却性能を備えているのが魅力です。

ヘッド部分には水温をデジタル表示可能。PCケースのサイドから簡単に温度チェックできる点もおすすめです。

DEEPCOOL 360mm 簡易水冷 CPU クーラー LT720 R-LT720-BKAMNF-G-1

DEEPCOOL 360mm 簡易水冷 CPU クーラー LT720 R-LT720-BKAMNF-G-1 2022

360mmのラジエーターを採用している簡易水冷型のCPUクーラーです。水流を最適化するマイクロ流路設計や固定銅ベース、三相駆動モーターなどが搭載されており、優れた冷却性能が期待できます。

冷却ファンには、「DeepCool FK120」を採用。頑丈なフレームと流体動的ベアリングを備えており、長期間安定して動作する設計です。

また、サポートされているRGBのソフトやマザーボードと同期して、ライティングをカスタマイズできるのもポイント。美しい照明効果を楽しめる点もおすすめです。

DEEPCOOL LS720 R-LS720-BKAMNT-G-1

DEEPCOOL LS720 R-LS720-BKAMNT-G-1 2022

高性能なウォーターポンプを搭載しているCPUクーラーです。冷却液の流れを最適化するマイクロチャネル設計やパワフルな三相駆動モーター、銅のベースなどを採用しているのが特徴。冷却性能を重視する場合にもおすすめです。

360mmラジエーターには、「FC120 A-RGB PWM ファン」を3基搭載。静音性が高く、パソコン作業に集中したい場合にも便利です。

ウォーターポンプ部分には、「インフィニティミラーポンプフェイスデザイン」を採用。ロゴマークや光のループなどを表示できる点もおすすめです。

サーマルライト(Thermalright) Frozen Notte 240 WHITE ARGB

サーマルライト(Thermalright) Frozen Notte 240 WHITE ARGB

2基のファンを搭載したデザイン性の高い水冷型CPUクーラーです。本体は、ARGBファンを搭載。加えて、鏡面仕様のアルミ合金製カバーや、高強度アクリル製トップカバーを採用した、おしゃれなデザインに仕上げられています。

水冷ヘッドの寿命は最大4万時間に対応。回転数は最大5300rpm±10%と優れており、長時間高い冷却効果を発揮します。騒音は最大27.7dBAで、快適にPCを操作可能。取り付けは、インテル LGA 115X・1200・1700や、AMD AM4・AM5など、幅広く対応します。

ARCTIC Liquid Freezer III 280 ACFRE00135A

ARCTIC Liquid Freezer III 280 ACFRE00135A 2024

取り付けが簡単な水冷型CPUクーラー。本体はプッシュ構成のラジエーターファンがあらかじめ取り付けられた設計で、すぐに使用が可能です。プラットフォームは、インテル LGA1700、AMD AM4・AM5に対応します。

ファンケーブルは、チューブのナイロンメッシュに組み込まれており、マザーボードに接続するケーブルが1本のみで済みます。3つの接続コネクターを有するスプリッターケーブルを使えば、ポンプ・VRMファン・ラジエーターファンをそれぞれ独立して制御も可能です。

VRMファンは、静音性が高く強力な冷却効果を発揮。厚さ38mmのラジエーターにより、冷却性能が向上し、熱を放出しやすいのも特徴です。本体は、高性能なサーマルペーストの「MX-6」を付属しています。

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CPUクーラーの選び方

冷却性能をチェック

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冷却性能はCPUクーラーを選ぶうえで非常に大切。CPUの寿命にも直接関わってきます。空冷型の場合は、ヒートシンクを大きくすることにより効率よく熱を吸収。ファンに関しては大口径化のほか、数を増やすのも効果的です。

水冷型の場合はラジエーターの大型化に加え、空冷型と同じくファンを複数搭載することで冷却性能の向上を図れます。

静音性をチェック

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CPUクーラーの性能において、冷却に次いで重要な静音性能。単純にファンが回転する音を抑えたモデルや、ファンの回転数をカスタマイズすることで静音性を高めるモデルがあります。音の大きさは、「dB(デシベル)」の数値が低いほど静か。最大数値が20~30dB程度であれば、あまり気にならないレベルといえます。

ファンの回転数は「rpm」といった単位で表記。1分間にファンが回転する回数を表しているので、rpm数値が大きいほど冷却性能とともに音の大きさも上がります。

基本的には冷却性能と動作音は比例するので、ファンの回転数をコントロールして音を抑えるモデルがおすすめ。より高度なカスタマイズを求める方は、CPUや冷却水の温度をモニタリングできるソフトを使用し、適した環境を構築してみてください。

固定方法をチェック

By: amazon.co.jp

CPUクーラーの取り付け方法には、いくつかの種類があります。CPUクーラーとプレートでマザーボードを挟んで固定する「バックプレート式」は、工具を必要とするため脱着時に手間がかかりますが、しっかりとした固定が可能です。

「プッシュピン式」は、CPUクーラーに付いているピンを押し込んで固定するだけで簡単に取り付け可能。そのほかにも、ネジで固定するタイプやクリップレバーで固定するタイプなどがあります。バックプレート式以外は工具が不要。ピンなどのパーツが破損しやすいリスクを考慮しつつ、自分に合ったモノを選ぶのがおすすめです。

また、CPUソケットのタイプによっては、CPUクーラーの形状やピンの位置が異なります。マザーボードのスペックにあるCPUソケットタイプをチェックし、対応するモデルを選んでみてください。

MTTF(平均故障間隔)をチェック

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CPUクーラーを長持ちさせたい場合は、MTTFをチェックするのが大切です。MTTFは、CPUクーラーが故障するまでの平均時間を示す数値。いわゆる製品寿命で、数値が高いほど長く安全に製品を使えます。

空冷型と水冷型では、一般的に空冷型のほうが長寿命。水冷型の場合はポンプの寿命がファンよりも短いため、数年程度で交換になります。一方、空冷型のMTTFは5~20万時間と幅広く、長寿命モデルであれば10年以上使用可能です。

MTTFの数値が大きい製品は価格も高くなる傾向にありますが、自作PCの場合、CPUクーラーはCPUやマザーボードを買い替えても使用できるため、長い目で見るとおすすめ。予算に余裕がある場合は、MTTFも重視してみてください。

ケースサイズやマザーボードに合ったモノを選ぼう

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CPUクーラーは、性能が高くなるほどファンの数が増え、冷却機構が大きくなる傾向にあります。すでに使用しているPCケースやマザーボードがある場合は、対応可能なサイズの製品を選ぶのが大切です。

水冷型のCPUクーラーには、横幅が360mm以上の大型モデルも存在します。PCケースには設置できるCPUクーラーのサイズや数が記載されているため、事前に確認しておきましょう。

また、CPUクーラーは取り付けできるCPUソケットが決まっています。インテル・AMDのどちらか一方にしか対応しないケースもあるため注意が必要。これから自作PCを組む場合は、性能に応じたCPUクーラーが入るPCケースやマザーボードを選ぶのがおすすめです。